しわの種類について その①
シワの種類 (厳密な意味での分類ではありません。)
- 表皮のシワ 小ジワ、ちりめんジワ
皮膚の乾燥による肌のキメ(皮野)の乱れで出来たものです。複数の細かいシワが出来ます。
場所は目尻や口元など、皮膚自体が薄く、動かす皮膚に出来ます。
このような表層のシワは、トリニティ(イーロスプラス)、サーマクールFLXで取り除いていくことが可能です。どちらを選ぶのかについては、表皮のシワ以外の以下のシワやたるみもあるのかどうか、シミもあるのかどうかで判断します。また、上記治療と併せて、保湿剤やサプリを併用することが効果的です。
- 真皮のシワ
光老化で生じる真皮浅層の膠原線維(コラーゲンなど)が減少した結果配列が変化して出来たものです。
目の下、口周りにできやすいです。たるみをきっかけとしてできるため、広く現れます。
いわゆる、ほうれい線、マリオネットライン、ティアトラフなどです。
ボトックス、ヒアルロン酸(またはBNLS)、サーマクールを使用します。眉間や目尻の表情ジワに限局したものであればボトックス(時にはヒアルロン酸併用)が効果的ですし、目尻のシワと頬のタルミが併存し、ほうれい線が深くなってしまったものに対してはサーマクールかウルセラの併用をオススメしています。
- 深いシワ、表情じわ
表情筋の動きで皮膚にクセ(折れ目)が付いたものです。
場所は、額、眉間、目尻、下眼瞼(涙袋下縁)、ほうれい線、マリオネットライン、ティアトラフ等の真皮シワにたるみが加わり、より深いシワとなります。
眉間にも出現するものでは、シワとして認識されなくても、感情表現の一助にはなっていますが、普段から残ってしまっているものに対しては治療が必要と思います。
原因となる表情筋の動きをボトックスでブロック、たるみをウルセラ(またはサーマクール)で取り除きます。
局所的なシワであればヒアルロン酸注入を用います。