ゼオスキンのミラミン4つの主成分を解説!特徴や効果を発揮する肌悩みを紹介
クリニックで購入できるドクターズコスメとして高い人気を集めているゼオスキンには、セラピューティックプログラムといって短期間で肌質を改善させるプログラムが存在します。
そのセラピューティックプログラムで使用する製品の中にあるミラミンは、ハイドロキノンが配合されていることから「ほかの成分は?」「単体で使用できないの?」と気になっている方も多いことでしょう。
この記事では、ミラミンに配合されている成分、ミラミンの特徴、ミラミンが効果を発揮する肌悩みについて詳しくご紹介します。
ゼオスキンのミラミンについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゼオスキンのミラミンに配合されている成分
クリニックに通って肌悩みを治療するのが億劫だという方にとって、自宅で簡単にケアができるゼオスキンは注目したいスキンケアブランドです。
その中でもとくに効果の高いミラミンに配合されている成分について、詳しくご紹介します。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは米国で20年以上前から美白剤として使用されている成分で、日本では2002年に認可されてから市販のコスメにも配合されるようになりました。
ハイドロキノンは、メラニンを生成する酵素チロシナーゼの働きを抑制し、メラニンの色を薄くする効果があるとされています。
そのため、これからできるシミを予防するだけではなく、今あるシミを薄くできる効果があり、肌の漂白剤とも呼ばれている成分です。
アスコルビン酸(ビタミンC)
アスコルビン酸は、糖質のグルコースから作られているビタミンCで、化粧品だけではなく食品にも含まれている成分となります。
アスコルビン酸には酸化を抑える働きやコラーゲンを生成する働きがあるため、肌の老化を防止して若々しさを保つことができます。
メラニン色素の生成を防ぐ効果もあるため、ハイドロキノンと一緒に配合されていることで、よりシミに対する効果を感じることができます。
トコフェノール(ビタミンE)
ミラミンに含まれるトコフェノールはビタミンEのことで、抗酸化作用に優れているのが特徴です。数ある活性酸素の中でも、老化や炎症を促進しやすいとされるヒドロキシルラジカルを除去できる成分とされていて、ニキビ治療に効果的です。
また、炎症を鎮めて赤みを除去する作用もあるため、ニキビが治ったあとに炎症が残っていて出る赤みにも効果を発揮します。
トコフェノールの炎症を鎮める効果はニキビだけではなく、紫外線によるダメージや季節の変わり目などに起こる肌荒れに対しての作用も期待できます。
グリコール酸
グリコール酸はフルーツ酸の一種で、サトウキビやパイナップルに多く含まれる天然由来成分です。
角質剥離作用が認められており、肌のターンオーバーを促進したり、ニキビやニキビ跡の改善をしたりする効果があります。
また、古くなった角質を取り除くことで肌に弾力や保湿力を与え、くすみやざらつきを緩和して、肌表面をなめらかに整えハリやうるおいのある状態へと導きます。
ゼオスキンのミラミンの特徴
ハイドロキノンが配合されているミラミンは、ゼオスキン製品の中でもとくに人気の高いアイテムとなっています。
ここからは、ゼオスキンのミラミンの特徴をご紹介します。
ゼオスキンのミラミンのみを単品使いすることは可能?
ゼオスキンをライン使いする前に、ミラミンのみを単品で使用してみたいと考えている方も多いですよね。
ミラミンだけでも一定の美白効果は見込めるものの、プログラム内の他製品との相乗効果によって美白、ハリ、ツヤ、肌質改善といったさまざまな効果が期待できるため、より高い効果を求めるのであればセラピューティックプログラムを行うのがおすすめです。
しかし、美白効果だけが得られれば十分と考えている方にとっては、今利用しているスキンケアにミラミンを加えることで高い効果が得られる可能性もあります。
どのような効果を得たいのかということや、自分の肌質などを考慮する必要があるため、ミラミンを単品使いしたいと考えている方は、クリニックで医師に相談してみるようにしましょう。
ミラミンの塗り方
ミラミンは以下のように使用します。
- 洗顔後化粧水を塗ったあとに使用
- 1回の使用量は1プッシュ程度
- 使用は朝と晩の2回で、朝使用の場合は日焼け止めを忘れずに使用する
ミラミンの使用方法でとくにかわった使い方をする必要はありませんが、ハイドロキノンの濃度が4%であることから最大5ヶ月の使用が制限されているアイテムです。
その後は2~3ヶ月ミラミンの使用を休む必要もあることから、医師の診断やカウンセリングで使用期間をしっかり確認し、指示に従うようにしましょう。
赤みや皮むけは起こる?
ゼオスキンのセラピューティックプログラムを使用すると「皮むけが起こる」というのはゼオスキンについての理解がある方は知っていることも多いのですが、皮むけを起こすのはトレチノインやレチノールが配合されているアイテムです。
そのため、ミラミン自体が赤みや皮むけを引き起こすことはありません。
しかし、ミラミンに含まれているハイドロキノンは、かぶれを引き起こす可能性があります。また、アレルギーを起こしやすいという性質もあるため、アレルギー体質の方は医師とよく相談のうえでミラミンの使用を検討するようにしましょう。
ミラミンが効果を発揮する肌悩み
前述したように、ミラミンに含まれるハイドロキノンやビタミンC、ビタミンE、グリコール酸によって、ニキビ跡やシミへの効果が期待できます。
ここからは、ミラミンが効果を発揮する肌悩みについて詳しくご紹介します。
ニキビ跡
ニキビ跡とは、ニキビが治ったあとに赤みや色素沈着やクレーターといった跡が肌に残っている状態です。
肌は表皮、真皮、皮下組織に分かれていますが、ニキビによる炎症が続いて細菌が繁殖し、真皮や皮下組織にまでダメージを与えてしまうと、ニキビは跡になって残ってしまうのです。
ニキビ跡には以下の種類があります。
- 赤み…炎症や血管が透けて見えている状態
- 茶色…メラニンが生成されたことで色素沈着している状態
- クレーター…破壊された真皮が完全に修復されない状態
ニキビは毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌によってでき、ターンオーバーが乱れることで悪化しやすくなります。
ミラミンは、グリコール酸によって角質を除去し、トコフェノールによって炎症を抑えることで、今あるニキビにも、ニキビ跡にも効果を発揮します。
シミ
シミには以下のような種類と原因があります。
シミの種類 | 特徴 | 原因 |
老人性色素斑 | 顔以外にも手や背中など露出する部分にできる | 紫外線 |
そばかす | 直径数ミリ以下の丸い斑点が顔や鼻の周りにできる | 遺伝 |
炎症後色素沈着 | 肌の炎症後が治ったあとにできる | 炎症 |
肝斑 | 頬骨に沿って左右対称にできる | ホルモンバランス |
皮膚はターンオーバーによって新しい細胞に生まれ変わるため、メラニンが発生してもターンオーバーが正常に行われていれば表面から剝がれていくのが一般的です。
しかし、紫外線を過度に浴びすぎたり、ターンオーバーが乱れていたりすることが原因となりメラニン色素が沈着してシミとなって肌の表面に現れます。
ミラミンに含まれるハイドロキノンは、メラニン色素を生成するチロシナーゼの働きを抑制する効果があることや、メラニンの色自体を薄くする効果によって、今あるシミにもこらからできるシミにも効果を発揮します。
ハイドロキノンはトレチノインと併用するのがおすすめ
ゼオスキンのセラピューティックプログラムでは、ミラミンと一緒にトレチノインが処方されます。
ハイドロキノンとトレチノインを併用することを「トレチノイン・ハイドロキノン療法」といい、以下の流れで美白を目指します。
- 漂白期…トレチノインでメラニン色素の排出をすると同時にハイドロキノンによって新たなメラニン色素を生成させないようにする
- 治癒期…シミが薄くなってきたらトレチノインの使用を中止し、ハイドロキノンを塗布しつつ経過を観察する
トレチノインはビタミンA誘導体で、使用すると赤みや皮むけが起こることが多いため、皮むけが心配だという方は、カウンセリングで医師と相談し、プログラムの内容を変更してもらうなど、自分に合った方法でミラミンを取り入れるようにしましょう。
まとめ
ミラミンに配合されている成分、ミラミンの特徴、ミラミンが効果を発揮する肌悩みについて詳しくご紹介しましたが、参考になりましたか?
ミラミンは単品使いでも効果のある製品ですが、トレチノインと併用することでより高い効果を発揮するため、セラピューティックプログラムではトレチノインが処方されます。
しかし、シミやニキビ跡を改善させたいと考えている方は、今使用しているスキンケアにミラミンを加えるだけでも効果を感じられる可能性が高いです。
ミラミンを使用したいと考えている方は、この記事を参考にクリニックに足を運んでみてくださいね。