ボトックスの効果が持続する期間は?長持ちさせる5つのコツを紹介
シワの改善やエラが張っている顔を改善するなど、さまざまな効果のあるボトックス注射は、ダウンタイムも少なく施術時間も短いことから気軽に受けられる治療として人気です。
しかし、ボトックス注射は永久的な効果が得られるわけではないため「どの程度持続するの?」「長持ちさせるコツは?」などといった疑問も生まれてきます。
長持ちさせるコツを知っておけば、ボトックス注射をうまく使ってご自身のお悩みを改善させることができるのです。
この記事では、ボトックスの効果が続く期間について、ボトックス注射を長持ちさせるコツについて詳しくご紹介します。
ボトックス注射の施術を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボトックス注射とは
ボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質の一種を皮膚内に注入することで、筋肉を収縮させないよう働かせ、シワやたるみを改善させる治療です。
国内では1996年から眼瞼痙攣や顔面痙攣などの治療薬として用いられており、医療現場でも使用されている安全性の高い製剤です。
シワにはいくつか種類がありますが、ボトックス注射は表情や顔の動きによるシワを治療することができます。笑ったときに出る目尻のシワや、険しい顔をしたときの眉間のシワなどに効果的。
ボトックスはシワだけではなくさまざまなお悩みに効果があり、長年悩んでいたというお悩みも解消させることができる施術です。
ボトックスの薬剤には種類がいくつかありますが、ボトックスとは米国アラガン社のボトックスビスタのことを指します。日本でも厚生労働省がシワ治療に対しての治療を認可している安全性の高い製剤です。
ボトックスの効果
ボトックスには以下のようなさまざまな効果が期待できます。
- シワの改善
- あご先をシャープにする
- エラの改善
- フェイスラインの補正
- たるみの改善
- 三角眉毛の改善
- ガミースマイルの改善
- 口角を上げる
- ふくらはぎ痩せ
- 肩こり改善
- わきが、多汗症の改善
このように、筋肉の動きを抑制することでさまざまな効果が期待できます。シワやたるみといった肌悩みに作用するだけではなく、肩こりやわきがなどの身体のお悩みにも効果が高い治療です。
筋肉が原因のお悩みであれば、ボトックスで改善させることができるため、とくにガミースマイルやエラ張り、わきがなどのコンプレックスを感じるようなお悩みを解消させることができるとして人気です。
そのほかにも、筋肉の緊張によるふくらはぎのふくらみを細くしたり、肩こりを改善させたりという効果が期待できます。
ボトックスの効果について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
ボトックスの効果が続く期間は?
ボトックスはさまざまな効果が期待できる治療ですが、永久的な効果が得られるわけではないため、どの程度の期間効果が続くのかと気になる方も多いですよね。
ここからは、ボトックスの効果が続く期間についてご紹介します。
ボトックスの効果が表れる時期はいつから?
ボトックスの効果は、筋肉の動きが十分に止まって効果として現れますが、その現れ方は個人差があります。
一般的にはボトックスの注射をしてから2~3日で効果が表れはじめ、その後2週間ほどで安定した状態になります。この効果は、初めてボトックスを注入する方のほうが感じやすいともいわれています。
ボトックスには、シワやたるみの改善、エラやふくらはぎのシェイプアップなどさまざまな効果がありますが、シワやたるみに比べると、エラやふくらはぎなど、シェイプアップを目的としたボトックス注射の方が見た目の変化を感じるまでに時間がかかる傾向にあります。
どのくらい効果が持続するか?
ボトックスの効果は短い方で4ヵ月、長い方で6ヵ月ほど続きますが、個人差があるためクリニックで医師とどの程度の頻度でボトックスを打つかどうかを確認し合うようにしましょう。
ボトックスは打ち続けると効果が長持ちするとも考えられています。効果を長持ちさせたいと考えている方は、適切な頻度でボトックスを打ち続けることが必要となります。
ボトックスの効果を長持ちさせる5つのコツ
個人差がありますが、ボトックスの効果は4~6ヵ月ほどで徐々になくなってしまいます。しかし、注射をするだけでダウンタイムがほぼない手軽な治療となるため、お悩みを改善させる手段としてボトックスを選ぶ方が増えています。
そこで、せっかくボトックスを打ったのだから長持ちさせたいと考える方のために、ボトックスの効果を長持ちさせる5つのコツをご紹介します。
製剤選びは慎重に行う
ボトックスには、さまざまな製剤があり、生産している国もアメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国などさまざまです。
効果や価格などに違いがあるため、製剤選びは慎重に行う必要があります。
もっともポピュラーで日本の厚生労働省が認可している薬剤は、アラガン社の「ボトックスビスタ」です。
ボトックスビスタは、安全性が高いうえに効果が長持ちしやすく、自然な仕上がりになることから世界で95%以上のシェアを誇る製剤です。
ボトックスの薬剤は、品質が高くなるほど値段も高くなる傾向にありますが、効果を持続させたいと考える方は、安価なボトックスを選ぶのではなく、製剤選びは慎重に行うようにしましょう。
注入した部位を圧迫したりマッサージしたりしない
注入した部位を圧迫したり、マッサージしたりしてしまうと、患部に薬剤が定着せずに思ったような効果が発揮できない可能性もあります。
とくに肩こりやふくらはぎのボトックスを打ったあとに、気になってマッサージをしてしまうことも多いのですが、無意識に行う肩やふくらはぎへの圧迫やマッサージに注意しましょう。
定期的に継続してボトックスを注入する
ボトックスは定期的に注入することで徐々に長持ちするようになっていきます。繰り返しボトックスを打つことでその部位の筋肉を使用しなくなるので、筋肉の神経支配がなくなっていくと考えられています。
そのため、定期的にボトックスを注入することで、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目のほうがより効果が長持ちするようになってきます。
しかし、どの程度の頻度でボトックスを打つかは医師と必ず相談するようにして、自己判断しないよう気を付けましょう。
激しい運動やサウナ、お風呂に気を付ける
ボトックスは熱に弱い菌とされているため、施術当日はお風呂やサウナなどには入らないよう気を付けましょう。また、汗をかくような激しい運動も控えた方がよいでしょう。
日常的に運動する習慣がある方やサウナが好きな方は、ボトックスを打ったあとは少しお休みして医師の指示を聞くようにすることが必要です。
一般的にはボトックスを打った後3日程度は運動やサウナ、お風呂は避けるようにしましょう。
他の美容医療と併用する
シワの注入治療にはボトックスの他にもヒアルロン酸の施術があります。ボトックスは表情筋が原因のシワへ効果を発揮する施術で、ヒアルロン酸はなにもしていなくても刻まれているシワに効果があります。
シワの種類によって、医師がボトックスとヒアルロン酸どちらがよいのか判断することになりますが、ヒアルロン酸とボトックスを併用することでより高い効果が得られるケースもあります。
しかし、ボトックスを打った直後に他の美容医療を同時に行うことは推奨していないクリニックもあります。
とくにレーザー治療は2週間間をあけて施術を受けることをおすすめしているケースもあるため、併用して施術を受けたい場合は、必ず同じクリニックで医師に相談してから施術を検討するようにしましょう。
まとめ
ボトックスの効果が続く期間について、ボトックス注射を長持ちさせるコツについて詳しくご紹介しましたが、参考になりましたか?
ボトックスはシワやたるみ、エラ張りなどさまざまな症状を改善させることができる注射です。
しかし、ボトックスの効果は永久的に続くものではなく、4~6ヵ月で徐々に効果がなくなっていってしまいます。
そのため、効果を持続させたいと考える方は、継続して定期的にボトックスの注射を受ける必要がありますが、他にも効果を長持ちさせるために必要なことがあります。
ボトックスの効果を長持ちさせたいと考えている方は、この記事を参考にクリニックに足を運んでみてくださいね。