ミラノリピールを効果なしと感じてしまう理由は?4つの効果とクリニックでの施術をオススメする理由
イタリア・ミラノ生まれの皮膚再生効果に優れていて、トリクロロ酢酸が配合されているピーリング剤であるミラノリピールは、5種類の酸に加えてさまざまな成分が配合されていることで、肌悩みに高い効果を発揮すると話題です。
そんなミラノリピールですが、効果を感じなかったという方も一定数いらっしゃいます。
この記事では、ミラノリピールを効果なしと感じてしまう理由、ミラノリピールの4つの効果、ミラノリピール後の注意点についてご紹介します。
ミラノリピールは効果がないの?と不安な方、ミラノリピールの効果について詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ミラノリピールとは
ミラノリピールは、トリクロロ酢酸が配合されたピーリング剤で、ミラノで生まれたことからミラノリピールという名がつけられています。
5種類のピーリング効果に加えて、アミノ酸やビタミンが肌細胞に直接刺激を与え、コラーゲンを増生するため、エラスチンやヒアルロン酸も皮膚内で作られ、肌にハリや弾力が生まれます。
施術箇所は顔だけではなく、脇、肘、膝、おしり、Vラインなど、ボディの黒ずみにも対応しているのが特徴。
トリクロロ酢酸のアレルギーがある方や、皮膚疾患のある方、強い日焼けのある方は施術を受けることができないため、心配な方はカウンセリングで医師とよく相談をしてから施術を受けるようにしましょう。
ダウンタイムは2~5日ほどで、皮むけが起こることが多いのですが、無理やり剥いたり引っかいたりせずに、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
皮むけが治まると、表皮のターンオーバーが促され皮膚が生まれ変わることで、肌が若返ったように感じます。
ミラノリピールについて詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。
ミラノリピールを効果なしと感じてしまう理由は?
ミラノリピールはさまざまな肌悩みに効果を発揮するピーリング剤ですが、効果がなかったと感じてしまう方がいるのはなぜなのでしょうか?
まずは、ミラノリピールを効果なしと感じてしまう理由をご紹介します。
皮むけが失敗だと思ってしまう
ミラノリピールは個人差がありますが、薬剤を塗布してから2~5日ほどで皮むけが始まり、7~10日ほどで治まっていきます。
この皮むけの期間はファンデーションのノリが悪くなったり、刺激の強いスキンケアがしみたりすることがあるのです。
そのため、皮むけをするという事実を知っていながらも「こんな風になるなら施術を受けるべきじゃなかった」と思ってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、ミラノリピールは皮むけ後にツヤのある明るい肌に変化していくものなので、皮むけ中は予定を調整して外出しないようにするなどの工夫をすることで、ダウンタイム期間人の目を気にすることなく過ごせるでしょう。
施術回数が足りない
ミラノリピールの施術は、1~2週間に1回を5回ほど繰り返すことが推奨されています。1回で施術の効果を感じたという方もいるものの、何度か治療を繰り返すことで徐々に肌悩みが改善されたと感じることが多いでしょう。
とくに、ボディへの黒ずみなどの悩みの場合は、回数を重ねることで少しずつ改善されるものなので、1回の施術で効果がなかったと感じてしまう方も。
そのため、クリニックで施術前のカウンセリングをしっかり受け、自分の肌状況や肌悩みに応じた必要な施術回数を確認するようにしましょう。
セルフで行っていてやり方が間違っている
ミラノリピールは、海外で購入することができたり、個人輸入することができたりします。そのため、自宅でミラノリピールを使用してピーリングを行うという方もいらっしゃいます。
しかし、自宅で行うとなるともちろん医師のカウンセリングを受けることができません。
また、どのように使用するべきかしっかり把握しないままピーリングを続けてしまうことで、肌の状態が悪くなってしまう可能性も。
ミラノリピールを受けた後はアフターケアも重要となりますが、セルフで行うとアフターケアの方法がわからないなどの問題が生じるケースもあります。
ミラノリピールの4つの効果
ミラノリピールには5種類の酸以外にもさまざまな成分が配合されており、配合されている成分によって肌悩みを改善させる効果があります。
ここからは、ミラノリピールの4つの効果についてご紹介します。
コラーゲンブースター作用
以下の成分によって、コラーゲンブースター作用が期待できます。
- グリシン…保湿、抗酸化、皮膚の再生をする
- プロリン…一度破壊されたコラーゲンを修復する
- ヒドロキシプロリン…セラミド合成を増加させる
- ビタミンC…抗酸化分子を再生する
グリシンはコラーゲンの中で最も豊富なアミノ酸で、皮膚の再生特性をもっています。さらに、プロリンやヒドロキシプロリンがコラーゲンを修復したり、産生を促したりすることで、加齢とともに失ってしまったハリを取り戻し弾力のある肌へ導きます。
皮膚再生
以下の成分によって、皮膚再生作用が期待できます。
- ガンマ・アミノ酪酸(GABA)…神経の弛緩及び筋肉を緩和することによる、しわ防止作用
- アルギニン…血流を改善して肌にハリやツヤを与える
- リボフラビン…細胞増殖と再生を促進する
ガンマ・アミノ酪酸にはしわを防止する作用やコラーゲンの合成を促進させる作用があります。
さらに、アルギニンによって血流改善を促すことで肌にハリ、ツヤ、うるおいを与えてくれます。
剥離と活性
以下の成分によって、剥離と活性作用が期待できます。
- トリクロロ酢酸…特定の内分泌物系を活性化させる
- ラクトビオン酸…皮膚をクロノエージングや紫外線から保護する
- サリチル酸…静菌作用と鎮痛作用によって、細菌が増殖しにくい環境をつくる
- タルトル酸…角質溶解作用に優れている
- クエン酸…抗酸化作用に優れている
5種類の酸が配合されていて、角質を溶解するためニキビや毛穴の開きに効果を発揮し、毛穴を収縮させて再生します。
保湿と浸透性
以下の成分によって、保湿と浸透性作用が期待できます。
- スクワラン…バリア機能のサポートする
- ミリスチン酸イソプロピル…製剤を安定化させる
スクワランは、皮脂膜のバリア機能をサポートし、肌トラブルを予防する働きをもっています。さらに、肌にうるおいを与えて保湿する効果もあります。
また、ミリスチン酸イソプロピルが製剤を安定化させて、肌内部まで浸透させるという働きもあります。
ミラノリピール後の注意点
ミラノリピールは、施術後に以下のことを注意して過ごす必要があります。
- 紫外線対策を行う
- 保湿を行う
ピーリング後は、肌が普段以上に敏感な状態なため、紫外線の影響を受けやすく、対策をしっかり行う必要があります。
紫外線対策は、晴れている日だけではなく曇りの日や家の中でも気を付けるようにしましょう。
紫外線吸収剤未使用の日焼け止めを使用し、日傘や帽子などもうまく活用しながらケアすることをオススメします。
また、皮膚が敏感な状態で保湿を怠ってしまうと、乾燥してしまうだけではなく外部からの刺激によって肌トラブルを引き起こすことがあります。
そのため、ミラノリピール後は保湿もしっかり行うようにしましょう。
化粧水はアルコール成分の入っていない、敏感肌用のものを使用するようにし、肌に刺激を与えすぎないことや、乳液やクリームを使ってしっかり肌を守ることが重要です。
まとめ
ミラノリピールを効果なしと感じてしまう理由、ミラノリピールの4つの効果、ミラノリピール後の注意点についてご紹介しましたが、参考になりましたか?
ミラノリピールを効果がなかったと感じてしまう理由は、ダウンタイムに耐えられなかったことや回数が足りていないこと、セルフで行ったために注意事項が理解できていなかったことなどが挙げられます。
ミラノリピールは日本では個人が購入することはできず、クリニックでのみ施術が可能な薬剤となっています。
クリニックで医師のカウンセリングをしっかり受け、肌悩みや肌状態に合わせて治療を進めることが必要です。
そのため、ミラノリピールに効果がなかったと感じている方は、まずはクリニックで医師に相談し、今後の治療計画を立てることをオススメします。
ミラノリピールの施術を受けたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。