ハイフ後の副作用やダウンタイムって何?施術前に解決したい疑問5つ
ハイフは肌の深いところに超音波をあて、熱エネルギーで刺激を与えて切らずにリフトアップを叶える人気の美容治療です。
しかしその人気の陰に、美容治療後の難点ともいえる『ダウンタイム』や『副作用』が控えています。
この記事では、ダウンタイムや副作用、他にも効果が実感できる時期や注意点など、施術前に知って解決しておきたいハイフ後の疑問5つについて紹介します。
ハイフを検討中の人、これからハイフを受ける予定の人は、施術前にぜひご一読ください。
目次
ハイフ後の副作用って?
ハイフは施術後に副作用が起こる可能性がある治療のため、そこが気になる人も多いと思います。
一般的にハイフは副作用のリスクが低いとされていますが、具体的にどのような症状があるのか、詳しく紹介します。
ハイフのよくある副作用は?
ハイフの副作用として一般的な症状は以下の通りです。
赤み・ほてり・腫れ・むくみ
ハイフの熱エネルギーによるダメージで施術部位に軽い炎症が起きる症状ですが、数日から1週間程度で治まることが殆どです。
赤みや腫れなどは血液の増加によるもの、むくみは水分バランスの乱れによるものです。
やけど・水ぶくれ
熱エネルギーが施術部位周辺や、熱がこもりやすくリスクの高い骨付近に過度に伝わると、稀にやけどや水ぶくれを起こすことがあります。
この場合は医師への相談が必要です。
筋肉痛
ハイフは肌内部にダメージを与えるため、筋肉痛に似た症状を引き起こしたり動くとチクチクしたりする場合があります。
日常生活に支障をきたす程ではなく、数日から1週間程度で落ち着きます。
神経損傷
ハイフの超音波で皮膚の深いところまで熱が届き、誤った照射や強すぎる照射により皮下にある神経を傷付けてしまう重篤な副作用です。
数ヶ月程で落ち着く稀なケースですが、施術直後のピリピリした痛みや痺れ・違和感があるなど、疑わしい場合はすぐに医師に申し出ましょう。
ハイフの副作用はどのような順番で現れる?
ハイフの副作用は、施術後さまざまなタイミングで症状が現れます。
副作用 | 発症時期 | 回復時期・注意点 |
赤み ほてり |
施術直後 | 早くて数時間 遅くても翌日 |
むくみ 腫れ |
施術数日後 | 2日~1週間程度 長引く場合はやけどの可能性がある |
やけど 水ぶくれ |
施術直後 上記副作用が出始めてしばらくしてから症状がでる場合もある |
気づき次第医師に相談 治療が必要 遅れると痕が残る可能性がある |
筋肉痛 | 施術翌日辺り | 1週間程度 |
神経損傷 | 発症時期の把握がむずかしく、気づくのが遅れることが多い | 気づき次第医師に相談 回復しないケースも |
神経損傷については2度目の施術で「前に比べると施術が痛くない気がする」ことに気づくなど、発症のタイミングを知るのがむずかしいため、違和感に気づき次第早めに受診しましょう。
ハイフのダウンタイムって?
そもそもダウンタイムとは何を指しているのか、ハイフのダウンタイムについて紹介します。
ダウンタイムとは?
ダウンタイムとは、施術を受けてから、肌の状態がいつも通りの生活を送れるようになるまでの期間のことを指します。
美容治療は肌にダメージを与えるものが多く、施術後に前述のような副作用に見舞われる場合があり、施術前と変わらない生活に戻るには多少時間がかかります。
そして、環境や職業・患者さん本人の感覚などの違いによって異なる影響があります。
例えば屋外の職種であれば紫外線対策のためダウンタイムを長めに取ったり、人前にでる職種の場合は多少肌に赤みがあってもメイクで隠したりするなど、その期間や症状に対して人それぞれの違いを生みます。
そして最近では、施術を受けてから日常に戻るまでというよりも、施術による副作用の症状が治まるまでの期間を指すことが多くなっています。
ハイフのダウンタイム期間はどのくらい?
ハイフのダウンタイムは一般的に2~3日から1週間程度で、長くても2週間といわれています。
しかし、全ての人がダウンタイムに同じ期間がかかり、同じ副作用が起こるわけではありません。
症状により発症時期も違えば回復時期も違い、長引いてしまえば2週間では治まらないこともあります。
一般的に言われている『2~3日から1週間』はあくまで目安として、ダウンタイムを長引かせないよう、肌に無理をさせない努力は大切です。
ハイフ後いつ効果がでるの?
ここでは、ハイフの効果が施術後どのくらいで実感できるのかを解説します。
即効で感じられる効果
SMAS筋膜に約60~80℃の熱エネルギーを照射すると、コラーゲンで出来ているSMAS筋膜が縮むため、効果が実感できるのは施術直後からです。
SMAS筋膜は肌の土台として表情筋を覆っていますが、年齢などで劣化し緩んでくるとたるみの原因になります。
SMAS筋膜にエネルギーを届けられるレーザー治療はハイフのみで、その特長はたるみの根本的原因に直接アプローチできるため、即効性があるとされています。
あとから感じられる効果
ハイフの照射で真皮層や皮下組織にダメージを受けてしばらくすると、創傷治癒力が働いて美肌効果を感じられます。
創傷治癒力は肌を元通りに直そうとするため、新しい肌組織を形成するために必要なコラーゲンやエラスチンの生成を促します。
施術後約1~2ヶ月程かけて再生した肌は元々の肌より若々しいため、ハイフは美肌効果があとからくるといわれています。
ハイフの効果についてはこちらの記事もご参考ください。
→ハイフで目元を5年前に!施術のメカニズムや効果、注意点を詳しく紹介
ハイフの効果は施術後どのくらい継続するの?
ハイフの効果は一般的に、ハイフ後半年~1年程度持続するといわれています。
直接的な効果は施術直後、間接的な効果は1~2ヶ月後と段階を踏んだあと、その後も徐々に効果を上げていきます。
しかしそれはハイフの施術によって、しばらくの間はコラーゲンの生成が活発化するからです。
この効果のピークは施術後約3ヶ月~半年で、そのあとの半年の間には段々と効果が薄れていきます。
効果を持続させるためには3ヶ月や半年に一度、または1年に一度という風に、間隔を空けて繰り返し施術を受けることが推奨されます。
ハイフの効果や持続期間を高める方法などについては、こちらの記事もご一読ください。
→ハイフの効果や持続期間、効果を高める方法を解説!他施術との併用症例も紹介
ハイフ施術後にすることは?
ハイフ後に必要なことは以下の4つです。
- 肌の保湿
- 紫外線対策
- 清潔に保つ
- 水分補給
ハイフ後の肌は乾きやすく刺激を受けやすい弱った状態のため、スキンケア、特に保湿をいつも以上に徹底しましょう。
十分な保湿は肌の水分と油のバランスを整え、バリア機能を向上させます。
その他にも、紫外線を浴びると炎症や色素沈殿を引き起こすリスクが高まるため、外出時は日焼け止めを塗るなど、術後1ヶ月は十分に対策しましょう。
菌に対する抵抗力も低下しているため、泡洗顔などで優しく洗うようにし、肌に触れるものにも気をつけて清潔に保つ必要があります。
ハイフ後の肌は、表皮に傷こそついていなくてもダメージを受けていることを念頭に置き、優しく守ることを第一に過ごしましょう。
そしてハイフ後は熱の刺激で代謝が上がっているため、肌だけでなく、身体の内側からの水分補給も必要です。
その他にも、タバコや食生活の乱れ、寝不足などのよくない生活習慣を見直すことが、ハイフ後の効果の持続によい影響があることが報告されています。
せっかく施術を受けるのですから、効果を最大限に引き出せるよう、できることはなるべく行なって、念願のリフトアップと美肌を手に入れましょう。
ハイフ施術後に気をつけることは?
ハイフ後にしたいこともあれば、逆にしてはいけないこともあります。
ここでは、ハイフ後に避けたいことや注意点を紹介します。
ハイフ後は注意事項がいっぱい
ハイフ後は以下のように、してはいけないことや避けたほうがいいことが幾つかあります。
- 長時間の入浴
- 過度の飲酒
- 激しい運動
- マッサージなどの刺激
上記は、施術当日から翌日は特に避けることをおすすめします。
他にも、血行がよくなるようなことは2週間程、肌に直接刺激を与えるようなマッサージなどは1ヶ月程控えましょう。
ハイフは施術後代謝が上がりますが、飲酒をするとアルコール分解を優先してしまうなど、代謝が捗らず効果が半減する恐れがあるため、術後24時間以内の飲酒もおすすめしません。
またお茶やコーヒーは利尿作用が強く、かえって水分が不足するため避けましょう。
医師の指示にはきちんと従う
ハイフ後のダウンタイム中の副作用や術後の過ごし方について、医師の指示にはきちんと従いましょう。
クリニックの担当は患者さんが心配しなくて済むようさまざまな説明をし、ハイフ後の指示をだしてくれるはずです。
副作用が長引いたり悪化したりすれば受診し、薬を処方されることもありますが、指示を無視して行動しているとハイフの効果はおろか回復できなくなる可能性もあります。
ハイフ後に適切な指示をしてくれる信頼できるクリニックを選ぶことも大切ですが、その指示にきちんと従うこともまた大切です。
まとめ
この記事では、ハイフ施術前に知っておきたい、ハイフ後に関する疑問5つについて回答・解説しました。
ハイフは肌の深いところへエネルギーを届けることができる分、ハイフ後の症状や経過について不安に思うこともあるでしょう。
安心して施術を受け、アフターフォローでも頼れる信頼できるクリニックを選べるように、まずは相談してみましょう。
この記事を読んで不安な要素を一つでも減らし、安心してハイフが受けられれば幸いです。