ハイフで目元を5年前に!施術のメカニズムや効果、注意点を詳しく紹介
あなたは今、何歳ですか?
ハイフ(HIFU)は『High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)』の略称で、超音波エネルギーによりたるみ改善に効果が期待できる施術です。
ハイフを受けることで、マイナス5歳の目元に復活できるとしたら、今のあなたの目元が何歳になるか計算してみてください。
この記事は、ハイフで目周りの悩みがどの程度解決できるのか、ハイフのメカニズム、ダウンタイムや持続期間など、ハイフについての疑問を解決できる情報を集めました。
あと少し若くなりたい人、目元が気になりだした人は、どうぞご一読ください。
ハイフ(HIFU)とは
超音波治療といっても、その名前からは具体的に実際は何がどのように効くのかはよく分からないと思います。
ここではハイフがどのようにして目元に効果をもたらすのか、ダウンタイムや施術時間はどの程度なのかなどを紹介します。
ハイフについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
→ハイフの効果や持続期間、効果を高める方法を解説!他施術との併用症例も紹介
ハイフ(HIFU)で期待できる効果とメカニズム
ハイフは、たるみが気になる部分に熱エネルギーを照射し、熱ダメージによって発揮される創傷治癒能力を利用した、アンチエイジングが期待できる治療です。
治癒の過程でコラーゲンの生成が促進されることによって、肌深部からのリフトアップを導きます。
ハイフの目元への施術で期待できる効果は以下の通りです。
- 目元のたるみを改善
- 肌にハリが出るため、小じわが改善
- 毛穴の引き締め
- 目元のクマの改善
- 目の下の脂肪を融解して排出
- 瞼が開けやすくなるため、目が大きく見える
イメージとしては、虫メガネで太陽の光を集め、1ヶ所をピンポイントで高熱にする、あの原理に似ています。
ハイフは美容医療の他にも、侵襲度(人体に与えるダメージ)の低い治療として、がん細胞の破壊など医療分野でも広く利用されています。
傷が残らない場所に照射
肌は表面から筋肉までが6層で成り立っていますが、ハイフの照射は肌表面には傷をつけません。
機種によってそれぞれ届く深さが違いますが、ここではハイフ治療において照射で狙うと効果的な3層を紹介します。
肌表面に近い1.5mm
深さ1.5mmは、即効性を感じやすい真皮層の治療が可能です。
超音波の熱で収縮しやけどをしたような状態になり、負った傷を治す創傷治癒力が働き、コラーゲンやエラスチンを活発に生成するため、肌にハリが出て小じわが改善できます。
脂肪を排出できる3.0mm
深さ3.0mmは脂肪層で、特に目の下のたるみ部分など気になる部分の脂肪を融解し、排出できるため、部分痩せのような効果があります。
その場合、脂肪細胞を破壊するため、効果は半永久的に継続します。
SMAS筋膜へ届く4.5mm
深さ4.5mmのSMAS筋膜は皮膚を支える土台ともいえる層ですが、そこへハイフを照射するとタンパク質が凝縮し、緩んでいた細胞が引き締めあい、衰えていた表情筋などのリフトアップが期待できます。
同時にコラーゲンも生成するため、肌の弾力の復活も見込めます。
このSMAS筋膜へ超音波を届ける治療が『ハイフは切らないリフトアップ』といわれるゆえんです。
短めの施術時間とダウンタイム
日本の厚生労働省にあたるアメリカの機関『FDA』に認可を受けている唯一のハイフ治療器『ウルセラ』を例にとると、照射時間は約30~40分程度とコンパクトで、ダウンタイムは殆どが翌日には治まり、長引いても軽い症状が1週間程度と短めです。
症状は発赤と腫れが主で、施術時間とダウンタイムは使用するマシンの種類によって変わります。
肌表面に傷がないため、施術後はフルメイクで帰宅できます。
ハイフ(HIFU)をおすすめするタイミング
ハイフをおすすめする年齢、効果が出始める時期や持続期間などを紹介します。
検討している人は、いつ頃に効果を出したいかを考えるためのヒントにしてください。
ハイフをおすすめする年齢
目のまわりにシワやまぶたのたるみが目立ち始め、印象がぼやけてくるのは40代の前半からです。
目元のハリを支える皮下脂肪は20代の前半がピークで、そのあとは年々減っていきます。
30代ではそれ程目立たない、目のまわりのシワやたるみは、40代から目に見える老化が始まり、50代には目元が全体的にしぼんで老けた印象へと変わっていきます。
「目は口程に物を言う」という諺にもあるように、顔の印象を決めるために最も大事なパーツは目です。
目のまわりの印象の良しあしは人それぞれであり、一概に年齢を限定することはできませんが、一番自慢できる頃の目元をなるべく長引かせたいのであれば、ハイフの開始年齢は、皮下脂肪が減り始める20代後半がおすすめです。
ハイフの効果のピークと持続期間
ハイフの効果は、施術直後に実感できるもの、1ヶ月程経ってから見られるもの、さらにそのあとに感じられるものなど、それぞれが違うタイミングで訪れますが、効果のピークは施術後1~3ヶ月頃で(施術を受けた機種によって、ピークのタイミングには違いがあります)、効果持続は半年から1年程です。
1.5mmと比較的浅いところに照射した場合は即効性が見られますが、そのあと深い層への照射によるコラーゲン生成が進むにつれ、さらに目元が引き締まっていくという、遅れて出てくる効果もあります。
そしてその持続期間も効果によって若干違いがあります。
照射後の3ヶ月間は創傷治癒能力のためコラーゲンやエラスチンが生成され、6ヶ月程度はたるみ改善の効果が持続します。
目の下の脂肪については、新しい脂肪が付かないかぎりは半永久的に効果が持続するといえますが、経過を見て、新たな脂肪がついたり、気になるようなつき方をしたりするようなら、3~6ヶ月に一度程度で施術を受けるといいでしょう。
ハイフは急に効果が切れるような施術ではありませんが、納得のいく目元をできるだけ維持したいのであれば、半年~1年に一度の頻度で施術するのがおすすめです。
ハイフ(HIFU)との併用をおすすめする施術
ハイフと併用で施術するとさらに効果を引き出せる治療を紹介します。
高い効果をお急ぎの人はこちらをご参考ください。
サーマクールFLX
ハイフにとって同じたるみ治療において競合相手になるサーマクールは、引き上げで高い効果を発揮するハイフに対して、引き締めでの効果が高く、その強みの一長一短を補い合いながら結果を出します。
同日手術での割引が用意されている、サーマクールFLXについてはこちらをご一読ください。
ウルセラ(ハイフ)との併用の効果について、詳しく紹介しています。
→ウルセラとサーマクールでたるみ改善!他施術との違いや併用症例を紹介
トリニティプラス
トリニティプラスは、ウルセラ(ハイフ)やサーマクールFLXのサポート的役割を、一台3役で担ってくれます。
ウルセラの効果に対して熱エネルギーを追加することで効果の延長が見込め、ハイフでは行き届かない表皮(浅い部分)に光やレーザーで治療を施せるため、シミやくすみ、ちりめんジワなど『肌質』の改善に一役買います。
ダリア銀座スキンクリニックではウルセラ、サーマクールFLXのメンテナンスとして最新機種のトリニティをおすすめしています。
トリニティプラスの効果についてはこちらをご覧ください。
→トリニティプラスの効果って?副作用はある?経過(症例)も紹介!
ハイフ(HIFU)の注意点
ハイフは効果が高いだけあって、デメリットなど注意点も幾つかあります。
施術を検討するために、注意点を知っておきましょう。
施術時の痛み
ハイフの施術では、皮下組織を刺激されるため、麻酔を必要としない程度のチクチクと感じる痛みが伴います。
目元は皮膚が薄いため大変デリケートで、痛みを感じやすい場所といえるため、痛みが苦手な人はカウンセリングの際に麻酔の使用について確認してみましょう。
施術途中でももちろん対応可能となるため、遠慮なく医師に申し出ましょう。
施術後と副作用時の過ごし方
ハイフの施術後はそれ程制約はありませんが、以下を守って過ごしましょう。
- メイク……施術直後からOK
- シャワー・洗顔・洗髪……当日からOK
- 飲酒……当日からOKだが、むくみが心配な人は避ける
- 喫煙……当日からOK
- 入浴……翌日以降
- 激しい運動……3日以降から
- 紫外線対策……影響を受けやすくなっているため
- 水をたくさん飲む……乾燥しやすくなっているため・効果を高めるため
ハイフの施術後、ダウンタイムは短めといわれていますが、個人の体質によって程度に違いはあれど、副作用はあります。
例えば皮下脂肪が多い人は1週間程むくみがあり、それがひいてから効果が見られるようになります。
目の周りの皮膚は他の部分より薄くデリケートなため、元々赤みが出やすい人は、副作用が強く出る可能性があります。
メイクで隠せる程度の発赤や腫れがおもな症状ですが、長引いたり症状が酷かったりする場合は一度クリニックに相談しましょう。
ハイフの副作用について詳しく紹介しています。
→ハイフのデメリット・副作用は?やめたほうがいい?失敗を避けるコツや症例も紹介
50代後半はハイフ(HIFU)の効果を実感しにくい
ハイフは皮下脂肪が少ない方や、皮膚自体にたるみがある人にはあまり効果が見られない場合があります。
ハイフは、皮下脂肪を融解して排出したり、ハリで引き上げたりして肌のたるみを改善しますが、上まぶたや目の下など、皮膚自体がたるみすぎてしまうとハイフではカバーしきれなくなります。
ハイフではなくても別の施術が選択できる可能性があるため、諦めずにクリニックに相談してみましょう。
機種によって施術料金に違いがある
ハイフは機種によって、同じ目元の治療でも施術料金に違いがあります。
狙える深さや施術できる範囲、照射の強さなどが異なれば、当然リフト力や持続期間、そして施術時の痛みにも差が出ます。
一概に比較することはむずかしいですが、自分の希望に合った治療ができる機種を取り扱っているクリニックを選ぶのも、ハイフを検討するうえで必要なことです。
機種による費用以外の違いについてはこちらをお読みください。
→ウルセラと他のHIFU機器の3つの違いと施術を受ける際の注意点を紹介
まとめ
目元を5歳も若返らせることが期待できるハイフの施術について、メカニズムやダウンタイム、どのような人に効果があるのかなど、紹介させていただきました。
幅広い年齢層に人気のアンチエイジングですが、始めるなら早い方が、続けるなら続ける程、いい効果が期待できることが分かって頂けたかと思います。
コロナによるマスク生活のおかげで、目元のケアの大切さが身にしみて分かった女性は少なくないと思います。
マイナス5歳の目元を叶えるため、信頼できるクリニックと、期待できるハイフ機器をしっかり選びましょう。