糸リフト施術後の凹凸はどれくらいで治る?やってはいけない行動と防ぐ方法を紹介
糸リフト施術の副作用の1つとして、「施術箇所の凹凸」があります。
肌に凹凸ができると見た目も気になり、治るのか施術が失敗したのではないかと不安になるかもしれません。
また、糸リフト施術後に凹凸が出てしまい、本当に治るのか不安な人もいるでしょう。
この記事では、糸リフト施術後の凹凸はどれくらいで治るのか、凹凸ができる原因ややってはいけない行動などを紹介します。
これから糸リフト施術を受けたいと思っている人、凹凸が出てしまい不安な人はぜひ最後までご覧ください。
目次
糸リフト施術後の凹凸はどれくらいで治る?
肌の凹凸は糸リフトの副作用の一つであり、施術後すぐは凹凸が目立ってしまうかもしれませんが、基本的には時間の経過と共に治る場合が多いです。
施術時に使用する糸の種類や施術箇所など治るまでの期間には個人差がありますが、早くて2週間程度、遅くても1ヶ月程度で凹凸は目立たなくなってくるでしょう。
糸リフト施術後、肌に凹凸ができてぼこぼこしてしまうと不安に思うかもしれませんが、施術失敗ではないため、安静にしつつ時間が過ぎて治るのを待ちましょう。
凹凸を放置するとそのまま固定される可能性がある
多くの場合は、時間の経過とともに治るはずの凹凸ですが、1ヶ月を経過しても凹凸が気になる場合は放置せず、すぐにクリニックを受診しましょう。
一定の時間が過ぎても凹凸が治らない状態で放置してしまうと、そのまま皮膚が固定されてしまう可能性があります。
事前にカウンセリング時に説明があった一定時間が経過しても凹凸が治らない場合は、できるだけ早く施術を受けたクリニックに相談してください。
糸リフトで凹凸が出る原因5つ
糸リフト施術後に凹凸が出てしまう原因にはさまざまありますが、おもに以下の5つの原因が考えられます。
- 糸リフトの引き上げる力が強すぎる
- 施術箇所に対して使用する糸が太過ぎる
- アレルギー反応が出てしまっている
- 糸の深さが均一ではない
- 糸がずれてしまっている
それでは、それぞれの原因についてくわしく紹介します。
糸リフトの引き上げる力が強すぎる
糸リフトは体内に糸を挿入し、引き上げることでリフトアップを行う施術であるため、糸の引き上げる力が強すぎると、皮膚と皮下組織にズレが生じてしまい皮膚に凹凸が出てしまう可能性があります。
ただ、引き上げる力が弱すぎると十分なリフトアップ効果は期待できないため、十分なリフトアップ効果を実感しつつ凹凸が出にくい絶妙な力加減が必要になります。
もし、施術後に凹凸が出てしまったとしても2週間程度で治るため、しばらく様子を見ましょう。
施術箇所に対して使用する糸が太過ぎる
糸リフトに使用する糸には、素材や太さにさまざまな種類があり、施術箇所や皮膚の厚みなどを加味して最適な糸を決めます。
この時、施術箇所や皮膚の厚さに対して使用する糸が太過ぎると凹凸が出やすく、施術箇所に触れた際に糸の感覚が分かってしまうかもしれません。
施術前のカウンセリング時に最適な糸の太さなどを医師と相談するようにしましょう。
アレルギー反応が出てしまっている
糸リフトに使用する糸の素材はさまざまであり、まれにアレルギー反応が出てしまう場合があります。
アレルギー反応が強く出ると、より凹凸がひどく目立つようになります。
アレルギー反応による凹凸は、時間経過で治らない場合もあるので注意が必要です。
一定の時間が過ぎても凹凸が治らない、むしろ凹凸が悪化している、説明のあった副作用以外の症状が出る場合はすぐに施術を受けたクリニックに連絡してください。
アレルギー反応の度合いや症状、皮膚の状態によっては、再施術や糸を取り除く必要があります。
アレルギーに不安がある場合は、カウンセリング時にその旨を伝え、施術後の保証やアフターケアが充実しているクリニックを選ぶとよいでしょう。
糸の深さが均一ではない
糸を挿入する際には表皮に平行である必要がありますが、糸が表皮に対して平行ではない場合、皮膚にヨレや歪みが生じ凹凸が現れます。
それだけではなく、糸の深さが均一ではなかった場合、引き上げる力が異なってしまうため、より凹凸が出やすくなるでしょう。
糸を挿入する深さを均一に挿入できるかは医師の腕だけではなく、肌の状態によって左右されます。
糸がずれてしまっている
施術後すぐは糸が表皮に対して平行に挿入されており、凹凸がなかったとしても施術箇所を必要以上に触ってしまい糸がずれてしまうと凹凸が出てしまう可能性があります。
特に糸に大きなとげが付いている場合や太い糸を使用している場合は凹凸が出やすく、目立ちやすいです。
施術後、挿入した糸が安定するまでは安静にして、施術部分は必要以上に触れないようにしてください。
糸リフト施術後の凹凸を治すためにやってはいけないNG行動
糸リフト施術後の凹凸は多くの場合、時間の経過とともに治ります。
しかし、ここで紹介するようなNG行動をしてしまうと凹凸が治らなくなったり、悪化したり、ほかのトラブルを引き起こす可能性があります。
そのため以下の3つの行動は避けてください。
- ハイフやマッサージ
- 固いものを食べたり口を大きくあけたりする動き
- 施術部分を圧迫させる寝方
それでは、くわしく見ていきましょう。
ハイフやマッサージ
糸リフト施術後最低でも1ヶ月はハイフ(高密度焦点式超音)やマッサージは避けましょう。
マッサージなどを行えば、凹凸が無くなるのでは?と思うかもしれませんが逆効果です。
糸がずれたり炎症を起こしたりして、凹凸がより悪化したり細菌感染などで炎症が起きたりしてしまう可能性があります。
固いものを食べたり口を大きくあけたりする動き
凹凸などの糸リフト施術後のダウンタイムをできるだけ短くしたい場合は、硬い食べ物や口を大きくあける動きは避けましょう。
豆腐やおかゆのような柔らかく施術箇所に負担のかからない食事がおすすめです。
固いものを嚙み締めたり口を大きくあけたりする動きは施術箇所に負担をかけてしまうため、糸がずれてしまうかもしれません。
施術部分を圧迫させる寝方
糸リフト施術後は、施術部分を圧迫すると糸がずれ、凹凸や痛み、腫れなどが悪化する可能性があるため、寝方にも注意が必要です。
施術箇所を圧迫しないように、寝るときは仰向けがおすすめです。
寝方に注意するのは、糸リフトが安定する1〜2週間程度が目安となっています。
糸リフト施術後の凹凸を防ぐには?
糸リフトはそもそも凹凸ができやすい施術であるため、凹凸を防ぐ方法はありませんが、できるだけ凹凸ができにくくする方法はあります。
まず、糸リフトに使用する糸は、とげの有無・太さ・素材によって多くの選択肢があります。
施術箇所はおでこなのか口元なのか、どの程度引き上げたいのか、糸を挿入する深さなどによって最適な糸が異なります。
また、何本の糸で引っ張り上げるのかも重要です。
次に、たるみを改善するためには、しっかりと引き上げる必要がありますが、強すぎる力で引っ張り上げてしまうと凹凸が起きやすいです。
納得できるリフトアップ効果を実感しつつ、凹凸をできるだけ出さないためには、肌の状態や骨格、筋肉の付き方などを的確に見抜く必要があります。
最後に、糸と挿入する場所と深さです。両頬のリフトアップをしたい場合、両頬のたるみ具合や骨格、筋肉の付き方は左右対称ではありません。
施術後に違和感を覚えないように、糸の挿入場所や深さを決める必要があります。
これらは医師の知識や技術に大きく左右され、少しのズレが凹凸のできる原因になります。
できるだけ凹凸を防ぎたい場合は、施術を受けるクリニックや医師選びが重要です。
施術クリニックを決める際には、日本美容外科学会(JSAPS)認定医であることや日本形成外科学会や日本美容外科学などに所属しているかなどを重視しましょう。
実際に施術を受けた人の口コミなども参考にするのもおすすめです。
まとめ
この記事では、糸リフト施術後の凹凸はどれくらいで治るのか、凹凸ができる原因ややってはいけない行動などを紹介しました。
凹凸が出るのは糸リフトの副作用の1つであり、施術後すぐは凹凸が目立ってしまうかもしれませんが、基本的には時間経過と共に治ります。
ただ、一定の時間が過ぎても凹凸が治らないまま放置してしまうとそのまま固定され、治らなくなってしまう可能性もあります。
カウンセリング時に聞いていた期間を過ぎても凹凸が治らない場合、できるだけ早く施術をしたクリニックを受診してください。
凹凸が出ない方法はありませんが、医者の腕や技術が良ければ凹凸が目立ちにくくなる場合もあります。
施術を受けるクリニックは資格や実績、口コミなどを必ずチェックしておきましょう。