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ピコトーニングは肝斑に効果あり!?改善が期待できる症状を解説

ピコトーニング 肝斑

気づかないうちにうっすらと広がっている左右対称のシミ、「肝斑」。

一般的なシミやそばかすの治療方法として人気が高いレーザー治療ですが、レーザー治療の種類を誤って肝斑のシミに照射してしまうと、シミがより悪化してしまう事例が確認されています。

そのため、肝斑は内服薬で治療を行うことが多かったのですが、レーザー治療の中でもピコトーニングは肝斑のシミに対して直接的にレーザー照射で治療を行える可能性があります。

今回は、肝斑についてやピコトーニングの効果、肝斑以外で効果を発揮する症状、ピコトーニングを受ける前に知っておきたい3つのポイントなど、肝斑とピコトーニングについて詳しく解説します。

ピコトーニングは肝斑に効果あり

ピコトーニング 肝斑

ピコトーニングは、ピコ秒(1兆分の1秒)でレーザーを照射できるピコレーザーを使用した治療方法の1つで、弱い出力のレーザーを照射しメラニン色素を少しずつ分解し排出させることで減らしていきます。

ピコトーニングはレーザーの衝撃波によってメラニンを分解させるので、肌への負担が少なく治療中の痛みをおさえられ、痛みに弱い方でも安心して治療を受けやすいのが特徴です。

ピコトーニングは広い範囲への照射が可能なので、肝斑以外にも顔全体に広がったシミやそばかす、くすみなどを改善し、肌のトーンアップや美白を手にいれられる治療方法です。

肝斑とは、頬骨や口周り、額などに左右対称に現れるシミのことで、発症する原因は詳しくわかっていませんが、妊娠や経口避妊薬によって発症が促されたり悪化したりすることから、女性ホルモンの乱れが大きく関わっていると言われています。

紫外線を浴びて蓄積されることでできる日光性黒子と肝斑の大きな違いとして、主に、下記が挙げられます。

  • 30代〜40代で発症しやすい
  • 左右対称に輪郭の薄い褐色のシミが広がる
  • 主に頬骨や口周り、額、目の下あたりにシミができる
  • シミの色が抜けているように見える場合もある

一番の特徴は左右対称にシミができることで、目の周りを避けた目の下や頬骨などに出現します。

肝斑は女性ホルモンの影響からか30代〜40代で発症しやすく、反対に、60代以降は薄くなり消えてしまう場合があるので、肝斑か判別するときにはシミができた時期や女性ホルモンの乱れなどがなかったかなど細かく確認をしていく必要があります。

今までの肝斑の治療方法は、トラネキサム酸などの内服薬を使用するのがメインで、レーザー治療をすると肝斑が悪化する可能性があるため注意が必要であると言われてきました。

というのも、肝斑は普通のシミやそばかすと比べてメラニン色素を多く溜め込んでおり、レーザーを同じように照射してしまうと、より色が濃くなってしまう危険性があるからです。

しかし、ピコトーニングは弱い出力で照射するため、シミを悪化させるようなメラニン色素への刺激を避けることができ、肝斑の治療にも効果を発揮できるのです。

今まで肝斑は、主に内服薬での治療であったため、なかなか直接的な治療を行なえませんでしたが、ピコトーニングであれば肝斑のシミにレーザーを照射することができます。

肝斑の状態によっては、ピコトーニングであってもレーザー照射ができない場合があるので、医師の診察を受けた上で治療方法を決定していきましょう。

レーザートーニングとの違い

ピコトーニングと同様に肝斑の治療で用いられるレーザー治療として、レーザートーニングが挙げられます。

ピコトーニングとの違いはメラニン色素へのアプローチ方法で、ピコトーニングは衝撃波を利用して分解するのに対し、レーザートーニングは熱を加えます。

そのため、ピコトーニングのほうが肌への負担が比較的少なく、治療中の痛みや治療後の副作用を抑えることができると言われています。

また、どちらも治療を複数回受けることは共通していますが、違いとしてはピコトーニングのほうがレーザートーニングよりも早めに効果を実感できる場合が多い反面、1回あたりの料金が高くなります。

レーザートーニングとピコトーニングは、痛みやダウンタイムの有無、料金の差などによってご自身の希望に合うものを選択すると良いでしょう。

ピコトーニングで改善が期待できる肝斑以外の症状

ピコトーニング 肝斑

ピコトーニングは、肝斑の他にシミやくすみ、赤ら顔、肌質など、顔全体の悩みを治療することができます。

ピコトーニングで改善が期待できる下記の症状を、詳しく解説していきましょう。

シミやくすみ

ピコトーニングでレーザー照射すると、メラニン色素を衝撃波で分解するため、色素沈着によってすでに目立っているシミやそばかすを薄くする効果が期待できます。

また、ピコトーニングを行うことで、メラニン色素の生成を抑制する効果もあるので、メラニン色素が原因のシミやそばかすの発生も抑えられる可能性があります。

シミやそばかすだけではなく、ピコトーニングはくすみ改善にも効果が期待できるので、顔全体のトーンアップや美白効果も期待できます。

赤ら顔

毛細血管が広がることで顔がほてったように赤くなる「赤ら顔」は、ピコトーニングで症状を改善に導くことができます。

ピコトーニングで照射するレーザーは毛細血管のある真皮層まで達するので、レーザーによって毛細血管を収縮させます。

赤ら顔の原因が毛細血管の拡張ではない場合は、ピコトーニングでは改善できない可能性があるので注意しましょう。

肌のハリ改善

ピコトーニングは、肌のハリ改善にも効果を発揮します。肌のハリが失われることで、毛穴の開きやシワが目立つ原因に繋がります。

ピコトーニングのレーザー照射は真皮層を刺激し、肌のハリに大きく関わるコラーゲンやエラスチンの生成を促します。

コラーゲンやエラスチンの生成が促されることで、肌のハリが改善し肌が引き締まるので、目立った毛穴やシワを改善に導きます。

ピコトーニングを受ける前に知っておきたい3つのポイント

ピコトーニング 肝斑

ピコトーニングを受ける際には、事前に知っておきたいポイントがあります。

ピコトーニングに興味がある方やこれから治療を受ける予定がある方は、このポイントを参考にしてみましょう。

痛みが少ない

ピコトーニングは、ピコレーザーの治療の中でも痛みが少なく、麻酔なしで治療を受けることができます。

今までレーザー治療を受けたいけれど痛みに不安があって受けられなかった方や、麻酔をして治療を受けたくなかった方にも、ピコトーニングでの肌治療はオススメです。

皮膚が薄い部分や症状が強く出ている部分など、痛みが出そうな場合はもちろん麻酔をしてから治療をすることも可能で、痛みに弱い方は治療をする前に麻酔の相談を医師にしておきましょう。

麻酔は、治療費用に含まれていない場合があるので、追加で料金が発生するときは注意しましょう。

ダウンタイムが少ない

ピコトーニングは熱ではなくレーザーでの衝撃波でシミなどの肌症状を改善するため、肌への負担が抑えられダウンタイムも少なく済みます。

レーザー治療というと、照射した部分が赤く腫れることや浮腫むことがあり、炎症止めの薬を塗ったりテープで保護したりしなければならないケースがありました。

しかし、ピコトーニングであれば肌の奥深くにレーザーによるエネルギーを伝えるので、肌表面が炎症を起こす可能性が少なく、ダウンタイムも他のレーザー治療と比べて短くできるのです。

ピコトーニングは治療後すぐ化粧をすることができ、レーザー照射後も普段どおりの生活を送ることができます。

ピコトーニングの副作用としては、照射した部分に赤みが生じる場合がありますが一時的なもので、レーザー治療後によく発生するかさぶたになる可能性は少ないので、顔全体に照射しても安心です。

1回の治療で効果を実感しづらい

ピコトーニングは、弱い出力のレーザーを使用するので治療効果を実感するまでに複数回治療を受ける必要があります。

ピコトーニングで効果を実感するまでには、3回〜5回前後かかる事が多いので、通院が可能な場所にあるクリニックを見つけることが重要です。

ご自身の肌の状態によって必要となる回数が変わってくるので、治療予算がある方は治療を始める前に目安となる治療回数や費用を相談してみると安心です。

治療を継続することで効果を持続できる

シミや肝斑の根本的な原因ともなるメラニン色素は、ピコトーニングで治療をしても体の中では生成し続けられるので、治療した肌を持続させたい方は定期的にピコトーニングを受ける必要があります。

シミなどがピコトーニングを受けることで薄くなったとしても、メラニンは生成され続けるので、シミの色が再度濃くなってしまう可能性が考えられます。

ピコトーニングで治療をした後も、シミを目立たせないためには定期的にピコトーニングでレーザーを照射することで、目立ち始めたシミだけではなくこれからできる可能性があるシミやそばかすの発生を抑えられ効果を持続できます。

治療後は日焼けに注意

ピコトーニングに限らず、ピコレーザーの治療を受けた後の肌はデリケートな状態なので、肌に刺激を与えないことが重要です。

特に、治療した部分に紫外線が当たってしまうと炎症が起こったり、シミがより濃くなってしまったりする可能性があるので、ピコトーニングを受けた後は日焼け対策をしっかりと行いましょう。

その他にも、顔のマッサージによる刺激や肌の乾燥を防ぐために普段よりも保湿をするなど、治療後の肌ケアをしっかりと行いましょう。

まとめ

今回は、肝斑の治療に効果が期待できるピコトーニングについて解説してきましたが、いかがでしたか?

肝斑は、紫外線が原因で起こるシミやそばかすに比べて治療方法が限られており、肝斑と知らずにピコトーニングのようなメラニン色素に刺激を与えづらいレーザー治療を選ばないと、より症状を悪化させてしまう可能性があります。

肝斑は原因がしっかりとわかっていないからこそ、慎重に治療を進めて行く必要があるので、ピコトーニングは継続して治療を行う必要がありますが、照射を繰り返して少しずつ症状を改善していきましょう。

また、ピコトーニングを受けると、肝斑だけではなく今後発生するシミやそばかすの予防や、肌質改善にも繋がります。

治療を受けた後は炎症を起こさないように、医師の指示に従い肌に刺激を与えないよう気をつけることがとても大切です。

気づかないうちにうっすらと広がっている左右対称のシミ、「肝斑」。

一般的なシミやそばかすの治療方法として人気が高いレーザー治療ですが、レーザー治療の種類を誤って肝斑のシミに照射してしまうと、シミがより悪化してしまう事例が確認されています。

そのため、肝斑は内服薬で治療を行うことが多かったのですが、レーザー治療の中でもピコトーニングは肝斑のシミに対して直接的にレーザー照射で治療を行える可能性があります。

今回は、肝斑についてやピコトーニングの効果、肝斑以外で効果を発揮する症状、ピコトーニングを受ける前に知っておきたい3つのポイントなど、肝斑とピコトーニングについて詳しく解説します。

 

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