ゼオスキンで消えたシミが戻る理由は?メンテナンスプログラムで継続的なケアを
ゼオスキンは医療機関専用のスキンケアブランドで、スキンケア分野で世界的に評価されているゼイン・オバジ先生によって作られたものです。
美しく健やかな肌を目指すプログラムが提唱されていて、4つのプログラムによってシミやしわ、ニキビなどに効果を発揮します。
しかし、プログラムの中の1つであるセラピューティックプログラムが終了したあとに「消えたはずのシミが戻ってしまった!」という声も聞きます。
この記事では、ゼオスキンで消えたシミが戻る理由や、セラピューティックプログラム後におすすめのメンテナンスプログラムについて詳しくご紹介します。
ゼオスキンでセラピューティックプログラムを終了したら、どのようなスキンケアをすべきか悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゼオスキンで消えたシミが戻る理由
ゼオスキンで大きく肌質を改善したいという方が行うのが「セラピューティックプログラム」です。このセラピューティックプログラムでは、ハイドロキノンやトレチノインなどを使用して肌のターンオーバーを促し、シミやくすみを集中的にケアします。
その結果、シミが薄くなる、肌のトーンが上がるなどの効果が期待でき、セラピューティックプログラムは症状によって、約3~4ヵ月程度かけた治療が必要となります。
しかし、セラピューティックプログラムでシミが消えたとしても、その後すぐ普段のスキンケアに戻してしまうと、肌の老化は再度進んでいき元の状態に戻ってしまうことが考えられるのです。
メンテナンスプログラムの特徴
セラピューティックプログラムで肌質の改善を行ったあとにおすすめなのは、効果を維持するためのケアができるメンテナンスプログラムです。
ここからは、メンテナンスプログラムの特徴をご紹介します。
レチノール配合のアイテムを使用する
セラピューティックプログラムではハイドロキノンが配合されているアイテムを使用しますが、メンテナンスプログラムではレチノールが配合されているアイテムを使って肌を整えていきます。
ハイドロキノンがシミの原因であるメラニンの生成を阻害するのに対して、レチノールは表皮にある角質の細胞分裂を促進し、角質を薄くする効果とともに、メラニンを押し出す効果があります。
ビタミンAであるレチノールは、A反応と呼ばれる赤みや皮むけが起こることでも知られていますが、使用を継続しているうちに徐々に改善していきます。
また、ゼオスキンのメンテナンスプログラムで使用するアイテムに含まれるレチノールは、比較的A反応が出にくいとされているパルミチン酸レチノールが配合されているため、皮むけなどの副作用はマイルドになります。
セラピューティックプログラム後のケアに
セラピューティックプログラムでは、ハイドロキノンや処方薬としてトレチノインを使用して肌のターンオーバーを促していきますが、とくにトレチノインは突然使用をやめることで小ジワが目立ってしまうことがあります。
また、ハイドロキノンにはメラニン生成を阻害する効果があるため、その効果を維持するためにもレチノールが配合されているメンテナンスプログラムを行うことで、シミが戻る、小ジワが目立つといったリバウンドと呼ばれる反応を緩やかにできます。
ハイドロキノンにアレルギーがあっても使用できる
ハイドロキノンには今あるシミを薄くしたり、シミを予防したりする効果がありますが、アレルギー反応を強く起こしてしまう方もいます。
皮むけや赤み、熱感、顔の腫れなどが強く出てしまい、なかなか改善しないという方や、皮むけを起こさずにゼオスキンを使用したいという方は、レチノールが配合されているアイテムを使用するメンテナンスプログラムがおすすめです。
メンテナンスプログラムで使用する美容クリームの種類
ここまでご紹介してきたように、メンテナンスプログラムではレチノールが配合されているアイテムを使用しますが、具体的にどのような種類を使用していくのでしょうか?
ここからは、メンテナンスプログラムで使用する美容クリームの種類をご紹介します。
シーセラム【内容量:50ml・価格:15,840円】
主な配合成分
- アスコルビン酸
- 酢酸トコフェロール
- ユビキノン
- スクワラン など
レモン250個分のビタミンCが配合されていて、内側から透明感のある肌に導きます。
抗炎症作用や余分な皮脂を抑える作用によって、ニキビ肌を改善させる効果が期待できます。ビタミンCをパウダー状にして配合しているため、サラッとしたテクスチャーが特徴。
ビタミンCに加えて、ビタミンEが配合されているため肌のコンディションを整える効果もあります。
使用方法:朝と夜の洗顔後に化粧水で肌を整えた後、2プッシュを顔に塗布します。
RCクリーム【内容量:50ml・価格:15,840円】
主な配合成分
- レチノール
- パルミチン酸レチノール
- セラミド
- スクワラン
- シアバター など
レチノールが配合されていますが、セラミドやスクワラン、シアバターの効果によって保湿力の高いクリームです。
そのため、レチノールによるA反応も出にくくなっていて、赤みや炎症を和らげることができます。
使用方法:夜の洗顔、化粧水後に適量を顔に塗布します。
ARナイトリペア【内容量:30ml・価格:20,900円】
主な配合成分
- レチノール
- ZO‐RRS
- ビタミンC
- ローズマリー葉エキス など
ARナイトリペアには、高濃度レチノールが1.0%配合されているため、肌にハリと透明感を与えることができます。
デイリーPDよりも濃いレチノールが配合されていることによるA反応が出ることがありますが、成分がゆっくり肌にとどまるようオレオソーム化されているため、A反応も緩やかなのが特徴です。
使用方法:週1~2回を目安に、夜化粧水後に1~2プッシュを塗布します。
Wテクスチャーリペア【内容量:50ml・価格:20,460円
主な配合成分
- レチノール
- 加水分解セリシン
- ブロッコリー抽出物
- ひまわり種子油
- ビタミンC
- ビタミンE など
ARナイトリペアと同じように、高濃度レチノールが配合されていて、肌の老化を防ぎターンオーバーをサポートします。
A反応は出やすい美容クリームですが、素早くA反応が出るため皮むけの時期をコントロールすることも可能です。
使用方法:週2~3回夜の洗顔、化粧水後1プッシュを顔に塗布します。
スキンブライセラム【内容量:50ml・価格:11,880円】
主な配合成分
- レチノール
- アスコルビン酸2
- グルコシドー
- グルタチオン
- 大豆イソフラボン
- ビタミンE など
スキンブライセラムは0.25と0.5があり、レチノールの配合量が違います。
ARナイトリペアと同じようにオレオソーム化されているため、A反応は緩やかです。
使用の順番としては、まずは0.25から使用しはじめ、レチノールに肌が慣れてきたら0.5を使用します。
使用方法:週2~3回、夜の洗顔、化粧水後1プッシュを顔に塗布します。
まとめ
ゼオスキンで消えたシミが戻る理由や、セラピューティックプログラム後におすすめのメンテナンスプログラムについて詳しくご紹介しましたが、参考になりましたか?
ゼオスキンのセラピューティックプログラムで消えたシミを後戻りさせないためには、その後のスキンケアが重要となります。
ゼオスキンには、セラピューティックプログラムが終了したあとに行うのが最適な、メンテナンスプログラムも用意されているため、医師と相談しながらゼオスキンの使用方法を確かめてみましょう。
レチノールはA反応が心配だという方は、A反応を緩やかにするアイテムもあるため、肌の状況だけではなく自身の要望もしっかり医師に伝えることで、体にも金銭的にも無理のないプログラムを組むことも可能です。
ゼオスキンでの後戻りが気になるという方は、セラピューティックプログラム終了後も引き続きゼオスキンでのスキンケアを継続することをおすすめします。
ゼオスキンで治療をはじめたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。