ハイフをすると老けるというのは本当？ハイフに向いている人と向いていない人の特徴も紹介

ハイフをすると老けるという意見を見て、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

ハイフは皮膚の内側から肌を引き締める美容施術で、顔のたるみやしわの改善に効果的です。

しかし施術頻度や患者様の肌の状態によっては、老けた印象になってしまうことがあるため注意しなくてはいけません。

この記事では、ハイフをすると老けるという意見について詳しく解説します。

ハイフがおすすめな方の特徴やハイフが向いていない方の特徴もまとめているため、ハイフを受けるか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ハイフとは？

ハイフとは、専用の機器を使って、高密度の超音波を皮膚の内側に照射する美容施術です。

真皮のさらに深いところにある皮下組織やSMAS筋膜に超音波を照射することで、引き締めなどの効果を期待できます。

加齢や紫外線、乾燥などの影響により、皮膚内部のコラーゲンやエラスチンが低下することで起こる顔のたるみに効果的です。

ハイフは肌の深いところにピンポイントで照射できるため、メスを使う施術と異なり、皮膚表面に傷跡が残らないメリットがあります。

ハイフをすると数年後老けるというのは本当？

ハイフは定期的に施術を受けることで効果を維持できますが、やりすぎると老けるのではないかと心配する方も多いでしょう。

結論から言うと、施術の受け方や患者様の肌の状態によっては、たるみの悪化や老ける原因になることもあります。

ハイフにより老けて見える原因の一つが、脂肪の少ない部位に施術してしまうことです。

脂肪の少ない部位にハイフを照射するとこけてしまうことがあり、それが老けて見える原因になります。

また高頻度で施術を受け過ぎるのも注意が必要です。

元々問題なく施術が受けられる脂肪量であった部位でも、短い間隔で施術を受けることで脂肪が減りすぎて皮膚が余ってしまい、たるみが生じることがあります。

老け・こけを避けるにはハイフを受けるクリニック選びが重要

上記を踏まえると、ハイフで老けてしまうのは施術者側に問題があるといえるでしょう。

人それぞれたるみの状態や脂肪の付き方などは異なるため、本来ハイフはきちんと患者様一人ひとりの肌の状態にあった施術を行わなくてはいけません。

マニュアル通りの手順で施術を行っているクリニックでは、ハイフの効果を引き出せないどころか、施術前と比べて老けた印象になることがあるため注意が必要です。

自分の肌の状態をしっかり診て施術を行ってくれるクリニックを選びましょう。

ハイフで失敗する原因やその対策方法については、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひそちらも参考にしてみてください。

→ハイフはたるみやすくなる？失敗の原因や防ぐための対策を紹介

ハイフがおすすめな方の特徴

ハイフは次のような人におすすめの施術です。

• 顔のたるみが気になる方
• 部分痩せしたい方
• 小じわやほうれい線を目立たなくしたい方
• ダウンタイムを避けたい方
• メスを使った施術はしたくない方

ここでは上記5つの特徴についてそれぞれ解説するため、ハイフが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

顔のたるみが気になる方

顔のたるみは、年齢を重ねると共に肌のコラーゲン量が減少したり、紫外線や乾燥の影響を受けたりすることによって起こります。

ハイフは肌の奥深くに熱エネルギーを送り込むことでコラーゲンの生成を促し、顔のたるみに対して直接働きかけられる美容施術です。

結果として肌が引き締まり、たるみが改善される効果が期待できます。

顔のたるみが気になってきた30〜40代の方は、ハイフのリフトアップ効果を実感しやすいでしょう。

部分痩せしたい方

ハイフはたるみだけでなく脂肪を減らす効果も期待できるため、部分痩せしたい方にもおすすめの美容施術です。

例えばお腹周りや太もも、二の腕など、特定の部位だけを痩せたい方に特におすすめです。

施術時間も短く、痛みも少ないため、日常生活に影響を与えることなく、より理想的なボディを目指せます。

部分痩せ目的でハイフを照射した場合、破壊した脂肪細胞が再び戻ることはないため、リバウンドしにくくなるメリットもあります。

ただし全身の脂肪を落としたい方や、大幅な体重減を目指している方には向いていません。

小じわやほうれい線を目立たなくしたい方

小じわやほうれい線は肌の乾燥や紫外線のダメージなどによって生じるもので、ハイフはこれらの小じわやほうれい線に対しても効果的です。

熱エネルギーによって肌の奥でコラーゲンの生成を促すことで、肌のハリと弾力が戻り、結果的に小じわやほうれい線が目立たなくなります。

目元や口元の小じわ、ほうれい線が気になる方はぜひハイフを検討してみてはいかがでしょうか。

ダウンタイムを避けたい方

ハイフは施術後のダウンタイムが少ない特徴があります。

美容施術では施術後に腫れや赤みなどが発生することがあり、日常生活に影響を与えることがあります。

その点ハイフは施術直後に赤みや熱感を感じることはあっても、症状は数時間程度で落ち着くことが多いです。

当日から化粧もでき、赤みが気になる場合は化粧で隠せます。

ハイフは、忙しい日々を過ごす中で美容のための時間をなかなか取れない方や、施術後のダウンタイムをできるだけ短くしたいと考える方におすすめです。

メスを使った施術はしたくない方

ハイフは皮膚表面に傷跡をつけずに行えるリフトアップ施術です。

メスを使用する施術の場合、感染のリスクやダウンタイム、そして術後の傷跡が残る可能性があります。

ハイフはこれらのリスクを回避しながら顔のたるみやしわを改善できるため、手術に対する不安や恐怖を感じる方にとっても魅力的な施術といえるでしょう。

安全性の高い施術を求める方や自然な仕上がりを望む方には、ハイフがおすすめです。

ハイフに向いていない方の特徴

ハイフは誰にでも向いているわけではありません。

以下の特徴に当てはまる場合は、ハイフ本来の施術効果を実感しにくい恐れがあります。

• たるみが多すぎる方
• 皮膚のたるみが少ない方
• 顔の脂肪が少ない方
• 皮膚トラブルが起きている方
• 過度な日焼けをしている方

ここでは上記5つの特徴についてそれぞれ解説します。

たるみが多すぎる方

たるみが多すぎる方は、ハイフによる効果を実感しにくいかもしれません。

ハイフは軽度から中度のたるみに効果的ですが、過度にたるみがある場合、ハイフだけで理想の結果を得るのが難しい可能性があります。

過度にたるみがある場合、たるみの度合いによっては糸リフトとの併用や他の治療法を検討する必要があるでしょう。

また期待する効果を得るためには、ハイフ治療を何度か繰り返す必要がある場合もあります。

皮膚のたるみが少ない方

皮膚のたるみが少ない方は元々の皮膚状態が良好なため、ハイフによる改善を実感しにくい可能性があります。

目に見えるたるみが少ない若い方の場合は、ハイフを選択するよりも、たるみの進行を防ぐためのスキンケアや生活習慣の見直しなど他のアプローチが適しているかもしれません。

ハイフで効果を実感できるほどのたるみがあるかどうかは、医師に直接相談してみると良いでしょう。

顔の脂肪が少ない方

顔の脂肪が少ない方はもともと顔のラインがはっきりしており、ハイフの効果であるリフティングや引き締めを体感しにくい場合があります。

また効果を実感しにくいだけでなく、脂肪が少ない部位にハイフを照射することで顔がこけ、老けた印象になる恐れがあります。

さらに脂肪が少ない方の場合、脂肪が多い方よりも施術中の痛みを実感しやすい傾向にあることも注意が必要です。

顔立ちや希望によって向いている美容施術は異なるため、自分に合っている施術を知りたい方はまずはクリニックでカウンセリングを受けてみてください。

皮膚トラブルが起きている方

皮膚トラブルがある方は、ハイフ治療を受ける前に症状を改善する必要があります。

皮膚が敏感な状態だったり炎症を起こしたりしている場合には、ハイフによる刺激が皮膚トラブルを悪化させる恐れがあるのです。

例えばアトピーやケロイド、ヘルペスなどの皮膚トラブルが起きている場合、施術を断られる可能性があります。

クリニックによって施術を受けられる条件が異なるため、医師に肌の状態をきちんと確認してもらいましょう。

過度な日焼けをしている方

過度な日焼けをしている場合、施術を断られる可能性があります。

日焼けによって肌は敏感になりやすく、その状態でハイフ治療を受けると、肌の赤みや熱感、痛みといった副作用が現れやすくなる可能性があります。

ハイフの施術を受けたい方は、日頃から日焼け対策を徹底し、施術前に日焼けしないように注意しましょう。

まとめ

ハイフはたるみの改善やリフトアップに効果的な施術ですが、脂肪の少ない部位にハイフを照射したり高頻度でやり過ぎるとこけて老けた印象になってしまうことがあります。

脂肪の付き方や骨格は人それぞれ異なるため、このような事態を避けるためには、マニュアルで患者様全員に同じ対応をするクリニックではなく、一人ひとりの肌に合った施術を行ってくれるクリニックを選ぶことが大切です。

顔のたるみや小じわ、ほうれい線などが気になる方は、ぜひハイフを検討してみてください。