医療脱毛が完了する平均回数は7回以上!通院期間や効果に差が出る理由を解説

「医療脱毛の方が効果を感じやすいと聞くけれど、本当?」「何回通えばツルツルになるの?」
医療脱毛は、エステサロンの光脱毛よりも効果が出やすいことで人気ですが、どのくらいの回数施術を受ける必要があるのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
医療脱毛を受ける方にとって、もっとも重要なのは本当に毛が生えてこなくなるのかということと、毛が生えなくなるまでの施術回数です。少ない施術回数でツルツルの肌を手に入れられるのであれば、それに越したことはありません。
そこでこの記事では、医療脱毛が完了する部位別平均回数と期間、部位によって脱毛効果に差が出る理由、脱毛効果を高める方法についてご紹介します。医療脱毛を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
医療脱毛が完了する部位別平均回数と期間
そもそも、医療脱毛とサロンの脱毛の違いをご存知ですか?サロンの脱毛は痛みも少なく肌に優しく脱毛できるのがメリットです。その反面、出力の低いマシンを使用するため、脱毛完了までには時間がかかってしまいます。
一方の医療脱毛は、強い出力のマシンで効率よく脱毛を完了させられるのがメリットで、レーザーを照射した部分の毛を永久脱毛できるのも大きなポイントです。
そんな医療脱毛ですが、実際に通院した方々はどのくらいの回数でツルツルのお肌を手に入れられたのでしょうか。ここでは、医療脱毛が完了する部位別平均回数と期間についてご紹介します。
医療脱毛が完了する部位別平均回数は7回以上
医療脱毛を完了させるのに必要な回数は、部位や毛の太さによって変わってきます。以下は、体の部位別に脱毛完了までの平均回数を表にまとめたものです。
部位 | 施術効果を実感する回数 | お手入れが楽になる回数 | 脱毛完了までの回数 |
顔 | 3〜5回 | 6〜7回 | 8〜11回 |
腕 | 1〜3回 | 4〜6回 | 7〜9回 |
脚 | 1〜3回 | 4〜6回 | 7〜9回 |
ワキ | 1〜3回 | 5〜6回 | 7〜10回 |
VIO(デリケートゾーン) | 1〜3回 | 5〜6回 | 7〜10回 |
背中やお腹、胸など | 3〜5回 | 6〜7回 | 8〜11回 |
毛量や毛質によって個人差はありますが、医療脱毛が完了するまでの平均施術回数は、7〜10回程度です。多くの場合、完全にツルツルの状態になるまでには、7回以上施術を受けることになるでしょう。
ただし、毛が太い方や毛量の多い方は、一般的な平均回数よりも2〜3回ほど多めに施術回数がかかるため注意が必要です。
自分はどのくらいの回数で脱毛を完了できるのか気になる場合は、実際にクリニックでカウンセリングを受け、診断してもらうことをおすすめします。
医療脱毛が完了するまでの平均的な通院期間
医療脱毛は、施術と施術の間隔を平均2〜3ヶ月あけて行うのがよいとされています。そして、脱毛完了までの平均的な施術回数を7回以上とすると、通院にかかる期間は平均1年2ヶ月〜1年半程度です。
早い方で約半年ほどで脱毛完了となりますが、どの状態になったら脱毛完了とするかによっても通院期間は変わってきます。あくまでも目安として考えることをおすすめします。
部位によって脱毛効果に差が出る理由
上記でご紹介した、脱毛完了までの部位別平均回数の表でもおわかりいただけるように、部位によって脱毛効果に差が出ます。さらに、個人差もあることから、実際に通ってみると予定していた施術回数では満足のいく仕上がりにならないことも。
ここでは、部位によって脱毛効果に差が出る具体的な理由をご紹介します。
毛周期が違うから
脱毛には、「毛周期」が大きく関係していることをご存知ですか?
毛周期とは、毛が生え変わる周期のことで「成長期」「退行期」「休止期」の3段階があります。この中で脱毛効果が期待できるのは、成長期のみであり、残念ながら退行期と休止期には医療用レーザーは反応しません。
この毛周期は体に生えるすべての毛に存在しますが、部位によって周期がバラバラであるため、毛周期の長い部位の毛は1回の施術で得られる脱毛効果が低くなってしまいます。
また、医療用レーザーはメラニン色素に反応し、発毛組織に熱を加えて毛根や毛母組織を破壊することで、脱毛効果を得ています。
つまり、色素が薄い背中やお腹の産毛には反応しにくいため、脱毛効果を得るまでには時間がかかるということです。
反対に、ワキやVIOなどメラニン色素が多く太いムダ毛には、レーザーは反応しやすく脱毛効果を早く実感する方が多くなります。しかしその分毛量も多かったり、毛周期が長かったりするので、脱毛に時間がかかってしまうのです。
医療用レーザーの種類によっても効果に差が出る
現在、日本の医療機関で取り扱われている脱毛用レーザーには、アレキサンドライトレーザーとダイオードヤグレーザー、ヤグレーザーの3種類があります。以下は、それぞれの特徴をまとめたものです。
- アレキサンドライトレーザー:波長は755nmと浅いものの、メラニン色素によく反応するため太くて濃い毛に向いている。
- ダイオードヤグレーザー:波長は800〜940nmで産毛にも反応する。アレキサンドライトレーザーよりも痛みが少ない。毛質や肌質によって最適な照射時間を選択できる。
- ヤグレーザー:波長が1064nmでもっとも皮膚の深いところまでレーザーが届く。VIOやヒゲなどの太くて濃い毛や根が深い毛に向いている。
この3つのレーザーの大きな違いは、光の波長です。レーザーが到達する箇所や波長の届き方に差があります。
これまで脱毛を行っているクリニックでもっとも多く使用されてきたのは、アレキサンドライトレーザーです。しかし最近では、ダイオードレーザーやヤグレーザーを取り扱うクリニックも増えてきており、脱毛部位や毛の濃さなどによって、それぞれに適した波長でレーザーを照射できるようになっています。
医療脱毛で使用されるレーザーはすべて同じではなく、それぞれに得意不得意があります。脱毛したい箇所や毛の濃さなどによって最適な種類は異なりますので、どれを選んだらよいのかわからない場合は、クリニックで相談してみましょう。
脱毛効果を高める方法
医療脱毛は脱毛効果の高さが特徴ですが、脱毛が完了するまでに何年もかかってしまっては、通院するのも一苦労です。
上記でご紹介したように、医療脱毛が完了するまでには平均1年2ヶ月〜1年半程度かかります。この期間をできるだけ早く終わらせるためには、どうすればよいのでしょうか。
適切な間隔で施術を受ける
医療脱毛の効果を高めるためには、適切な間隔で施術を受けることが非常に大切です。
部位や個人による差はありますが、一般的に医療脱毛における適切な間隔は2〜3ヶ月といわれており、それよりも早くても遅くてもよくありません。
なぜなら、脱毛は毛周期に合わせて施術を受けることが重要だからです。通院するペースがバラバラだと、毛周期と施術を受ける間隔が徐々にずれてしまい、思ったような効果を得られなくなってしまうので注意が必要です。
通院が面倒にならないように、自分の生活圏内にあって通いやすいクリニックを選ぶようにしましょう。
セルフケアをしっかりと行う
乾燥した肌は、肌のバリア機能が落ちているため、脱毛効果を得にくくなってしまう可能性があります。医療脱毛の効果を高めるには、毎日の保湿ケアを入念に行いましょう。
保湿をすると肌の水分量が上がり、脱毛効果を高められるだけでなく、施術時の痛みを軽減したり、肌トラブルを起こりにくくしたりする効果もあります。
また、医療用レーザーは黒い色に反応して脱毛をしています。日焼けしてしまうと肌の色にまでレーザーが反応してしまうため、脱毛効果が落ちてしまったり施術を受けられなかったりする場合も。
火傷の原因にもなりかねませんので、脱毛期間中は日焼け対策をきちんと行いましょう。
まとめ
医療脱毛が完了する部位別平均回数と期間、部位によって脱毛効果に差が出る理由、脱毛効果を高める方法についてご紹介しました。
技術も進歩して痛みも感じにくくなっている医療脱毛は、価格も下がってきているため、以前よりも受けやすくなってきており、検討される方も増えてきています。しかし、カウンセリングで施術回数を選ぶのに迷ったり、すでに施術を受けたものの効果が感じられなかったりと、お悩みの方も多いようです。
毛質や毛の濃さ、部位、求める効果などによっても異なりますが、医療脱毛が完了する施術回数の目安は、大体7回以上です。そして通院期間は1年2ヶ月〜1年半程度かかりますが、適切な施術間隔を守り、保湿をきちんと行うことで脱毛効果が高まり、早く脱毛を完了できる可能性もあります。
医療脱毛を早く終わらせたい方や、施術を検討している方は、ぜひ本記事を参考にツルツルの肌を手に入れてください。