水光注射ができない人の特徴は?3つのデメリットも紹介
透明感のあるツヤ、弾力のある美肌に近づくことができると、美容大国である韓国で人気の水光注射をご存知ですか?
ソフトヒアルロン酸を注入することで、体内のコラーゲン産生を促す治療で、一緒に注入する薬剤によってさまざまな肌悩みを解決に導きます。
しかし、美容医療は持病などがあると施術ができないこともあるため、注意が必要です。いざ水光注射を打ちたいと考えていても、疾患をもっている方やアレルギーのある方は水光注射を受けられない可能性があります。
この記事では、水光注射ができない人の特徴と、水光注射のデメリットをご紹介します。
水光注射に興味があり、施術を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
水光注射とは
水光注射とは、ダーマシャインバランスという専用の機械を使用して、ソフトヒアルロン酸を真皮に注入する治療のことです。
ソフトヒアルロン酸を均一に、皮膚の浅い部分に注入することで、体内の生体反応を利用してコラーゲンの生成を促し、肌悩みを改善させる治療法です。
水光注射は以下のような肌悩みのある方に向いています。
- シミ、くすみ、肝斑
- 小じわ、ほうれい線
- 毛穴の開き
- 乾燥肌
- たるみ
従来はナパージュ法という手打ちで薬剤を注入していましたが、注入範囲や注入量が均一にならないことから、術後の皮膚に凹凸ができたり、膨疹が現れたりするなど、問題点が多くありました。
しかし、ダーマシャインを使用して水光注射を行えば、針の長さや注入量、皮膚吸引圧、吸引のタイミングをあらかじめ機械にセットすることができ、均一にソフトヒアルロン酸を皮膚へ注入できます。
皮膚を吸引しながら行うことで痛みも少ない治療となっているため、痛みに敏感な方も安心して治療を受けることができます。
水光注射ができない人は?
水光注射はもともと体の中に存在するヒアルロン酸を使用するため、副作用の少ない治療として人気ですが、そもそも水光注射をしないほうがよい方もいます。
ここからは、水光注射ができない人をご紹介します。
妊娠中の方
妊娠中は、お母さんの血液や胎盤から、赤ちゃんに注射の成分が送られてしまう可能性があります。
いくら人体に害のないヒアルロン酸とはいえ、胎児に与える影響については解明されていないことも多いため、妊娠中の水光注射は避けたほうがよいでしょう。
さらに、水光注射を打つ際に感じる痛みがストレスとなり、胎児に悪影響を及ぼすことも考えられます。
このようなさまざまな理由から、妊娠中は水光注射を打つことは諦め、出産後落ち着いてから計画を立てるようにしましょう。
ステンレスアレルギーの方
ステンレスアレルギーは金属アレルギーの一種で、ステンレスに触れた部分に赤みや水ぶくれなどの炎症が起こってしまう症状です。
個人差はありますが、とくにかゆみを強く発症し、重度の場合は発熱や全身のだるさにまで発展することもあります。
注射針はステンレス製でできていることが多いため、ステンレスアレルギーがある方は水光注射を打つことができません。
金属アレルギーの方でステンレスは大丈夫という方もいらっしゃいますが、万が一のことを考えて避けたほうがよいといえるでしょう。
金属アレルギーはパッチテストで検査することが可能です。心配な方は、検査をしてから水光注射の施術を受けるのも一つの手です。
金属アレルギーではあるものの、ステンレスは大丈夫という検査済の方などは、その旨を医師に伝えるようにしましょう。
ヒアルロン酸アレルギーの方
ヒアルロン酸はもともと体内にある成分ですが、注入するヒアルロン酸は体内ですぐ分解されないよう添加物が入っているものが多く、その添加物にアレルギーを起こしてしまう方がいます。
どの成分でアレルギーが出るかは個人差がありますが、症状としては腫れ、熱感、赤みなどがアレルギー症状として現れます。
万が一ヒアルロン酸でアレルギー症状が出てしまった場合は、ヒアルロン酸分解注射でヒアルロン酸を分解し、治療を行います。
過去にヒアルロン酸でアレルギーを発症したことがあるという方は、水光注射を打つことができないため注意しましょう。
敏感肌の方
敏感肌とは、肌の一番外側にある角質層の働きが弱っている状態です。
そもそも角質層とは、皮脂やアミノ酸などの天然保湿成分、細胞間脂質によって肌の水分を保持し、外的刺激からブロックするバリア機能が備わっています。
なんらかの原因によってこれらの働きが弱くなってしまうと、肌のバリア機能が働かなくなり敏感な状態になってしまいます。
敏感肌の方は肌がヒリヒリしていたり、乾燥しやすかったりするのが特徴です。その状態で水光注射を打ってしまうことで、外部刺激によって肌を傷つけてしまうことにつながり、細菌に感染してしまうなどのリスクがあります。
そのため、敏感肌の方は、肌の状態をよくする治療をしてから水光注射を検討するようにしましょう。
重度の糖尿病を患っている方
糖尿病はインスリンの作用不足によって高血糖が慢性的に続く疾患で、血糖値の上昇を抑えられなくなることで、高血糖が続くようになってしまいます。
糖尿病は重篤な状態になると、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を起こしたり、血管の動脈硬化が進行したりすることにより心臓病や脳卒中のリスクが高まることもあり、命の危機にさらされる恐れもあります。
糖尿病を患っている方がヒアルロン酸を体内に投与することで、合併症として感染症が起こってしまう可能性があるため、糖尿病を患っている方は水光注射を避けたほうがよいといえるでしょう。
水光注射のデメリット
水光注射はさまざまな肌悩みを改善する治療として人気ですが、デメリットも存在します。デメリットも知ったうえで施術を受けることを検討するようにしましょう。
ここからは、水光注射のデメリットをご紹介します。
痛みがある
水光注射は9本の極細針を肌に刺して治療を行うため、針を刺したときの痛みを感じることがあります。痛みに不安があるという方は、針を刺すという行為自体が怖いと感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、水光注射を行う前に顔全体に麻酔クリームを塗るため、痛みを感じにくくなります。それでも痛みに不安があるという方は、申し出ることでオプションの笑気麻酔などを提案してくれるクリニックもあるため、カウンセリングで医師に相談してみるようにしましょう。
施術当日はメイク不可
水光注射を受けた当日はメイクをすることができないため、買い物の合間やお友達との待ち合わせ前など、出かける予定がある日に施術日を設定することができません。
施術後にメイクをせずに帰宅することになるので、マスクや帽子などが必要な方は用意をしていくことをおすすめします。
継続した治療が必要
水光注射は1回の治療でハリやツヤ、透明感を実感することができるものの、効果を継続的に実感したいという方は定期的にクリニックに通って施術を受ける必要があります。
水光注射の通院頻度は、2週間間隔で2~3回受けることをおすすめします。その後は3~6ヵ月効果が維持するため、効果が薄れてきた頃に再度施術を受けることになります。
まとめ
水光注射ができない人の特徴と、水光注射のデメリットをご紹介しましたが、参考になりましたか?
水光注射は妊娠中の方や疾患をもっている方は受けられない可能性があるため、注意が必要です。
知らずに治療を受けることで重篤な合併症を引き起こしてしまう可能性も否定できないため、必ず主治医や美容皮膚科の医師とのカウンセリングで、疾患やアレルギーがあることを伝えるようにしましょう。
また、今回水光注射のデメリットを3つご紹介しましたが、デメリットがあるから施術を受けないということではなく、事前に把握して痛みへの対策やメイクができないことへの対策を講じることが重要です。
水光注射に限らず、美容医療を受ける際はカウンセリングでしっかり医師と相談することや、デメリットを理解して施術を受けることをおすすめします。