ハイフ後の食事はNG?理由や注意点、効果を持続するポイントを紹介
ハイフは脂肪細胞を破壊して内側から引き締め、たるみが気になる顔のリフトアップ効果もある、超音波による施術です。
ダウンタイムも少なく皮膚に傷が残らないため人気を集めていますが、ハイフ後に食事をすると施術の効果が薄れてしまいます。
この記事では、ハイフ後に食事を控える理由や注意点、効果持続の対策などについて紹介します。
うっかり食事を摂ってしまった際の対処法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ハイフ後に食事をしてはいけない理由
ハイフは切ったり刺したりという物理的な侵襲がなく、手軽に受けられてさまざまな悩みに対応できるため近年人気の施術です。
→ハイフの種類8選!比較ポイントや特徴を知って後悔しない機種選びを
しかしハイフ施術後の食事によって効果に好ましくない影響があるため、注意が必要です。
ここでは、ハイフ後に食事をしてはいけない理由を紹介します。
エネルギーを集中させるため
ハイフの効果を十分に引きだすためには、肝臓の働きを脂肪細胞の分解と排出に集中させる必要があります。
ハイフの施術後は肝臓が活発に活動し、超音波のターゲットとされた脂肪細胞を分解し体外に排出します。
このタイミングで食事を摂ってしまうと、食べ物の消化のために内臓機能や肝臓にエネルギーが割かれてしまい、脂肪の分解効果が低下し、ハイフの効果が薄れてしまうため、食事の時間をずらすことが必要です。
消化不良を避けるため
ハイフ施術後に食事を摂ると消化不良を起こす可能性があります。
ハイフ施術後の肝臓のフル稼働時に食べ物の分解が重なると、消化のために肝臓で作られる胆汁が不足するためです。
胆汁不足になると脂肪の吸収ができなくなり、胃もたれや下痢などの消化不良をひきおこします。
脂肪が減ると『飢餓状態』になる
ハイフ施術後の身体は吸収率がとても高く、沢山の栄養を取り込もうとします。
ハイフの施術後は急激に脂肪が減少するため、脳が『飢餓状態』と判断するためです。
ハイフの効果によって脂肪を分解するかたわら、食事を摂ることによって懸命に脂肪を貯め込もうとするため、施術後の食事は控える必要があります。
ハイフ後の食事の注意点
では、ハイフ施術後の食事はどのようにして摂ればいいのでしょうか?
ハイフ後に食事を摂る際の注意点を紹介します。
ハイフ後の食事は2~3時間後、カロリーの低いものを
ハイフの施術後は2~3時間程度経ってから、カロリーが低くヘルシーなメニューを選んで食事を摂りましょう。
2~3時間後といえど、ハイフ施術後は吸収率が高いため食事内容を考える必要があり、また内臓に負担をかけないことも考えなければいけません。
揚げ物・脂肪の多い肉類や糖分の高い洋菓子などを避けて、野菜や海藻・豆腐などの植物性タンパク質などをすすんで摂りましょう。
炭水化物や添加物は避ける
ハイフ施術後の食事では、消化に時間がかかる炭水化物や添加物はなるべく避けましょう。
また、炭水化物は摂り過ぎると中性脂肪に作り変えられて蓄積してしまいます。
そして添加物の多い食べ物も、摂り過ぎると消化に負担がかかります。
ハイフ施術後はもちろんですが、その影響から考えると、美肌を望むのであれば普段から炭水化物や添加物は摂り過ぎないほうがいいでしょう。
水分は十分に
肝臓で分解された脂肪をスムーズに外に排出するためには、水分が必要です。
ノンカフェインのお茶や白湯などを選び、身体を冷やして代謝を下げないよう、できれば温かいものを飲みましょう。
また、コーヒーや紅茶など、カフェインやカリウムが多い飲み物は利尿作用があり、水分が不足しやすくなるためおすすめしません。
アルコールは摂らない
アルコールを摂ると肝臓は優先してアルコールを分解するため、脂肪の分解・排出を優先したいハイフ後での摂取はおすすめしません。
また、アルコールを分解する際には摂取したアルコールの1.5倍も水分が必要になるため、水分が必要なハイフ施術後にはしっかりと避ける必要があります。
もし、ついうっかりお酒を飲んでしまった場合は水分を沢山摂って、アルコールの体外排出を促しましょう。
ハイフ後に食事してしまったら?
ハイフ施術後、空けたほうがいい時間に食事を摂ってしまった場合の対処法を紹介します。
食事の他にも、してはいけないことなども紹介するため、ハイフの効果をしっかり受け取るための参考にしてください。
医師に相談
ハイフ施術後、もし食事をしてしまった場合、食べた分だけ脂肪を吸収してしまう可能性はありますが、すぐに重い症状に陥るということはまずありません。
どうしてもお腹が空いてしまった、食事を摂ってはいけないことを忘れていたなど、場合によっては食事をしてしまうこともあるかもしれません。
万が一腫れや赤みが強く出てしまい、副作用に困っているようであれば医師に相談しましょう。
もし予定があって食事を摂らなければならない場合、ヘルシーなものを選ぶか、食べ過ぎないようにするなど、調整してみましょう。
食事の他にもしてはいけないことがある
ハイフの施術後には、血行がよくなることや身体の負担になることなど、食事の他にもやってはいけないことがあります。
激しい運動やサウナ、長時間の入浴や熱いお風呂などは腫れや赤みが長引く原因になります。
また反対に喫煙は血行が悪くなり、ハイフの効果が薄れてしまう可能性があります。
ハイフの効果をより多く受けるためには、食事も選ぶこともさることながら、普段のよくない生活習慣を控える必要もあることを覚えておきましょう。
ハイフ前の食事にも気をつける
ハイフの施術については、施術後のみならず施術前の食事にも気をつける必要があります。
ハイフ前後の食事の注意点として、参考にしてください。
ハイフ1~2時間前に済ます
ハイフの施術では、約1~2時間前には食事を済ませておいてください。
施術直前に食事をとると、肝臓はその消化を行っているさなかのため、ハイフで分解された脂肪の排出ができなくなってしまいます。
お腹が空いていなければ無理に食事を摂る必要はありません。
しかしハイフ施術後は2~3時間ほどの絶食が効果を高めるため、空腹になり過ぎない程度の食事は摂っておきましょう。
低カロリーな食事を選ぶ
ハイフ施術後と同様、施術前の食事も低カロリーで消化によいものを選びましょう。
温野菜やシーフード・湯豆腐など、ビタミンやミネラル・良質のたんぱく質がおすすめです。
高カロリーなものを摂ってしまうと、施術の効果が下がってしまう可能性があります。
また、冷たいものを摂ると代謝が下がり、脂肪が分解されにくくなるため、温かい食べ物や飲み物を摂るように心がけましょう。
アルコールは摂らない
ハイフ施術前のアルコールは体調を崩す可能性があるため、できれば前日から控えて施術に臨みましょう。
アルコールは食事の消化以上に肝臓に負担がかかるため、脂肪分解も妨げてしまいます。
もし飲酒してしまった場合は、水分を沢山摂ってアルコールを排出するようにしてください。
ハイフの効果を持続する食事
ハイフの施術後、その効果を持続するためにはどのようなものを食べるのが効果的でしょうか?
ハイフの効果を持続するための食事について紹介します。
→ハイフの効果はいつから出る?効果の持続期間や長持ちさせるポイントを解説
糖質・脂質は摂り過ぎない
脂肪分解はハイフの効果として人気ですが、せっかく施術をしても、そのあと糖質や脂質を摂り過ぎてしまえば、分解して消えた脂肪がまた戻ってきてしまいます。
理想の自分に近づけたのであれば、元に戻らない努力も必要でしょう。
また、糖質や脂質の摂取を適切に抑えると、肌の老化を防ぎ、さらに美肌も目指せます。
アルコールに注意
アルコールは肝臓に負担をかけるほか、利尿作用があり、水分を尿として体外へ排出するため水分不足になります。
また、脂肪が増えるわけでもないのに太って見える『むくみ』の原因にもなります。
水分不足によって老廃物を排出する働きが低下し、細胞間に水分が残ってしまうのがむくみです。
ハイフの施術で効果が出ていても、太って見えるむくみのせいで、効果を実感しづらくなってしまいます。
さらに、むくみを放置すると血流が滞り、色素沈着や下肢静脈瘤・血栓性静脈炎などを引き起こす可能性もあるため、アルコールの飲みすぎには注意しましょう。
健康的な生活を
ハイフの効果を持続させるためには、健康的な生活を心がけることが大切です。
ハイフは約12週間という時間をかけてゆっくりとその効果が高まっていきます。
その間、暴飲暴食をせずにバランスのよい食事を摂るのはもちろんのこと、軽い運動も取り入れ、身体の代謝を上げて脂肪が燃焼しやすい状態を維持しましょう。
まとめ
ハイフ施術後に食事を摂ってはいけない理由や、、摂るタイミング、おすすめの食事や食べてしまったときの対処法など、ハイフ後の食事について紹介しました。
ハイフ施術後の身体を回復するための大切な過程で何を口にするかは、施術の結果を大きく左右します。
ハイフ施術の結果をなるべく満足のいくものにするための、参考にしていただければ幸いです。