マッサージピール後の洗顔はいつから可能?ホームケアのポイントも解説
マッサージピールの施術が気になっている方の中には、「マッサージピール後の洗顔はいつから大丈夫?」「マッサージピール後のホームケアはどうしたらいい?」など、施術後の過ごし方に不安がある方も多いのではないでしょうか。
マッサージピールはピーリングの一種であることから、肌に刺激を与える行為に抵抗があると感じることもあるでしょう。
この記事では、マッサージピール後の過ごし方について詳しく解説します。
マッサージピール後のホームケアについてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
マッサージピールとは
マッサージピールは、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H₂O₂)、コウジ酸を配合したピーリング剤を使用したイタリア発の美容治療です。
過酸化水素と高濃度トリクロロ酢酸の相互作用によって、皮膚の深部に作用してコラーゲンを作り、肌にハリをもたらす効果が期待できます。
ここではマッサージピールのメカニズムやメリット、効果について解説します。
マッサージピールのメカニズム
高濃度トリクロロ酢酸、低濃度過酸化水素、コウジ酸を配合した専用のピーリング薬剤を肌の真皮層に浸透させ、コラーゲンの生成を活性化させる施術です。
通常はトリクロロ酢酸を高濃度で肌に塗布すると刺激が強すぎて効果よりも副作用が強くなってしまいますが、低濃度過酸化水素を同時に配合することで、肌への刺激を抑えたピーリングが可能です。
マッサージピールのメリット
マッサージピールには以下のようなメリットがあります。
- 肌に塗り込むだけのため痛みがない
- 注射をする施術のように恐怖心がない
- かさぶたにならない
- ダウンタイムがほとんどない
- 施術時間が短い
- 美白作用が強い
肌に塗り込む施術のため、注射をするような美容施術と比べると、痛みに対する恐怖感や不安感が少ないのは大きなメリットといえるでしょう。
マッサージピールは、美白効果を感じつつ痛みやダウンタイムは抑えたいと考えている方におすすめです。
マッサージピールの効果
マッサージピールには以下のような効果があります。
- 肌の小じわやハリ、ツヤの改善
- ニキビの改善
- 色素沈着の改善
- 毛穴の引き締め効果
- バリア機能の正常化
マッサージピールの効果については以下の記事でさらに詳しく解説しているため、ぜひそちらも参考にしてみてください。
→マッサージピールとは?効果・おすすめ回数・術後ケアなど徹底解説!
マッサージピール後の洗顔はいつから可能?
マッサージピール後の洗顔は当日から可能です。
患部を強く擦るのは厳禁となるため、洗顔をする際は肌を強く刺激しないように注意しましょう。
なお、洗顔の際は以下のポイントに気を付けることをおすすめします。
- 体温と同じくらいのぬるま湯を使用する
- 石鹸や洗顔フォームは十分に泡立てる
- Tゾーン(おでこ、鼻)、頬、目・口周りの順に洗う
- 泡の上を撫でるように優しく洗う
施術後は乾燥しやすいため、保湿を十分に行うようにしてください。
マッサージピール後のホームケアのポイント
マッサージピール後のホームケアのポイントは以下の3つが挙げられます。
- 保湿クリームで乾燥を防ぐ
- 美容液でマッサージピールの効果を高める
- 日焼け止めを塗って肌への刺激を防ぐ
ここでは上記3つのポイントについてそれぞれ解説します。
保湿クリームで乾燥を防ぐ
マッサージピールをすると皮膚のターンオーバーが亢進するため、かゆみや皮むけ、赤み、乾燥などが生じることがあります。
保湿クリームを塗ることで、肌の潤いを長時間保てます。
乾燥による肌トラブルを防ぐためにも、施術後は保湿クリームでしっかり乾燥を防ぎましょう。
美容液でマッサージピールの効果を高める
美容液を使用してマッサージピールの効果を高めることも大切です。
普段使っている美容液を使用しても良いですが、ダリア銀座スキンクリニックが開発した美容液『ステムセルブースターセラム』がおすすめです。
小じわやくすみ、キメ乱れ、毛穴などの大人の肌悩みに効果が期待できる美容液となっています。
クリニックで実際に使用している高品質な美容液のため、どの美容液を使えば良いか悩んでいる方はぜひこちらを検討してみてください。
→ステムセルブースターセラム(Stemcell Booster Serum)の特徴や効果・使い方を紹介
美容液と保湿クリームで施術後の敏感な肌をしっかりケアしましょう。
日焼け止めを塗って肌への刺激を防ぐ
マッサージピール後の肌は普段より敏感な状態になっています。
紫外線からの刺激も受けやすくなっているため、普段以上に紫外線対策を徹底しましょう。
日焼け止めのほか、以下のような紫外線対策を取り入れることをおすすめします。
- 日傘をさす
- 帽子をかぶる
- UVカット生地の衣服を着用する
- サングラスを着用する
- 日陰を選んで歩く
- 紫外線の強い時間帯は外出を避ける
紫外線は屋外だけでなく屋内にも入り込んでくるため、外出しない日でも日焼け止めを塗るようにしましょう。
マッサージピール後の注意点
マッサージピール後の注意点がいくつかあります。
ここではお風呂、飲酒、運動、メイク、フェイスマッサージに関する注意点を解説するため、マッサージピールを受けたい方はぜひ参考にしてみてください。
お風呂
お風呂はマッサージピール当日から可能ですが、体を過剰に温める行為は避けたほうが良いため、短時間で済ませるようにしましょう。
できれば当日は入浴やサウナは避け、シャワーで済ませるのが望ましいです。
翌日以降は、医師の指示がなければ特に制限はありません。
飲酒
マッサージピール当日は、飲酒は控えたほうが良いでしょう。
アルコールを摂取することで血行が促進され、赤みやむくみなどの症状が現れる可能性があります。
運動
激しい運動も血行が促進されるため、マッサージピールをした当日は控えたほうが良いでしょう。
激しい運動や飲酒などで血行が促進されると、施術後の赤みが長引く恐れがあります。
可能な限り安静に過ごすようにしてください。
メイク
マッサージピール後、メイクは当日から可能です。
しかし肌に赤みやヒリヒリとした痛みがある場合は、控えたほうが良いでしょう。
どうしてもメイクをしたい場合は、なるべく肌に刺激の少ないものを使うことをおすすめします。
フェイスマッサージ
マッサージピール後の肌は敏感な状態になっているため、肌を強くこする行為はしばらく控えたほうが良いでしょう。
クリニックにより異なりますが、1〜3週間程度フェイスマッサージは控えたほうが良いと指示されることが多いです。
マッサージピールに関するよくある質問
マッサージピールに関するよくある質問をまとめました。
- 施術中に痛みは感じますか?
- マッサージピールができない人はいますか?
- マッサージピールの施術直後にメイクは可能ですか?
ここでは上記3つについてそれぞれ回答します。
施術中に痛みは感じますか?
ピーリング剤を肌に塗り込む際にピリピリとした痛みや熱を感じることがありますが、すぐに拭き取ることで痛みの軽減が可能です。
痛みの度合いに合わせて塗布時間を調整できるため、痛みが気になる場合は施術スタッフに相談しましょう。
また施術後は肌が赤みを帯びたり皮が剥けたりすることがありますが、数日から1週間程度で治まることが多いです。
マッサージピールができない人はいますか?
以下に当てはまる方はマッサージピールができない可能性があります。
- 配合成分に対する過敏症を持つ方
- アルコール過敏症の方
- 妊娠中・授乳中の方
- ヘルペス治療中の方
- 重度の敏感肌の方
- 日光過敏症の方
- 脂漏性皮膚炎の方
上記の他、トレチノイン(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイル(ベピオ・デュアック・エピデュオなど)を使用している場合は医師に相談したほうがよいでしょう。
トレチノインや過酸化ベンゾイルは、治療前後2週間の使用を控えるよう指示される可能性が高いです。
またマッサージピールは刺激に弱い目の周りや小鼻、ほうれい線付近、口周りは治療ができない場合があります。
詳しい治療部位については医師に相談してみてください。
マッサージピールの施術直後にメイクは可能ですか?
マッサージピールは施術直後からメイクできます。
従来のケミカルピーリングと異なり、肌を刺激せず、皮膚のバリア機能を保ったままピーリングができるためです。
まとめ
マッサージピール後の洗顔は当日から可能ですが、肌が敏感な状態になっているため、強くこすらないように優しく洗うように心がけましょう。
また洗顔以外にも、マッサージピール後は入浴や運動、飲酒、フェイスマッサージなど気を付けるべきポイントがいくつかあります。
今回紹介した内容を参考に、マッサージピール後は普段以上に肌に気を遣って過ごすようにしましょう。