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カナグルを服用するとダイエット効果があるって本当?3つの効果を詳しく解説

カナグル 効果

メディカルダイエットの中でも、尿と一緒に糖を排出することで体重減少が期待できる「カナグル」

SGLT2阻害薬であるカナグルは、1日1回1錠飲むだけでダイエット効果を得られるので、今まで、運動や食事制限でカロリーをコントロールするダイエットをしても痩せられなかった方が無理をせずに痩せられると、注目を集めています。

この記事では、カナグルの効果を中心に、カナグルで痩せられる理由や副作用、より痩せ効果を実感する方法などを、徹底的に解説します。

カナグルで痩せられる理由

カナグルはSGLT2阻害薬の1つで、主に、糖尿病の治療薬として使用されている内服薬です。

2014年に日本で製造販売を承認された比較的新しい薬ですが、糖尿病の治療薬の他に、近年では、心不全の治療にも用いられるようになりました。

なぜ、糖尿病で使われる薬がメディカルダイエットで使用されるかというと、カナグルは体内の糖の吸収を阻害し、尿と一緒に糖を体外に排出させられるため、ダイエット効果が期待できると言われています。

通常、血液中に含まれる糖は体を動かすエネルギーになるため、腎臓で濾されたあと尿として排出されず、尿細管で再吸収され再び体に戻ります。

SGLT2は、尿細管に局在している糖を吸収する時に重要な役割を持つタンパク質で、カナグルはSGLT2の働きを阻害する薬なので、服用すると糖が尿細管で再吸収されずに尿と一緒に排出されてしまうのです。

体のエネルギーとして消費される以上に糖が吸収されると、余った糖は中性脂肪へと変化してしまい太る原因になります。

そのため、カナグルを服用することで、余分な糖が体の外へ排出されるので、中性脂肪になるリスクが軽減され、体重減少に繋がります

カナグルの3つの効果

カナグル 効果

カナグルには、ダイエット効果の他にも病気を予防する効果などがあります。

ここからは、カナグルを服用すると得られる効果を3つ解説しましょう。

体重減少やむくみ解消

カナグルを服用すると、1日あたり約60g〜100gの糖が尿に含まれて体の外で排出されますが、糖は1g=約4kcalなので、カロリーに換算すると約240kcal〜400kcal、すなわち、お茶碗にご飯1杯分のカロリーに相当します。

エネルギーで消費されない余分な糖は脂肪へと変化しますが、カナグルを服用すると脂肪を蓄積しにくくなるので、太りづらくなります。

また、カナグルを服用するとトイレの回数が増えるので、むくみが取れやすくなる効果もあり、むくみが原因で痩せにくい場合もカナグルの服用がおすすめです。

高血糖予防

カナグルは、血糖値の上昇を抑制するので、服用すると高血糖を予防する効果もあります。

高血糖は、生活習慣病になるリスクや肌荒れ、老化の進行を早めるなどといったデメリットがたくさんあります。

血糖値が高いと全身の血管にダメージを与えてしまい、手足のしびれなどの神経症状や腎臓の症状、糖尿病のリスクが上がります。

特に、高血糖が続くことで大きな血管の損傷にも繋がり、脳卒中や心筋梗塞などの重い病気を発症する危険性があるので、血糖値をコントロールすることは健康で過ごすためにとても重要です。

カナグルは糖尿病の治療薬であり、ダイエット目的で服薬をしていたとしても、血糖値の上昇を抑えられるので、血糖値が原因で起こる症状や病気を予防できる可能性が高くなります。

合併症予防

カナグルは、高血糖の予防だけではなく、合併症予防にも効果があると言われています。

最近では、心不全や心血管疾患、腎臓病の予防に効果があると報告されており、カナグルを服用することですぐに改善が難しい病気の予防をすることができます。

カナグルで注意したい副作用

カナグル 効果

カナグルは、安全性の高い薬ではありますが、他の薬や治療と同様に副作用が出る可能性があります。

カナグルの副作用として、下記のような症状が挙げられます。

  • 食欲減退
  • 便秘や腹痛
  • 喉の乾き
  • 頻尿
  • 冷や汗
  • 疲れやすい
  • 手足の震え
  • めまい

カナグルは、糖と一緒に尿を体外に排出するので、摂取する糖が少なすぎると体内でエネルギー消費に必要な糖が不足してしまい、低血糖症状が出る場合があります。

カナグルは、低血糖になりにくいと言われていますが、糖が足りないと手足の震えやめまい、意識障害などを引き起こす可能性があるので、低血糖の症状が疑われたときには糖分が含まれている物を摂取しましょう。

また、糖を尿とともに排出するので、カナグルの服用を始めるとトイレに行く回数が増えます。

そのため、こまめに水分補給をしないと体内の水分量を減少し、脱水症状を起こす危険性もあります。

脱水症状になると、喉の乾きや倦怠感、立ちくらみなどが起きてしまうので、水分を取るのが苦手な方もカナグル服用中は、普段以上に水分を摂取しましょう。

低血糖や脱水は、ご自身で気にかけることで防ぎやすいですが、カナグルを服用し始めて上記のような症状が現れた場合は、治療を継続するか判断する必要があるので、早めにかかりつけ医の診察を受けることが大切です。

稀に発症する可能性がある病気

基本的な副作用としては、前項で挙げた症状が出る場合が多いですが、稀に下記のような病気を発症するリスクがあります。

  • 膀胱炎
  • 膣カンジタ症
  • ケトアシドーシス
  • 腎盂腎炎
  • 敗血症

意外と思われる方も多いですが、膀胱炎や膣カンジタ症といった尿路や性器に起こる感染症を発症する可能性があります。

これは、尿に含まれる糖が増えることで、陰部や尿路に微生物が増殖しやすくなり感染症を引き起こします。

ごく稀にですが、腎盂腎炎や敗血症などの重篤な感染症に至る場合があるので、陰部の赤みや痒み、腫れなどがある場合は病院への受診が必要です。

ケトアシドーシスは、ケトン体が高くなり血液が酸性に傾いてしまう糖尿病の合併症の1つで、過度な糖質制限など原因はさまざまですが、カナグルを服用することで発症する可能性があります。

主な症状は、喉の乾きや食欲減退、腹痛、吐き気、症状が悪化すると息苦しさや意識が薄れる場合もあるので、他の症状と同様に悪化する前にかかりつけ医の診察を受けましょう。

カナグルを使ったダイエットがおすすめな人

カナグル 効果

カナグルは、下記のような方におすすめのダイエットです。

  • 過度な食事制限や運動をしたくない方
  • ダイエット成功したことがない方
  • リバウンドしやすい方
  • 急に体重を落としたくない方

カナグルは、1日1回1錠、朝食前後に服用するだけなので、他のダイエット方法のように食事制限を徹底したり、普段以上に運動をしてカロリーを消費したりする必要がありません。

もちろん、体内で消費される以上の糖を含んだ食事や暴飲暴食などには気をつけなければなりませんが、体の中から糖に働きかけるので、痩せやすい体質を作ることができます。

運動が苦手な方や食べるのが好きな方が無理をしてダイエットをすると、ダイエットを休止した瞬間にリバウンドしやすくなりますが、カナグルでのダイエットは、普段の生活にカナグルを取り入れるだけなので、ストレスによるリバウンドを防げます

カナグルは、今まで食べる物を制限するなどのダイエットに挑戦してもなかなか結果が出せなかった方にもおすすめできます。

また、カナグルは服用を始めてからすぐに体重が落ちるわけではなく、継続して飲み続けることで効果を発揮します。

そのため、急な体重減少で皮膚が余ってしまったり周囲にダイエットがバレてしまったりする心配がないので、自然に痩せることができます。

より効果を時間したい場合はGLP−1と併用する!

メディカルダイエットで用いられる薬には、カナグルを含むSGLT2阻害薬の他に、食欲を抑制する効果のあるGLP-1受容体作動薬や、体内に脂肪が吸収されるのを抑制するリパーゼ阻害薬などがあります。

特に、GLP-1受容体作動薬は、経口タイプと注射タイプの2種類がありますが、胃腸の蠕動運動に作用し消化を遅らせることで食欲を抑制させます。

カナグルなどのSGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬は併用することが可能で、組み合わせるとより効果を実感しやすくなります。

痩せたいからといって、カナグルを用量以上飲みすぎたり、飲むタイミングを早めたりすることはとても危険なので、より効果を得たい方はGLP-1受容体作動薬の服用などを検討しましょう。

まとめ

今回は、カナグルについて、効果や副作用など詳しく解説しましたが、いかがでしたか?

カナグルは、糖尿病や心不全の治療に使われる安全な薬で、ダイエット効果の他に合併症や高血糖の予防も期待できます。

一定期間継続しなければなりませんが、1日1回の服用で効果を実感できるので、他のダイエット方法よりも気軽に始めやすいのが魅力的です。

カナグルは、医師の指導を受けて使用することが大切なので、服用方法を守り、なにか気になる症状が出た場合は、早めにかかりつけ医に相談をしましょう。

 

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