ウルセラとサーマクールでたるみ改善!他施術との違いや併用症例を紹介
「ハイフ(HIFU)」は、メスを使わず、少ないダウンタイムでたるみ改善やリフトアップ効果が得られるとして今注目されている美容医療の施術の一つです。
皮膚の深い部分であるSMAS筋膜までアプローチ可能で、高い効果が期待できることがハイフの魅力ですが、インターネット上の口コミでは「ハイフはやめたほうがいい」「ハイフは効果がない」「ハイフは痛い」という意見を目にすることもあります。
そこでこの記事では、ハイフという治療について詳しく解説。さらに、10年近くハイフ治療を受けている方の実際の症例もご紹介します!
また、ハイフと同時施術が可能なサーマクールについても詳しく解説します。
これからウルセラなどのハイフや、サーマクールなど皮膚のたるみに効果的な治療を受けたいとお考えの方はぜひ記事を参考にしてみてください。
目次
- 1 ハイフ(HIFU)とは?
- 2 ハイフ(HIFU)の効果について
- 3 ハイフ(HIFU)の種類について
- 4 ハイフ(HIFU)の痛みとダウンタイムについて
- 5 ハイフ(HIFU)を受ける際の注意点
- 6 ハイフ(HIFU)の副作用やリスク・失敗例
- 7 ハイフ(HIFU)がおすすめな方・やめたほうがいい方
- 8 ハイフ(HIFU)のQ&A
- 9 サーマクールとは?
- 10 サーマクールの効果について
- 11 サーマクールの種類について
- 12 サーマクールの痛みとダウンタイムについて
- 13 サーマクールを受ける際の注意点
- 14 サーマクールの副作用やリスク・失敗例
- 15 サーマクールがおすすめな方・やめたほうがいい方
- 16 サーマクールのQ&A
- 17 ハイフ・サーマクール・他施術の違いを比較
- 18 ハイフ・サーマクールは他施術との併用も可能
- 19 ハイフ(ウルセラ)&サーマクールの症例写真
- 20 ハイフ・サーマクールはクリニックで安全に受けることが大切
ハイフ(HIFU)とは?
ハイフとは、高密度の超音波エネルギーを狙った部分にピンポイントに届けることで、たるみの引き上げやリフトアップができる治療です。正式名称は「高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound/HIFU)」と言います。
人間の肌は、表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」「SMAS筋膜」「表情筋」という層構造になっています。皮膚のたるみの原因とされているのが、4.5mmという深い層にある、SMAS筋膜です。
ハイフでは、SMAS筋膜へピンポイントなアプローチが可能です。肌の土台となるSMAS筋膜を引き締めることで、顔全体が引き上がったようなリフトアップ効果が得られます。
これまでSMAS筋膜へアプローチするためには切開を伴う外科手術が必要でしたが、ハイフ機器の登場によって切らないリフトアップが可能となりました。
ハイフ(HIFU)の効果について
ハイフは、求める効果に合わせて照射する層を設定できます。
1.5mm(真皮層) | 肌の浅い層を引き締め、肌質改善効果が期待できる |
---|---|
3.0mm(皮下脂肪層) | 皮下脂肪層を引き締め、毛穴や小じわへの効果が期待できる |
4.5mm(SMAS筋膜) | SMAS筋膜を引き締め、肌の土台からのリフトアップが期待できる |
また、ハイフは照射時に熱が発生します。この熱にはコラーゲン生成を促す効果があり、リフトアップ効果のほかにも、肌のハリや弾力アップ、毛穴の引き締め効果なども期待できます。
ハイフの効果の持続期間は?
ハイフのリフトアップ効果の持続期間は、使用するハイフ機器によっても違いがあり、個人差もあります。ウルセラの場合、効果は平均して半年〜1年ほど持続します。
ハイフの効果が出るのはいつから?
ハイフの効果の現れ方には個人差もあり、施術後すぐに効果を感じる人もいれば、1ヶ月ほど経過してから効果を実感する人もいます。
一般的には、1ヶ月〜3ヶ月で少しずつ効果が実感できることが多いようです。コラーゲンやエラスチンはハイフの施術後、1ヶ月〜3ヶ月かけて生成され続けるため、リフトアップ効果に加え、美肌効果も実感できるでしょう。
ハイフの効果とショット数と出力(照射パワー)の関係
ハイフは、「ショット数」や「出力(照射パワー)」によっても感じられる効果が変わってきます。ショット数が多く、出力が強いほど高い効果を実感しやすい傾向にあります。
とはいえ、多ければいい、強ければいいというわけではありません。肌の状態や希望に合ったショット数・出力を選ぶことが大切です。
ハイフ(HIFU)の種類について
ハイフ機器にはいくつかの種類があります。以下で3つのハイフ機器を比較してみましょう。
ウルセラ | ダブロ | ハイフシャワー(ウルトラフォーマー3) | |
---|---|---|---|
リフトアップ効果の持続力 | ★★★★ | ★★ | ★ |
焦点の正確さ | 非常に精密 | 精密 | 精密 |
照射温度 | 65℃〜75℃ | 55℃〜60℃ | 65℃〜75℃ |
痛み | ある | 少ない | 少ない |
ハイフの代表的な機器として知られているのが、2004年にアメリカで開発された「ウルセラ」です。
ウルセラは、カリフォルニア大学やハーバードメディカルスクールなどの医療研究機関で臨床実験を繰り返し、安全性と効果を立証。たるみを治療できる機器として、世界で初めてアメリカFDA(日本の厚生労働省にあたる政府機関)に認められています。
ダリア銀座スキンクリニックのハイフでは、安全性と効果が確認できているウルセラを導入しております。
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ハイフ(HIFU)の痛みとダウンタイムについて
個人差がありますが、ハイフは照射の際に痛みを感じることがあります。ハイフの痛みは「チクチク・チリチリする痛み」「骨に響くような痛み」の2種類があると言われています。
痛みに影響するのは、主に以下の3点です。
- 深さ(照射する層)
- 照射部位
- 出力
筋膜は痛みを感じやすいため、深い層に照射する場合は、痛みを感じやすいかもしれません。また、顔の中でも皮膚や脂肪の厚みは異なり、これも痛みに影響する部分です。
ハイフは出力を上げるほど高い治療効果が望めますが、その分、痛みは強くなり、ダウンタイムも長引く傾向にあります。
「ダウンタイムが長引いてもいいから高い効果を得たい場合は、高めの出力で打つ」「なるべくダウンタイムを抑えたい場合は、出力を下げて照射する」など、希望に合わせて深さや出力の調整もできるので、カウンセリング時にドクターに相談してみましょう。
ハイフ(HIFU)を受ける際の注意点
ここからは、ハイフを受ける際の注意点について解説します。
施術中に痛みを感じる
ハイフでたるみのリフトアップを行う場合、SMAS筋膜に熱エネルギーを照射するため、痛みを感じることが多いです。なお、痛みがつらい場合は、施術中に出力を下げることもできます。
痛みを抑えて治療したい方は、麻酔クリームのご用意も可能ですのでご相談ください。(別途料金がかかります。)
副作用・リスクがある
ハイフに限ったことではありませんが、治療には副作用やリスクもあります。ハイフの場合、痛み・むくみや腫れ・熱感・赤み・やけど・乾燥・筋肉痛などの副作用が起こることがあります。
また、失敗のリスクもゼロではないため、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
効果を感じにくい人もいる
ハイフはたるみ改善に効果的な治療ですが、中には効果を感じにくい人もいます。まだ肌にたるみが出ていない方の場合、大きなリフトアップ効果は実感できない可能性があるでしょう。ただし、たるみ予防の効果は期待できます。
また、たるみが進行し過ぎている方も、効果を感じにくいことがあります。症状によっても違いがあるため、まずはクリニックでドクターに肌の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。
エステのハイフはトラブルが多い
エステサロンでもハイフの施術を行っているところがありますが、クリニックの医療ハイフとは使っている機器が異なります。エステサロンのハイフは出力が弱く、また、トラブルも数多く報告されています。
「ハイフは切開せず、手軽に治療できる」というイメージがあるかもしれませんが、ハイフ治療は大切なお顔に熱エネルギーを与える医療行為です。
ハイフを受けるのであれば、美容クリニックや美容皮膚科など、必ずクリニックで施術を受けるようにしましょう。
ハイフを受けられない人もいる
ハイフの治療を受けられない方もいます。以下に当てはまる方は、ハイフの施術を受けることができないため、注意しましょう。
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位にプレートや金の糸など金属が入っている方
- 施術部位に傷跡がある方
- 施術部位が可能している方
- 出血性疾患、ケロイド体質の方
ハイフ(HIFU)の副作用やリスク・失敗例
ここからは、ハイフの副作用や失敗例についてご紹介します。
やけど
ハイフの失敗例の中でも多いのが「やけど」の失敗です。出力の上げ過ぎ、骨に近い部分への照射、間違った角度での照射などはやけどのリスクが高まります。
軽度のやけどであれば、数日ほど軽い腫れや赤みが出るくらいです。しかし、酷い火傷の場合は水ぶくれや傷跡、色素沈着が残ることがあります。
神経損傷・しびれ
非常にまれなケースではあるものの、顔の神経が損傷すると、しびれが起こることがあります。そのため、ハイフは照射可能な範囲が限られています。
ダリア銀座スキンクリニックでは、ドクターが超音波エコーで深部を確認しながら、神経や血管を傷つけないよう、丁寧な照射を行っています。
顔がこける、老けて見える
元々顔に脂肪が少ない方の場合、頻繁にハイフ治療を受けると顔がこけてしまったり、老けて見えたりしてしまうことがあります。
脂肪はたるみの原因の一つですが、肌のハリを保つためにはある程度の脂肪も必要です。適切な頻度で施術を受ける、他の治療と併用するなど、自分に合った方法で治療を受けましょう。
ハイフ(HIFU)がおすすめな方・やめたほうがいい方
ハイフは、皮膚を切開することなくSMAS層にアプローチして強力なたるみの引き上げが可能な治療です。ここからは、ハイフがおすすめな方とやめたほうがいい方をご紹介します。
ハイフをやめたほうがいい方
- 顔の脂肪が少ない方
- たるみが進行し過ぎている方
- フェイスラインがシャープな方
顔の脂肪の付き方には個人差があります。もともと顔の脂肪が少ない方がハイフの施術を頻繁に受け過ぎると、顔がこけ、老けて見えてしまう可能性があります。
また、たるみが進行し過ぎている場合は、十分な効果を感じられない可能性があります。ハイフを受けられないわけではありませんが、ドクターとしっかり話し合ったうえで決めることをおすすめします。
ハイフがおすすめの方
- フェイスラインのもたつき・たるみを解消したい
- ほうれい線や小じわをなくしたい
- 二重あごを改善したい
- 小顔になりたい
- 肌質を改善したい
- ダウンタイムが少ないリフトアップ治療が受けたい
- メスを使う施術は怖い
- 体に傷跡を残したくない
- 部分痩せがしたい
上記のような方には、ハイフがおすすめです。たるみが進行してしまってからではハイフでの治療は難しくなるため、気になる場合はまずクリニックでドクターに相談してみるといいでしょう。
ハイフ(HIFU)のQ&A
ここからは、ハイフに関連するよくある質問への回答をご紹介します。
ハイフは将来老けるって本当ですか?
ハイフをSMAS筋膜に照射することで、肌の老化が進行したり、将来老けて見えてしまうことはありません。
ただし、頻繁にやり過ぎるのはNG。お顔の脂肪の付き方や、皮膚のたるみの状態によっても最適な頻度は異なるため、信頼できるクリニックのドクターと、その都度相談しながら治療を行っていくと安心です。
痛みが苦手な人はハイフを受けられませんか?
ハイフ治療は、痛みが出ることもありますが、痛みに配慮しているクリニックがほとんどです。
「出力を下げて照射する」「麻酔クリームを使用する」などで痛みの緩和もできるので、痛みが心配な方は事前のカウンセリングで相談してみましょう。
ダリア銀座スキンクリニックでも、麻酔クリームの使用が可能です。(別途料金がかかります。)
ハイフは1回だけでも効果はありますか?
ハイフは1回のみの施術でも、十分なリフトアップ効果が期待できます。治療の効果は半年〜1年ほど続きますが、持続させたい場合は6ヶ月〜1年に1回ほどの頻度で継続して治療を受けるのがおすすめです。
ハイフとサーマクールならどちらがおすすめですか?
ハイフとサーマクール、どちらがおすすめかは、患者様のお肌の状態によっても変わってきます。ハイフは、加齢などによるたるみを筋膜部分からグッと引き上げ、若々しい小顔になりたい方に適した治療です。
サーマクールは、フェイスラインや頬が皮下脂肪で膨らんでいるのをすっきりさせたい、という方におすすめの治療です。
ダリア銀座スキンクリニックでは、どちらの治療が向いているか、ドクターが肌の状態をしっかり診たうえで判断し、最適な治療をご提案させていただいております。気になる方はまずは一度お気軽にお問い合わせください。
ハイフの施術をするのはドクターか看護師さん、どちらでしょうか?
ダリア銀座スキンクリニックでは、ハイフ(ウルセラ)は、ドクターが施術を行います。
サーマクールとは?
サーマクールとは、表皮にダメージを与えることなく肌の真皮深層〜皮下脂肪浅層(2.5mmほど)まで高周波エネルギー(RF)を届ける施術のことです。メスで皮膚を切開することなく、たるみやシワの改善、小顔効果、毛穴やニキビ跡の引き締めなど肌のトータルケアができます。
高周波エネルギーによる熱で真皮細胞が傷つくと、人間がもともと持っている創傷治癒効果で大量のコラーゲンが生まれ、たるみが引き締まります。
1回の照射で新しいコラーゲン繊維が5%~35%ほど生成されるため、リフトアップ効果のほかにも毛穴ケア、肌のハリやうるおいアップ効果も期待できます。
サーマクールは早い段階で効果を感じられることが多く、中には「施術後すぐに効果を感じた」という方もいらっしゃいます。
サーマクールの効果について
サーマクールは、肌の2.5mmほどの深さ(真皮深層と皮下脂肪浅層)に高周波エネルギーによって熱を与えます。
熱による収縮が起こるため、たるみやシワの改善に効果的です。また、毛穴の引き締め、ニキビ跡の改善、肌にハリやうるおいを与える効果も期待できます。
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サーマクールの効果の持続期間は?
サーマクールにはいくつかの機種がありますが、サーマクールFLXの場合であれば、施術後2カ月〜3カ月ほどで効果が最大化し、約6カ月〜1年間にわたって効果が持続します。
サーマクールの効果が出るのはいつから?
サーマクールは、熱によって皮膚を収縮させるため、施術直後から引き締め効果を実感できる方も多くいらっしゃいます。個人差がありますが、早い方であれば施術直後に「なんとなくフェイスラインがすっきりした、顔が小さくなった」などの効果を実感できることもあります。
ただし、これらの即時的な効果は2週間ほどで消えることが多いです。サーマクール本来の治療効果は施術後1カ月ほど経過した頃から現れ、その後3カ月〜4カ月ほどにわたって肌の状態の改善が見られます。
サーマクールの効果とショット数と出力(照射パワー)の関係
サーマクールも、ハイフと同様に「ショット数」や「出力(照射パワー)」によって得られる効果は変わってきます。出力を上げれば効果は出やすくなりますが、やけどや痛みのリスクが生じます。
適切な出力はショット数はたるみの度合いや種類、年齢や肌の状態によっても変わってくるため、自分に合わせた出力・ショット数を選びましょう。
サーマクールの種類について
サーマクールは、アメリカのThermage社が2002年に開発したたるみを改善する美容医療機器です。
これまで何度も改良を重ねて新しい機器が作られており、初代「サーマクールTC3」、第2世代「サーマクールNXT」、第3世代「サーマクールCPT」を経て、第4世代「サーマクールFLX」が誕生しました。
「サーマクールは痛みが強い、熱く感じる」というデメリットを改善したのがサーマクールFLXで、バイブレーション機能の改良・冷却システムの進化により、麻酔不要で治療できるほど痛みが軽減されています。
また、サーマクールFLXはサーマクールCPTに比べて熱ボリュームが1.3倍アップしており、痛みを抑えながら高い出力で効果的な治療が可能です。
ダリア銀座スキンクリニックでは、サーマクールFLXを導入しております。
サーマクールの痛みとダウンタイムについて
従来のサーマクールは「痛い」「熱い」という声も多かったものの、新しい機種のサーマクールFLXでは大幅に痛みが軽減されています。
なるべく痛みを抑えながら高い効果を得たいということであれば、古い機種ではなくサーマクールFLXを選ぶのがおすすめです。また、サーマクールは出力を0.5〜8.0まで0.5間隔で設定できます。痛みに弱い方は出力を下げることも可能です。
サーマクールは治療後に腫れやかさぶたが生じることもなく、ダウンタイムがほとんどないため、忙しくてなかなか時間が取れない方にもおすすめの施術です。
サーマクールを受ける際の注意点
ここからは、サーマクールを受ける際の注意点について解説します。
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施術中に痛みを感じる
サーマクールFLXは従来の機種に比べて大幅に痛みが軽減されており麻酔不要で施術できるほどですが、痛みを感じることがあります。
痛みの感じ方には個人差があるため、つらいと感じたら無理をせず出力を下げることも可能です。
副作用・リスクがある
サーマクールには、痛み・腫れ・熱感・赤み・やけど・かゆみなどの副作用があります。副作用やリスクについて理解し、安心して治療を受けられるクリニックを選びましょう。
血行がよくなると腫れることがある
サーマクールは、施術当日でもメイクや洗顔、シャワーが可能です。ただし、長時間の入浴や激しいスポーツ、過度の飲酒などによって血行がよくなると、まれに腫れが生じることがあります。
サーマクール施術後は血行がよくなる行為は避け、安静に過ごしましょう。
サーマクールを受けられない人もいる
以下に当てはまる方は、サーマクールの施術を受けることができないため、注意しましょう。
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位にプレートや金の糸など金属が入っている方
- 施術部位に傷跡がある方
- 施術部位が可能している方
- 出血性疾患、ケロイド体質の方
サーマクールの副作用やリスク・失敗例
ここからは、サーマクールの副作用や失敗例についてご紹介します。
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サーマクールはやりすぎると頬がこける?リスクと効果を得るための3つのポイント
やけど
サーマクールは、皮膚の2.5mmほどの深さに60度前後の熱エネルギーを加え、コラーゲンを収縮させることによってリフトアップを目指す治療です。熱エネルギーを使うため、やけどのリスクがあります。
やけどには軽いものから一度・二度・三度とあり、サーマクールで起こる可能性があるのはほとんどが一度のやけどです。一度のやけどは、皮膚に赤みが出るものの、1〜2日ほどで治まることが多いです。
顔がこける、老けて見える
サーマクールは、適切な頻度で受けることが大切です。短期間に何度も施術を受け過ぎると、必要以上に肌が引き締まり、頬などお肉が固くなったり、顔がこけて老けて見えたりする原因になることがあります。
サーマクールがおすすめな方・やめたほうがいい方
サーマクールは、高周波エネルギーによってたるみを引き締める治療です。ここからは、サーマクールがおすすめな方とやめたほうがいい方をご紹介します。
サーマクールはやめたほうがいい方
- 顔の脂肪が少ない方
- たるみが進行し過ぎている方
サーマクールは熱によって肌を引き締めますが、もともと顔の脂肪が少ない人は、頬骨が目立つ、頬がこけるなど、老けて見えやすくなることがあります。
また、重度のたるみの場合も、サーマクールでの治療は難しいことがあります。
サーマクールがおすすめの方
- フェイスラインをシャープにしたい
- 二重あごが気になる
- 小顔になりたい
- 毛穴を引き締めたい
- 肌にハリやうるおいが欲しい
- ダウンタイムが少ないたるみ治療が受けたい
- 周囲の人に知られることなくたるみを治療したい
- 痛みのある治療は避けたい
- 1回の通院でも効果を実感したい
- メスで切開するたるみ治療はしたくない
上記のような方は、サーマクールがおすすめです。サーマクールFLXは従来の機器に比べて痛みが軽減されているため、痛みに弱い方も受けやすい治療です。
サーマクールは腫れが出にくく、ダウンタイムがほとんどないこともメリット。たるみ治療をしていることを周囲に知られたくないという方にもおすすめです。
サーマクールのQ&A
ここからは、サーマクールに関連するよくある質問への回答をご紹介します。
サーマクールは将来老けるって本当ですか?
サーマクールの治療によって、老化が進行することはありません。ただし、不必要な箇所に過度な施術を行うと、顔がこけ、老けて見えてしまうことがあります。
納得できるたるみ治療のためにも、信頼できるクリニックを選びましょう。
痛みが苦手な人はサーマクールを受けられませんか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、ダリア銀座スキンクリニックで導入している「サーマクールFLX」は、これまでのサーマクール機器に比べ、痛みが大幅に軽減されています。
また、施術中に痛みを強く感じた場合でも、痛みを我慢する必要はありません。出力を下げて照射することも可能です。
サーマクールは1回だけでも効果はありますか?
個人差がありますが、サーマクールは1回だけでも効果を実感しやすい施術です。ただし、老化現象を止めることはできません。効果は少しずつ薄れていくため、効果を維持したい場合は、定期的な施術を受けるのがおすすめです。
サーマクールのガイドラインでは、安全に高い効果を得るための目安として「半年以上の間隔を空ける」ことを推奨しています。ドクターと相談し、肌の状態を見ながら適切な頻度で治療を受けることが大切です。
サーマクールの施術をするのはドクターか看護師さん、どちらでしょうか?
ダリア銀座スキンクリニックでは、サーマクールFLXは、ドクターによる施術(¥264,000)と看護師(¥214,500)による施術をお選びいただくことが可能です。
ハイフ・サーマクール・他施術の違いを比較
たるみやリフトアップ目的の施術は、ハイフやサーマクールの他にもいくつかあります。ここからは、それぞれの違いについて見ていきましょう。
ハイフとサーマクールの違い
ハイフとサーマクールでは、いくつかの違いがあります。ハイフは「超音波エネルギー」を、サーマクールは「高周波エネルギー(RF)」を照射します。この他にも、以下のような違いがあります。
- アプローチできる皮膚の深さの違い(SMAS層までアプローチできるのはハイフのみ)
- 効果が表れる時期の違い
- リスクの違い
サーマクールとハイフの詳しい違いについては下記の記事でご紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。
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サーマクールとハイフの3つの違いとは?どちらにするか迷ったときの選び方も紹介
ハイフやサーマクールと水光注射・PRP皮膚再生療法の違い
美容有効成分を配合したら薬剤を真皮層に注入する「水光注射」、患者様自身の血液から取り出した血小板や白血球を注入し皮膚の再生を促す「PRP皮膚再生療法」なども、たるみ治療として行われることがある施術です。
水光注射は創傷治癒効果や薬剤の効果によって、PRP皮膚再生療法は成長因子によってコラーゲンを増やし、美肌に導きます。
これらの治療は、ハイフやサーマクールとは異なり熱エネルギーを使用しないため、やけどのリスクがないことがメリット。
一方で、熱による引き締め効果や引き上げ効果はありません。また、肌の浅い層への作用となるため、深い層からしっかりリフトアップしたい方はハイフが、フェイスラインや頬が皮下脂肪で膨らんでいるのが気になる方はサーマクールがおすすめです。
ハイフ・サーマクールは他施術との併用も可能
ハイフやサーマクールは、他の美容医療の施術と組み合わせた治療も可能です。たとえば、以下のような施術です。
- サーマクール
- ダーマペン
- 糸リフト(スレッドリフト)
同日に施術可能なこともあれば、数日間隔を開けることが推奨されることもあるようです。
ダリア銀座スキンクリニックでは、ハイフ(ウルセラ)とサーマクールFLX単体での施術のほか、2つを同日に施術する「コンビネーション治療」も可能です。
ハイフ(ウルセラ)は、切らないフェイスリフトとも呼ばれるほど強力な「引き上げ効果」があることが特徴です。一方、サーマクールはたるみの膨らみをタイトニングする「引き締め効果」のほうが大きくなります。
お悩みやご希望、肌の状態によっても効果的な治療は異なるため、まずはカウンセリングでドクターと相談してみましょう。
【関連記事】
ダーマペンとハイフを受ける順番は?それぞれの特徴や効果を紹介
ハイフ(ウルセラ)&サーマクールの症例写真
ここからは、ダリア銀座スキンクリニックのオーナーである明日香ママ(@asuka_blair)が自らハイフとサーマクールの併用施術を体験した感想・症例写真などを詳しくご紹介していきます。
明日香ママは、サーマクールを10年以上前から、ウルセラは10年ほど受けていたそうです。治療の主な目的は「たるみ予防」と「顔の引き締め」。
たるみは、コラーゲンやエラスチンの減少による肌弾力の低下、筋力の低下、代謝機能の低下などが原因で引き起こされます。老け顔に見える原因の一つとして知られているものの、セルフケアでの改善が難しい肌悩みでもあります。
既にたるみができてしまってからではなく、まだたるみの悩みのない、20代のうちから受け始めるのも効果的です。
ハイフ&サーマクールを受けるきっかけ・肌の悩みについて
Q:今回、ハイフとサーマクールを受けることを決めたきっかけや、ご自分の顔や肌の悩み・施術を受ける前の不安などについて教えてください。
サーマクールは、10年以上前から毎年受けていました。
最初に受けようと思ったきっかけは、たるみ予防、そして引き締まった顔にしたいと思ったからです。色々ネットで調べて、効果が高そうだと感じ、それから口コミがいいところを探して施術を受けました。
ウルセラは、受け始めて10年くらいです。
こちらは最初は1年半に1回の頻度で受けていて、30代になってから毎年受けるようになりました。こちらもリフトアップ効果があるということで、サーマクールを受けていたクリニックにあっておすすめされ、サーマクールとの効果の違いに納得したので受け始めました。
併用して受けるとたるみを予防する目的には効果的だそうで、私も始めました。
元々受け始めたのが20代だったので、たるみに対して悩みはなかったけど、口元がブルドッグのようになったり、頬が膨らむのが嫌だったので、若々しく年齢を重ねたいから受けようと思いました。
【↑画像】ハイフ&サーマクール施術前の写真
Q:サーマクールを受けたことを周囲の人に知られることに抵抗はありますか?
全く抵抗ありません。むしろとてもいい機械だと思ったので私の友人や周りのみんなに受けてもらいたいと思いました。
実際、おすすめした周りの友人は何人か始めていましたよ。
ハイフ&サーマクールの施術準備&カウンセリングへ!
Q:予約やカウンセリングについて教えてください。
カウンセリングは鏡を見ながら丁寧に行われました。悩みを聞いていただき、その部分に一番あった機械を選んでくれました。
どちらも費用が高いので、両方できたら一番いいのですが、サーマクールだけ、ウルセラだけしかできなくても、お悩みにあった一番いい機械を選んでくださると感じました。
ほうれい線にはウルセラ、口元の膨らみや顎下が気になる方はサーマクールが良いのかなと思いました。
Q:前日の過ごし方や、当日の用意はどのように行いましたか?
特にすることはなく、自然体でした。当日もすっぴんでクリニックに行きました。
Q:ドクターや看護師さん、クリニック全体の雰囲気について教えてください。
カウンセリングもスムーズで、気になっているところ中心にマーキングしていき、私が最もしてほしい場所もきちんとマークしてくださいました。
ハイフ&サーマクールの施術開始!
マーキングを行ったら、いよいよ施術開始です!ハイフやサーマクールの施術中は、痛みや熱さを感じることもあるため、確認しながら丁寧に照射していきます。
痛みの感じ方については、患者様によっても個人差があります。もしも痛みが強く、我慢できないと感じたら、出力を下げることも可能です。痛みに弱い方、痛みが心配な方は、事前のカウンセリングでドクターに伝えておくと安心ですよ。
Q:施術はどんな流れで進みましたか?
痛みを確認しながら進めてくださいました。
サーマクールは回数を重ねるとだんだん熱くなっていき、ウルセラは少し痛いです。無理せず痛いところは痛いと伝え、出力を下げました。
でもちゃんとしっかり効きましたよ。目元から下をしっかりしていただきました。
【↑画像】サーマクールFLX施術中の写真。
ダリア銀座スキンクリニックでは、まずはハイフの施術を行い、クーリングした後にサーマクールの施術を行います。
【↑画像】施術中の写真
Q:施術直後の状態はどうでしたか?
ちょっと顔がほてります。サーマクールだけだと全く術後、顔が張る感じはないのですが、ウルセラをすると少し腫れますね。二日酔いで、お酒で顔が浮腫んだような感じです。早いと翌日、遅くても3日くらいで引きます。
出力が高いのを我慢できた時の方が、ダウンタイムとしての腫れが長引きやすいと感じました。
最近は程々の出力でしているので、腫れもその日か翌日くらいで引きます。化粧はすぐにできました。赤みが出やすい人は、当日は割と赤くなる気がします。
Q:施術中の痛みはどうでしたか?
正直なところ、施術中はウルセラは結構痛いです。サーマクールは痛みとはちょっと違って熱いです。でも徐々に熱くなるので、こちらも出力は調整できます。
麻酔はありません。笑気麻酔は必要ないと感じました。静脈麻酔をしながらできるクリニックもありますが、痛くてもわからないのは火傷のリスクもあると私は感じているので、やっぱり起きていて、それでいて痛みも我慢できる範囲で当てる方がいいのかなと思っています。
Q:それぞれ、どの程度の出力で照射しましたか?
ウルセラは、顔の部位によって強さを変えていただきました。深さ4.5mm(SMAS筋層)に0.45J(ジュール)で、3.0mm(皮下脂肪層)に0.3Jで照射しました。
サーマクールは、頬骨部分に2.5Jで照射しました。
以前はもっと強く、我慢して打っていたこともあったんですが、無理なく痛い時は痛いと伝え、出力を下げて打ちました。
Q:外用薬などは処方されましたか?
特に薬などは出ません。メイクは、施術直後から可能です。
1ヶ月を過ぎた頃からしっかり治療効果を実感
ハイフは、出力によって痛みやダウンタイムが変化します。出力を上げれば痛みは強くなりますが、その分、高い効果が期待できます。ただし、作用するエネルギーが強くなる分、施術後は腫れやむくみ、筋肉痛のような痛みを感じることも。
また、強すぎる出力はやけどの危険もあります。皮膚や脂肪の厚さには個人差があり、顔の部位によっても違いがあるため、ドクターとしっかり相談したうえで安全に治療が受けられるようにしましょう。
Q:施術後、痛みや腫れはどうでしたか?
特に腫れや痛みはなかったです。
以前、もっと強い出力でウルセラをしたことがあったのですが、その時は1週間くらい筋肉痛のような痛みがありました。顔も少し、二日酔いの時くらいのむくみのような腫れがありました。
今回はなるべく痛みを我慢せずに、強さを調整して痛くなれば出力を落としたので腫れもほとんど出ませんでした。
Q:施術後の肌の変化について教えてください。
個人的に、サーマクールはした直後から肌の調子がよくなる感じがします。コラーゲンの生成をしてくれるので本当に効果を実感できるのは1ヶ月後なのですが、高周波の治療なので直後から質感の良い肌になった感じがします。
【↑画像】ハイフ&サーマクール施術から1ヶ月後の写真
q:ダウンタイム中に気をつけていたことはありますか?
メイクは直後からでき、入浴もできるので、特に気をつけるところはありませんでした。赤みもありませんでした。
Q:誰かに会ったとき、どんな反応がありましたか?
直後は誰も気づかないです。ただ、1ヶ月が近くなるにつれてみんなに「痩せた?」「顔どうしたの、小さくなった?」って聞かれることが増えました。何人にも聞かれましたね。
顔がシュッとしてフェイスラインのもたつきがなくなったので、何をしたのか問い合わせがたくさんきました。
Q:ハイフとサーマクールの併用施術を受けて気づいたことについて教えてください。
1ヶ月かけて徐々に顔が小さくなると思いました。やった直後もシュッとしまった感覚が個人的にはあったのですが、ちゃんと周りが気づいたのは1ヶ月後でした。
痩せた?と言われることが圧倒的に増えました。あと、顔が小さくなったとか、顎がシュッとしたと言われました。
何も伝えていない人に聞かれるくらいなので、本当にとっても効果があったんだと実感しました。
Q:ハイフ&サーマクールを受けて感じた、全体的な感想を教えてください。自分の気持ちの変化や周囲の反応など。
年に一度打っていて、たまたま年末が続いているのですが、今年も色々な方から「年明け変わったね」とか、しばらく会ってない方の反応が良くて嬉しかったです。
やはり一年かけて緩やかに元に戻って、たるみも出てくるので毎年施術を受けることでシュッと引き締まって調子を保てるのでやってよかったですね。そして、痛みを我慢しなくてもかなり効果が出ることがわかりました。
年に一回でしかも高額なので「我慢して強く・・・!」という気持ちもわからなくはないのですが、自分に合った強さで気長に続けることが大事だと思いました。
Q:同じ悩みを持った人へのクリニックの決め方やアドバイスがあればお願いします。
カウンセリングできちんと納得して、信頼できるクリニック選びが大事かと思います。
アフターフォローもあって、わからないところをきちんと解決してくれるクリニックで、ぜひ長いお付き合いをして行ってほしいと思います。
ハイフ&サーマクールのビフォーアフター
ハイフ&サーマクールの施術のビフォー・アフターの比較をご紹介します。
左はハイフ&サーマクールの施術を受ける前の写真。右はハイフ&サーマクールを受けてから1ヶ月後の写真です。
治療内容 | ハイフ(ウルセラ)は、一点に集中させた超音波を照射することで小さな熱凝固を起こし、コラーゲン再生を促してたるみを改善する治療です。
サーマクールは、高周波の熱作用によって真皮深層と皮下脂肪浅層を支えるコラーゲン線維を収縮させることで肌を引き締める治療です。 |
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治療期間・回数 | 治療期間:1日、治療回数:1回 |
費用(自由診療となります) | 総額478,500円(税込み)
ウルセラ全顔360ショット:214,500円 |
リスク・副作用 | ハイフは、痛み・むくみや腫れ・熱感・赤み・やけど・かゆみ・乾燥・筋肉痛が起こることがあります。また、まれに神経障害のリスクがあります。
サーマクールは、痛み・腫れ・熱感・赤み・やけど・かゆみが起こることがあります。 |
※施術の所要時間や施術後の経過、効果などは目安であり、個人差があります。必ずしも同じ効果を得られるというわけではありません。
※この治療法で用いられる医薬品・医療機器は国内において薬機法上の承認を受けていません。
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器・医薬品はありません。
※当院のウルセラ、サーマクールは国内販売代理店経由で入手しております。
※ウルセラ(ハイフ機器)、サーマクールはFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得ています。
ハイフ・サーマクールはクリニックで安全に受けることが大切
切らずにたるみ改善・リフトアップ効果が期待できる、ハイフ治療。
ハイフはエステサロンなどでも受けられますが、クリニックなど医療機関にある医療ハイフ機器と、エステサロンにあるハイフ機器は異なる機器です。失敗や後悔を避け、安全に治療を受けるためにも、信頼できるクリニックで安全に治療を受けることが大切です。
ダリア銀座スキンクリニックでは、ハイフ単体での施術のほか、サーマクールと併用したコンビネーション治療も可能です。患者様のお悩みや希望について、カウンセリングでじっくりお話を伺ったうえ、最適な治療をご提案いたしますので、まずは一度お気軽にお問い合わせください。