ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類は?治療効果を高めるコツもあわせて紹介
ダーマペンは肌に微細な穴をあけることで自己修復能力を活性化させ、さまざまな美容効果が得られる施術です。
肌の弾力・ハリを向上させる効果やニキビ跡を目立たなくさせる効果などが期待できます。
この記事では、ニキビ跡の治療に効果的なダーマペンについて解説します。
ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類や逆に悪化してしまう恐れのあるニキビ跡の特徴、治療効果を高めるコツなどをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ダーマペンはニキビ跡の治療に効果が期待できる美容施術
ダーマペン治療は、微細な針を使用し、皮膚に微小な穴を開けることで自己修復能力を活性化させる美容施術です。
これにより、コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力やハリを向上させる効果が期待されます。
肌の再生を助けることで凹凸を目立たなくさせることが可能なため、ニキビ跡の治療にも効果的です。
治療の流れとして、患者さん一人ひとりの肌質やニキビ跡の状態を診断後、適切な深さで針が刺入されるように機器を調整します。
施術部位には施術時の痛みを軽減する局所麻酔クリームが塗布されることが多いため、痛みが心配な方でも施術を受けやすいです。
肌質やニキビ跡の程度により効果の程度には個人差があるものの、適切なケアと組み合わせることで肌質改善につながります。
ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類
ダーマペン治療は、ニキビ跡の改善効果が期待できます。
特にクレーター状のニキビ跡、ケロイド性のニキビ跡、色素沈着を伴うニキビ跡の3つのタイプに対しての改善が期待可能です。
微細な針が肌に刺激を与え、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することで、肌の自己修復機能を高めます。
この治療により、肌のハリが取り戻され、ニキビ跡の目立たない状態へと導かれるのです。
クレーター状のニキビ跡
クレーター状のニキビ跡は肌表面が凹んだ跡で、通常、炎症性のニキビが治癒した後に見られます。
ダーマペンによって皮膚に微細な穴を生成し、その刺激が新しい肌細胞の成長を促します。
これにより自己修復作用が働き、凹みが少しずつ埋まり、肌表面が平滑になっていくのです。
治療期間や回数は個人差がありますが、コラーゲン産生を活性化することで、クレーター状のニキビ跡の目立たない肌を目指せるでしょう。
ケロイドのニキビ跡
ケロイドとは、傷跡が範囲を超えて肥大化したものです。
ニキビ跡がケロイド化すると、赤みがかった盛り上がりとなって肌に残ります。
このタイプのニキビ跡においても、ダーマペンによる治療が有効です。
積極的にコラーゲンを生成させることで、ケロイドの組織改善を目指します。
ただし、ケロイドの程度によっては治療に時間がかかる場合もあり、専門医と相談の上、治療計画を立てることが大切です。
色素沈着したニキビ跡
ダーマペンは、色素沈着の改善にも効果的です。
色素沈着したニキビ跡は、炎症が引いた後にメラニン色素が残留し、肌が暗い色を帯びて見える状態です。
皮膚の新陳代謝を促進することにより、色素沈着した古い肌細胞が剥離しやすくなります。
その結果、通常の肌色へと導かれます。
ただし、ダーマペン治療後は紫外線による色素沈着を防ぐため、紫外線対策を徹底する必要があるでしょう。
ダーマペンで逆に悪化する恐れがあるニキビ跡の種類
ダーマペンは肌の再生を促す治療法ですが、すべてのニキビ跡に適しているわけではありません。
特に、炎症を伴う赤いニキビ跡や膿があるような状態のニキビ跡は注意が必要です。
これらのタイプのニキビ跡は肌がまだ敏感な状態にあり、ダーマペンを使用することで炎症を悪化させる可能性があります。
治療前にニキビ跡の状態を正しく把握し、医師の指導のもと治療を進めるべきです。
赤いニキビ跡
赤いニキビ跡は、肌に炎症が残っている証拠です。
治療を行う際には、ダーマペンによる微細な針が皮膚を刺激して炎症を引き起こすことがあるため注意しなくてはいけません。
刺激により血流が増加し、赤みが強くなることが考えられます。
炎症が十分に落ち着いた後でなければ、ダーマペンによる治療は逆効果になる恐れがあるのです。
治療を受ける前に皮膚科医に相談し、適切な時期を見極めることが大切です。
膿やしこりがあるニキビ跡
膿やしこりがあるニキビ跡は、皮膚の深い部分に炎症が存在する状態を指します。
ダーマペンはこのような活動性の炎症に対して、刺激を与えることで症状の悪化を招く可能性があるのです。
また、細菌の感染を広げるリスクも考慮する必要があります。
炎症が治まり、ニキビ跡が落ち着いてから治療に進みましょう。
ダーマペンでニキビ跡の治療効果を高めるコツ
ダーマペンでニキビ跡の治療効果を高めるためには、施術後の肌状態に合ったスキンケアを行い、刺激の強い化粧品は避けることが大切です。
また回復過程を促進するために、保湿や紫外線対策を怠らずに行いましょう。
ここではダーマペンの治療効果を高める2つのコツについて詳しく解説します。
薬剤メニューや美容メニューと併用する
ダーマペン治療効果を高めるコツの1つとして、皮膚の再生を支援する薬剤との併用が挙げられます。
ヒアルロン酸や成長因子が含まれる専用の美容液を使用することで、細胞の修復と肌質の改善が期待できるでしょう。
さらに導入した成分が肌深部まで浸透しやすくなるため、治療後の効果が高まります。
その他にもレーザー施術と組み合わせることで相乗効果が得られる場合もあるので、専門の医師と相談しながら希望や悩みに適したプランを考えましょう。
ダリア銀座スキンクリニックのダーマペン治療では、抗酸化美肌カクテルやコラーゲンブースター、成長因子など、肌の状態やお悩みに合わせて選べる薬剤メニューを用意しています。
→ダーマペン4 | たるみ治療と美肌づくりはダリア銀座スキンクリニック
食生活や睡眠などの生活習慣を見直す
ニキビ跡を残さないためには、ダーマペン施術以外にも日々の生活習慣が重要です。
バランスの良い食事を心がけることで、体内から肌を健康に保つための栄養を供給できます。
ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物を積極的に摂るとよいでしょう。
また質の良い睡眠は肌の自己再生力を高めるために不可欠であるため、1日7〜8時間の良質な睡眠をとることが大切です。
ストレスの軽減も肌荒れ防止につながるため、適度な運動やリラクゼーションを取り入れると良いでしょう。
ダーマペンでニキビ跡を悪化させないためのポイント
ダーマペンはニキビ跡の治療に有効な手段ですが、不注意によって皮膚を傷めるリスクがあります。
治療を安全かつ効果的に行うためには、肌の状態を正しく把握し、紫外線対策を徹底し、治療間隔を適切に保つ必要があります。
これらのポイントに注意しながらダーマペンを使用することで、肌を美しく保つことができるでしょう。
ニキビの状態を調べる
ニキビ跡治療前には、現在の肌の状態を正確に把握することが大切です。
ダーマペンは微細な針を使い肌に傷をつけることで、自然治癒力によるコラーゲンの生成を促します。
ただし炎症がある場合や、感染リスクが高いニキビが存在する場合は避けるべきです。
肌の赤みやニキビの具合を確認し、炎症が治まった状態でダーマペン治療を開始する必要があります。
治療前に信頼できる医師と相談し、適切なタイミングを見定めましょう。
念入りに紫外線対策をする
ダーマペン治療後の皮膚は非常にデリケートな状態になります。
治療後の肌は新しい細胞が生まれつつあるため、紫外線対策を怠ると新たな肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。
治療部位を直射日光から保護するため、高いSPF値を持つ日焼け止めの使用、帽子や日傘を活用するなど、念入りに紫外線から肌を守る工夫をしましょう。
これにより治療効果を高め、ニキビ跡の悪化を防ぐことができます。
適切な施術間隔で治療を受ける
ダーマペン治療は適切な間隔を空けることが重要です。
肌の回復力や状態にもよりますが、通常、3週間から4週間の間隔を空けることが推奨されます。
連続して治療を行うと肌に余計なストレスを与え、炎症を引き起こしたり、肌の回復を遅らせたりする原因にもなり得ます。
医師と相談して皮膚の回復状態を見ながら、次の治療のタイミングを決めることが大切です。
適切な期間を置くことで、より健康的な肌状態を保つことが可能になります。
まとめ
ダーマペンはクレーター状のニキビ跡やケロイドのニキビ跡、色素沈着したニキビ跡などの治療に効果が期待できます。
ただし赤いニキビ跡や膿・しこりのあるニキビ跡はかえって逆効果となる可能性があるため注意が必要です。
ニキビ跡の状態を把握し、その状態に合った治療方法を選択する必要があります。
ダーマペンでニキビ跡を悪化させないために、念入りな紫外線対策や適切な施術間隔で治療を受けることを徹底しましょう。