レチノールは肌の効果とは?使う順番や気をつけたいポイントを解説!
近年、美容目的でスキンケアの一環として取り入れる方が増えているレチノールは、肌にキメやハリをアップさせる効果やニキビ改善効果などが期待でき、注目されています。
レチノールには、美肌を目指すうえで欠かせないさまざまな効果が期待できる一方で、使い方や副作用などのリスクを確認しておく必要があります。
今回は、レチノールの効果や使い方を中心に、使用前に知っておきたいポイントなどを詳しく解説します。
目次
レチノールはビタミンAの1つ

レチノールは、一言で言えば「ビタミンA」の一種です。 ビタミンA誘導体とも呼ばれ、私たちの肌に本来備わっている成分でもあります。肌のコンディションを整えるために不可欠な栄養素であり、美容皮膚科の領域でも長年重宝されてきました。
ビタミンA(レチノイド)の種類
レチノールに関連する成分は、その強さや性質によっていくつか種類に分けられます。これらを総称して「レチノイド」と呼びます。
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レチノール(純粋レチノール)
一般的な化粧品や医薬部外品に配合される成分。 -
パルミチン酸レチノール:
安定性が高く、刺激が少ないため初心者向け。 -
トレチノイン(レチノイン酸)
非常に活性が強く、医療機関でのみ処方される医薬品。
このように、成分によって肌への働きかけの強度が異なるため、自分の肌質や悩みの深さに合わせて選択することが重要です。
レチノールに期待できる4つの主な効果

レチノールが「神成分」と称される理由は、肌の多方面に働きかける多機能さにあります。主な4つの効果を見ていきましょう。
ターンオーバーを促進し、キメを整える
肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わりますが、加齢や紫外線によってこの「ターンオーバー」は乱れがちになります。レチノールは表皮の細胞分裂を活性化させ、古い角質が剥がれ落ちるのをサポートします。これにより、ゴワつきが解消され、なめらかな手触りの肌へと導きます。
真皮のコラーゲン生成を助け、ハリ・弾力をアップ
肌の奥深くにある「真皮層」において、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、加齢によるシワやたるみを内側から押し上げるようなハリ感を与えます。特に、乾燥による小じわの改善には高い効果が認められています。
皮脂分泌を抑制し、ニキビ・毛穴トラブルを改善
レチノールには過剰な皮脂分泌を抑える働きがあります。毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビができにくい肌環境を作ります。また、ターンオーバーが促進されることで、毛穴の開きや黒ずみが目立ちにくくなる効果も期待できます。
ヒアルロン酸の産生を促し、みずみずしい肌へ
表皮内でのヒアルロン酸合成を促進し、肌の水分量を高めます。バリア機能が整うことで、外からの刺激に強く、内側から潤った「ツヤ肌」をキープしやすくなります。
必ず知っておきたい「A反応(レチノイド反応)」とは?

レチノールを使い始めた直後に、肌が赤くなったり、皮が剥けたりすることがあります。これはA反応(レチノイド反応)と呼ばれる生理現象です。
A反応の主な症状
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肌の赤み、ほてり
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薄い皮剥け(ピーリング作用)
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乾燥感、つっぱり感
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一時的なニキビの悪化
なぜA反応が起きるのか?
急激にビタミンAが補給されたことで、肌の代謝スピードが急上昇し、新しい皮膚が下から押し上げられることで生じます。決して「肌に合っていない」わけではなく、肌がビタミンAに慣れていく過程で起こる反応であることがほとんどです。
対処法と期間
通常、使い始めてから数日〜2週間程度で落ち着くことが多いです。症状が強い場合は、使用頻度を「2〜3日に1回」に減らすか、保湿をより入念に行いましょう。ただし、痛みが強い場合や浸出液が出る場合は使用を中止し、速やかに美容皮膚科を受診してください。
美容皮膚科での「医療用レチノール」と市販品の違い
ドラッグストアで購入できる市販品と、クリニックで扱う「ドクターズコスメ」や「医薬品」には大きな違いがあります。
濃度の違いと安定性
市販品は、万人が安全に使えるよう濃度が低めに設定されています。一方、クリニック専売のアイテム(ゼオスキンやエンビロンなど)は、有効成分の濃度が高く、より深い層まで届くよう設計されています。
専門医による伴走
「自分の肌にどの濃度が合うのか」「A反応が辛い時にどうすればいいか」を医師や看護師に相談しながら進められるのが、美容皮膚科を利用する最大のメリットです。一人ひとりの肌質に合わせた「オーダーメイドのレチノール貯金」が可能です。
レチノール配合コスメを使う順番

レチノール配合コスメを使用する場合は、使う順番が重要なポイントとなります。
特に、市販されているレチノール配合のコスメを普段のスキンケアに取り入れる場合は、下記の順番で肌に浸透させましょう。
- 化粧水や乳液
- レチノール配合コスメ
- クリームや美容液
レチノールは脂溶性ビタミンであるため、洗顔後すぐに使用すると水分を豊富に含んでいる化粧水が肌に浸透しにくくなります。
そのため、レチノール配合コスメをスキンケアに取り入れるときには、必ず、洗顔後に化粧水や乳液を塗った後に塗布しましょう。
また、レチノールを塗布した肌は乾燥しやすいため、レチノール配合コスメを塗った後は、ヒアルロン酸配合の美容クリームといった保湿力が高いものを肌に塗るのがオススメです。
レチノール配合コスメを使用するときには、必ず使用するコスメの使用方法や使用上の注意を確認することが大切です。
ビタミンC配合コスメはレチノールの前に使う!
レチノールと同様に、美肌効果があるとして人気が高いビタミンCですが、肌に塗る順番を間違えてしまうと、お互いの良さを消し合ってしまう可能性があります。
それぞれの効果を消さないためにも、レチノール配合コスメとビタミンC配合コスメを併用したいときには、ビタミンC配合コスメを先に塗布することが重要です。
この順番を守ればそれぞれの効果を消し合うことを防ぎ、なおかつ、レチノールが肌になじみにくいビタミンCの浸透を助ける作用も期待できます。
レチノールを使用する前に知っておきたい5つのポイント

レチノールにはさまざまな効果がありますが、レチノールを使用する前に知っておきたいポイントが5つあります。
ハイドロキノンと併用に注意
美白効果が期待されコスメなどによく配合されるハイドロキノンですが、ハイドロキノンとレチノールを併用する場合には注意しなければなりません。
レチノールは長期的に使用することで肌症状を改善に導きますが、ハイドロキノンは短期間で集中的に肌症状の改善を目指している成分であるため、併用すると強い作用によって炎症を起こす危険性があります。
ただし、レチノールではなくトレチノインであれば併用することも可能となるため、ハイドロキノンを使用していてレチノールを取り入れたいと考えている方は、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
紫外線対策をしっかり行う
レチノールを使用した肌は、肌のターンオーバーが行われることで薄くなっているため、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。
特に、レチノイド反応で肌に炎症が起こっている場合は、肌のバリア機能がより低下しているため、紫外線を浴びすぎてしまうと症状が悪化する危険性もあり注意しなければなりません。
レチノールを使用するときには、必ず紫外線対策を徹底して行い、紫外線をなるべく浴びないように気をつけましょう。
保湿を必ず行う
レチノールを使用すると、肌のターンオーバーが促進されることで乾燥しやすくなります。
前項でも解説しましたが、レチノールにはヒアルロン酸の合成をサポートする働きがあるため肌の保湿力をアップさせる効果が期待できますが、一方で保湿ケアをしておかないと肌のバリア機能が低下し、炎症を起こす原因にも繋がります。
レチノールをスキンケアとして取り入れる場合は、必ず、保湿力の高いクリームなどを使用して肌の乾燥を防ぎましょう。
継続して使用する
レチノールは継続して使用することで、肌症状を改善に導きます。
特に、市販されているレチノール配合コスメは炎症がでにくいようにレチノールの濃度が低く設定されているため、医療機関で処方可能なトレチノインや高濃度のレチノールと比べても効果が出るまでに時間がかかる可能性があります。
レチノールを使用する場合は、継続して使い続けることも事前に把握してから、スキンケアに取り入れてみましょう。
レチノールはメディカルコスメがオススメ
前項でも解説した通り、市販されているレチノール配合コスメは濃度が薄いものが多いため、効果をより実感したい方や肌トラブルの状態がセルフケアでは改善しにくい方は、医療機関でのみ購入できるレチノール配合のメディカルコスメがオススメです。
特に、「ゼオスキンヘルス」は、レチノール配合のセラムやクリームなどをご自身の肌症状に合わせて組み合わせて使用することで、肌症状を改善に導き美肌効果が期待できます。
ゼオスキンヘルスをはじめ、メディカルコスメは医師の診察を受けたうえで使用できるため、ご自身の肌の状態を確認しながら適切なスキンケア方法を取り入れることができ、肌が敏感であったりセルフケアでは不安であったりする場合にも安心です。
セオスキンヘルスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
今回は、レチノールについて詳しく解説しましたが、いかがでしたか。
レチノールは、さまざまな肌トラブルを改善に導く効果が期待できるため、メディカルコスメだけではなく市販されているコスメにも配合されることが増えています。
レチノールは、レチノイド反応が出る可能性があったり、相性が悪い成分があったりするため、必ず使用するコスメの使用上の注意や使用方法を確認し、初めてレチノールを使うときには少量ずつ肌に塗って、肌の反応を確かめることが重要です。