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しわの種類について その②

しわの種類についてのブログ、第二回目。後編になります。

顔面のより深部にある顔面骨や表情筋、

顔面の構造(深い順に)
1. 顔面骨
2. 表情筋
3. 皮下脂肪、soof
4. 皮膚

1. 顔面骨の変化によるしわ

加齢に伴う顔面骨の変化

 

        

 

鼻腔を取り囲む骨が萎縮し、結果的に正面から見た鼻のエリアが大きくなります。

 

眉間の骨の角度がシャープになることにより、上まぶたのたるみがいっそう強まります。
頬の骨の角度が低下することも、頬のコケを生じさせたり、ほうれい線を悪化させたりする。
●鼻の骨の面積が増加することにより、鼻の加齢が促進される。

 

 

矢印の位置は萎縮する領域、矢印の太さは萎縮量の大きさを示します。
この結果は顔面の軟部組織(皮下脂肪や皮膚)には下図の青矢印のように、

 

額の横ジワ、下眼瞼のクマ、目尻の下垂、ほうれい線やマリオネットライン、下顎角(エラ)として現れます。
上記の図は、判りやすくするために、加齢が進んだ状態を若い頃と比較していますが、このような傾向は30代頃から出現していますね。
軽度から中等度の変化であれば、ヒアルロン酸注射により修正と予防が可能です。

2. 表情筋
「表情筋」と呼ばれる顔面の筋肉は顔面の皮膚(時には隣接する表情筋)に付着しています。筋は一般には骨と骨を連結しますが、表情筋の多くは支持靭帯を介して骨に付着しているため、靭帯が緩むと筋肉の動きも緩んでしまい、たるみを作ることに加担してしまいます。

 

表情筋は以下のようなシワが作られることに関与しています。
前頭筋: 額の横ジワ
眼輪筋: 目尻のシワ
皺眉筋: 眉間の縦シワ
鼻根筋: 鼻背の横ジワ
大小頬骨筋: ほうれい線
口輪筋: 唇周りの放射状のシワ
下唇下制筋: 「への字口」
広頸筋: 頚部の縦シワ

このようなシワに対しては、ボトックス注射(あるいはヒアルロン酸注入)による治療が効果的です。

3. 支持靭帯(皮下脂肪組織)の変化
皮下脂肪組織を取り囲む支持靭帯には、表情筋より浅いところにある浅層支持靭帯と深いところにある深層支持靭帯とがあります。
浅層には、内側頬部脂肪体、鼻唇(ほうれい線)部脂肪体、顎部脂肪体などがあります。この浅層脂肪を包む支持靭帯は加齢により萎縮したり、たるんだりすることが知られています。

 

皮下脂肪の層の下に眼輪筋等の表情筋があり、更にその下に深部の脂肪があります。SOOFは、加齢による変化は少ないとされていますが、より浅層の脂肪支持組織がたるむため、加齢によりたるんでくることが知られています。

 

顔面の広い範囲でのたるみに対してウルセラ(HiFu)が効果的です。
また、各部のたるみを個別に対処するにはヒアルロン酸の深部注入が有効です。

(岩城佳津美、BEAUTY #14, Vol.3, No.1, 2020より引用)

 

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