ゼオスキンは途中でやめることは可能?よくある5つの質問を紹介
ゼオスキンは、スキンケアの分野において世界的に高い評価を受けているゼイン・オバジ先生が35年の研究を重ねた結果誕生させたスキンケアアイテムです。
ドラッグストアやデパートで購入することはできず、クリニックでの処方によって医師の管理のもと、自宅で行う治療プログラムとなっています。
そんなゼオスキンですが、治療中に皮むけするという事実も広く知られています。
そのため、大事な予定があるときにゼオスキンを途中でやめたいと考える方も多く、どの程度時間をあければよいのかと疑問をもっている方もいらっしゃいます。
この記事では、ゼオスキンの皮むけの理由についてや、皮むけが心配で途中でやめることは可能か?といったことを解説したあと、ゼオスキンのよくある質問にもお答えします。
ゼオスキンを途中でやめたい、ゼオスキンのことをもっと知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゼオスキンで皮むけをする理由
ゼオスキンは肌悩みに合わせて4つのプログラムが用意されており、その中でもセラピューティックプログラムは皮むけが起こりやすいとされています。
皮むけのピークは治療をはじめてから2~3週間ほどで、反応期と呼ばれる治療後4~6週間ほどは皮むけが起こるため事前に把握しておく必要があります。
皮むけが起こる原因は、ゼオスキンに含まれるトレチノインです。
トレチノインはビタミンA誘導体の一つで、肌のターンオーバーを促す効果があるため、古くなった細胞を排出する過程で、はじめて使用する際は皮むけがひどくなるのです。
ヒリヒリするような痛みやかゆみが出ることもありますが、皮むけが起こっているからといって失敗しているわけではありません。
反対に肌質改善の過程で起こる作用となるため、使い続ければ肌質改善が行われることで皮むけは落ち着いて、シミやしわの改善、ニキビの改善などの効果を感じられます。
ゼオスキンのセラピューティックプログラムについて
ゼオスキンには「セラピューティックプログラム」「メンテナンスプログラム」「デイリースキンケアプログラム」「プリベンションプログラム」の4つがあり、短期間で効果が期待できるセラピューティックプログラムが人気となっています。
しかし、短期間で集中的にケアするからこそ、皮むけが起こりやすいのもセラピューティックプログラムの特徴となっているのです。
ここからは、ゼオスキンのセラピューティックプログラムについて詳しくご紹介します。
セラピューティックプログラムの効果
セラピューティックプログラムは、以下のような肌悩みをもっている方におすすめです。
- シミ
- くすみ
- 小ジワ
- 肌のハリ
- ニキビ
- 毛穴の黒ずみや詰まり
- 肝斑
トレチノインの作用
ニキビやシワの治療薬として、アメリカのFDAに認可されているトレチノインは、肌のターンオーバーを促し、シミのもととなるメラニン色素を排出する作用があるため、シミを薄くする効果があります。
また、トレチノインは真皮内でコラーゲンやエラスチンの生成を促進させるため、皮膚にハリがうまれて小ジワを改善する効果も期待できます。同時にヒアルロン酸の生成も促進することで、皮膚にハリと潤いをもたらします。
さらに、皮脂腺の機能を低下させて皮脂の分泌を抑制することで、角質がはがれやすくなりニキビを改善。ターンオーバーを促進することで古い角質をはがれやすくし、毛穴の黒ずみや毛穴詰まりを除去する効果もあります。
ハイドロキノンの作用
ハイドロキノンはメラニン色素を淡色化する還元作用をもっていること、メラニン色素の発生を抑えて既存のシミを薄くする作用をもっていることの2つの作用で、高い効果が期待できます。
そのため、新しくシミができるのを防ぎながら、今できているシミを薄くしてくれるのが特徴です。
使用する主な製品と使用方法
セラピューティックプログラムでは、以下の製品を主に使用して治療を行います。
洗顔料…ハイドレーティングクレンザー、ジェントルクレンザー、エクスフォリエーティングクレンザー
- 使用方法…1日2回(朝、夜) 顔と手のひらを濡らし500円玉大を手に取って40~60秒洗顔し洗い落とす
洗顔料は、肌質や使用感の違いから3つの中で1つを選び使用するようになります。
化粧水…バランサートナー
- 使用方法…1日2回(朝、夜) 500円玉大を手に取り、顔全体に塗布する。手で押さえながら馴染ませる
顔のphバランスに着目した化粧水で、理想な肌とされる弱酸性になるよう考えられています。美容液を角質層へ浸透させるために、肌を水分で満たしサポートしてくれます。
ミラミン(ハイドロキノン4%)
- 使用方法…1日2回(朝、夜) 適量を手に取り馴染ませる
ハイドロキノン、ビタミンC、ビタミンEを配合していて、くすみのない透明感がある、外的ストレスに負けない肌へと導きます。
ミラミックス(ハイドロキノン4%)
- 使用方法…1日1回(夜) 診察で肌状態を見て使用量を決めていきます。医師の指示に従って使用しましょう。
ハイドロキノン、ビタミンC、ビタミンEを配合していて、ミラミンと同様の作用が期待できます。
セラピューティックプログラムは3つのプロセスで治療を実施
セラピューティックプログラムは、18週間かけて3つのプロセスを経て美肌へと導くプログラムです。
- 反応期(4~6週間)…肌が生まれ変わりはじめる
- 耐久期(4~6週間)…肌に耐性、抵抗力が生まれる、肌にハリを感じる
- 完成期(4~6週間)…肌が新しい細胞に生まれ変わってトラブルが改善する
前述したように、皮むけは3日~1週間ほどで現れて、2~3週間がピークとなります。この時期は皮むけがひどく、古い角質がポロポロと出てきます。
肌がヒリヒリしたり、かゆかったりすることもありますが、反応期は肌が生まれ変わりはじめる期間となるため頑張ってこの時期を乗り切りましょう。
耐久期になると徐々に赤みや皮むけの症状は落ち着きます。それとともに、ハリや小ジワの改善、毛穴が目立たなくなるなどの嬉しい変化を感じられます。
完成期になると、肌は透明感のあるキメの整った状態に。この状態を維持するためのプログラムへと移行していきます。
皮向けが心配で途中でやめることは可能?
大事な予定がある日に皮むけをしているのが気になるという方は、ゼオスキンを使用している最中でも使用を一旦中止することができます。
その際、予定がある日の3日~1週間ほど前から中断すると、赤みや皮むけの症状を抑えることができます。
トレチノインやハイドロキノンが配合されている製品だけ中止することも可能なので、医師とよく相談してどのアイテムの使用を中止するか検討しましょう。
ゼオスキンのよくある質問
ゼオスキンは、通常のスキンケアでは得られない高い効果が期待できるとして人気の治療ですが、注意点もあるため疑問に感じることが多いという方もいらっしゃいます。
ここからは、ゼオスキンのよくある質問にお答えしていきます。
Q:妊娠中や授乳中に使用可能ですか?
A:妊娠中、授乳中は基本的にゼオスキンが使用できません。どうしても使用したいという方は、強い副作用がでるものを省いたプログラムを組むことが可能なケースもあるため、医師に相談してみましょう。
Q:ミラミンとミラミックスの違いはなんですか?
A:ミラミンはブリーチ効果があり、ミラミックスはブレンド効果があります。ミラミンはシミを薄くしますが、シミがない部分も白くする効果があり、ミラミックスはシミとシミでないところの境目をなくす作用があります。
Q:皮むけしない治療方法もありますか?
A:どうしても皮むけが気になるという方は、皮むけを抑えた治療プログラムを組むことが可能なので、医師に相談してご自身に合ったプログラムを選択するようにしましょう。
Q:どの程度で効果が出ますか?
A:おおよそ2ヵ月ほどで効果を得ることが可能です。シミの濃さや量によってそれ以上に時間がかかるケースもありますが、効果を実感するために使用量を守り、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
Q:後戻りはありますか?
A:セラピューティックプログラム使用後、すぐに通常のスキンケアに切り替えてしまうと、後戻りをしてしまう例もあります。セラピューティックプログラム終了後は、ゼオスキンに用意されている他の3プログラムを試すなど、徐々に切り替えていくことで後戻りを防ぐことができるため、医師と相談しながら終了後のスキンケアを選択しましょう。
まとめ
ゼオスキンの皮むけの理由についてや、皮むけが心配で途中でやめることは可能か、ゼオスキンのよくある質問をご紹介しましたが、参考になりましたか?
ゼオスキンを途中でやめたいと考えている方は、大事な予定のある3日~1週間前に使用を注意するようにしましょう。
しかし、使用し続けて大丈夫なものもあるため、医師と相談しながらどのアイテムを一時的に中断するかを選択するようにしましょう。
ゼオスキンで美肌を目指したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。