ハイフのほうれい線に対する効果は?ヒアルロン酸と併用した施術のメリットも解説
ハイフは肌の引き締め効果が期待できる美容施術です。
たるみやしわに効果的ですが、ほうれい線にも効果的なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ハイフのほうれい線に対する効果について解説します。
ハイフとヒアルロン酸を併用した施術やハイフの効果を高めるためのポイントについてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ハイフとは
ハイフ(HIFU)とは『High Intensity Focused Ultrasound』の頭文字を取ったもので、高密度焦点式超音波治療法のことを指します。
皮膚の深いところにあるSMAS筋膜に高密度の超音波を照射することにより、肌のリフトアップ効果が得られる施術です。
ここではハイフの仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
ハイフの仕組み
ハイフは超音波エネルギーを使用し、皮下組織と表情筋の間にあるSMAS筋膜に働きかけることにより肌を引き締めて、リフトアップ効果が期待できる施術です。
肌内部の組織を60度以上に変化させることで組織が収縮し、肌にハリをもたらします。
またハイフは熱エネルギーを使用した施術ですが、高温の超音波は肌内部にのみ作用するため、肌表面に傷跡を残しません。
肌内部に熱エネルギーが加わることにより、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の生成が促進され、肌のたるみやしわの改善効果もあります。
ハイフのメリット
ハイフには次のメリットがあります。
- 傷跡が残らない
- ダウンタイムが少ない
- 施術時間が短い
- 半年~1年程度効果が持続する
- リフトアップ効果が高い
ハイフは肌表面に傷跡が残らない施術で、ダウンタイムも少ない特徴があります。
施術後に肌に赤みや腫れなどの症状が出ることがありますが、数時間~1週間ほどで治ることが多く、施術当日からメイクも可能です。
ハイフは施術後すぐに効果を実感でき、その後1~3か月程度で効果のピークを迎え、半年〜1年程度効果が持続します。
傷跡が残らずリフトアップ効果も高い施術のため、メスを使わずに肌を引き締めたい方におすすめです。
ハイフのデメリット
ハイフには次のデメリットがあります。
- 人によっては副作用が出る場合がある
- 脂肪が少ない場所に照射すると顔がこけて老けた印象になることがある
- 施術を受けられない場合がある
ハイフは比較的ダウンタイムの少ない美容施術ですが、副作用の可能性が全くないわけではありません。
人によっては赤みや腫れ、むくみ、水ぶくれなどの副作用が現れることがあります。
また本来たるみやしわの改善効果が期待できるハイフですが、脂肪が少ない場所に照射すると顔がこけ、老けた印象になってしまうことがある点にも注意が必要です。
しっかりとカウンセリングをしてもらい、自分の肌に合った施術をしてもらえば、こうしたリスクは避けられます。
ハイフによる施術を受ける場合は、クリニック選びを慎重に行いましょう。
ハイフはほうれい線に効果的?
ハイフはほうれい線に効果的な美容施術です。
ここではほうれい線の原因とハイフのほうれい線への引き締め効果について解説します。
ほうれい線の原因とは
ほうれい線は、顔のたるみが原因でできます。
たるみができる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 表情筋の衰え
- 骨の減少
- 加齢によるコラーゲンの減少
- 肌の乾燥
- 紫外線によるダメージ
上記のような原因が重なると、皮膚を支える力が弱くなるためたるみが発生し、それが原因でほうれい線が濃くなっていくのです。
ほうれい線を改善するためには、たるみ治療を行うのが効果的といえます。
ただし骨格や筋肉の付き方などには個人差があり、たるみ以外が原因でほうれい線ができることもあります。
ハイフのほうれい線への引き締め効果
ハイフは、肌を引き締めることでほうれい線の改善効果が期待できる施術です。
ハイフで超音波エネルギーを照射すると、熱によって皮膚内部の組織が収縮し、リフトアップやたるみの改善効果が得られます。
またハイフの熱エネルギーにより真皮層のコラーゲン生成が促進されるため、肌のハリ・弾力の向上が期待できるのも魅力的なポイントです。
ハリや弾力が向上することで肌が引き締まり、たるみが改善され、ほうれい線が徐々に目立たなくなるでしょう。
さらにハイフで脂肪細胞を破壊することにより、たるみの原因となりやすい脂肪を効率的に体外へ排出できます。
たるみが原因のほうれい線には、ハイフによる治療が効果的です。
ほうれい線にはハイフとヒアルロン酸の併用がおすすめ
ほうれい線にはハイフによる治療が効果的ですが、さらに効率的にたるみを改善したい場合はヒアルロン酸と併用するのがおすすめです。
ここではヒアルロン酸の効果やハイフと併用するメリットについて解説します。
ヒアルロン酸の効果
ヒアルロン酸は体の真皮層にも存在する保湿成分で、肌のハリや弾力を保つ役割を持っています。
加齢とともに体内のヒアルロン酸が減少していくと、肌のハリや弾力を保てなくなり、たるみやしわを引き起こすのです。
しわやたるみの部分に直接ヒアルロン酸を注入することで、真皮の内側から肌を持ちあげ、肌のハリ・弾力を取り戻せます。
ヒアルロン酸注入はメスによる傷跡もできないため、周囲に気付かれずに施術を受けられるのもメリット。
少ないダウンタイムで効果を得られるしわ・たるみ治療です。
ダリア銀座スキンクリニックでは、『ボリューマ XC』『ボリフト XC』『ボルベラ XC』『ボラックス XC』『ボライト XC』の5種類のヒアルロン酸を取り扱っています。
いずれもアラガン社製ジュビダームビスタ®シリーズのヒアルロン酸で、注入部位やご希望、お悩みに合わせて、適したものを選択します。
ヒアルロン酸注射の効果については以下の記事にもまとめています。
ハイフとヒアルロン酸を併用するメリット
ハイフで引き締まった肌にヒアルロン酸を注入することで、さらなるリフトアップ効果が期待できます。
リフトアップのみでなく、フェイスラインの形成もできるため、立体感のある美しい横顔を目指せるのが大きなメリット。
定期的にハイフとヒアルロンさん注入を交互に行うと、ハイフ単体の施術よりも長期間にわたってたるみの改善効果を維持しやすいです。
ハイフは3〜6か月に1回の頻度、ヒアルロン酸は年に1回の頻度で施術を行うと良いでしょう。
ハイフの効果を高めるためのポイント
ハイフはほうれい線の改善に効果的な施術ですが、以下のポイントを押さえることでより効果的な施術を実現できます。
- 適切な頻度で施術を受ける
- 術後のケアを徹底する
- クリニック選びは慎重に行う
ここでは上記3つのポイントについて詳しく解説します。
適切な頻度で施術を受ける
ハイフの効果は半年~1年程度持続し、時間とともに徐々に効果が薄れていきます。
施術後の肌の状態を維持するためには、効果が薄れてしまう前にハイフの施術を受けるのがおすすめです。
クリニックによっておすすめされる頻度は異なりますが、目安としては3か月~半年に1回のペースで施術を受けると良いでしょう。
ただしここで注意しなくてはいけないのが、頻度が高すぎても逆効果になる可能性があるということです。
医師と相談のうえで、適切な頻度で施術を受けるようにしましょう。
術後のケアを徹底する
ハイフの施術直後は、熱エネルギーの影響によって肌が敏感な状態になります。
炎症や乾燥を防ぐためにも、保湿と紫外線対策を徹底しましょう。
化粧水や乳液でしっかりと保湿し、日焼け止めや日傘を使って紫外線対策を怠らないことが大切です。
術後のケアについては医師や看護師から説明があるため、それに従うようにしてください。
クリニック選びは慎重に行う
クリニック選びは慎重に行いましょう。
クリニック選びのポイントは以下の通りです。
- 事前の診察やカウンセリングは丁寧か
- 治療内容の説明は医師が行っているか
- 痛みが心配な場合は麻酔に対応しているか
- 通いやすい立地・診療時間か
カウンセリングの際は、治療のメリットだけでなく、デメリットやリスクについてもしっかり説明してくれるかを確認しましょう。
きちんとリスクも説明してくれるクリニックなら、患者様に対して誠実な治療を提供している可能性が高いです。
定期的に通うことになるため、クリニックの立地や診療時間もチェックしましょう。
まとめ
ハイフはほうれい線の改善に効果的な美容施術です。
ハイフ単体でも十分ほうれい線を改善できますが、ヒアルロン酸と組み合わせることでさらなる改善効果が期待できます。
ハイフの効果を高めるためには、適切な頻度で施術を受けること、術後のケアを徹底すること、クリニック選びを慎重に行うことが大切です。
ほうれい線にお悩みの方は、ぜひ今回解説した内容を参考にハイフを検討してみてください。