ハイフはたるみやすくなる?失敗の原因や防ぐための対策を紹介
手軽にリフトアップが可能な美容医療として人気を集めているハイフ。
ただ、ネットを見ていると施術後にたるみやすくなるといった声を見かけ、施術を受けるか迷っている方もいるでしょう。
今回は、ハイフは本当にたるみやすくなるのか、ハイフで失敗してしまう原因にはどのようなものがあるか、失敗を防ぐための対策などについて紹介していきます。
ハイフを受けようかどうか悩んでいる方は、参考にしていただけると幸いです。
ハイフでたるみやすくなるのは本当?
基本的にきちんと管理をされた美容医療ハイフであれば、たるみやすくなることはありません。
たるみやすくなることはないとはいえ、美容医療である以上、美を損なってしまっては本末転倒です。
美を損なってしまう具体的な例としては、ハイフの効果が狙っていない箇所に起こって顔のコケが目立ってしまったり、シンプルにハイフの効果が実感できなかったりなどがあります。
ハイフによる失敗事例などについては次で詳しく紹介していきます。
ハイフの基本的な内容を知りたい方はこちらをご参考ください。
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ハイフでたるみやすくなる?失敗事例を紹介
ハイフでたるみやすくなることはありませんが、ハイフを受けたにもかかわらず効果を実感できなかったといった話は耳にします。
安全で効果の高さをうたわれるハイフにおける具体的な失敗事例や、失敗を避けるための注意点を紹介します。
①照射の熱で火傷をしてしまった
ハイフは肌の奥にある脂肪層~筋膜層へ熱エネルギーを与えて筋組織を刺激し、肌の土台から引き上げリフトアップを狙う施術です。
超音波による熱エネルギーは、肌の表面を通し脂肪層~筋膜層へ伝わりますが、照射のパワー不足や角度調整が不十分な場合、超音波が骨にあたり跳ね返ってしまい皮膚の表面へダメージを与える可能性があるのです。
照射パワーや照射角度の調整は、施術者の技量によって大きく左右されます。
十分な技術と知識を持った医療従事者による施術を受けることで、このリスクは回避可能です。
②顔が腫れてしまった
ハイフは副作用によって顔が腫れてしまうリスクがあります。
ほとんどの場合、腫れは1週間程度で収まりますが、顔の脂肪が多い方は腫れが収まるまで時間がかかるため注意しましょう。
ハイフ治療で照射する超音波は、筋組織のたんぱく質へ働きかけ、肌の引き締め効果を発揮します。
顔の脂肪が多い場合、熱エネルギーによるたんぱく質の熱変性の影響を強く受けやすく、腫れが起きやすいです。
そもそもの前提として顔の脂肪が多い場合、ハイフ単体の治療が向いていない場合があるため、事前に医師に相談するようにしましょう。
③老けて見えるようになってしまった
ハイフは施術に用いる機種によって脂肪分解の効果もあります。
もともと顔の脂肪が少ない方がハイフを受けると術後に顔がこけたように見え、老けた印象の顔つきになるため注意が必要です。
また、高頻度でハイフを受け続けると、脂肪の減りすぎで皮膚が余ってしまい、たるみのように見えてしまいます。
施術を受ける際には、きちんとしたカウンセリングを受け、施術箇所だけでなく術後の顔全体の仕上がりについても入念に相談しましょう。
④ハイフの効果を感じられなかった
ハイフを受けたにもかかわらず、リフトアップやたるみ改善の効果を感じられなかったといった声が時々聞かれます。
ハイフは効果の高い美容医療方法ではありますが、個人の肌の状態や脂肪の付き方で向き不向きがあります。
残念な結果につながらないよう、事前のカウンセリングでしっかりと相談し、肌の状態を確認してもらい、自分の肌にハイフが向いているかどうかを見極めてもらうようにしましょう。
ハイフはたるみやすくなる?向かない人の特徴とは
ハイフ治療だけではなく、どんな治療であっても誰にでも適応があるわけではありません。
施術を受けることにより、逆に状態が悪くなる場合もあるため、適切な治療を選択する必要があります。
ここでは、ハイフ治療が不向きな人の特徴を紹介します。
①肌に異常がある方
アトピーやヘルペス、ケロイドといった肌・皮膚に炎症や異常がある方は施術を控えるようにしましょう。
熱エネルギーによって炎症・異常が悪化するリスクがあり、最悪の場合は色素沈着を引き起こし、炎症の跡が肌に残ってしまう可能性があります。
肌に異常がある方は、肌の異常をまず治療し、完治してからハイフ治療を受けるようにしてください。
②顔の脂肪が少ない方
もともと顔の脂肪が少ない方や、フェイスラインがシャープな方がハイフ治療を受けた場合、老けた印象になる可能性が高いため注意しましょう。
また、顔についている脂肪が少ない方の場合、超音波が骨に届きやすいため、顔がふっくらしている方と比較した場合に痛みを感じやすいです。
顔立ち・顔の特徴によって施術の向き・不向きは変わってきます。
ハイフ治療に興味がある場合、まずはカウンセリングをしっかりと受け、自分自身の肌に合っているかどうかを見極めてもらいましょう。
③顔のたるみが強い方
もともとの顔のたるみが強すぎる方や、50代以降の方の場合はハイフ治療そのものが適応しない場合があります。
ハイフ治療は外科的な処置とは異なり、物理的に皮膚を切り取ることはありません。
ハイフ治療は超音波による肌の引き上げを起こす治療であるため、ハイフだけでは満足いく結果を得にくいです。
たるみが強すぎる方の場合は、糸リフトや切開リフトといったほかの施術を検討するようにしましょう。
残念な結果にならないよう、事前にしっかりとカウンセリングを受け、メリット・デメリットをしっかり理解した上で施術に臨むようにしてください。
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④埋め込み式の医療機器などを入れている方
肌の内部に金の糸を入れている方や、埋め込み式の医療機器を入れている方は、ハイフは受けられません。
理由としては、超音波による照射により熱が発生し皮下組織内で加熱され、火傷の原因となってしまうからです。
⑤過度な日焼けをしている方
過度に日焼けをしている場合、肌に熱がこもり敏感な状態になっています。
そのような状態でハイフによる熱エネルギーを加えてしまうと、肌に過剰なダメージを与えてしまい、最悪の場合炎症や色素沈着を招く可能性もあるため注意しましょう。
ハイフ治療でトラブルを引き起こさないために、施術を検討している場合は日焼け対策を万全にしたり、日焼けが起きにくい秋・冬に施術を受けたりなどの工夫を検討してください。
ハイフのデメリットや副作用・リスクについて
1回あたりの施術時間が短く、手軽にリフトアップの効果が期待できるのがハイフの魅力です。
ただし、メリットばかりでなくデメリットや副作用・リスクももちろん存在します。
ここでは、ハイフのデメリットや副作用・リスクについて紹介していきます。
①施術中に痛みを感じることがある
ハイフ治療で感じる痛みには大きく、「皮膚の奥に感じる痛み」と「骨に響く痛み」の2つの種類があります。
使用する機械の種類や、出力・深さ・照射部位によって変化します。
機械の種類で最も痛みを強く感じるのは、ハイフ機器のパイオニアとされているウルセラです。
ウルセラはほかのハイフ機器と比較しても効果は高いですが、その分痛みも強い点に注意が必要です。
ウルセラの痛みの強さに対して継続の困難性を訴える方が多く、痛みが少ないハイフ機器の開発が進んだ背景もあります。
②一時的に乾燥しやすくなる
ハイフ施術を受けた後の肌は日焼けをしたような状態となり、一時的に乾燥しやすくなります。
そのため、施術を受けた後の洗顔ではたっぷりの泡で優しく洗うようにするなど、刺激を与えないよう配慮が必要です。
洗顔後には、化粧水や乳液を普段以上にしっかりと使用して保湿するようにしましょう。
③やけどの危険性
ハイフ治療で照射される出力が必要以上に強かった場合、熱エネルギーの一部が皮膚表面まで跳ね返り、やけどを引き起こす危険性があります。
出力だけでなく、照射角度・照射位置によってもやけどが引き起こされる危険性はあるため、十分な知識・技術を持った施術者がいるクリニックでハイフ治療を受けましょう。
④神経損傷の危険性
ハイフ治療は、超音波で皮下組織に影響を与える治療法です。
そのため、十分な知識・技術を持たない施術者から施術を受けた場合に皮下組織にある神経に損傷を与える危険性があります。
ハイフ治療を受ける際は、医師の診断を受けられる環境での実施をおすすめします。
まとめ
ハイフ治療はたるみやすくなるというウワサの真偽について紹介しました。
ハイフ治療によってたるみやすくなるといった根拠は存在しません。
しかし、ハイフ治療には向き・不向きや、施術を受けるにあたって知っておくべきリスクや副作が存在します。
ハイフ治療を受ける際は、十分な知識・技術を持った医師・施術者がいる環境で受けるようにしましょう。