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これで安心!カナグルを服用する時に気をつけたい5つのポイントとは

カナグル 服用

メディカルダイエットの1つとして、人気が高まっているSGLT2阻害薬。

その中でも、糖尿病の治療薬として使用されているカナグルは、体内の糖の吸収を抑える仕組みを応用しダイエットとして取り入れることで、脂肪や体重減少を目指せます。

カナグルは、治療薬として使用される安全な薬ではありますが、用量や服用方法をしっかり守って使用する必要があります。

この記事では、カナグルの服用方法を中心に、カナグルの効果や服用する上で気をつけたいポイントなどを、細かく解説していきます。

カナグルはどんな薬?

カナグル 服用

カナグルとは、体内の糖を尿と一緒に体外に排出し血糖値を下げる効果がある、SGLT2阻害薬の1つです。

通常、血液中にある糖は腎臓で濾(こ)され尿細管で再び吸収されますが、カナグルを服用するとこの再吸収を阻害できます。

糖は、人の体にとって動いたり考えたりする時に使われるエネルギーとして消費される成分ですが、必要以上に摂取してしまうとエネルギーとして使用しきれず、余った糖は中性脂肪へ変化し太る原因に繋がります。

そのため、本来は糖尿病治療薬として使用されているカナグルですが、糖の吸収を抑えられる効果があるため、近年はダイエット治療にも用いられ、徹底した食事制限や過度な運動をせずに痩せられると人気が高まっています。

カナグルの効果

カナグルを使用したダイエットにおける主な効果は、体重やむくみの減少です。

カナグルを服用すると、カロリー換算で1日に約240kcal〜400kcalの糖が尿と一緒に排出されると言われており、茶碗1杯〜2杯分のカロリーに相当します。

薬を服用するだけで余分な糖の吸収を抑えられるので、他のダイエット方法よりも気軽に始められます。

また、最近では、カナグルが腎臓病や心不全のリスク低下、心血管イベント二次予防効果といった、合併症を予防する効果も報告されています。

カナグルでのダイエットが向いている人

カナグルは、下記のような方におすすめのダイエット方法です。

  • 徹底した食事制限をしたくない方
  • ジムなどで継続的に運動をするのが苦手な方
  • 自然に体重を落としたい方
  • ダイエットを失敗した経験がある方

カナグルは、薬を服用することで脂肪の原因となる余分な糖の吸収を抑えられるので、極端な食事制限や激しい運動を継続する必要がありません。

脂肪の原因となる体内の糖に直接働きかけるダイエットなので、今までカロリーを気にした食事や、ランニングや筋トレといった運動でカロリー消費を目指すダイエットなど、他のダイエット方法で効果がなかった方にもおすすめです。

また、服用を初めてすぐに一気に体重が落ちるわけではなく、自然に体重が落ちていくので、周りにダイエットをしていることがバレたくない方にも挑戦しやすいでしょう。

カナグルの服用方法

カナグル 服用

カナグルの服用方法はとても簡単で、基本的に、1日1回1錠、朝食前もしくは朝食後に服用します。

カナグルは、服用してすぐに効果が出るものではなく、長期的に服用を継続することでダイエット効果が期待できます。

薬を1日1回決まった時間に服用するだけなので、とても簡単ではありますが、体内の糖の吸収に働きかける薬を使用するので、医師の指導を受けて用法や用量、飲むタイミングなどを守って服用する必要があります。

指定された時間に飲み忘れてしまった場合は、次の服用するタイミングまでカナグルは飲まず、服用し忘れたからといって2錠飲んだり、勝手に時間をずらして飲んだりすることは絶対にしてはいけません。

万が一、2錠飲んでしまったなど、服用上のルールを守れなかった場合は、処方してもらっている医師に必ず相談しましょう。

最近は、カナグルを含めた内服薬を使用したメディカルダイエットの人気が高まっているので、個人輸入してネットで販売しているケースも見受けられますが、カナグルは医師の処方がないと服用できません。

カナグルは、副作用が出る可能性や、他に飲んでいる薬との飲み合わせの関係で服用できない場合などもあるため、ご自身の判断で服用を始めるのはとても危険です。

必ず、医師の診察を受けた上で、ご自身の体の状態に合わせた用量や用法を守り服用しましょう。

また、医師の指導にもよりますが、服用し続けると効果が出にくくなる場合があるので、約3ヶ月服用したら服用を休止する場合もあります。

カナグルの服用をやめたからといって必ずリバウンドするわけではありませんが、服用しているときと比べて糖が吸収されやすくはなるので、暴飲暴食には気をつけましょう。

カナグル服用で気をつける5つのポイント

カナグル 服用

カナグルを服用する上で、気をつけなければならないポイントが5つあります。

低血糖症状

カナグルは糖の吸収を抑える働きを持っているので、糖の摂取量がもともと少ない方に使用すると、エネルギーとして使用する以上に糖が排出されるので、低血糖症状が出る可能性があります。

低血糖になると、下記のような症状が現れる可能性があります。

  • 震え
  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸
  • 意識障害

カナグルでのダイエットを始めたい場合は、ご自身の体の状態にカナグルが合っているか確認することで、低血糖になるリスクを下げられるので、医師による診察を受けてから服用を始めるのが安心です。

しかし、服用を始めてから、手足の震えや冷や汗がでるなど低血糖が疑われる症状が出た場合は、すぐに処方してもらっている医師に相談をしてから、服用を継続するか判断しましょう。

脱水症状

カナグルは、体内の糖を尿と一緒に排出するので、服用を始めるとトイレが近くなります。

そのため、体内の水分量が減少しやすく、めまいや疲れやすい、立ちくらみといった脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

カナグルを服用しているときは、こまめな水分補給を心がけて、脱水症状が起こらないように注意しましょう。

服用できない場合がある

カナグルは下記の内容に該当する場合、服用できない可能性があります。

  • カナグルに過敏症の既往歴がある
  • カナグルと併用できない常用薬を使用している
  • 糖尿病の治療中である
  • 中等症以上の心臓、腎臓、肝臓、膵臓、高血圧疾患がある
  • 膣カンジタなどの性器感染や尿路感染がある
  • 大きな外傷がある
  • 授乳中や妊娠中、妊娠している可能性がある
  • 小児や高齢の方

カナグルは内服薬なので、現在飲んでいる常用薬がある場合は、カナグルと一緒に飲むことで効果が出にくくなるだけではなく、お互いの作用に悪影響が出る可能性があるので、常用薬がある場合は必ず医師に申告する必要があります。

服用を始めると、便秘や腹痛、食欲減退、口渇、倦怠感などの症状が出る場合があり、稀に、腎盂腎炎やケトアシドーシスを起こす可能性があります。

服用を始めてから何かしらの症状が出たり、気になる点が合ったりするときには、早めに医師に相談をしましょう。

自費診療である

カナグルは、糖尿病などの治療で使用される場合は保険適応になりますが、ダイエットで用いられる場合は自費診療になります。

カナグルはクリニックによって異なりますが、費用の相場は30日あたり約10,000円〜20,000円で処方が可能です。

基本的に、カナグルは数ヶ月継続して服用しなければならないので、1回の継続期間を3ヶ月とすると、4万円前後かかる計算になります。

その他に診察料や採血などの検査代などが追加で発生する場合もあるので、ご自身の予算が決まっている場合は、総額でどのくらいかかるか確認してから治療を始めると安心です。

体重増加に気をつける

カナグルを服用すると1日あたり約240kcal〜400kcal相当の糖を尿とともに排出しますが、それ以上の糖を摂取してしまうとカナグルを服用していても体重が増えてしまう可能性があります。

カナグルでのダイエットは、食事制限を徹底したり激しい運動したりする必要はありませんが、暴飲暴食や糖を過剰に摂取しすぎる食事を続けると、カナグルでの糖の吸収が追いつかず、結局余分な糖が体に再吸収されてしまいます。

カナグルを服用していても、健康的な食生活を心がければ、服用中はもちろん、カナグルを休止する期間にもリバウンドしづらい体を作ることができます。

まとめ

今回は、カナグルについて詳しく解説をしましたが、いかがでしたか?

カナグルは、服用するだけで、体の中の糖の吸収を抑えられるので、食べることが大好きな方や運動が苦手な方でも無理をせずに痩せられるダイエット方法です。

糖尿病などの治療薬として使用されているので、ダイエットとしてカナグルを用いる場合も用法と用量をしっかりと守れば、安全に服用することが可能です。

しかし、どのような薬や治療にもありますが、カナグルにも副作用が出る可能性はあるので、気になることがあればすぐに医師に相談しましょう。

 

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