サーマクールはやけどになる?副作用のリスクやクリニック選びのポイントも紹介

サーマクールは、ダウンタイムが少ないことから周りにバレずにたるみや肌質を改善できるのが特徴の美容医療機器です。
顔だけでなくボディに施術することも可能で、さまざまな悩みを解決するのに利用されますが、やけどのリスクがあるため慎重に検討する必要があります。
この記事では、サーマクールとやけどの関係やその他の副作用、クリニックを選ぶポイントを紹介します。
サーマクールのメカニズムを知りたい方や、副作用が心配な方は参考にしてください。
サーマクールを受けるとやけどになる?
サーマクールは、真皮層に熱を与え軽いやけどを負わせたような状態にする施術です。
そのため、副作用でやけどの症状を伴う可能性があります。
皮膚の深部にあるコラーゲンは、肉を加熱したときに縮むようにサーマクールの熱エネルギーによって収縮します。
このときに創傷治癒の機能が働き、傷を修復する過程でコラーゲンが増加することが、サーマクールで肌質が改善される仕組みです。
施術によって肌が熱っぽくなるのは正常な反応ですが、機器の出力や温度設定が不適切だと傷跡になるやけどを伴う可能性があります。
サーマクールとやけどの関係は、クリニックで直接説明を聞き、納得したうえで施術を決定することをおすすめします。
サーマクールでは麻酔を使用できる?
サーマクールCPTでは痛みを軽減するために麻酔を使用するクリニックも一部ありますが、サーマクールFLXを使用する場合では原則麻酔を使用しません。
サーマクールでしっかり効果を得るためには、患者さん個人に合わせて出力を調節し、適した温度で肌を加熱する必要があります。
温度が低いと効果が十分に得られず、反対に温度が高いとやけどのリスクも高まります。
サーマクールFLXでは、患者さんの肌の状態を考慮しながら、テスト照射で適切な出力を探る作業が必要です。
麻酔の使用によって感覚が鈍くなると、出力の調節が難しくなり副作用のリスクを高める原因になります。
施術で感じる痛みや熱さをもとに患者さん個人に合わせ出力を加減するために、麻酔を使用しないことをメーカーでも推奨しています。
サーマクールは改良を重ねるごとに痛みへの対策が強化されている機器ですが、麻酔の用意があるクリニックはゼロではありません。
麻酔を使用するリスクを十分理解したうえで、選択の有無を判断しましょう。
サーマクールで得られる効果
サーマクールでは、以下の効果が期待できます。
顔のたるみを改善する
サーマクールには、顔や身体に出現する気になるたるみを改善する効果があります。
頬や目元のたるみを引き上げることで輪郭がスッキリとし、若々しさを取り戻せます。
顔だけではなく、ヒップや太もものリフトアップも可能です。
毛穴を引き締める
サーマクールは、たるみや皮脂の蓄積によって開いた毛穴を引き締めるのに効果的です。
顔の凹凸が目立たなくなるため、キメが整ったなめらかな肌になります。
また皮脂の分泌を抑え溜まるのを防ぐ効果もあるため、再び毛穴が開くのを防止します。
肌にハリや潤いを与える
サーマクールには、肌にハリや潤いを与える効果があります。
肌の水分は、乾燥や免疫力を保つのに重要です。
高周波によって真皮層に熱を与えることでコラーゲンの生成が活発になるため、みずみずしく弾力のある肌へと生まれ変わります。
小じわを改善する
たるんだ肌を引き上げることで、小じわの改善が可能です。
コラーゲンが増加すると肌がふっくらとボリュームアップするため、しわが引き伸ばされて目立たなくなります。
また口元のたるみを引き上げることで、ほうれい線の解消にも効果を発揮します。
ニキビを改善し、できにくい肌にする
サーマクールは、ニキビの改善や予防に効果的です。
ニキビの原因であるアクネ菌を殺菌するだけではなく、アクネ菌の餌である皮脂の分泌量を減少させる効果もあります。
ただし顔全体に炎症性の赤いニキビがある場合は、慎重に施術を行う必要があります。
この場合は、一度クリニックに相談のうえニキビの治療を優先して受けましょう。
セルライトを解消する
サーマクールには顔だけではなく、身体にできたセルライトを解消する役割があります。
二の腕・ヒップ・お腹にできたセルライトを改善し、加えてたるみも引き上げる効果があります。
消えないセルライトにお悩みの人もぜひご検討ください。
サーマクールで起こる副作用
サーマクールはダウンタイムがほとんどない施術ですが、以下の副作用や問題が発生するリスクがあります。
顔がこけて見えることがある
サーマクールは、個人差や受け方によってはこけたような印象になるケースがあるため注意が必要です。
施術を受けすぎると効果が過剰に現れてしまうため、やつれた・老けたような印象の顔になる可能性があります。
また元々顔が細めの方や頬に厚みがない方は、特にこけた印象になりやすく、これは適切な回数や施術方法でサーマクールを受けても起こり得る問題です。
施術前に仕上がりについて医師とよく相談し、リスクについても十分理解しておくことが大切です。
サーマクールで起こるリスクについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事】
→サーマクールはやりすぎると頬がこける?リスクと効果を得るための3つのポイント
痛みや熱感を伴う可能性がある
サーマクールでは、痛い・熱いと感じる場合があります。
皮膚の内側に軽いやけどを負わせている状態であるため、施術中や終わり際になると蓄積した熱によって痛みや熱さを伴う可能性があります。
やけどによってできた傷を修復する過程でコラーゲンが生成されるため、効果を発揮するための正常な反応ですが、副作用を辛いと感じる人もいるでしょう。
痛みを感じやすい人や不安な人は、事前に相談することをおすすめします。
サーマクールの痛みについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事】
水ぶくれややけどができる可能性がある
サーマクールは副作用が少ないですが、まれに水ぶくれややけどを伴う可能性があります。
重篤な症状ではありませんが、遅れて発生するケースがあるため施術後の適切な処置が必要です。
診察や薬の処方などのフォローが充実しているか事前に確認することをおすすめします。
サーマクールのクリニックを選ぶ際のポイント
サーマクールのクリニックを選ぶ際は、以下のポイントを押さえて検討しましょう。
希望の機器を取り扱っているか確認する
サーマクールの機器は数種類存在するため、希望する機器の取り扱いがあるクリニックを選択しましょう。
サーマクールFLXは、照射しながら冷却を行うことで肌の負担を軽減するだけではなく、照射範囲が広いためムラを少なくし時間を短縮できる特徴があります。
サーマクールCPTは、熱を分散させることで肌のたるみを効率的に改善する利点があり、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。
ダリア銀座スキンクリニックでは、第4世代のサーマクールであるサーマクールFLXを導入しているため、痛みを抑えた快適な施術が受けられます。
料金やプラン内容を考慮する
サーマクールのクリニックを選ぶ際は、料金やプラン内容にも注目しましょう。
サーマクールは保険が適用されないため、クリニックによって設定価格が異なります。
そのため、複数のクリニックを比較して費用が予算内に収まるか検討することが大切です。
また目元のたるみ改善にはサーマクールアイ、セルライトの解消や顔以外のたるみ改善にはサーマクールボディのメニューがあるクリニックを選択することで、目的に特化した施術が受けられます。
ショット数やチップが適切に使われているかも重要なチェックポイントです。
カウンセリングやアフターケアの質を考慮する
カウンセリングやアフターケアが適切に行われるかを確認しましょう。
副作用のリスクや明確な料金を丁寧に説明してくれる良心的なクリニックがおすすめです。
また、トラブルが起こった際のフォローや施術後の対応についても事前に調べ、自分が安心して受けられるかよく考えて決定しましょう。
クリニックの技術や実績をチェックする
施術を受ける前に、クリニックの技術や実績について確認するのが推奨されます。
実際にカウンセリングを受けてみるほかに、公式サイトや口コミも重要な判断材料になります。
経験や実績が豊富であれば、多くの症例に対応が可能なため、仕上がりのイメージ相談や施術前の悩みに幅広く対応が可能です。
また看護師が施術をするクリニックでは、当たり障りのない方法で思うような効果が得られないケースが多く、トラブルも起こりやすくなります。
知識や技術に長けたサーマクール認定医が直接施術を担当するクリニックを選ぶのがおすすめです。
一つのクリニックに注目せず、幅広い視野で選択するよう心掛けましょう。
まとめ
サーマクールとやけどの関係や、副作用について紹介しました。
サーマクールの施術でやけどを伴うのは正常な反応ですが、出力が適切じゃないことが原因で引き起こされるケースもあるため、受ける前によく確認することが大切です。
ぜひ、傷をつけずに肌のお悩みを改善するサーマクールをご検討ください。