ボトックスで目ぱっちり!アーモンドアイになる方法と施術の流れ
ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出した毒素を使用する美容医療の施術です。筋肉の麻痺を引き起こすこの毒素を、ごく少量を痙攣している筋肉にピンポイントで注入すると、その筋肉がゆるんで痙攣が治ります。
そんなボトックスは額や眉間、あご、口元のシワ、エラ張りなどの治療法として広く利用されていますが、目をぱっちりと大きく見せる効果が期待できることをご存知ですか?
本記事では、ボトックスで目をぱっちりとさせる方法やメリットデメリット、施術の流れをご紹介します。手術などをせずに目を大きくしたい方や、ボトックス注射に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ボトックスで目ぱっちり!アーモンドアイになる方法
アーモンドアイとは、その名の通り、アーモンドのような形をした目のことです。両端が細く、中央がぷっくりと丸いのが特徴です。アーモンドアイに憧れて、目をぱっちりさせたいという方も多いですが、手術はしたくないからと諦めている方も多いのではないでしょうか。
そんなときは「ボトックス注射」で目をぱっちりと大きく見せる方法がおすすめです。とくに、つり目で目が小さく見えている方は、ボトックスを検討してみるとよいでしょう。
ここでは、ボトックスで目をぱっちりさせる方法を4つご紹介します。
下まぶたにボトックスを打つ
目の周りを円状に取り囲む「眼輪筋」という筋肉は、目を閉じる働きを担っています。瞼板前部と隔膜前部、眼窩部の3つから構成されており、これらを複雑に動かすことで、目を開閉したり涙を集めたりすることが可能となるのです。
眼輪筋は、加齢や眼輪筋を使わないことによる筋力の低下、筋肉のこわばりなどによって衰えてしまいます。するとまぶたがたるみ、目が小さく見えたり目の下にクマができたり、おでこにシワができやすくなったりするのです。
この眼輪筋の下まぶた部分にピンポイントでボトックスを注入すると、筋肉の緊張がゆるんで下まぶたのラインも下がるため、たれ目になります。
それと同時に目の面積も広がり、ぱっちりと大きな目を形成できるのです。
こめかみにボトックスを打つ
こめかみにボトックスを注入すると、筋肉に引っ張られていた眉の高さが上がります。すると、まぶたも引き上がるため、目がぱっちりと大きくなり、目力がアップします。
こめかみ部分の側頭筋が緊張するのは、歯ぎしりや食いしばりなどが原因です。筋肉の緊張がゆるむので、頭痛を改善する効果も期待できるでしょう。
目頭にボトックスを打つ
目頭付近の眼輪筋にボトックスを注入すると、目頭にできたシワを軽減できる他、蒙古襞をゆるめることで目を大きく見せる効果が期待できます。
蒙古襞とは、目頭の部分に覆いかぶさるように伸びている皮膚のことです。蒙古襞があると、目頭がまぶたで覆われているように見えてしまうため、目が小さく見えます。
蒙古襞は、日本人の約8割にあるといわれています。蒙古襞があることで目が小さく見えている方で、手術に抵抗がある方は、ボトックス注射が適応かどうか美容クリニックへ相談してみるとよいでしょう。
ヒアルロン酸も併用する
眼瞼下垂など、生まれつきや老化で目が開けにくくなっている方は、ボトックスとヒアルロン酸を併用するのがおすすめです。眼瞼下垂でまぶたが下がって見えにくくなると、いつも眠そうに見えたり、肩こりや頭痛に悩まされたりなど、生活に支障が出ることもあります。
最近では、眼瞼下垂も一般的に知られるようになり、手術を受けられる方も増えてきていますが、手術を受けることに抵抗のある方がいまだに多いのも事実です。
まぶたの組織は、老化とともに萎縮して減ってしまいます。それをヒアルロン酸で補ってリフトアップすることでまぶたをスッキリさせ、目を開けやすくすると同時に、シワの原因となっている過緊張の筋肉をボトックスでゆるめ、さらに目を開けやすく大きくします。
ボトックスで目をぱっちりさせるメリットデメリット
ここからは、ボトックスで目をぱっちりさせるメリットとデメリットをご紹介します。
メスを使用しないとはいえ、どんな施術にもメリットがあればデメリットもあるので、きちんと理解してから施術を受けるか検討しましょう。
メリット
以下は、ボトックスで目をぱっちりさせるメリットです。
- メスを使用しないので体への負担が少ない
- 傷跡が残らない
- 受診当日の施術が可能
- 薬剤の効き方を調整できる
- 施術時間が短い
- リスクやダウンタイムがほとんどない
- 手術と比べて低い予算で施術が受けられる
ボトックスは、注入する部位や注入量を調整できるため、一人ひとりの希望に応じた仕上がりが叶います。メスを使用しないので、体への負担も少なく、傷跡も残りません。
また、1回の施術にかかる時間も短くて済むなど、忙しい方でも気軽に受けられるのもポイントです。リスクやダウンタイムもほとんどなく安全な点も、ボトックスで目をぱっちり大きくするメリットだといえます。
デメリット
以下は、ボトックスで目をぱっちりさせるデメリットです。
- 効果が永久ではない
- 即効性がない
- 医師の技術力に仕上がりが影響を受ける
多くのメリットがあるボトックスですが、その反面上記のようなデメリットもあります。
ボトックスに即効性はなく、施術後1〜2週間ほどかけて効果が現れ、4〜6ヶ月ほどで徐々に効果が失われていきます。そのため、効果が切れる頃に再施術を受けなければいけません。
また、目元への施術に限らず、ボトックスは医師の技術力が低いと仕上がりが不自然になってしまうことがあります。場合によっては、施術前と比べて老けて見えたり、目元がたるんだりすることもあるので、事前に医師の実績などをホームページで確認しておきましょう。
目をぱっちりさせるボトックス注射の施術の流れ
ボトックスの施術は、受診当日に受けることが可能です。ただし、以下のような方は施術を受けられませんので注意してください。
- A型ボツリヌス毒素のアレルギーをもつ方
- 妊娠中もしくは授乳中の方
- 妊娠予定で避妊をしていない方
- 脊髄・末梢神経の病気に罹患している方
- 全身性の神経縫合部障害をもっている方
ボトックスは筋肉の収縮を弱める薬剤です。健康に関わることなので、当てはまるかどうか必ず確認しておきましょう。
ここでは、目をぱっちりさせるボトックス注射の施術の流れをご紹介します。
なお、下まぶたなど目元への施術を行っているかどうか、事前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
当院のボトックスについての詳しい情報は、以下のページからご覧ください。
カウンセリング
施術を受ける前に、まずはカウンセリングを行います。
ボトックスは当日施術が可能ですが、ほとんどのクリニックで完全予約制を採用しているため、電話やホームページなどで予約してから来院しましょう。
カウンセリングでは目の形や大きさなどの希望を伝えます。その際、カウンセラーや医師が親身になって話を聞いてくれるか、不安や疑問点に対してきちんと答えてくれるか、注意点やアフターケアについての説明があるかなどを確認します。
納得ができないときは、無理に施術を受けず一旦自宅へ帰り、他のクリニックのカウンセリングを受けてみましょう。
仕上がりの予想
カウンセリングが終わったら、ボトックスを注射する部位にデザインをして、最終的な確認を行います。
ボトックスは人によって仕上がりに差が出やすい施術のひとつなので、正確な仕上がりを予想するのは非常に難しいですが、納得いくまで医師と相談しておくと予想と仕上がりのギャップが生じにくくなります。
ボトックスを注入
ボトックスの注入にかかる時間は、5〜10分です。下まぶたや目頭、こめかみなどにボツリヌストキシン製剤を丁寧に注入します。
ボトックスは、ダウンタイムもほとんどなく副作用も起こりにくいため、お肌に何か問題が出ていなければ、ボトックスの効果が切れるまで通院する必要はありません。
施術後は、フルメイクをして帰宅できます。まれにむくみや腫れ、内出血が起こることもありますが、1週間ほどで改善されるでしょう。何か気になる症状が出た場合は、施術を受けたクリニックへ相談してください。
まとめ
ボトックスで目をぱっちりとさせる方法やメリットデメリット、施術の流れをご紹介しました。
ボトックスで目をぱっちりさせるには、下まぶたや目頭、こめかみの筋肉に施術を行ったり、ヒアルロン酸と併用したりする方法が有効です。
手術が嫌で「目をぱっちりさせたい」「目を大きくしたい」という願いを諦めていた方も気軽に受けられますが、施術を受けられない方もいるので、自分が禁忌に該当していないかどうか確認しておきましょう。
ぜひ、自分に最適なボトックス注射を受けて、理想の目元を手に入れてくださいね。