ヒアルロン酸注射の効果期間はどのくらい?長持ちさせる方法も紹介
ほうれい線や唇へ注入することで、気になるお悩みを解消することができるヒアルロン酸注射は、さまざまな効果があることから人気の施術です。
しかし、ヒアルロン酸は時間が経つとともに体内に吸収されてしまうため、定期的に施術を受ける必要があります。
定期的に施術を受けなければならないというと、一体どの程度の期間をあけて施術を受けるべきか気になりますよね。
この記事では、ヒアルロン酸注射について、ヒアルロン酸注射の効果期間、ヒアルロン酸の副作用、ヒアルロン酸を長持ちさせる方法についてご紹介します。
ヒアルロン酸注射の施術を検討している方、ヒアルロン酸を長持ちさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヒアルロン酸注射について
もともと体内にある成分であるヒアルロン酸ですが、注入することでどのような効果を得られるのでしょうか?
まずは、ヒアルロン酸注射について詳しくご紹介します。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸注射は、シワやほうれい線などにヒアルロン酸を注入することで、皮膚を土台からボリュームアップさせてお悩みを目立ちにくくさせるという施術です。
ダウンタイムがほとんどない施術として人気で、ボリュームをもたせる以外にも鼻筋や顎に注入することで鼻を高く見せたり、顎をシャープに見せたりすることもできます。
期待できる効果は以下のようなものです。
- シワの改善
- ほうれい線やゴルゴラインを目立ちにくくする
- たるみ改善
- 目の周りのくぼみ改善
- 顎をシャープにみせる
- 口角をあげる
- 鼻筋を高くする など
ヒアルロン酸はもともと体内に存在するゲル状の物質で、スポンジのように水を含んで保水することができます。
しかし、加齢によってヒアルロン酸は体内から減少するとされていて、結果的に乾燥などを引き起こし肌トラブルの原因となってしまうのです。
ヒアルロン酸を直接気になる部分に注入することで、肌を下から持ち上げ深くなったシワを目立たなくするとともに、保湿効果も期待できます。
アレルギーが起こりにくい施術
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、安全性が高くアレルギーを引きおこす可能性が低いとされています。
また、ダウンタイムが少ない施術としても知られていて、赤みや腫れ、痛みなどが起こりにくいため、仕事や家事で忙しく過ごす方も気軽にお悩みを改善させることができるのが特徴です。
施術時間は5~10分ほどと短く、さまざまな肌悩みに対応できることから定期的にヒアルロン酸注射を打っているという方も多くいらっしゃいます。
ヒアルロン酸注射の効果期間
ヒアルロン酸の効果は、2週間ほどで安定し、その後半年~1年ほど続いて体内に吸収されていくとされています。
持続期間には個人差があるとされていて、使用する製剤によっても異なることがあるため、どの程度の頻度でヒアルロン酸を打つかは医師と相談のうえで検討するようにしましょう。
当院で扱っているヒアルロン酸は以下のような違いがあります。
製剤名 | 特徴 | 持続期間 |
ボリューマXC | ・低吸水性で硬い ・麻酔液入りで痛みに強い |
約2年 |
ボリフトXC | ・柔らかく肌馴染みがよい ・細かいシワなどに有効 |
約1年 |
ボルベラXC | ・自然な仕上がり ・唇に適している |
約1年 |
ボラックスXC | ・硬いテクスチャー ・鼻や顎の輪郭形成に適している |
約1年半以上 |
ボライトXC | ・柔らかく保水性や弾力性がある ・額や頬の小ジワ改善に効果的 |
約9か月以上 |
当院のヒアルロン酸治療について、詳しくはこちらのページもご覧ください。
ヒアルロン酸の副作用
ヒアルロン酸は手軽にシワやほうれい線を改善させることができる治療ですが、副作用があるのかということを気にする方も多いです。
ここからは、ヒアルロン酸の副作用についてご紹介します。
内出血
内出血は皮膚に針を刺したことで起こりやすく、数日間続くケースもありますが、触らず安静にしていることで自然と回復していきます。
とくに、皮膚が薄い部位や毛細血管の多い部位に針を刺すと内出血が起こりやすいため、数日経っても治まらずに心配だという方は、クリニックに連絡をするようにしましょう。
しこりができる
ヒアルロン酸を浅い部位に注入したり、硬い製剤を使用したりしたときにしこりができることがあります。
施術してすぐはヒアルロン酸と肌が馴染まずにしこりが気になるということもあるため、数日様子を見てみるようにしましょう。
また、その間ヒアルロン酸を注入した部位を触ってしまうと、ヒアルロン酸の形が崩れたりズレたりしてしまうため、施術後は注入部位を触りすぎないように気を付ける必要があります。
痛みや違和感
注入した部位によって、注入直後に痛みや違和感が生じる可能性があります。打撲のように数日で治まることがほとんどですが、痛みが心配だという方は事前に申し出るようにしましょう。
また、ヒアルロン酸を注入した刺激によって腫れているように感じることもあります。このときも、患部を強く押すなどの行為をしないよう気を付ける必要があります。
気になる症状は、必ず施術をしたクリニックで確認してもらうようにしましょう。
ヒアルロン酸を長持ちさせるには?
ヒアルロン酸の持続期間は製剤によってさまざまですが、長持ちさせるためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
ここからはヒアルロン酸を長持ちさせる方法をご紹介します。
食生活や睡眠に気を付ける
食生活や睡眠が乱れていると、生活の質が悪くなり体内で自己のヒアルロン酸を生成する力が追い付かないことによって、注入したヒアルロン酸の吸収が早くなってしまいます。
そのため、規則正しい食生活や睡眠を心がけ、注入したヒアルロン酸が消費されるのを防ぐようにしましょう。
マッサージや美顔器を使用しない
施術したすぐあとにマッサージをしてしまうと、ヒアルロン酸の形が変形してしまい不自然な状態となってしまうことがあります。
また、RF美顔器などの高周波のラジオ波を肌にあてることで、新陳代謝が促進されヒアルロン酸の消費を早めることにつながってしまいます。
ヒアルロン酸を長持ちさせるために、施術直後のマッサージや美顔器の使用は控えるようにしましょう。
どの程度控えるべきかカウンセリングで医師に確認するとよいでしょう。
また、マッサージだけではなくうつ伏せで寝るなど顔に負担をかける行為は控えるようにしましょう。
ヒアルロン酸を注入した部位を押しつぶすように力をかけないよう気を付ける必要があります。
繰り返し治療を受ける
とくに初めてヒアルロン酸注射の施術を受ける方は、身体にヒアルロン酸が吸収されるスピードが早くなる傾向にあります。
ヒアルロン酸は体内へ徐々に吸収されていくものですが、繰り返し施術を受けることで、その周囲にコラーゲンの膜が生成され、吸収が阻害されるようになることで効果が長持ちするようになります。
効果をより長続きさせたいと考えている方は、製剤によって変わる適切な時期に再度施術を受けることで、効果が長持ちします。
肌悩みに合ったヒアルロン酸を注入するようにする
ヒアルロン酸にはさまざまな種類が存在しますが、効果が長持ちすることだけではなく、硬さによってどの部位に適しているかを確認する必要があります。
たとえば、ボリューマXCは一般的なヒアルロン酸に比べて効果が長く、約2年間もつとされており、シワやたるみ、顔のへこみやボリューム改善に優れています。
一方で、ボリフトXCは、ボリューマXCに比べると柔らかい製剤となっており、約1年間の持続期間でほうれい線やマリオネットラインの改善に適しています。
お悩みによって適している製剤が変わってくるため、医師にお悩みや肌の状態をしっかり伝え、肌悩みに合ったヒアルロン酸を注入するようにしましょう。
まとめ
ヒアルロン酸注射について、ヒアルロン酸注射の効果期間、ヒアルロン酸の副作用、ヒアルロン酸を長持ちさせる方法についてご紹介しましたが、参考になりましたか?
ヒアルロン酸注射はほうれい線やマリオネットラインの改善に効果のある施術で、さまざまな製剤が存在します。
製剤によって適している部位や持続期間が変わってくるため、自分の肌悩みに合った製剤を医師とのカウンセリングによって選ぶようにしましょう。
ヒアルロン酸は体内にもともとある成分であることから、アレルギーの心配が少ない製剤として人気です。
ほうれい線やマリオネットラインの改善だけではなく、鼻筋を通す施術や顎先をシャープにする施術などもあるため、自分に合った施術を医師と相談のうえ選ぶようにしましょう。
ヒアルロン酸注射を検討している方は、この記事を参考にクリニックに足を運んでみて下さいね。