トリニティ・プラスとフォトRFの違いとは?それぞれの特徴と具体的な効果を解説
トリニティ・プラスとフォトRFの違いはご存知ですか?トリニティ・プラスは、1台3役で施術を行える機種による複合治療です。一方、フォトRF(オーロラ)はフォトフェイシャルで用いられるIPLとRF(高周波エネルギー)を組み合わせた肌治療を指します。
これら両者の違いを理解しておけば、自身にとって最適な肌治療を実施できるはずです。肌トラブルを効率的に改善するためにも、トリニティ・プラスとフォトRFの違いを理解しておきましょう。
本記事では、トリニティ・プラスとフォトRFの基礎概要、それぞれの違いについて詳しく解説します。最後までご覧になることで、両者の違いを深く理解できるほか、さまざまな肌治療の比較検討が行えます。
目次
トリニティ・プラスとは
トリニティ・プラスとは、「シネロン・キャンデラ社」から推奨されている、1台3役で施術を行える機種による複合治療のことです。患者様のお肌に合わせてSRによるシミ治療、サブライムによるたるみやリフトアップ治療、モチーフIRによる小ジワや毛穴の肌質改善治療の3つを実施します。
- シミ治療「SR」:光(IPL)と高周波(RF)
- リフトアップ治療「サブライム」:赤外線(IR)と高周波(RF)
- 肌質改善治療「モチーフIR」:ダイオードレーザーと高周波(RF)
このトリニティ・プラスでは、上記3つの治療方法を組み合わせて施術できるため、患者様の肌状態に合わせた最適な治療を可能にします。そのことから、単体治療では得られない相乗効果が生まれ、顔全体のアンチエイジングケアとなり、患者様の理想とする美肌に近づきます。なお、トリニティ・プラスの治療で得られる具体的な効果は下記のとおりです。
- シミ・そばかすの改善
- 赤ら顔の改善
- ニキビ・ニキビ跡の改善
- 毛穴の開き・毛穴汚れの改善
- 肌のたるみや肌質の改善
このように、トリニティ・プラスを実施することでより高い美肌効果が期待できます。また、トリニティ・プラスの治療は即時性が高く、治療所要時間も短いため、仕事などで忙しい方でも効率的に肌トラブルを解消できるでしょう。
なお、トリニティ・プラスは従来のeMAXを用いた「トリニティ」が進化したものです。いくつかの改良が加えられたことで、従来のトリニティよりも高い効果が得られます。
このトリニティ・プラスについてより詳しく知りたい方は「elōs Plus®による トリニティ・プラスとは」をご確認ください。治療にかかる料金や注意点なども解説しています。
フォトRFとは
ここまで、トリニティ・プラスの基礎概要を解説しました。続いて、フォトRFについてみていきましょう。
フォトRFとは、フォトフェイシャルで用いられるIPLとRF(高周波エネルギー)を組み合わせた治療に使う機器のことです。このフォトRFを使用し、光エネルギーと高周波エネルギーを同時に照射する治療を「オーロラ」といいます。
従来のフォトフェイシャルではお肌の浅い部分にしかアプローチできませんでしたが、フォトRFであれば皮膚の3〜4mmまでアプローチできるため、さまざまな肌トラブルを改善できます。皮膚の深い層まで照射し熱を伝えられることから、コラーゲンやエラスチンを増加させる作用もあります。なお、フォトRFの美肌効果としては以下のようものが挙げられます。
- シミやくすみを目立ちにくくする
- 赤ら顔やニキビ跡の改善
- お肌にハリを出す
このように、フォトRFを使用するオーロラを実施すれば、シミやくすみを中心とした多くの肌トラブルを改善できます。さらに、フォトRFによる治療はお肌への負担やダウンタイムが少ないため、治療後の副作用を不安に思う方にもおすすめです。
トリニティ・プラスとフォトRFの違い
フォトRFの基礎概要については大まかに理解できたでしょうか?次に、トリニティ・プラスとフォトRFの違いを解説します。両者の違いを明確にし、自身にとって最適な治療方法をみつけましょう。
トリニティ・プラスは、光(IPL)と高周波(RF)によるシミ治療(SR)、赤外線(IR)と高周波(RF)によるリストアップ治療(サブライム)、ダイオードレーザーと高周波(RF)による肌質改善治療(モチーフIR)の3つを組み合わせた複合治療です。一方、フォトRFは光エネルギー(IPL)と高周波エネルギー(RF)の2つを組み合わせた治療を指します。
両者を比較してみると、フォトRFを用いた治療はトリニティ・プラスの治療内容に含まれています。また、トリニティ・プラスではフォトRFで得られるシミ改善効果に加え、サブライムによるたるみ改善効果とモチーフIRによるシワ改善効果においても、1度の治療で同時に得ることができます。そのことから、トリニティ・プラスのほうが多くの肌トラブルに対応している治療方法だといえるでしょう。
とはいえ、フォトRFとトリニティ・プラスには細かい違いがいくつかあります。そのほかの違いについては以下をご参照ください。
【トリニティ・プラス】
治療所要時間:60分前後
治療料金:24,000〜66,000円
ダウンタイム:赤みや熱感が治療直後〜1、2時間程度出ることもあるが、ダウンタイムはほとんどない
治療時の痛み:輪ゴムではじかれるような痛みを感じるが、耐えられないほどではない
メリット:肌トラブル全般を改善できる・短時間で高い効果を得られる
デメリット:治療料金がほかの肌治療に比べて高額になりやすい
【フォトRF】
治療所要時間:15分前後
治療料金:約10,000円
ダウンタイム:数日間かさぶたや赤みを伴うこともあるがそれ以外はほとんどない
治療時の痛み:軽くパチパチとした痛みを感じる場合があるものの、耐えられないほどではない
メリット:治療料金がほかの肌治療に比べて安価であり、治療の所要時間も短め
デメリット:繰り返しの照射が必要であるため、通院する可能性がある
このように、トリニティ・プラスとフォトRFでは細かい違いが複数あります。ただし、これらの比較はあくまで目安であり、治療するクリニックによって内容が異なるため、肌治療を受けたい場合は事前に確認しておきましょう。
フォトRF以外の「フォト」がつく2つの治療方法
ここまで、トリニティ・プラスとフォトRFの違いについて解説しました。最後に、フォトRF以外の「フォト」がつく治療方法を2つご紹介します。肌治療における理解が深まり、自身により最適な治療方法をみつけられるでしょう。
フォトフェイシャル(IPL)
フォトフェイシャルとは、レーザーとは異なる特性を持つ光を照射することにより、肌トラブルの改善を促す治療のことです。このフォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)とも呼ばれます。
フォトフェイシャルによる治療はお肌へのダメージが少なく、シミやくすみ、赤ら顔、ニキビ跡に対して高い美肌効果を与えます。なお、フォトフェイシャルはフォトRFと同じく、何度も治療を行うことでより高い効果が得られます。
治療所要時間:30分前後
治療料金:約10,000円
ダウンタイム:かさぶたがポロポロと落ちることもあるが、ダウンタイムはほぼない
治療時の痛み:フォトRFと同じく痛みはほとんどない
フォトシルクプラス
フォトシルクプラスとは、イタリア「DEKA社」の最新式美白治療器を使用し、シミやくすみを改善できる肌治療のことです。フォトフェイシャルやフォトRFと同じく、光を照射することで肌トラブルを改善します。
しかし、フォトフェイシャルよりもメラニン粒子を分解する機能に優れているため、シミ治療に対して効果的です。そのためフォトシルクプラスによる治療は、いままで治療が難しかった薄いシミに対しても高い効果が見込めます。さらに、コラーゲン生成効果によってお肌全体が潤います。
治療所要時間:30分前後
治療料金:8,000〜50,000円
ダウンタイム:治療2〜3日後にシミがかさぶたのようになることがある
治療時の痛み:フォトRFと同じく痛みはほとんどない
まとめ
本記事では、トリニティ・プラスとフォトRFの基礎概要、それぞれの違いについて解説しました。
トリニティ・プラスは、光(IPL)と高周波(RF)によるシミ治療(SR)、赤外線(IR)と高周波(RF)によるリストアップ治療(サブライム)、ダイオードレーザーと高周波(RF)による肌質改善治療(モチーフIR)の3つを組み合わせた複合治療です。一方で、フォトRFは光エネルギー(IPL)と高周波エネルギー(RF)の2つを組み合わせた治療を指します。
以上のことから、フォトRFによる治療はトリニティ・プラスの治療内容に含まれており、トリニティ・プラスのほうが多くの肌トラブルに対応している治療方法だといえます。しかし、トリニティ・プラスとフォトRFには細かい特徴や、メリット・デメリットなどの違いがあります。ぜひ本記事の内容を参考にし、両者の違いを深く理解した上で自身に最適な肌治療を検討しましょう。