医療脱毛1回目で感じる効果は?アフターケアや注意点も紹介
近年サロンでの脱毛ではなく、機械の出力が高く効果を感じやすい医療レーザーを用いた医療脱毛を検討する方が増えています。
医療脱毛は効果を実感するまでの回数が5~8回ほどとなりますが、実際1回目の脱毛でどの程度効果を感じられるのでしょうか?
この記事では、医療脱毛1回目で感じる効果についてと、1回で効果を感じるためのアフターケアや注意点をご紹介します。
医療脱毛を検討しているという方、なるべく少ない回数で効果を実感したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
医療脱毛の効果について
医療用のレーザーは、1回の照射で発毛組織を完全に破壊するほど高い出力で施術が行われます。しかし、効果がある毛が限られているため、1回で体中に生えているすべての毛がなくなるというわけではありません。
毛が生えるサイクルは以下のようになっています。
- 成長前期…細胞分裂がスタートして成長する
- 成長後期…細胞が活発化して皮膚の表面に毛が出てくる
- 退行期…成長が止まって抜け落ちる前の時期
- 休止期…毛穴が完全に活動休止していて、毛が抜け落ちた状態
このサイクルを毛周期と呼びますが、毛周期の中でも医療レーザーを照射して効果があるのは成長前期と成長後期の毛のみです。
退行期と休止期の毛には効果がないことから、1回で脱毛できるのは全体の20%程度となります。
そのため、毛が成長期にはいる頃を見計らって脱毛のスケジュールを組み、何回かに分けて照射を繰り返す必要があるのです。
医療脱毛1回目で感じる効果は?
脱毛の効果についての感じ方は人それぞれで、自己処理が不要になったことで効果があると感じる方もいれば、毛の生えるスピードが遅くなったことを効果があると感じる方もいます。
そのため、効果があるないという言い方をするのは難しいといえますが、1回目の脱毛でどのような状態になるかを知っておくと、自分の期待している効果に対する結果が見えやすくなります。
ここからは、医療脱毛1回目で感じる効果についてご紹介します。
1~3週間で毛が抜け落ちる
レーザーを照射したあとは、1~3週間ほどでレーザーに反応した毛が自然と抜け落ちていきます。また、1度毛が抜けてからは毛が生えるスピードが遅くなると感じることもあります。
成長期の毛にレーザーを照射して反応させますが、ゆっくり時間をかけて抜け落ちていくと考え、数日で効果が出ないからと心配しなくても大丈夫です。
2か月経つと休止期の毛が生えてくる
1~3週間で抜け落ちはじめる成長期の毛は、1か月経つころにはすべて抜け落ちて、脱毛の効果を感じることになります。
しかし、1回目の照射で休止期にあった毛には照射のダメージを受けていないため、施術後2か月程度でそこの部分からまた新たに毛が生えてきてしまい、もとの状態に戻ります。
1回で自己処理不要になるまでの脱毛は不可能
1回の脱毛で自己処理が不要となるまで脱毛効果を感じることは難しく、前述したように20%の毛しか脱毛できません。
しかし、20%の毛を脱毛することを繰り返すことで、徐々に毛が薄くなってきたり少なくなってきたりすると感じられるようになるでしょう。
効果の感じ方は部位によって違う
医療脱毛は1回で満足のいく効果を得ることは難しいですが、一体何回通えば自分の目標とする状態になるのでしょうか?
実は、脱毛の効果は部位によって感じ方が違います。
毛が太い場合はメラニンに反応するレーザーがしっかり反応して、脱毛効果を発揮するのに対して、毛が薄い産毛部分はレーザーの反応が薄く、効果を感じづらいという特徴があります。
以下は、部位別におよそ自己処理が不要になる回数と、つるつるになる回数です。
部位 | 自己処理が不要になる回数 | つるつるになる回数 |
脇 | 5~6回 | 8回以上 |
Vライン | 5~6回 | 8回以上 |
I・Oライン | 8~10回 | 10回以上 |
顔 | 8~10回 | 10回以上 |
腕・脚 | 5~6回 | 8回以上 |
顔や背中などの産毛が多い場所にはレーザー照射が何度も必要になり、それ以外の毛が比較的濃い場所には産毛よりも少ない回数で効果を感じられるでしょう。
効果を感じるためのアフターケアや注意点
1回目の脱毛でより効果を感じるためには、アフターケアや注意点を守って正しく脱毛を受ける必要があります。
ここからは、効果を感じるためのアフターケアや注意点をご紹介します。
保湿を行う
肌が乾燥していることでバリア機能が低下してしまい、脱毛効果を感じにくくさせてしまいます。
バリア機能が低下しているということは、肌に痛みを感じやすい状態なので、施術の際に麻酔が必要になることも。
そのため、肌の水分量を上げることでレーザーの熱が毛根に届きやすくなることや、脱毛前に保湿をすることで、埋没毛が肌の表面に出てきやすくなるため脱毛効果が上がります。
脱毛箇所の保湿は、オイルやクリーム、ローションを使用して施術前と施術後にしっかり行うようにしましょう。
紫外線対策を行う
医療脱毛に通っているときは、紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。あまりにも日焼けがひどい箇所は施術自体ができないと医師に判断される場合もあります。
これは、肌が黒くなることでレーザーの熱が分散して脱毛効果が低くなることや、乾燥を招いて肌のバリア機能が低下しているところにレーザーを照射すると、やけどのリスクが高まるなどの理由があります。
脱毛前は、日焼け止めをしっかり塗るだけではなく、日傘や帽子などのグッズを使用して紫外線対策を行うようにしましょう。
また、紫外線は家の中まで窓を通過して入ってくるとされています。外出しないからといってケアを怠らずに、毎日日焼け止めを塗ることが重要です。
生活習慣を見直す
ホルモンバランスが崩れることで、ムダ毛が増える、濃くなるなどの影響が出る可能性があり、ムダ毛が増えてしまったり濃くなったりすることで脱毛効果を感じづらくなることも。
そのため、普段から生活が乱れがちな方は、規則正しい睡眠や食事生活などを普段から心がけ、なるべくストレスを溜めないような生活習慣に見直す必要があります。
ホルモンバランスの乱れによって肌荒れが起こることも考えられ、あまりにも肌荒れが酷いと施術を受けられないこともあるため、気を付けましょう。
正しい自己処理をする
前述したように、脱毛効果を発揮するためには成長期の毛にレーザーを照射する必要があります。医療脱毛のレーザーは、毛に反応するレーザーなので、毛根に毛がない状態だと脱毛効果を感じることができません。
そのため、医療脱毛中の自己処理は毛抜きや脱毛ワックスを使用しないようにしましょう。これらは毛根から毛を引き抜いてしまうため、医療脱毛中は控えることをオススメします。
カミソリも肌を傷つけて乾燥させやすくするため、自己処理にオススメなのは肌に刺激が少ない電気シェーバーを使用することです。
しかし、毛がまだ多い最初のうちは電気シェーバーで自己処理をするのが難しいケースもあるため、カミソリを使用する際はジェルやクリームを塗るなどして肌を保護し、肌への負担を抑えるよう心がけましょう。
赤みや炎症をケアする
レーザーを照射すると、稀にヒリヒリとした痛みを感じ赤みや炎症を起こしてしまうケースがあります。
ほとんどの場合は、そのような炎症が起こる可能性があることから、脱毛後にクリニックで炎症止めの軟膏クリームが処方されるため、1日1~2回程度薄く軟膏クリームを塗って様子を見るようにしましょう。
万が一赤みが酷い、なかなか引かないという場合は、施術をしたクリニックに相談することをオススメします。
まとめ
医療脱毛1回目で感じる効果についてと、1回で効果を感じるためのアフターケアや注意点をご紹介しましたが参考になりましたか?
医療脱毛は1回ではその後効果を感じることができても、また生えてきた毛によって元の状態へ戻ってしまいます。
何度か施術を繰り返していくと、毛がなくなっていくことを実感できるため、クリニックで設定されているセット料金などを比較しながら、カウンセリングの内容を加味して回数を検討しましょう。
しかし、アフターケアや施術前のケア、注意点を守ることで効果の感じ方は変わってきます。
日焼けに気を付けることや保湿をしっかりすることなど、クリニックでのカウンセリングでも説明があることがほとんどなので、医師や看護師からの指示に従いケアしていきましょう。
医療脱毛に興味があるという方は、この記事を参考に施術を検討してみてくださいね。