マリオネットラインの原因と消す方法は?ボトックスや糸リフトなど美容皮膚科の治療を解説
口角から顎にかけて伸びる2本のラインが気になったことはありませんか?特に30代後半から40代、50代にかけて目立ち始めることが多い通称「マリオネットライン」と呼ばれるこのシワは、実は20代の方でも骨格や生活習慣によって現れることがあります。見た目年齢を大きく引き上げ、不機嫌そうな印象や疲れ切った表情を与えてしまう厄介な存在です。
本記事では、美容皮膚科のプロの視点から、マリオネットラインがなぜできるのかという根本的な原因を把握し、ボトックスやショッピングリフト、ウルセラ、サーマクールといった医療機関ならではの効果的な治療法を網羅的に解説します。あなたの肌状態に最適な改善策を見つけ、若々しい口元を取り戻しましょう。
目次
マリオネットラインとは?ほうれい線との違いと特徴

マリオネットラインとは、口角の両端から顎に向かって垂直に伸びる2本の溝のことです。腹話術の人形(マリオネット)の口の継ぎ目に似ていることからその名がつきました。
よく「ほうれい線」と混同されますが、ほうれい線は「小鼻の脇から口角」にかけて伸びるラインを指し、マリオネットラインはそのさらに下、口元から顎のラインに現れます。
このラインが出現すると、顔の下半分がたるんで見えるため、ブルドッグのような顔立ちに見えてしまうこともあります。また、口角が下がって見えるため、表情が暗くなり、実年齢よりも5歳から10歳ほど老けた印象を与えてしまうのが最大の特徴です。
なぜできる?マリオネットラインの主な4つの原因
マリオネットラインは単なる「肌の表面のシワ」ではありません。複数の要因が重なり合って生じる「たるみの終着点」とも言えます。
肌の弾力低下(コラーゲン・エラスチンの減少
加齢や紫外線ダメージによって、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが減少・変性します。これにより肌のハリが失われ、重力に逆らえなくなった頬の肉が下へと垂れ下がることで、口元に溝が生まれます。
表情筋の衰えと過剰な緊張
口元の形状を支える「口輪筋(こうりんきん)」が衰えると、周囲の脂肪を支えきれなくなります。一方で、口角を下げる筋肉である「口角下制筋(こうかくかせいきん)」が過剰に緊張して強くなると、口角が常に下に引っ張られ、マリオネットラインを深く刻んでしまいます。
皮下脂肪の蓄積と移動
加齢とともに顔の脂肪(メーラーファットやバッカルファット)は下方向へ移動します。特に口の横に溜まった脂肪(ジョウルファット)の重みが、マリオネットラインを際立たせる大きな要因となります。
骨格の老化と萎縮
意外と知られていないのが「骨の老化」です。加齢により顎の骨が少しずつ萎縮して小さくなると、その上に乗っている皮膚や筋肉が余り、土台を失った皮膚がたるんでマリオネットラインを形成します。
マリオネットラインに効果的な美容皮膚科の治療法

セルフケアでの改善が難しいマリオネットラインには、医療の力を借りるのが最も近道です。ここでは、人気の治療法をタイプ別に解説します。
ボトックス注射:口角を上げてシワを予防
ボトックスは、筋肉の動きを一時的に抑制する薬剤です。マリオネットラインの治療では、口角を下に引っ張る「口角下制筋」に注入します。
- 効果: 筋肉の緊張が解けることで口角が自然と上がり、ラインが目立たなくなります。
- メリット: 数分の施術で終わり、ダウンタイムがほとんどありません。
- 適応: 表情を作った時にラインが深くなる方、口角が下がっている方におすすめです。
ショッピングリフト(スレッドリフト):ハリを再生
ショッピングリフトは、髪の毛よりも細い吸収性の糸を皮下に挿入する治療です。
- 効果: 糸が挿入される刺激でコラーゲンの生成が促進され、肌に内側からハリが出ます。
- メリット: 皮膚を引き締めるタイトニング効果が高く、ナチュラルに若返りたい方に適しています。
- 適応: 肌のしぼみや、全体的なたるみが気になり始めた方におすすめです。
ウルセラ(HIFU):深層からのリフトアップ
ウルセラは、高密度焦点式超音波(HIFU)を用いたリフトアップ治療の最高峰です。
- 効果: 皮膚の深い層にある「SMAS筋膜」に直接熱エネルギーを届け、土台から強力に引き上げます。
- メリット: メスを使わずに、手術に近いリフトアップ効果が期待できます。効果が半年〜1年と長く持続するのも魅力です。
- 適応: 頬のたるみが原因でマリオネットラインが深く出ている方。
サーマクール:強力な引き締めと脂肪対策
サーマクールは、高周波(RF)を用いて真皮から皮下組織までを加熱する治療です。
- 効果: 熱による収縮作用で、ボリュームの出すぎた脂肪層を引き締め、肌の密度を高めます。
- メリット: 「引き上げ」のウルセラに対し、サーマクールは「引き締め(タイトニング)」に優れており、顔のボリュームをスッキリさせるのに適しています。
- 適応: お顔の脂肪が多めで、重みによってラインができている方。
あなたに合う治療はどれ?お悩み別・推奨メニュー

お肌の状態によって最適なアプローチは異なります。
「最近、口角が下がってきた」と感じる初期の方
- 推奨:ボトックス + 軽いハイフ
- まずは筋肉のクセを取り、これ以上深くならないよう予防することが大切です。
「頬の肉が乗っかってラインができている」方
- 推奨:ウルセラ または サーマクール
- 土台からの引き上げと脂肪の引き締めを同時に行うことで、ラインの溝を浅くします。
「肌の弾力がなく、全体的にシワっぽい」方
- 推奨:ショッピングリフト + ヒアルロン酸注入
- コラーゲンを増やして密度を上げつつ、深い溝をヒアルロン酸で埋めるコンビネーション治療が効果的です。
アフターケアとダウンタイム
ボトックス・ヒアルロン酸
稀に内出血が出ることがありますが、1週間程度で消失します。
ショッピングリフト
若干の腫れやチクチク感が出ることがありますが、数日で落ち着きます。
ウルセラ・サーマクール
赤みや火照りが出ることがありますが、当日中に引くことが一般的です。
マリオネットラインを悪化させないための生活習慣
美容医療で改善した後は、その効果を長持ちさせるために日常のケアも意識しましょう。
- 姿勢を正す: 長時間のスマホ操作など「下を向く姿勢」は、重力で顔の肉を下に引っ張り、マリオネットラインを悪化させます。
- よく噛んで食べる: 咀嚼筋を適度に行使することで、口周りの筋肉の衰えを防ぎます。
- 徹底した保湿とUVケア: 肌の弾力を支えるコラーゲンを守るため、紫外線対策は一年中必須です。
マリオネットラインを解消して自信のある笑顔へ

マリオネットラインは、加齢による自然な現象ではありますが、放置するとどんどん深くなり、セルフケアだけでは解消が難しい部位でもあります。
しかし、現代の美容医療には、切らずに改善できる選択肢が豊富に揃っています。筋肉の動きを調整するボトックス、肌を土台から立て直すウルセラやサーマクール、内側から弾力を生むショッピングリフトなど、あなたの状態に合わせた治療を組み合わせることで、驚くほどスッキリとした口元を目指すことが可能です。
まずは一度、信頼できる美容皮膚科のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。口元が整うだけで、表情はパッと明るくなり、自分自身の自信にもつながります。
ダリア銀座スキンクリニックでは、一人ひとりの骨格や肌質に合わせたオーダーメイドの治療をご提案しています。お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
#マリオネットライン #ボトックス #サーマクール #ウルセラ #ショッピングリフト #糸リフト #アルテミスリフト #たるみ #エイジングケア