ナビジョンDRにはどんな効果が期待できる?成分や使い方など詳しく解説
シミやそばかす、シワや肌のハリ感など、普段、丁寧にケアをしているはずなのに出てきてしまう肌トラブル。
ケアをしていても改善されない時には、スキンケア用品の種類や成分がご自身の肌の症状に合っていない可能性があります。
資生堂が開発したドクターズコスメである「ナビジョンDR」は、資生堂が独自に開発した美白成分をはじめ、シミやそばかす、肌荒れなどの改善が期待できる成分がしっかりと含まれています。
今回は、ナビジョンDRについて、効果や成分、製品の種類など、詳しく解説していきましょう。
目次
ナビジョンDRはドクターズコスメ
ナビジョンDRとは、大手化粧品メーカーである資生堂が長年の皮膚美容研究をもとにして開発したドクターズコスメで、美白成分として厚生労働省に認可されている「トラネキサム酸」や資生堂が独自に開発した「4SMK」などが配合されています。
ナビジョンDRを使用すると、シミやそばかすの予防や改善、肌荒れの改善、ハリや弾力の向上などといった効果が期待でき、スキンケア製品をはじめUVケアや部分美容用クリームなど、豊富なラインナップの中からご自身の肌症状に合わせて選ぶことができます。
ナビジョンDRとナビジョンの違い
ナビジョンには2つのシリーズがあり、「ナビジョンDR」と「ナビジョン」に分けられます。
2つのシリーズには、主に、下記の2点に違いがあります。
- 成分の濃度
- 購入方法
ナビジョンDRもナビジョンも、トラネキサム酸や4MSKなどが配合されているため成分の種類に大きな違いはありませんが、成分の濃度に差があります。
肌の基礎ケアとして取り入れるのであればナビジョンでも十分な効果を得られますが、ナビジョンDRのほうが成分の濃度が高いので、より集中的に肌のケアをしたい場合はナビジョンDRがオススメです。
また、ナビジョンはドラックストアなどで一般販売されているのに対し、ナビジョンDRは美容クリニックなどの医療機関でのみ販売されています。
そのため、ナビジョンDRを使用したい場合は、取り扱っている美容クリニックなどに一度来院しカウンセリングを受けてから購入します。
初めて購入する場合は来院が必要ですが、2回目以降はクリニックが運営している専用のサイトなどで購入ができる場合があるので、来院する手間が省けます。
ナビジョンDRとHAKUの違い
ナビジョンDRを開発した資生堂から生まれた「HAKUメラノフォーカスEV」は、メラニンの生成を抑制しシミやそばかすを予防できる薬用美白美容液です。
ナビジョンDRと同様にシミ対策ができますが、大きな違いはステムランDGを配合しているかどうかです。
ナビジョンDRと同様にHAKUメラノフォーカスVには、トラネキサム酸と4MSKは含まれていますが、資生堂が独自に開発した保湿成分であるステムランDGは含まれていません。
ナビジョンDRに含まれる有効成分と効果
ナビジョンDRには、美白効果を始め、保湿や肌荒れ改善の効果が認められている成分が含まれています。
ここからは、ナビジョンDRに含まれている代表的な有効成分を解説しましょう。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、タンパク質を構成するリシンというアミノ酸をもとに人工的に作られたアミノ酸の1つです。
トラネキサム酸は厚生労働省に美白効果が認められており、シミの予防や改善の効果もあるのでシミ治療に使用されています。
原因がはっきりわからないために治療方法が限られている肝斑の改善にも有効な成分であり、炎症や出血をおさえたり、アレルギー症状を緩和させたりする効果もあるので、ナビジョンDRを使用すれば美白効果だけではなく、肌荒れなどの症状にも効果が期待できます。
4MSK
4MSKは4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略で、資生堂が独自に開発した美容成分であり、厚生労働省にも医学部外品有効成分として認可されています。
サリチル酸には、メラニンの生成を抑制したり角質を柔らかくしたりする働きがあり、4MSKはこのサルチル酸を肌の奥まで浸透させます。
そのため、4MSKにはシミやそばかすの予防や皮膚の再生を正常化し肌の機能を整えるといった効果を期待することができます。
ステムランDG
ステムランDGは、資生堂が独自に開発した保湿成分で、TAホワイトシリーズの製品にトラネキサム酸や4MSKと一緒に配合されています。
表皮と真皮の間には基礎膜と呼ばれる部分があり、この基礎膜がダメージを受けてしまうと表皮と真皮の繋がりが弱まるので肌の老化の原因ともなります。
ナビジョンDRのTAホワイトシリーズでは、ステムランDGが配合されているので、紫外線などでダメージを受けやすい基礎膜のケアもすることが可能です。
ナビジョンDRの種類
ナビジョンDRには、化粧水からUVケア、集中美容ケアなどさまざまな種類の製品が取り揃えられています。
今回は、ナビジョンDRの中でも代表的なシリーズを詳しく解説していきましょう。
TAホワイトシリーズ
TAホワイトシリーズは、美白成分であるトラネキサム酸と4MSKを配合しており、メラニンの生成を抑制しシミやそばかすを防ぐ、ナビジョンDRの中でも人気のシリーズです。
資生堂が独自に開発した保湿成分である「ステムランDG」も、配合されているので、メラニンを抑制するだけではなく肌にうるおいを与え、ハリや弾力をアップさせる効果も期待できます。
TAホワイトシリーズには、下記の製品があります。
商品名 | 特徴 |
TAホワイトローションn | シミやそばかすの発生を防ぐ薬用美容化粧水 |
TAホワイトエマルジョンIn | 肌にうるおいを与えハリをだすみずみずしくうるおうタイプの薬用美容乳液 |
TAホワイトエマルジョンIIn | TAホワイトエマルジョンInよりもしっとりうるおうタイプ |
TAホワイトクリームAAn | 乾燥による小じわの発生を防ぎシミ・そばかすも予防する薬用美白クリーム |
化粧水から乳液、クリームまで揃っているので、TAホワイトシリーズでまとめてケアすることも可能です。
プロテクトUVシリーズ
プロテクトUVシリーズは、紫外線から肌を守りながらスキンケアも同時に行うことができる、肌にも優しい日焼け止めです。
紫外線は、シミやそばかすの発生の原因に繋がるだけではなく肌を老化させてしまうので、美肌を保つためには紫外線対策が重要です。
メイククレンジングを使わずに普段から使っている洗顔料で落とすことが可能で、紫外線だけではなく花粉やホコリなどからも肌を守ってくれます。
プロテクトUVシリーズには、下記の製品があります。
製品名 | 特徴 |
TAホワイトプロテクトUV | 美白有効成分を含んだ敏感肌にも使用できる日焼け止め乳液 |
TAマイルドプロテクトUV | 紫外線吸収剤を含まない使い心地が優しい日焼け止め乳液 |
モイストプロテクトUV | スキンケアタイプで乾燥による小じわを目立ちにくくする日焼け止めクリーム |
BBプロテクトUV | 肌の色ムラや赤みをカバーしスキンケアも可能な2種類のカラー展開の日焼け止めクリーム |
プロテクトUVシリーズの日焼け止めには、トラネキサム酸や4MSKといった美白成分が含まれているのでスキンケアをしつつ紫外線から肌を守ります。
肌にうるおいを与え小じわを目立ちにくくさせるものや、素肌の色ムラをカバーしてくれるものまで幅広い種類があります。
フォーカスアイプログラム
フォーカスアイプログラムは、付属されているアイセラムとアイフィラーで目元を集中的にケアすることができます。
アイセラムとアイフィラーのどちらにもヒアルロン酸が含まれていますが、特に、アイフィラーはマイクロニードル技術を駆使して、ヒアルロン酸を約1800本もの針状に固めており、目元に貼ることでたっぷりのヒアルロン酸を角質に浸透させます。
つけた瞬間からみずみずしさを感じられる美容液と、アイフェアーを同時に使うことで、デリケートな目元にハリやうるおいを与え、小じわやたるみの改善に効果があります。
ナビジョンDRの使い方
ここからは、ナビジョンDRの中でも人気が高いTAホワイトシリーズの使い方についてご紹介しましょう。
TAホワイトローションn
洗顔の後、コットンにディスペンサー3回分の量を乗せて、丁寧に顔全体に馴染めせていきます。
施術後などの肌が敏感なときには、コットンを使わずに手で優しくおさえながらなじませましょう。
TAホワイトエマルジョンIn・TAホワイトエマルジョンIIn
TAホワイトローションn(もしくは普段使っている化粧水)を顔全体になじませた後、コットンにディスペンサー2回分の量を乗せて、TAホワイトローションnと同様に顔全体になじませます。
肌が敏感な場合は、コットンを使用せずに手で優しくなじませましょう。
TAホワイトクリームAAn
化粧水、乳液などすべてのスキンケアの最後に、TAホワイトクリームAAnを使用します。
指先にパール1粒分の量を取って、顔全体になじませていきましょう。
まとめ
今回は、ナビジョンDRについて効果や使い方など詳しく解説しましたが、いかがでしたか?
ナビジョンDRは、シミやそばかすの改善や予防だけではなく、肌荒れ、ハリや弾力の向上など、さまざまな肌症状の改善に効果が期待できるドクターズコスメです。
種類も豊富で、ご自身の肌に合わせたタイプのものを選べるので、気になる方は一度、ナビジョンDRを取り扱っている美容クリニックに相談してみましょう。