アートメイクを眉に行うメリットとデメリットを紹介
顔の印象の8割を決めると言われている眉毛に対して「左右対称に書くのがむずかしい」「毎朝のメイクに時間がかかる」など、お悩みを抱えている方も多いですよね。
そんなお悩みをもっている方にオススメなのが、アートメイクです。アートメイクは医療機関で行われる施術で、眉やアイラインなど、皮膚に針で色素を入れていく手法。
アートメイクはメイクの時短ができる、すっぴんに自信がもてるようになるなどのメリットが多くあるものの、デメリットも存在するため施術を受ける前にメリットだけではなくデメリットも把握したうえで、納得して治療を受けたいですよね。
この記事では、アートメイクについて、眉アートメイクの施術方法、アートメイクを眉に行うメリットとデメリットをご紹介します。
眉アートメイクに興味があるという方、施術を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アートメイクとは
通常行うメイクと違って、水や汗でも落ちることがないアートメイクは、皮膚の浅い部分(0.02mm~0.03mm程度)にインクを注入して、着色していくという施術。
最近は女性だけではなく、男性にも人気のある施術で、メイクを普段しない男性だからこそ眉アートメイクへの需要が高まっています。
まずは、そんなアートメイクの原理などについて詳しくご紹介します。
アートメイクの原理
アートメイクは、眉やアイライン、リップなどにマイクロニードルという専用の針を使用して色素を入れていく施術です。
とくに人気の眉へのアートメイクは、眉毛の生え方や流れに沿ってデザインを決定していくので、自分の眉毛のように自然な仕上がりが叶います。
角質層から2mmほどの深い場所に色素を入れるタトゥーと違い、浅い部分に色素を入れるアートメイクは、個人差はありますが約1~3年かけてターンオーバーによって薄くなっていきます。
そのため、薄くなってきたらリメイクするなど、再度施術を受けることができるので、時代によって流行の違う眉毛を自由にデザインすることができます。
また、アートメイクは眉だけではなくリップ、アイライン、ヘアラインなどさまざまな部位に施術が可能です。
メイクの時間を短縮させたいという方や、もともとの眉やリップにコンプレックスを持っている方などにオススメの施術となっています。
医療行為であるアートメイク
アートメイクは針や麻酔を使用して施術を行うため、日本では医療行為とみなされています。そのため、アートメイクが行えるのは、医師か看護師のみとなっており、無免許で施術を行うことは医師法に違反する行為となります。
安い料金が設定されているサロンなどでのアートメイクは、トラブルが発生した際の処置も行えないため危険が伴います。
しっかり衛生管理が行われ、医師または、医師による指導のもと看護師が施術を行うクリニックで施術を受けるようにしましょう。
眉アートメイクの施術方法
眉アートメイクには手法が2種類あります。クリニックによって呼び方は異なりますが、この2種類のどちらか、または2つを合わせて施術が行われるのが一般的です。
ここからは、眉アートメイクの施術方法について詳しくご紹介します。
手彫り
手彫りで行われるアートメイクは、医療用の針を用いて手動で肌に着色していく施術方法です。アイブロウには手彫りが使用されることが多く、本物の眉毛のように1本1本丁寧に眉毛を描いていきます。
自分の眉毛の足りない部分を補うようなイメージで、本当に毛が生えているような立体的で自然な仕上がりを目指すことができます。
機械(マシン)彫り
機械彫りは決められたデザイン通りに機械で自動的に肌に着色していく施術方法です。高速で動く針で少しずつ色を入れていきます。
パウダーアイブロウでメイクしたかのような仕上がりになり、ナチュラル感が好みの方にオススメです。
昔の機械彫りは、いかにもアートメイクを施したというのがわかってしまうような、塗りつぶし感のある仕上がりでしたが、現在はふんわりした眉を演出することができ、すっぴんでも眉毛のメイクをしているかのような仕上がりになります。
眉アートメイクのメリット
眉毛にアートメイクを施すことで、以下のようなメリットを感じることができます。
メイクが楽になる
眉毛のメイクは、左右対称にするのが難しく、忙しい朝に時間をかけてメイクをしているという方も多い部分です。
アートメイクを施すことで、眉毛にかかるメイクの時間を減らすことができるため、メイク時間全体を短縮できます。
また、水や汗に濡れても落ちないため、外でのレジャーも思いっきり楽しむことができ、温泉やプール、海などでも眉毛が落ちることを気にせず過ごすことができるのが特徴です。
すっぴんでも自信が持てる
眉毛が薄いことを気にしている方は、友人や恋人と温泉などに行ったときにメイクを落とすことためらうこともありますよね。
アートメイクであれば、メイクを落としても眉がしっかりある状態なので、旅行に行ったときにすっぴんを見られても眉毛のことを気にする必要がありません。
左右対称の眉になる
自分でするアイブロウは、鏡を見ていても左右対称にメイクをするのは難しく、毎朝苦戦しながら眉を描いているという方も多いです。
アートメイクは、黄金比を参考に自分が思った通りのデザインを長持ちさせることができるため、毎日鏡とにらめっこしながら頑張る必要がなく、常に気に入ったデザインの眉を維持することができます。
眉アートメイクのデメリット
眉アートメイクには、さまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。施術を検討する際はデメリットも把握して、納得のうえで施術を受けるようにしましょう。
ここからは、眉アートメイクのデメリットをご紹介します。
すぐに除去できない
アートメイクは施術をすると1~3年は消えないため、数年はデザインを変更することができません。トレンドに左右されたようなデザインにしてしまうと、数年経ったときに「他のデザインにすればよかった……」という後悔をしてしまうことも。
そのため、トレンドに合わせたデザインにするよりは、自分の骨格や自眉に合わせたデザインを検討することをオススメします。
どうしてもデザインを変更したいという方は、レーザーによる除去も検討する必要があります。
2~3回の施術が必要
アートメイクの施術は1回では色素が定着しないため、2~3回の施術が必要となります。カウンセリング当日に施術ができるクリニックもあれば、施術は別日となる場合もあるため、何度かクリニックに足を運ぶ必要があります。
1回目の施術では、理想のデザインよりやや小さめに仕上げ、定着具合を確認、2回目以降は、さらにデザインや色味の調整を行っていくのが一般的です。
何度かクリニックに行かなければならないことを考慮し、通いやすいクリニックを選ぶのがオススメです。
痛みやダウンタイムがある
アートメイクは皮膚に針によって傷をつけ、その部分に色素を注入していく施術です。そのため、多少の痛みを伴うことを覚えておきましょう。痛みが不安な方は、事前に伝えておくことで麻酔クリームを塗布することや、施術の際に確認しながら治療を進めていくこともできるため、カウンセリングで痛みについて確認しておくようにしましょう。
また、アートメイクの施術直後は眉毛に腫れや赤みが生じます。2~3日かけて徐々に消失していきますが、人によってはかゆみが出たり、かさぶたができたりすることもあります。
施術後は保冷剤で患部を冷やすなど、クリニックから指示されたアフターケアをしっかり行う必要があります。
クリニックから説明された以外の症状が出ていたり、あまりにも症状が重いという場合は、施術をしたクリニックにすぐ連絡するようにしましょう。
まとめ
アートメイクは皮膚の浅い部分に針で色素を入れていく手法を用いた施術です。手彫りと機械(マシン)彫りがあり、自分の好みのデザインによって手法が異なります。
現在は、女性だけではなく男性にもアートメイクが流行しており、オーダーメイドで隙間や左右差を埋められる眉アートメイクが人気。
そんなアートメイクですが、メイクが楽になる、すっぴんに自信がもてるなどのメリットがある一方で、2~3回の施術が必要になる、ダウンタイムがあるといったデメリットも存在します。
施術をしてからデザインを変更するということもできないため、事前にしっかり好みのデザインを伝え、後悔のないようカウンセリングをしっかり受ける必要があります。
アートメイクは医療行為となるため、医療機関以外での施術は禁止されています。必ず、医師か看護師が施術を行う医療機関で施術を受けるようにしましょう。
アートメイクの施術を検討している方は、この記事を参考にクリニックに足を運んでみてくださいね。