フォトフェイシャルステラM22の効果は?期間や施術後の過ごし方について紹介
IPL光治療を検討している方のなかには、「ステラM22」で治療を受けたいと考えている方も少なくありません。
ステラM22は、ルミナス社が製造、販売をしているIPL光治療の機械ですが、自分の肌悩みに効果があるのかと疑問に思うことはありませんか?
この記事では、ステラM22の効果や効果が現れる期間、施術間隔などを紹介します。
他のIPL光治療器との比較も紹介するため、治療を検討している方はぜひご覧ください。
目次
ステラM22とは

IPL技術を使用したステラM22は、2021年に厚生労働省の認可を受けている医療機器です。
ここでは、ステラM22について詳しく紹介します。
IPL光治療の機械
IPLはIntense Pulsed Lightの略で、特殊な光によって表皮のメラニン色素や毛細血管をターゲットに肌トラブルを改善に導きます。
同時に、IPLの光エネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激するため、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果も期待されます。
IPLの光はさまざまな波長の光を照射でき、1台で複数の肌悩みを改善に導くとして人気がある点が特徴です。
ステラM22の特徴
ステラM22は、以下の6種類のフィルターから肌悩みに合わせたものを選択できます。
- 515nm:表皮の薄いシミやそばかす
- 560nm:シミ・そばかす
- 590nm:真皮の赤ら顔・シミ・そばかす
- 615nm:色素病変・血管病変・シミ・そばかす
- 640nm:黒いシミ・濃いシミ・肝斑
- 695nm:肝斑併発部分の色素病変・ディープヒーリング
また、スポットのサイズは3種類から選択できるため、小さく照射が難しい部位への施術もしやすい点が特徴です。
レーザー治療との違い
ステラM22は、レーザー治療と同じような効果が期待される治療ですが、レーザーは濃いシミなどへピンポイントで強いエネルギーを照射する機械です。
一方、ステラM22は、弱いエネルギーを肌全体に照射して複合的な肌トラブルの治療を目指す点が違いです。
レーザー治療のようにかさぶたや赤みなどの副作用が出にくく、ダウンタイムが抑えられることもポイントになります。
濃いシミをピンポイントで治療したい方はレーザー、複合的な肌悩みを改善したい方はフォトフェイシャルステラM22を選ぶ傾向にあります。
ステラM22に期待される効果

フォトフェイシャルステラM22は、以下のような肌悩みへの効果が期待されます。
- シミ・そばかす
- 赤ら顔
- くすみ
- しわ・毛穴・肌のハリ・肌質改善
- ニキビ・ニキビ跡
シミ・そばかす
シミやそばかすは、紫外線のダメージを受けてメラノサイトがメラニンを生成することで表皮に現れてきます。
薄いシミやそばかすには強いレーザーではなく、マイルドな光のステラM22が向いています。
ステラM22は、メラニンに吸収される波長で照射することができるため、色素を分解して広範囲のシミやそばかすに効果を発揮しやすいです。
赤ら顔
赤ら顔は、何らかの原因によって毛細血管が拡張して血液量が増加することが原因のひとつとされています。
血管のなかに含まれる、赤い色素であるヘモグロビンが肌表面に透けて見えて赤ら顔につながることがあります。
ステラM22は、赤ら顔の原因のひとつであるヘモグロビンに作用して、顔全体の赤みを抑える効果が期待されます。
くすみ
くすみは、肌が本来もつ明るさや透明感、ツヤなどが失われることで、肌全体が暗く見えてしまう状態です。
主な原因として、乾燥や角質の蓄積、血行不良、紫外線によるメラニンの増加、ターンオーバーの乱れなどがあげられます。
ステラM22は、メラニンへ作用することでくすみの原因のひとつである色素沈着を分解してくすみ改善を目指します。
しわ・毛穴・肌のハリ・肌質改善
ステラM22は、表皮だけではなく真皮層をターゲットとしてエネルギーを照射することも可能です。
真皮層にはコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞がありますが、IPLの光を照射すると細胞が刺激されます。
線維芽細胞が活性化されると、肌全体にハリやツヤが発生するため、目尻の小じわや毛穴の開きが改善することがあります。
ニキビ・ニキビ跡
ニキビは毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖、皮脂の過剰分泌などが原因で発生します。
ステラM22を照射すると、アクネ菌を減らす効果が期待されるため、ニキビが改善することがあります。
また、炎症のあとにできたニキビ跡にも有効です。
ただし、ニキビの炎症が酷い場合や、ニキビ跡の種類によっては治療が難しいケースもあるため医師との相談が必要です。
ステラM22のダウンタイム

ステラM22は、ダウンタイムがほとんどない施術とされています。
ただし、施術直後に肌に赤みが出るケースがあるため、治療部位を冷やすなどの対処が必要です。
シミが一時的に濃くなることがありますが、メイクで隠せる程度です。
ただし、ダウンタイムには個人差があるため、実際には医師からの注意点などをよく確認してください。
ステラM22と他のIPL治療器の比較

IPL光治療機器にはさまざまな種類がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
以下は、代表的な機器です。
| 機器名 | 製造会社 | 波長 | 対応できる肌悩み |
| ステラM22 | ルミナス社 | 515~1200nm | シミ、そばかす、赤ら顔、毛細血管拡張症 |
| ルメッカ | インモード社 | 500~600nm | シミ、そばかす、肌質改善 |
| セレックV | ジェイシス・メディカル社 | 500~1200nm | シミ、そばかす、赤ら顔 |
| オーロラ | シネロン・キャンデラ社 | 580~980nm | シミ、そばかす、たるみ、毛穴、ニキビ跡 |
| BBLs | サイトン社 | 420~1400nm | シミ、赤み、毛穴、肌質改善 |
| ライムライト | キュテラ社 | 520~1100nm | 薄いシミ、そばかす、肝斑 |
IPL機器は多くの会社から販売されていますが、波長によって対応できる悩みが異なります。
また、一般的にはダウンタイムが数時間~1日程度発生する点が特徴です。
ステラM22の効果について

ステラM22は、効果を実感できるまでに日数がかかる可能性があります。
ここでは、効果の発生時期や持続期間などについて紹介します。
効果はいつから現れる?
ステラM22の効果は、数日~1週間程度で現れるとされています。
ただし、肌状態や体質、何回目の照射かによって効果の現れ方には個人差があります。
施術は複数回受けるのがおすすめ
ステラM22は、もともと複数回の施術を受けることが前提の機械です。特定の悩みにアプローチするというよりは、全体的な肌のトーンアップを目指します。
また、色素沈着の発生を抑えるためにも、低出力の光を複数回照射するのがおすすめです。
一度ステラM22で理想の肌に近づくと、継続して施術を受けることでその状態を保てる点も複数回施術のメリットです。
効果を高めるためのコツ
ステラM22は、効果を持続させるために複数回を適切な頻度で受ける必要があります。
肌のターンオーバーに合わせて、1~1.5か月程度の間隔で施術を受けるのがおすすめです。
また、日焼け対策や保湿対策をしっかりと行うことで、肌を外的ダメージから守りやすくなります。
効果の持続期間
ステラM22の効果は、1回の施術で1か月程度、3回で2~3か月程度持続するとされています。
効果の出方には個人差がありますが、1クールが5~6回とされるため、その治療が終わったら2~3か月ごとにメンテナンスを続けるのがおすすめです。
まとめ
ステラM22は、シミやそばかす、くすみ、赤ら顔などに効果があるIPL光治療の機械です。
ダウンタイムがほとんどない施術であるため、他のIPL光治療器と比べるとスケジュールの調整が少なく済むケースもあります。
効果を持続させるには、複数回の施術を受ける必要があるため、医師と相談のうえでターンオーバーに合わせて施術を受けましょう。