サーマクールが効果なしの原因は?受けすぎのリスクや理想の効果を得る方法を紹介

サーマクールは、肌の深部に熱エネルギーを届けることでタイトニング効果が得られる美容施術で、顔のたるみ改善や身体のセルライト解消などさまざまな役割を果たします。
しかし、人によっては効果がないと感じる場合や過剰に効いてしまうケースがあるため、適切な方法で受ける必要があります。
この記事では、サーマクールの効果がない・効きすぎていると感じる原因や、希望の仕上がりを目指すためのポイントを紹介します。
サーマクールを受けたことがある人や初めての人を問わず、気になる人は参考にしてください。
サーマクールの効果が薄いと感じる原因
サーマクールは比較的効果を得られやすい施術ですが、以下のケースでは効果が薄いと感じる場合があります。
たるみが大きい
重度のたるみを改善したい場合、サーマクールでは効果が不十分な可能性があります。
サーマクールは引き上げよりも引き締めに特化した施術です。
そのため、大きくたるんだ肌や垂れ下がった皮膚などの改善には、十分な効果を発揮しない恐れがあります。
しわが深い
サーマクールだけでは、深く刻まれたしわを改善することは難しいです。
肌質が改善されたり膨らみが出ることで、小じわが目立たなくなったりする効果は見込めますが、しわが深いとサーマクールの施術単体では物足りないと感じる可能性が高いです。
しわを重点的に改善したい場合は、クリニックに相談し他の美容施術を検討しましょう。
施術して間もない
サーマクールは施術直後から効果が現れ始めますが、その時点ではあまり効き目がないと感じる場合があります。
サーマクールの効果は半年ほどかけて徐々に増していくため、施術直後よりも数ヶ月後のほうが効果を実感しやすいです。
効いていないと感じる場合は、時間の経過によって少しずつ効果が現れるのを待ちましょう。
【関連記事】
→サーマクールFLXの効果はいつから実感できる?適切な治療回数と併用がおすすめの施術も紹介
効果を過度に期待している
得られる効果を期待しすぎると、効いていないと感じる原因になります。
サーマクールは引き締めに特化していますが、たるみの引き上げやしわの改善に強力に作用するわけではありません。
手術や注射を伴う他の美容施術と比較すると、劇的な効果を得るには不十分です。
サーマクールが効きすぎた場合のリスク
サーマクールは、効きすぎると反対に以下のリスクを伴う危険があります。
頬がこけた印象になる
サーマクールの頻度が多すぎたり、出力が大きかったりするとこけたような顔になる可能性があります。
特に、元々頬の肉が少ない人や顔が細い人は老けた・やつれた印象になりやすいです。
適切な出力に調節してくれるクリニックを選択し、施術間隔を短くしすぎないように注意しましょう。
肌質が悪化する
サーマクールを受けすぎると、焼いたお肉のように肌が硬くなる場合があります。
適度な施術であればコラーゲンの生成が促進されることによって肌質が改善されますが、何度もダメージを与えることでコラーゲン構造が傷跡に由来するものになります。
施術したあとは、肌が回復するのを待ってから次の施術を受けることで良い効果を持続できるように努めましょう。
やけどや腫れを引き起こす
サーマクールの照射エネルギーが強かったり、狙ったところ以外に作用したりするとやけどや腫れを引き起こすリスクが高くなります。
これらのトラブルは肌がダメージを受け炎症を起こすことで発生するため、適切な方法で施術を行うことが大切です。
そのためには、信頼のおける医師やクリニックを選択しましょう。
サーマクールで理想の効果を得るコツ
サーマクールで希望の仕上がりに近付けるためには、以下のコツを抑えて施術を受けるのが推奨されます。
知識や技術に長けた医師による施術を受ける
サーマクールの効果は施術者によって左右されるため、知識や技術がある医師の施術を受けましょう。
サーマクールの製造メーカーが設けた認定医制度で指定のカリキュラムを終え、サーマクール認定医の資格を獲得した医師による施術がおすすめです。
ケースによっては、認定医がカウンセリングを担当し看護師が施術を行う場合もあるため、誰が施術を担当するかを事前に確認する必要があります。
経験や実績が豊富なクリニックを選択する
サーマクールを受ける際は、クリニック全体の経験や実績にも注目しましょう。
取り扱った症例数が多ければ、その分選択肢や個人差への対応が充実します。
同じ施術を行った患者さんの症例写真を実際に見ることで、仕上がりのイメージがしやすくなり理想も伝えやすいです。
適切な施術間隔を守る
サーマクールを複数回受ける場合は、施術の間隔を空ける必要があります。
サーマクールの効果は半年ほどかけて徐々に現れるため、施術直後の状態では引き締めが十分ではないと感じるケースがあります。
しかしこのタイミングで再び施術を受けてしまうと、その後も変化が続くことで効きすぎにつながるため、繰り返し照射する前に一度時間をかけて様子をみることが必要です。
サーマクールを繰り返し受ける場合は、施術後半年〜1年のあいだに再施術を受けるのが効果的だとされていますが、適切な間隔には個人差があります。
施術を受けたクリニックに相談し、自分に合った間隔で受けることが大切です。
カウンセリングでリスクや副作用について確認する
カウンセリングの際に、起こり得る副作用やリスクについてしっかり確認しましょう。
サーマクールは肌の奥にある真皮層に熱を与え、軽いやけどを負わせることで引き締め効果を得られるため、ダメージによる副作用が起こる可能性があります。
施術後に肌に異常が現れるケースもあるため、事前に把握しておくことが大切です。
またサーマクールは照射のしすぎや出力を誤ることで顔がこけて見える場合がありますが、人によっては適切に照射してもこの問題が起こるリスクがあります。
メリットだけではなく、デメリットまで詳しく説明を聞いてから判断しましょう。
他の美容施術と併用する
サーマクールは、他の美容施術と併用することで相乗効果が得られる場合があります。
サーマクールは肌を引き締める効果がありますが、たるみの引き上げやしわの改善にはサーマクールよりも有効な美容施術があります。
それらの美容施術とサーマクールを併用すると、お互いの効果が及ばない部分を補い合うため、総合的に悩みを改善することが可能です。
サーマクールを受けるつもりでカウンセリングを利用する場合でも、他の施術の説明を聞いてみることをおすすめします。
サーマクールと相性がいい美容施術
ここからは、サーマクールと相性がいい美容施術を紹介します。
サーマクールで効果ないと感じた場合は、カウンセリングで相談のうえ以下の美容施術との併用を検討してみましょう。
ウルセラ
ウルセラは、超音波エネルギーを肌の深い層へ届けることで顔にできたたるみをリフトアップする治療法です。
目的の組織にピンポイントで照射が可能なため、即時的・長期的な効果が得られます。
ウルセラとサーマクールは併用することで高いリフトアップ効果を獲得できるだけではなく、メスを使用しないためダウンタイムや傷の心配もいりません。
費用は掛かりますがクリニックによっては同日施術も可能なため、忙しいなかでも十分に効果を得たいと考える人におすすめです。
【関連記事】
→ウルセラとサーマクールでたるみ改善!他施術との違いや併用症例を紹介
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、シミの改善や美肌効果に特化した光治療です。
サーマクールと併用することで、たるみや小じわを目立たなくしたり肌にハリを与えたりする効果が期待できるため、肌の調子が総合的に改善されます。
フォトフェイシャルとサーマクールは基本的に同日に行うことが難しいため、最低でも1ヶ月ほど間隔を空けて受けましょう。
美容注射
サーマクールは、ボトックス・ヒアルロン酸注射・脂肪溶解注射などの美容注射との併用も可能です。
ボトックスとの併用では、顔の輪郭をスッキリさせ小顔効果を得られます。
ヒアルロン酸注射との併用では、コラーゲンの生成を促進することでヒアルロン酸が肌の潤いに寄与するのを手助けする役割を果たします。
脂肪溶解注射との併用では、脂肪層を減らしたうえでサーマクールがコラーゲン線維を収縮させるため、若返った印象の引き締まったフェイスラインが獲得可能です。
サーマクールと他の美容施術を併用する場合、種類によっては間隔を空ける必要があります。
施術してからどれくらいで効果が出るのかや、どのタイミングでどの施術を受けるのか計画を立てることをおすすめします。
マッサージピール
マッサージピールは、アンチエイジングや美肌の効果がある薬剤を肌に浸透させることでしわやたるみを改善する美肌治療です。
コラーゲンの生成を促進することで肌にハリを与える役割を果たし、サーマクールと同様にダウンタイムがほとんどありません。
サーマクールとの併用で相乗効果が得られるだけでなく、どちらも肌を傷付けずに行えるため、肌を切る施術や注射に抵抗がある人におすすめです。
まとめ
サーマクールで効果なしと感じる原因や、理想の効果を得るためのポイントを紹介しました。
サーマクールは比較的効果が出やすい施術であるため、やりすぎのリスクもあります。
適切な方法で有意義な施術を受けられるように、クリニック選びは慎重に行いましょう。