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リベルサスってどのくらい痩せるの?結果を出すための正しい飲み方と注意点

リベルサス

「メディカルダイエット」には以前から、医療痩身マシンや点滴・注射などがありますが、最近になって、内服薬やサプリメントも注目を集めています。

その中でもリベルサスは、食欲を抑える効果で体重減少が叶うとして人気ですが、実際のところ、どのくらい痩せるのか、気になりますよね。

医療の分野が参入するダイエット法の中でも、その手軽さで利用者がこれから増えると予想される経口薬・リベルサスの効果と、結果を出すための正しい飲み方や注意点をご紹介します。

リベルサスでどのくらい痩せられるのか

リベルサス

食欲を抑えられる、経口投与できるなど、その効果やメリットで人気のリベルサスですが、実際のところどのくらい痩せるのかが気になりますよね。

容量依存性のある薬

リベルサスで結果を出すためには、その服用量が大きく関わります。

リベルサスは、服用してもある程度まではその結果が現れず、服用量を徐々に増やしていくことで、量に比例して効果が現れてくる薬で、3mg・7mg・14mgの錠剤があります。

こういった形で効果が現れる薬を「容量依存性のある薬」といい、「リベルサスは体重が減らない」と巷で耳にすることがあるのは、この特徴のためです。

日本では、リベルサスを使用する際、まず最初に1日1回3mgを4週間服用することと、4週ごとに7mg・14mgと段階を踏んで増量していくこと、最大投与は14mgまでということが決められています。

3mgの時点で何かしらの効果を感じられる場合もありますが、例えば7mgで効果が出れば、そのまま継続投与します。

体重の5%の体重減少が可能

7~14mgの間で時間をかけて効果を出していくリベルサスについて「何ミリが一番効果があるの?」という処が特に気になると思いますが、特に14mgを服用した方は、元の体重の5%以上の体重減少が大多数を占めるという結果が出ています。

リベルサスの主成分「セマグルチド」の効果は、医学誌「THE LANCET」のサイトでも紹介されています。

出典元:「日本人 2 型糖尿病患者における経口セマグルチド単剤療法の用量反応、有効性、および安全性 (PIONEER 9): 52 週間、第 2/3a 相、ランダム化比較試験

結果は人によるといえど元の体重の約5%なので、BMIの数値が大きい方ほど体重の減少量は大きくなります。

一般的に考えて、即効で10kgや20kgと大幅に体重が減る訳ではありませんので、継続することが重要になります。

即効性はない

リベルサスの効果は、食欲を減らして血糖値をコントロールし、基礎代謝を向上させて内臓脂肪を燃焼するなど、体質改善の角度から体重減少を狙う薬です。

ダイエット効果を実感できるまで少なくとも3ヶ月ほどかかり、すぐに体重が激減するというような即効性はありませんが、急激に痩せることで発生する、皮のたるみなどのデメリットを防ぐことはできるでしょう。

治療期間の目安は6~12ヶ月とされていて、大体26週目辺りが効果のピークといわれており、服用する方の経過や希望体重によって、医師と相談しながら調整していくことになります。

リベルサスとは

リベルサス

ここで、リベルサスの効果と痩せるメカニズムについて詳しくご説明します。

2型糖尿病の治療薬

リベルサスは、もともと人の身体に存在する消化管ホルモンであるGLP-1の働きを外から補う、2型糖尿病の治療薬として開発された「GLP-1受容体作動薬」です。

GLP-1は別名「痩せるホルモン」と呼ばれ、血糖値を下げる働きがあります。

元々GLP-1受容体作動薬は注射しかありませんでしたが、吸収促進剤を配合することにより、世界初であり唯一の、経口投与できるGLP-1受容体作動薬として、リベルサスが誕生しました。

糖尿病の治療薬は服用により低血糖を起こす場合がありますが、GLP-1受容体作動薬は食後の血糖値が高くなった時にのみ働くので、低血糖を起こしにくいとされています。

リベルサスはなぜ痩せるのか

食欲を抑えられる経口薬はリベルサスが世界初といわれていますが、その効果は以下の通りです。

  • GLP-1がインスリンの分泌を促進し、糖分を消費しやすくなる
  • 血糖値がコントロールされることにより、食欲が抑えられる
  • 脂肪分解や代謝が促進され、カロリーを燃焼しやすい体質になる
  • 胃腸の働きをコントロールするので、消化スピードが緩やかになる

インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、リベルサスを服用している間はインスリンの分泌が促進されるため、血糖値がコントロールされ、その結果、食欲を抑えられます。

食事量が減少する他にも基礎代謝がアップしたり、内臓脂肪の燃焼を促進されたりするので痩せやすい体質になり、胃腸の働きが穏やかになると、食事の量が減っても満腹感が得やすくなるので、食べ過ぎが大敵なダイエットには最適といえます。

褐色脂肪細胞の働きにアプローチする

褐色脂肪細胞とは、首やわきの下など、一部の決まった場所にしか存在しない細胞で、脂肪を分解して燃焼させる作用があるといわれています。

褐色脂肪細胞は、年齢と共に少なくなっていき、その働きも低下していきますが、リベルサスはそんな褐色脂肪細胞に働きかけ、脂肪燃焼の働きを活発にさせることで、カロリーを燃焼しやすい体にするといわれています。

リベルサスの正しい服用方法

リベルサス

経口投与が可能になったリベルサスですが、服用の方法が正しくないと、効果が出ない場合があります。

  • 朝起きたら、空腹のうちに飲む
  • 120ml以下の水で飲む
  • 服用後は30分~1時間以上、飲食を控える
  • 1日1錠、飲み忘れても増やさない

以上のようなことは通常の薬でもよく聞きますが、リベルサスは正しい服用を守らなければ、効果を期待できない場合があります。

一緒に吸収する成分によって吸収が悪くなる薬なので、胃に何か入っていたり、水以外で服用したり、服薬ゼリーなどと摂取するのも、服用後に間を空けず飲食するのも、効果を出せない原因になります。

そしてリベルサスは、1日の服用回数階数が少なくても効果が持続しやすいようにできている薬なので、もし飲み忘れた場合は吸収効率を変化させないようにするため、次回に2錠服用するなどはせず、1日1錠を守りましょう。

リベルサスを服用する際の注意点

リベルサス

リベルサスを始め、GLP-1受容体作動薬を利用したダイエットは昨今大変流行しています。

しかし本来は糖尿病の治療薬であるため、ダイエットを目的として服用する場合は注意が必要です。

リベルサスの副作用や注意点については、こちらの記事もご参考ください。

→「リベルサスは低血糖の危険性がある?重大な副作用や避けるべきことなどを紹介

保険適用外

リベルサスは糖尿病の治療として使用する場合は健康保険が適用になりますが、日本では肥満治療での使用は保険適用外なので、費用が比較的高価になります。

相場としては、クリニックによって多少設定が変わりますが、30日分で大体以下の通りです。

  • 3mg:1万円~2万円
  • 7mg:2万円~2万5千円
  • 14mg:3万円~4万円

続けて服用することで効果が現れてくる薬なので、途中で止めることがないよう予算をしっかり考えた上で治療を受けましょう。

副作用がある

リベルサスには次のような副作用があるといわれていますが、勝手に服用を止めると治療前の食事量に戻りやすく、リバウンドする可能性があります。

  • 胃腸障害(吐き気、嘔吐・下痢・便秘・消化不良など)
  • 神経系障害(頭痛・めまい・味覚異常)
  • 低血糖(冷や汗・震え・倦怠感・動悸・極端な空腹感など) ※重度
  • 膵炎(激しい嘔吐・腹痛など) ※重度

副作用は2~3週間の服用で少しずつ改善されることが多いですが、服用の中止や調整などは、医師と相談します。

リベルサスは低血糖症状は起こりにくいとされていますが、服用中に食事制限などを並行していると、血糖値が下がる危険性が出てきます。

低血糖については、ラムネなどブドウ糖を摂れるものを常備しておくと安心かもしれません。

膵炎などの重大な副作用は稀ではありますが、症状が強い場合など、すぐに医師に相談できるよう、連絡先などは準備しておきましょう。

飲んではいけない場合がある

以下の方は、リベルサスを服用できません。

  • 膵炎・甲状腺疾患の既往歴がある方
  • 胃腸障害がある方
  • 糖尿病や低血糖を起こす可能性が高い方
  • 妊娠中・授乳中・妊娠予定の方

メディカルダイエットはリベルサスだけではありませんので、どうしてもご希望の場合はクリニックにて受診し、相談してみることをおすすめします。

湿気に弱い

リベルサスは、湿気や光に弱い薬です。

効果が発揮されない可能性がありますので、シートが破れて薬がむき出しになるなどしたものは飲まないようにし、シートから出して移し替えたり、日光に晒したりしないように保管しましょう。

リベルサスだけに頼らない

リベルサスでのダイエットは、激しい運動や食事制限をする必要はありませんが、体質によっては慣れのために食欲が増える場合もあります。

栄養が偏ってはいけませんが、通常の健康を維持する程度の食生活の見直しや運動不足の解消、睡眠の確保などは、ダイエット中でなくとも良い結果に繋げることになります。

正規ルートで手に入れる

リベルサスは医療用医薬品のため、購入先を自分で選べるものではなく、医師に診察を受けたうえで処方されるべきものです。

ドラッグストアやネット・個人輸入などは、粗悪品や偽物を入手する可能性や、体質的に受け入れられる薬なのか、服用量は正しいか、他の薬との飲み合わせの可否など、安心して服用できない場合も多々あります。

今ではオンラインで受診できるクリニックもあり、体調の相談や、食事改善の程度、他に考えられる体重減少の方法など、経過中のあらゆる相談に的確に応えてくれる医師と一緒にダイエットを成功に繋げることができますので、リベルサスは正規ルートで入手しましょう。

まとめ

リベルサスの服用でどのくらい痩せるのか、結果を出しやすくするための飲み方や注意点などを解説しましたが、いかがでしたか?

正しい服用方法を守ることで、現体重の5%の体重減少が「経口投与」という手軽さで叶えられる「リベルサス」を試してみたい方は、信用できるクリニックに相談してみましょう。

今までのダイエットとは違う満足感が得られるかもしれません。

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