水光注射の効果はいつから感じられる?おすすめの肌悩みも紹介
美容大国である韓国でもっとも話題となっているのが、ツヤや弾力のある肌を手に入れることができる水光注射です。
肌の内側からみずみずしく、きらめきやハリを手に入れることができる水光注射とは、一体どのような施術なのでしょうか?
また、施術直後から効果を感じられるのかも気になるポイントですよね。
この記事では、水光注射について、効果やいつから効果を感じられるかといった疑問を細かく解説します。
さらに、水光注射がおすすめできる肌悩みもご紹介するので、ご自身の肌の状態と重ね合わせながら水光注射で肌悩みを解決できるか確認してみてください。
目次
水光注射とは
表皮のすぐ下にある真皮へダイレクトに薬剤を注入する水光注射について、施術の概要や効果、いつから効果を感じられるかなどを詳しくご紹介します。
保湿成分を表皮に注入する施術
水光注射とは、ダーマシャインバランスという専用の機械を使用して、皮膚の浅い部分へ均一に、かつ広範囲にソフトヒアルロン酸を注入することで、肌を内側からみずみずしくハリやきらめきのある状態に導く治療です。
ソフトヒアルロン酸の注入によってコラーゲンの生成が促されるとともに、ニードルによる創傷治癒効果で肌再生の効果も期待できます。
従来は手打ちと呼ばれるナパージュ法が、ソフトヒアルロン酸を注入する主な方法でしたが、注入量を均一に保てないことや圧力が一定でないことによる弊害が問題となっていました。
しかし、ダーマシャインバランスを使用した場合は針の長さや注入量、皮膚吸引圧、吸引タイミングなどをあらかじめセッティングすることが可能なので、ソフトヒアルロン酸を均一にまんべんなく注入することができます。
さらに、肌悩みに合わせてオーダーメイドで薬剤を配合するため、しわやくすみ、乾燥などご自身の肌の状態に合わせた治療を行うことができます。
ソフトヒアルロン酸とは
水光注射のベースとなるのは、ソフトヒアルロン酸(非架橋ヒアルロン酸)です。ソフトヒアルロン酸は、高い保水力をもっているため、皮膚に細かく注入していくと皮膚全体がみずみずしくなります。
粒子が細かく伸展性が高いソフトヒアルロン酸をベースにすることで、皮膚の薄い目元への施術なども可能になっており、顔全体にまんべんなく施術を行うことができます。
また、ソフトヒアルロン酸を肌全体に注入することで、コラーゲンの生成を促す効果があります。コラーゲンは肌のハリを出すのに欠かせない成分なので、肌全体のエイジングケアに最適です。
ヒアルロン酸注射との違いは?
ヒアルロン酸注射の目的は気になる箇所のくぼみやしわの改善としてボリュームを出すことです。
一部分に注入することでボリュームを出し、顔全体のバランスをとるような治療方法ですが、水光注射は顔全体にソフトヒアルロン酸を注入することで全体的にもっちりとした肌を目指します。
架橋されたヒアルロン酸を使用するか、非架橋のヒアルロン酸を使用するかの違いもあります。
ヒアルロン酸注射では、ボリュームを出すことやリフトアップすることが目的となるため、粒子が局所にとどまりやすくゆっくり分解する架橋ヒアルロン酸を使用します。
一方で、ハリやツヤ、キメの整った肌を目的とする水光注射は、架橋されたヒアルロン酸を使用してしまうと凹凸が出てしまう可能性があるため、非架橋のソフトヒアルロン酸を使用して施術を行います。
いつから効果を感じられる?
水光注射の効果は、即効性のあるものと、施術を重ねることで得られるものの2種類があります。
即効性がある効果としては、ソフトヒアルロン酸の効果によって肌にハリが出るというものですが、ソフトヒアルロン酸による肌への変化は1ヵ月ほどで失われてしまうことがほとんどです。
施術を重ねることで得られる効果は、微細な針穴をあけることによって数日から数週間かけて肌のコラーゲンやエラスチンの産生が促進されることで、肌にハリや弾力が生まれます。
施術を重ねれば継続的な効果として肌が安定してくるため、水光注射は1度の施術ではなく何度か施術を繰り返すことで効果を感じやすくなります。
水光注射の施術間隔
水光注射は、前述したようにソフトヒアルロン酸の効果によって施術直後から効果を感じることができますが、ソフトヒアルロン酸が肌に吸収されてしまうとその効果は薄れてしまいます。
さらに、施術を初めて行う方のほうがソフトヒアルロン酸の吸収スピードがはやいという特徴があるため、何度か施術を繰り返す必要がります。
施術間隔は、1ヵ月に1度、3~5回程度がおすすめです。ソフトヒアルロン酸は長期的使用するものではないため、適正量を守って医師と相談しながら施術頻度を調整してみてください。
水光注射がおすすめの肌悩み
水光注射はさまざまな肌悩みを解決に導く施術として人気がありますが、とくにどのような肌悩みにおすすめなのでしょうか?
ここからは、水光注射がおすすめの肌悩みについてご紹介します。
肌ハリ不足やたるみ
肌のハリが低下する原因は、コラーゲンやエラスチンの減少と筋肉の老化であるといわれています。
真皮に存在するたんぱく質であるコラーゲンやエラスチンの産生量は、加齢にともなって減少していきます。コラーゲンやエラスチンは肌の柔らかさや弾力性の維持を担っているため、これらが不足することで肌のハリが低下してしまいます。
さらに、筋肉が老化により減少して弾力性が弱まることで、皮膚を中から押す力も弱まってしまうため、皮膚がたるんで見えます。
水光注射の施術をすることで、コラーゲンの産生が促されるため、ハリ不足の原因に直接アプローチすることが可能となります。
乾燥や小じわ
肌が乾燥することで、キメが整わなくなり肌のごわごわ感が気になったり、乾燥小じわができてしまったりします。
肌は乾燥すると、肌の一番外側にある0.02mmの細胞の重なりである、角層の保水力が低下して肌に細かいしわができてしまいます。
角層のバリア機能や保湿機能は、乾燥することで機能が不十分となり、年代を問わず20代から乾燥小じわに悩む方もいます。
肌の乾燥は不規則な生活によっても起こります。成長ホルモンが分泌される22時~2時までの間に睡眠をとれているかどうかで、成長ホルモンの分泌量が減り、細胞の修復や再生が十分に行われない状態になってしまうのです。
水光注射は、乾燥した肌に直接ソフトヒアルロン酸を注入することで乾燥状態を改善し、保水力のある状態に導くことでその後の肌トラブルを防止する効果があります。
さらに、乾燥対策としてベネブ成長因子などを同時に使用することで、より高い効果を得ることができます。
毛穴の開き
毛穴の開きは肌悩みの上位に挙げられるほど悩んでいる方の多い症状です。
毛穴が開いてしまう原因は肌の乾燥、過剰な皮脂の分泌、紫外線、加齢などさまざまですが、最も大きな原因は皮脂の過剰分泌と加齢によるものです。
皮脂が過剰に分泌されることで、皮脂によって毛穴の出口が押し広げられてしまい、毛穴が目立ってしまいます。
また、加齢によって頬がたるむことで毛穴がたてに伸びてしまい、しずくのような形に見えることもあります。
水光注射によるコラーゲンの生成でたるみを改善し、ターンオーバーを正常化することで皮脂の過剰分泌を抑えることができるため、毛穴の開きにも効果を発揮します。
さらに、ソフトヒアルロン酸と一緒にボトックスを皮膚内に注射すると、皮脂のべたつきやテカリを改善させることが可能です。
まとめ
水光注射について、水光注射がおすすめの肌悩みについてご紹介しましたが、参考になりましたか?
水光注射はソフトヒアルロン酸を注入し、コラーゲンの生成を促進させる治療法です。真皮に直接、広範囲にソフトヒアルロン酸を注入することで、肌全体をふっくらさせハリのある状態に導きます。
効果は施術直後から感じられますが、ソフトヒアルロン酸は体内に吸収されるのが早いので、体内に吸収されてしまうと効果がなくなったと感じてしまいます。
そのため、施術の効果を継続させるためには、1ヵ月に1度の感覚で数回施術を受ける必要があります。
施術回数は肌状態なども含めて医師と相談する必要があるため、クリニックのカウンセリングで医師と相談し、自分に合った回数を選択して水光注射を行うようにしましょう。