ハイフ×サーマクールを併用するメリットと注意点を紹介
年齢とともに気になってくるたるみや小じわ。「少し前までは気にならなかったのに」「あの頃の肌に戻りたい」とお悩みの方は多いです。
今どきのオトナ女子は、これまで年齢のせいとして諦められてきたシミやたるみ、シワを「切らない美容医療」で解決しているのをご存知ですか?近年、美容医療が身近なものになり、普段のスキンケアにプラスするスペシャルケアとして美容クリニックへ通う方も増えています。
その中でも「ハイフ」と「サーマクール」は、メスを使用しないのにしっかりと効果を実感できる施術として非常に人気です。切らないたるみ治療の2大巨塔ともいわれており、それぞれに素晴らしい特徴があります。
しかもこの2つの施術は併用も可能で、たるみが深刻な方にもおすすめです。現在行われている切らないたるみ治療の中では、非常によい結果を得られるとされています。
この記事では、ハイフとサーマクールのそれぞれの特徴と併用するメリット、併用する際の注意点についてご紹介します。切らないたるみ治療を検討されている方や、ハイフとサーマクールを併用した施術に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
【ハイフ×サーマクール】それぞれの特徴は?
現在、切らないたるみ治療器にはさまざまなものがありますが、その中でも非常に効果を実感できるとされているのが、ハイフとサーマクールです。この2つのたるみ治療器は与えるエネルギーの種類や照射深度なども違い、それぞれに魅力があります。
ここではまず、ハイフとサーマクールのそれぞれの特徴についてご紹介します。
ハイフ
ハイフとは、超音波エネルギーを一点に集中的に照射することで対象部位に熱変性を生じさせる施術です。もともとは前立腺肥大の治療に使われていましたが、現在ではその技術を応用し、肌にさまざまな美容効果をもたらす美容医療として使用されています。
以下は、ハイフがもたらす美容効果です。
- たるみ、小じわの改善
- 美肌効果
- 小顔効果
- 肌質改善効果
- 二重顎解消
顔のたるみを解消するリフトアップ効果はもちろん、コラーゲンが増生されることによる美肌効果やコラーゲンの活性化による肌質改善効果なども得られます。
ハイフのもっとも特筆すべき特徴は、皮膚の1番深い部分にあるSMAS筋膜に作用させられる点です。これまで外科的手術でしか治療できなかったSMAS筋膜に直接作用し引き上げられるのは、たるみ治療器でもハイフのみです。
ハイフの効果は施術後1ヶ月後くらいから感じられ、3ヶ月から半年くらいでピークを迎えます。効果持続期間は、半年から1年間程度といわれているため、半年程度経った時点で次の施術を受けるのがおすすめです。
サーマクール
サーマクールとは、高周波エネルギーを肌の内部に照射して熱変性を生じさせるたるみ治療器です。真皮深層内のコラーゲンを収縮させることで、真皮層から脂肪層の広い範囲を引き締められます。
以下は、サーマクールの施術で得られる美容効果です。
- たるみや小じわの改善
- 小顔効果
- 肌の引き締め効果
- ニキビ改善
- 毛穴の開き改善
サーマクールは、即効性の高さと持続性を持ち合わせたたるみ治療器です。
電子レンジで温めた食べ物は、お皿はそれほど熱くならずに食べ物の中心から熱せられます。これと同様に、サーマクールも皮膚の内側にだけ軽い火傷を負わせて組織を収縮させる仕組みです。
施術直後から皮膚の引き締まり感を得られるだけでなく、効果は1ヶ月から2ヶ月程度かけて徐々に高まっていきます。半年後くらいから効果がゆっくりと薄れていき、1年くらいでもとの状態に戻るといわれています。
ハイフとサーマクールの違い
以下は、ハイフとサーマクールの違いを表にまとめたものです。
ハイフ | サーマクール | |
エネルギーが届く肌の層 | 肌のもっとも深くにあるSMAS筋膜 | 真皮層から脂肪層 |
効果 | ・たるみ、小じわの改善 ・美肌効果 ・小顔効果 ・肌質改善効果 ・二重顎解消 |
・たるみや小じわの改善 ・小顔効果 ・肌の引き締め効果 ・ニキビ改善 ・毛穴の開き改善 |
治療範囲 | ・額 ・目元 ・目尻 ・ほうれい線 ・フェイスライン |
・目元 ・目尻 ・ほうれい線 ・口周り ・フェイスライン ・眉 ・首 ・ボディ |
たるみへのアプローチ | 引き上げてたるみを改善 | 引き締めてたるみを改善 |
ダウンタイム | ほとんどなし | ほとんどなし |
ハイフとサーマクールは、どちらもたるみを改善する施術ですが、それぞれ異なる特徴とメリットがあります。そのため、目的によって使い分けるのがおすすめです。
ハイフとサーマクールを併用するメリット
ハイフとサーマクールは、それぞれ超音波と高周波の熱エネルギーによって皮膚の奥深くに人工的なダメージを与え、たるみを改善する施術です。
最近、この2つの施術を併用してたるみを強力に改善する施術が話題となっているのをご存知ですか?これまではハイフかサーマクールのどちらかのみを受けることも多かったですが、併用同時施術が可能となったことで美容医療に敏感な方たちの間でトレンドとなりつつあります。
では、ハイフとサーマクールを併用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
タイトニングとリフトアップを両立
ハイフとサーマクールの共通点は、たるみに効果を発揮することです。しかし上記でもご紹介したように、2つの施術は作用する皮膚の深さや熱エネルギーの種類などが違うため、たるみへのアプローチの仕方が異なります。
ハイフはたるみのもとから引き上げるリフトアップ効果があり、サーマクールは広範囲への照射でコラーゲンの増生と活性化をさせ、皮膚の中から引き締めるタイトニング効果があります。
これらの2つを併用し、両方のよい面を利用することで、タイトニングとリフトアップを両立できるのです。
手術なしで高い効果を得られる
ハイフとサーマクールは、両方ともメスを使用しない美容医療です。手術でたとえると、ハイフは皮膚を切除するリフトアップ、サーマクールは脂肪の除去に置き換えられます。
つまり、両方の施術を併用すると、理論的には手術以外で最大のたるみ改善効果が得られるということです。
手術のようなリスクもないうえに、手術では不自然になりがちなリフトアップが自然な形で実現できます。その分痛みも若干ありますが、必要以上に強い出力で施術を行わないための目安でもあるので、ある程度痛みを感じることも重要です。
推奨される回数は、見た目年齢を巻き戻したい場合は年に2回、たるみ予防なら1回です。非常に効果の高い施術であるため、1回の施術で見た目の印象が数歳若くなることもあります。
費用が割安になるケースも
近年では美容医療の施術費用も比較的下がり、以前よりは受けやすくなっています。しかし、まだまだ一般的には高額であり、費用が心配で施術を受けるかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
一般的なハイフの費用相場は、機種によっても異なりますが、顔の一部の施術で5万円から10万円程度、顔全体では10万円から30万円程度です。サーマクールは、顔全体の照射で20万円から40万円程度になります。
しかし、ハイフとサーマクールを併用する場合、クリニックによっては費用が割安になるサービスやキャンペーンを行っているケースもあり、数万円もお得に施術が受けられる可能性も。
気になる方は、ハイフとサーマクールの併用同時施術を行っているクリニックのホームページで、情報を探してみるとよいでしょう。
ハイフとサーマクールを併用する際の注意点
手術以外で最大のたるみ改善効果が得られる唯一の方法である、ハイフとサーマクールの併用同時施術ですが、施術を受ける際はどのような点に注意すればよいのでしょうか。
ここでは、ハイフとサーマクールを併用する際の注意点についてご紹介します。
適切な治療間隔を空けて施術を受ける
ハイフとサーマクールを併用するときに限らず、美容医療は適切な治療間隔を空けて施術を受けることが非常に大切です。
とくにサーマクールについては、適切な治療間隔を空けずに次の施術を受けてしまうと、肌の内部を引き締めすぎて頬がこけたり、肌が固くなって逆に老けてしまったりする恐れもあります。
サーマクールは半年以上明けてから次の施術を受けることが推奨されていますので、ハイフと併用する際にも、必ず適切な治療間隔を守るようにしましょう。
信頼できるクリニックで施術を受ける
美容クリニックで使用される医療用ハイフやサーマクールは出力が高いため、医師の管理のもとで使用する必要があります。万一なにかトラブルが起きた場合でも、医療機関であればしっかりとフォローしてくれます。
そもそも、ハイフやサーマクールのような美容医療の施術は、同じ機械を使用しても施術者の技術によって結果が大きく変わることも多くあります。
せっかく施術費用を払って若返りをはかったのに、余計にたるみがひどくなっては元も子もありません。
そうならないためにも、ハイフやサーマクールなどの施術を受ける際は、必ず信頼できるクリニックで施術を受けるようにしましょう。
まとめ
ハイフとサーマクールのそれぞれの特徴と併用するメリット、併用する際の注意点についてご紹介しました。
ハイフとサーマクールはたるみ治療の代表ともいえる施術です。ハイフはたるみのもとから引き上げ、サーマクールは肌の内部から引き締めてたるみを改善します。この2つの施術を併用することで、現在の切らないたるみ治療では非常に高い効果を得られます。
たるみは改善したいけれど、どうしても手術は避けたい、仕事は休めないという方には非常に嬉しい方法なのではないでしょうか。
切らないたるみ治療で効果の高いものをお探しの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。