医療脱毛は2回目でも痛い?痛みを感じる原因や軽減する方法を紹介
医療脱毛は、医療機関でのみ受けられる効果の高い脱毛方法です。永久脱毛が可能なだけでなく、短期間でツルツルの肌になれることから、エステで受けられる美容脱毛ではなく医療脱毛を選ぶ方も増えています。
ただ、2回目の施術を受けた方の中には、「1回目よりも痛かった」という声も聞かれ、毎回痛みがあるのかと不安に感じている方もいるようです。
毎回痛みを感じるかどうかについては、個人差や照射する部位によっても異なるため一概にはいえませんが、人によっては回数を重ねるごとに痛みが軽減したという方もいます。
とはいえ、1回目よりも2回目の方が痛みを強く感じてしまうと、次の施術が怖くなってしまうものです。
そこでこの記事では、医療脱毛2回目で痛みを感じる原因と痛い部位、痛みを軽減する方法についてご紹介します。
目次
医療脱毛2回目で痛みを感じる原因と痛い部位
「脱毛は痛い」これは医療脱毛に限らず、どの脱毛方法でも同じです。しかし医療脱毛の場合は、肌に出力の強いレーザーを照射し、熱エネルギーによって毛根を破壊するため、エステなどの美容脱毛より痛みを感じやすいのも事実です。
その分効果も高く、短期間で脱毛を終えられるのが医療脱毛のメリットですが、1回目はそれほど痛くなかったのに2回目の方が痛かったとなると、これからの施術が憂鬱になってしまうもの。
そこでここでは、医療脱毛2回目で痛みを感じる原因と痛い部位、何回目の施術で痛みがなくなるのかご紹介します。
医療脱毛2回目で痛みを感じる原因
一般的に、医療脱毛が痛いといわれる原因として挙げられるのは、以下の点です。
- 医療用レーザーの熱エネルギーや刺激に肌が慣れていない
- 脱毛する部位の皮膚が薄い
- 毛が太くて濃い
- 肌が乾燥している
- 体調が悪い
医療脱毛で痛みを感じる大きな原因は、医療用レーザーの刺激に肌が慣れていないことです。そのため1回目の施術では、脱毛レーザーの出力を抑えて脱毛を行います。
通常の場合、脱毛を重ねるにつれて医療用レーザーの熱エネルギーに肌が慣れていきます。肌を慣らすという意味でも、1回目は弱い出力で施術を行うという手順をとるのが一般的です。
そして2回目、3回目と回数を重ねていくにつれて出力を上げ、徐々に脱毛効果を高めていくため、1回目よりも2回目の方が痛みを感じやすいケースもあります。
反対に、1回目と2回目の施術間隔があき過ぎてしまった場合は、2回目も1回目と同じように出力を抑えて施術を行わなくてはならず、痛みも感じにくい反面効果も感じにくくなります。
このように、適切な間隔で2回目の施術を受けた場合、毛量が減ることから1回目よりも痛くないという方が多いですが、熱エネルギーに慣れていないことで痛みを強く感じる方もいるのです。
医療脱毛2回目でも痛い部位
医療脱毛の痛みは「輪ゴムで軽く弾かれたような痛み」と表現されることが多いです。
痛みの感じ方には個人差があるため、施術を受けた部位によっては強い痛みを感じてしまうこともあります。しかし、1回目で痛かった部位でも2回目、3回目と施術回数を重ねるごとに毛量が減り、痛みが軽減していく可能性も高いので安心してください。
ただし、以下の部位は2回目の施術でも痛みを強く感じる可能性があります。
- VIO(デリケートゾーン)
- ワキ
- 顔の産毛
一般的に、毛が太く密集しているVIOやワキは痛みを感じやすいといわれています。
VIOは毛が太く密集している上に、皮膚が薄く骨が近いことから、その中でももっとも痛みを感じやすい部位です。ワキもVIOと同様に、毛が密集しているため痛みを感じやすいですが、毛の生えている範囲が狭く施術時間も短いため、我慢できる程度だといえるでしょう。
一方、顔の産毛は毛が細く痛みを感じにくいと思われがちです。しかし、VIOやワキと違って医療用レーザーでは反応しにくい上に、皮膚と近いところに骨があることから、意外と痛みを感じやすい部位だといえます。
何回目の施術で痛みがなくなる?
医療脱毛は、回数を重ねるごとに痛みが軽減するケースがほとんどです。
ただし、回数を重ねるごとに痛みが軽減するといっても、1回目は弱い出力で照射することを考えると、2回目がもっとも痛い可能性もあるので注意が必要です。3回目以降になると、毛量も減り毛も細く薄くなっていくのが実感できるため、徐々に痛みも軽減してくるでしょう。
ただし痛みに弱い方は、5回目であっても痛みを感じる可能性もあるので、あくまでも目安としてお考えください。
医療脱毛の痛みを軽減する方法
医療脱毛では、施術を行う部位や回数によって痛みが異なることはおわかりいただけたでしょうか。医療脱毛は出力の高い医療用レーザーで毛根組織を破壊するため、ある程度の痛みは仕方がないようです。
しかし、痛み軽減のためにクリニックで行ってもらえることや、自分でもできることがあるので、痛みを軽減したい方はこれからご紹介する方法を参考になさってください。
オプションの麻酔を利用する
医療脱毛は、医療機関で施術を行うため、麻酔を利用できるというメリットがあります。
一般的に医療脱毛で使用されるのは、麻酔クリームや笑気麻酔です。麻酔というと、注射や点滴などを思い浮かべる方も多いですが、肌に塗るだけのものや鼻から吸引するだけのものなので、体への負担が少なくて済みます。
麻酔は、施術を行う部位によって適した種類を選びます。たとえば、麻酔クリームは顔やVIOなどデリケートな部分に、笑気麻酔はそのほかの部位にというように、脱毛部位に合わせて使い分けることで施術の痛みが解消されるでしょう。
麻酔は有料のオプションであることがほとんどなので、利用を検討している場合はクリニックで確認してみることをおすすめします。
生理中の施術は避ける
生理中はホルモンバランスが乱れやすく、痛みを強く感じやすい時期です。ホルモンバランスが乱れる原因は、睡眠不足やストレスなどさまざまですが、生理中はとくに肌が敏感になりやすく、レーザーによる刺激を強く受けてしまいがちです。
生理中であっても、脱毛の施術自体は受けることができます。しかし、肌への負担を考えると生理予定日以外で予約を取った方がよいでしょう。
施術部位を冷やす
施術部位を冷やすと、医療用レーザーの熱エネルギーによる痛みを感じにくくなり、肌への刺激も抑えられるというメリットがあります。
施術部位の冷やし方はクリニックによって異なり、氷嚢や冷却ジェルなどを使用して冷やす場合もあれば、マシン自体に冷却装置がついている場合もあります。
たとえば、アレキサンドライトレーザーを照射して脱毛を行う「ジェントルレーズプロ」というマシンは、-21〜-26度の冷却ガスで痛みや肌への負担を軽減する仕組みになっており、ジェルなどを使用せずに快適に脱毛を行えるのが特徴です。
アレキサンドライトレーザーは、ヤグレーザーと比較するとレーザーが届く位置は浅くなりますが、毛嚢炎などの肌トラブルが起きにくく、痛みも感じにくくなっています。
さらに、シミやそばかすなどの肌悩みにもアプローチできることから、脱毛と同時に美肌効果が期待できます。
痛みに不安を感じている方は、ジェントルレーズプロを取り扱っているクリニックで施術を受けてみるとよいでしょう。
まとめ
医療脱毛2回目で痛みを感じる原因と痛い部位、痛みを軽減する方法についてご紹介しました。
医療脱毛は高い効果が期待できる反面、痛みを感じやすいという噂もあり、脱毛をためらっている方もいるのではないでしょうか。
たしかに「1回目の施術ではそれほど痛みを感じなかったのに、2回目の施術ではとても痛かった」という方がいるのも事実です。
痛みを感じるのには、皮膚が医療用レーザーの熱エネルギーに慣れていない、脱毛する部位の皮膚が薄いなどの原因があるため、麻酔の利用や痛みの少ないマシンを選択するなどの方法で対処することをおすすめします。
医療脱毛は、国家資格を有するプロが行う医療行為です。痛みに対する対策も用意されているクリニックがほとんどですので、不安な方はカウンセリングで相談してみるとよいでしょう。
医療脱毛をしたいけれど痛みを感じたくない方や、2回目の施術で痛い思いをしたという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。