リベルサスで痩せない理由とは?その他の治療方法も紹介
食事制限や継続的な運動などがつきもののダイエット。仕事や育児、家事などに追われてなかなかダイエットのために時間を使うことが難しい方も多いですが、最近では処方薬や施術によって手軽にダイエット効果を実感している方が増えています。
リベルサスは、さまざまな方法があるメディカルダイエットの中でも新しく登場したばかりの方法です。そのため、気になっている方も多いかもしれませんが、実際にリベルサスを使用した方の中には、痩せないとお悩みの方もいらっしゃるようです。
そこでこの記事では、リベルサスで痩せない理由やリベルサス以外の治療方法などについてご紹介します。リベルサスで痩せるために大切なこともご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
リベルサスで痩せない理由とは
リベルサスは、これまで食事制限や運動などで自己流のダイエットをしてきたものの、なかなか効果が得られなかった方におすすめのメディカルダイエットです。内服薬を1錠飲むだけで、痩せやすい身体に近づくことができます。
しかし、リベルサスを服用しても全く痩せない、効果を実感できないという方もいらっしゃるようです。それにはどのような理由があるのでしょうか。
服用方法が間違っている
リベルサスで痩せない人は、服用方法を見直す必要があるかもしれません。
服用方法が間違っていると、有効成分を吸収しにくくなったり、効果を実感しにくくなったりすることがあります。
リベルサスの正しい飲み方は、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→リベルサスの効果はいつから?確実に痩せるためにすべきことも紹介
なお、リベルサスの服用後に飲み物を飲んだり他の薬を服用したりするときは、最低でも30分以上間隔をあけることが重要です。普段飲んでいる薬との飲み合わせが気になる場合は、リベルサスを処方してもらうときに担当の医師へ相談してみましょう。
食べ過ぎている
リベルサスは、薬自体に体重を減らす効果はありません。きちんと服用していれば、たくさん食べても太らないと思っている方もいらっしゃいますが、消費カロリーを摂取カロリーが上回ってしまえば、その分太ってしまいます。
リベルサスは、あくまでも食欲を抑えてダイエットをサポートするものであることを忘れないようにしましょう。
リベルサスが向いていない
リベルサスは、服用することで食事制限や糖質制限を自然と行えるようにする薬です。そのため、もともと食事に気をつけていて糖質を多く摂る習慣がない方や、普段からあまりたくさん食べないのに太っている方は、リベルサスが向いていない可能性があります。
そのような場合、ストレスや睡眠不足、基礎代謝の低下が体重増加の原因となっているかもしれません。例えば、ストレスは消費カロリーを下げる原因となるため、摂取カロリーが少なかったとしても、消費カロリーを上回れば太ってしまいます。
リベルサスは、糖質を摂り過ぎてしまう方や食べ過ぎてしまう方向けのメディカルダイエットであることを理解し、太っている原因を突き止めてそれに適したダイエットを行うようにしましょう。
配合量が合っていない
リベルサスで痩せない場合、配合量が合っていない可能性があります。
リベルサスは3mgから服用を開始し、効果が現れなければ7mgに増やすのが一般的です。その後も様子をみながらリベルサスを7mgに増やし、効果があるか慎重に見極めながら治療を行っていきます。
最終的に14mgまで増やすことが可能ですが、それでも効果が得にくい方もいれば、リベルサスを始めてからずっと3mgの服用のみで痩せられる方もいるなど、個人差が大きい点に注意が必要です。
リベルサスで痩せるには効果を知ることが大切
上述の通り、リベルサスは飲むだけで勝手に痩せていく薬ではありません。あくまでも体を痩せやすい状態にして、ダイエットをサポートする薬であることを理解しておく必要があります。
ここでは、リベルサスの効果について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
リベルサスは血糖値をコントロールする薬
リベルサスは、GLP-1というホルモンに似た作用を持つ薬で、2型糖尿病の治療薬として作られました。
GLP-1はもともと人間の体内に存在しているもので、飲食をして血糖値が上がると小腸から分泌され、膵臓からインスリンが分泌するのを促進する働きがあります。
GLP-1の作用によりインスリンの量が増えると、血液中の糖分の量が減少するため、血糖値が下がります。それにより、筋肉などでは糖分をエネルギーとして消費しやすくなるため、少しの運動でも痩せやすくなるのです。
食欲を抑える効果も期待できる
食欲は血糖値が高いほど高まり、低いほど低くなります。稀に食べてもすぐにお腹が空いてしまうという現象が起こることがありますが、これは血糖値の動きによるものです。
上述の通り、リベルサスは血糖値の上昇を抑えてインスリンの分泌量を増やす薬であるため、食欲を抑えることが可能となります。それに加えて胃腸の消化速度を緩やかにコントロールする作用もあるので、リベルサスを服用することで満腹中枢に働きかけて満腹感が長持ちしやすくなります。
また、脂肪を燃焼させる働きのある「褐色脂肪細胞」にもアプローチし、カロリーが燃焼しやすい体質に近づくことも可能です。若い頃と食べる量が変わらないのに太ってしまったという方にも、リベルサスは向いているといえるでしょう。
効果を実感するには時間がかかる
リベルサスの服用や食事制限などによる血糖値コントロールで最初に燃焼されるのは、皮下脂肪ではなく内臓脂肪です。そのため、リベルサスを服用していても、効果を実感するまでには時間がかかることもあります。
脂肪が燃焼していく順番は、内臓脂肪→異所脂肪(筋肉の脂肪)→皮下脂肪です。内臓脂肪が落ちていく段階では、サイズダウンを実感しにくく、異所脂肪が落ち始めてようやく少しだけサイズダウンしているのを感じられます。
最後に皮下脂肪が落ちていく頃になると、やっとダイエットの効果を感じられるので、それまでの間はなかなか目に見える効果を得られないこともあります。
リベルサス以外の治療方法とは
リベルサスは、飲み薬を服用するだけの手軽なメディカルダイエットですが、向いている方と向いていない方がいるため、効果を実感しにくい場合もあります。
メディカルダイエットにはリベルサス以外の治療方法も多数あります。自分に適した方法を見つけるためにも、その他の治療方法について知っておくとよいでしょう。
なお、当院のメディカルダイエットについて、詳しくはこちらでご確認いただけます。
GLP-1ダイエット
GLP-1ダイエットは、リベルサスと同じく痩せるホルモンであるGLP-1を利用したメディカルダイエットです。
リベルサスとの違いは、注射で体内へ注入すること。経口タイプのリベルサスよりも高い効果が期待できるので、リベルサスでは十分な効果を得られなかった方にもおすすめです。
短期間で効果を得たい方や間食を完全にやめられない方、注射への抵抗が少ない方は、GLP-1ダイエットを試してみるとよいかもしれません。
カナグル
カナグルは、リベルサスと同じく2型糖尿病の治療薬として開発された薬ですが、メディカルダイエットの治療方法としても提供されています。
摂り過ぎた糖を尿として排泄するため、血糖値を下げる作用が期待できる他、1日に約240kcal〜400kcalもの糖を排出することで、自然な体重減少効果が期待できるのが特徴です。
ダイエット点滴
ダイエット点滴は、脂肪燃焼効果や体質改善効果が期待できるメディカルダイエットの方法です。
α-リポ酸とL-カルニチンを主成分とする薬剤を点滴で直接注入することで、大量の有効成分が効率的に体内へ吸収されるため、内服薬よりも短期間で求める効果が得やすくなります。
ダイエット以外にも、シミやくすみの予防、疲労回復、生活習慣病予防などさまざまな効果が期待できるので、美しく年齢を重ねたい方にもおすすめです。
ダイエット点滴について、詳しくはこちらでもご紹介しています。ぜひ参考になさってください。
→ダイエット点滴のデメリットとは?効果を最大限に感じる方法も紹介
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、脂肪細胞自体を溶解するメディカルダイエットです。通常のダイエットではなかなか落ちにくい部位の脂肪やセルライトなどにも効果を発揮する他、効果的な部分痩せも叶います。
溶解した脂肪細胞は汗や尿となって体外へと排出されるので、リバウンドも起こりにくいのが特徴です。また、メスを使用せずに行う施術であるため、安全性も高くすぐに日常生活へと戻ることができます。
まとめ
リベルサスで痩せない理由やリベルサスで痩せるために大切なこと、リベルサス以外の治療方法などについてご紹介しました。
リベルサスはGLP-1というホルモンに似た作用をもつ薬で、血糖値をコントロールすることで糖分をエネルギーとして消費しやすくしたり、食欲を抑えたりする効果が期待できます。
しかし、薬を飲んでいるだけで確実に痩せるというわけではなく、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと痩せないため、あくまでもダイエットをサポートするものだという意識をもつことが大切です。
リベルサスの服用を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。