糸リフト施術後のひきつれは治る?原因や対処法などを解説
頬や顔周りのたるみを改善できる美容整形として人気がある施術が糸リフトです。
実際に、糸リフト施術を受けたいと思っている人もいるでしょう。
また、既に糸リフト施術を受けた人の中には、ひきつれが起こっており、きちんと治るのか不安に思っているかもしれません。
この記事では、そもそも「ひきつれ」とはどのようなものか、ひきつれの原因、対処法などを解説します。
糸リフト施術を受けたいと思っている人、ひきつれが起こって不安を抱えている人はぜひ最後までご覧ください。
目次
糸リフト施術後に起こる「ひきつれ」とは?
糸リフト施術後に起こる「ひきつれ」とは、肌が突っ張るような引っ張られるような感覚のことで、副作用の1つです。
もちろん、まったくひきつれが起こらない人もいますが、多くの人に起こる副作用であるため、過剰に心配する必要はないでしょう。
ひきつれを感じる度合いには個人差が大きく、常感じる人もいれば、笑った際など表情が動いたときに感じる場合もあります。
また、少し違和感がある程度のひきつれで終わる人もいれば、口がうまく動かせないなど日常生活に支障をきたす場合もあるため、その場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。
ひきつれは長くて3~4週間程度続く
糸リフト施術後のひきつれは、多くの場合長くて3〜4週間、短くて1週間程度続きますが徐々に改善していく場合がほとんどです。
できるだけひきつれを起こさないような施術や担当医師を選択することはできますが、起こってしまったひきつれを早期改善させる方法はありません。
また、糸リフト施術において「ひきつれが起こった=施術の失敗」ではないと覚えておきましょう。
ひきつれはよくある副作用の1つで多くの人が経験するため、ひきつれが起こっても慌てずに、カウンセリング時に説明があった期間は安静にしながら様子を見ましょう。
場合によっては再施術が必要
ひきつれは徐々に改善していく場合がほとんどですが、一定期間が過ぎてもひきつれが治まらない、ひきつれが強くなっていく場合は再施術が必要です。
なんらかのアレルギーが生じている場合もあるため、無理はせず、すぐに施術を受けたクリニックに出向き対処をお願いしましょう。
炎症が治まれば問題ない場合や再施術が必要な場合など、どういった対処を行うかは医師との相談になります。
糸リフト施術後にひきつれが起こってしまう5つの原因
糸リフト施術後にひきつれが起こってしまう原因は、おもに以下の5つが考えられます。
- 神経の近くに糸が通っている
- 引き上げる力が強すぎる
- 糸がまだ馴染んでいない
- 糸の太さが合ってない
- 糸がある場所や深さが合っていない
それぞれの原因についてくわしく見ていきましょう。
神経の近くに糸が通っている
糸リフトのために挿入した糸が神経の近くを通っている場合、ひきつれが起こってしまうことがあります。
特に前頭部からおでこ・上唇から頬やこめかみ・下あごから耳付近の3箇所は顔の感覚を司る三叉神経と呼ばれる末梢神経が通っています。
おでこや頬はたるみ改善のために施術を受ける方が多いですが、神経付近に糸が挿入されるとひきつれや違和感が生じやすくなります。
引き上げる力が強すぎる
糸リフト施術では、挿入した糸を引っ張ってたるみ部分を改善しますが、引き上げる力が強すぎる場合、ひきつれや施術部分の違和感に繋がります。
たるんだ場所をしっかりと引き上げたい場合は、引き上げ力の強い糸の使用などを検討しましょう。
糸がまだ馴染んでいない
体内に挿入した糸は、馴染むまでに一定の時間がかかるため、糸を挿入してすぐのまだ体に馴染んでいないタイミングではひきつれを感じやすい場合があります。
多くの場合、使用する糸によって多少異なりますが、1週間程度で体に馴染むため、ひきつれや違和感を覚えにくくなるでしょう。
もし、1ヶ月以上が経過してもひきつれなどが改善しない場合は、一度施術を受けたクリニックに相談する必要があります。
糸の太さが合ってない
糸リフトに使用する糸は、さまざまな素材や太さがあり、リフトアップしたい部分や糸を挿入する場所などによって最適な糸の太さを選択する必要があります。
施術場所や皮膚の状態と糸の太さが合っていない場合、ひきつれが起きやすいです。
皮膚が薄い部分に糸を挿入する場合は、特にひきつれが起きやすいでしょう。
また、糸が透けて見えたり触ると皮膚の表面に糸の凹凸などを感じたりする場合もあります。
施術箇所に応じた糸の太さなどの選択は自分で行うのは難しいため、施術前のカウンセリング時に施術部分や皮膚の様子などを確認しながら、医師と使用する最適な糸の太さなどを確認しましょう。
糸がある場所や深さが合っていない
糸リフトの糸を挿入する場所や深さが合っていない場合は、ひきつれが特に強く出てしまう可能性があります。
ひきつれをできるだけ抑えたいのであれば、糸を挿入する場所や深さを適切に見極めて細やかな調整をする必要があります。
適切な挿入場所の見極めや調整は、医師の腕に左右される部分です。
できるだけひきつれを起こしたくない人は、施術を受ける前に担当医師の所有資格や実績などを重視するとよいでしょう。
ひきつれを悪化させないために注意するとよい3つのポイント
ひきつれは、糸リフト施術のよくある引く作用の一つで、基本的には徐々に改善していきますが、施術後の行動によっては症状を悪化させてしまうかもしれません。
そこで、ひきつれを悪化させないために注意するとよいポイント3つをご紹介します。
- 口元を大きく動かさない
- 傷口は触らない
- 血行を良くしない
それでは、それぞれくわしく解説していきます。
口元を大きく動かさない
ひきつれが起こると、口元が動かしにくくなったり違和感があったりするかもしれませんが、口元を大きく動かさないようにしましょう。
施術後にひきつれがある状態で口元を大きく動かしてしまうと、糸リフトがずれたり外れたり、ひきつれや痛みなどの副作用が強くなったりしてしまうかもしれません。
大きな口をあけて食事を食べる、硬い食べ物を食べる、歯科治療などは避けるようにしましょう。
傷口は触らない
糸リフトはメスを使用しない施術ですが、糸を挿入する際に小さな傷口ができてしまいます。
小さな傷口でも触ってしまうと、細菌感染が起こって化膿したり挿入した糸がずれたりするかもしれません。
ついつい気になって傷口を触ってしまうことに加え、もともと顔を触る癖がある人は注意が必要です。
また、ひきつれを改善するためにマッサージを行う人がいますが、マッサージは細菌感染のリスクを高めるだけではなく、糸がずれるなどさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
糸リフトがしっかりと安定するまでは、必要以上に傷口を触ること、洗顔やメイクをする際に圧迫や摩擦をすることは避けましょう。
血行を良くしない
ひきつれだけではなく、ほかの副作用を悪化させないためにも、血行を良くする行動は避けましょう。
血行を良くする行動としては、岩盤浴・長時間の入浴・飲酒・激しい運動などです。
血行が良くなってしまうと、ひきつれだけではなく痛みや内出血、腫れなどのほかの副作用が悪化する可能性があります。
糸リフト完成後の仕上がりにも影響する場合もあるため、施術後1週間程度は血行を良くしないように安静に過ごしてください。
まとめ
この記事では、そもそも「ひきつれ」とはどのようなものか、ひきつれの原因、対処法などを解説しました。
「ひきつれ」とは、肌が突っ張るような引っ張られるような感覚で、糸リフトの副作用の1つです。
ひきつれが起こる原因はさまざまですが、ひきつれが起こる=施術失敗ではありません。
ひきつれは、徐々に改善する場合がほとんどですが、ひきつれや痛みが強くなっていく、長期間ひきつれが改善しないなどの場合は施術を受けたクリニックに相談してください。
場合によっては再施術が必要になるかもしれません。
また、ひきつりを悪化させないためのポイントも解説しましたので、ぜひ参考に理想のフェイスラインを手に入れましょう。