培養上清液で改善できる目の下のエイジングサインとおすすめの投与方法
メイクでは隠しにくい、目の下のクマやたるみ。スキンケアなどのセルフケアでは改善するのが難しいため、美容医療の施術を検討している方も多いようです。
近年、美容医療を含む医療業界では「再生医療」が注目されており、徐々に身近になりつつあります。
再生医療とは、細胞が分化する能力を活かして、傷ついた組織を修復する最先端の医療です。美容医療業界では、とくに幹細胞を培養した際に得られる「培養上清液」を体内に注入する施術が人気を集めています。
培養上清液は、目の下の気になるエイジングサインにも効果があるとされているため、若々しい目元を取り戻したい方にとっては、非常に嬉しい施術ではないでしょうか。
この記事では、目の下にエイジングサインが出る原因と、培養上清液で改善できる目の下のエイジングサインやおすすめの投与方法などについてご紹介します。
目次
目の下にエイジングサインが出る原因と症状
年齢とともに出てくる、目の下のエイジングサイン。
最近では、人と話すときにマスクをつけるのが当たり前になっているため、これまで以上に目元の印象が気になります。
目の下のエイジングサインで悩みはじめるのは、30代後半から40代が多いようです。とくに老けて疲れた印象になりやすく、年齢を重ねるにつれて誰もが抱えるお悩みです。
ここではまず、目の下にエイジングサインが出る原因と症状についてご紹介します。
原因
目の下のエイジングサインの原因は、主に加齢によるものです。人間の皮膚は年齢を重ねることによってコラーゲンやヒアルロン酸が減少していくため、肌にハリがなくなっていきます。
目の下にエイジングサインが出るのには、その他にも以下のような原因があります。
- 加齢による皮膚のハリの低下
- 眼窩脂肪のたるみ
- お手入れ不足による乾燥
- 目元の筋肉の衰え
- 血行不良
- スマホやパソコンなどによる目の酷使
- 無理なダイエットによる肉付きの変化
- 間違ったケアによるダメージの蓄積
- 目をよくこする
目元の皮膚は、顔の中でもとくに薄い部分です。他の部位の3分の1程度しか厚みがないので、ダメージを受けやすく、非常に変化しやすいのが特徴です。
また、目の酷使による影響も受けやすく、血行が悪くなったり老廃物が溜まりやすかったりすることも考えられます。
症状
顔の中でも、もっとも老化が現れやすいといわれているのが、目の下やその周辺です。目元は顔の印象を決定づける重要なパーツであるため、多くの方が目の下のエイジングサインに悩まされています。
35歳を過ぎた頃から、目の下の皮膚や脂肪のエイジングが急速に進行。目の下にお悩みが集中することもあります。
以下は、具体的な目の下のエイジングサインです。
- 目の下がたるみ、ぷっくりと盛り上がっている
- 目の下のクマ
- 目の下のくぼみ
- くすみが目立つ
- ちりめんじわが目立つ
とくにクマは、疲れた顔に見えやすい症状です。くすみは青クマや茶クマの原因に、たるみも黒クマの原因になり、見た目年齢をグッと引き上げてしまいます。
また、目の下のちりめんじわは、ファンデーションやコンシーラーで隠そうとすればするほどシワの間にたまったり粉っぽく見えたりして、余計に目立ってしまうのです。
培養上清液で目の下のエイジングサインは改善できる?
目の下のアンチエイジング治療には、もともとヒアルロン酸やプラセンタ注射、経結膜脱脂法などが行われてきました。
しかし近年、患者さん自身の脂肪から幹細胞を取り出して培養し、その過程で得られる培養上清液を用いた治療が登場し、美容に詳しい方々の間で話題となっています。
培養上清液は、老化によって衰えた細胞を回復するなどさまざまな効果が期待されるため、究極のアンチエイジングといわれている治療です。
では、実際のところ培養上清液で目の下のエイジングサインを改善することはできるのでしょうか。ここでは、培養上清液の詳しい情報やおすすめの投与方法などについてご紹介します。
培養上清液とは
培養上清液とは、人間の体内に存在する幹細胞を培養し、培養液から幹細胞を取り出したあとに残る上澄液のことです。
これまで再生医療の現場において、幹細胞を使用した治療はさまざまな分野で行われてきましたが、上澄液は廃棄されていました。しかし、それまで廃棄していた上澄液で幹細胞と同等の効果を得られることがわかり、治療に使用されるようになったのです。
培養上清液には、幹細胞から分泌されたさまざまなサイトカインが含まれています。サイトカインとは、細胞に対してなんらかの情報を伝達するタンパク質の総称です。
成長因子と同じ意味の言葉として扱われることもありますが、サイトカインには増殖を促進するという意味が含まれません。ただし、サイトカインは多様な機能を持っており、成長因子との定義は曖昧です。
サイトカインを豊富に含む培養上清液は、年齢を重ねて衰えた細胞の回復をサポートするため、美容だけでなく健康に対するさまざまな効果が期待できます。
培養上清液を用いた再生医療には、改良を重ねた非常に安全な培地が用いられます。また、滅菌などの各種処理を行った液体を使用するので、非常に安全です。
培養上清液で改善できる目の下のエイジングサイン
幹細胞培養上清液を用いた治療は、現在一般的に行えるアンチエイジング治療の中でも究極といわれています。顔全体のシワやたるみ、シミ、くすみや乾燥などさまざまなエイジングサインに効果があるとされており、もちろん目の下にも非常に有効です。
以下は、培養上清液で改善できる目の下のエイジングサインの例です。
- 目の下のたるみ
- 目の下のくすみ
- 目の下のクマ
- 目の下のちりめんじわや細かいシワ
老け顔の原因といわれるクマの改善にも有効で、薄くなった皮膚の舌に血管が透ける青クマや、くすみによる茶クマ、たるみが影になってできる黒クマを改善できます。
また、目の下の皮膚の弾力をアップし、肌のターンオーバーを正常化するため、シワやくすみの改善も期待できるでしょう。
さらに培養上清液は、肌への効果にとどまらず体全体にもさまざまな効果を発揮します。中には培養上清液を投与した日から、「目のかすみがとれ視界もクリアになった」「老眼鏡がいらなくなった」などの声も聞かれ、目元全体の老化現象が改善された例も。
上述したように、培養上清液に幹細胞自体は含まれていませんが、幹細胞自体を用いた場合とほとんど変わらない効果が得られるといわれており、細胞レベルでの若返りが可能となります。
目の下のエイジングサインにおすすめの投与方法
培養上清液の投与方法には、点滴で全身へ投与する方法と、希望する部位へ直接投与する方法があります。
培養上清液を配合したコスメなども販売されていますが、効果や効能がうやむやにされている原料を使用しているものとの見分けが難しいので、信頼できる美容クリニックで施術を受けた方が確実に効果を得られるでしょう。
目の下のエイジングサインには、希望する部位へ直接投与する局所投与がおすすめです。
クマが目立つ部分やたるみなど、肌機能が低下した部分へ直接注入するため、点滴投与よりもしっかりと効果を感じられるでしょう。
まとめ
目の下にエイジングサインが出る原因と、培養上清液で改善できる目の下のエイジングサインやおすすめの投与方法などについてご紹介しました。
年齢とともに現れるたるみやクマ、くすみなどの症状は、多くの女性がお悩みになっているエイジングサインです。
これまではヒアルロン酸の注入などで治療が行われてきましたが、注入系の治療だと凹凸が残りやすく、メスを使用する治療には抵抗感がある方も多くいました。
しかし、培養上清液を用いた治療では、自分の幹細胞から得られる培養上清液を使用するため、安全性が非常に高く仕上がりも自然です。
目の下のエイジングサインが気になる方や、体への負担ができるだけ少ない美容医療を探している方は、ぜひ本記事を参考に培養上清液を用いたエイジング治療を検討してみてはいかがでしょうか。