口角ボトックスで口元のたるみ改善!効果や施術時の注意点を解説

口元のたるみは、見た目年齢に影響を及ぼす代表的な原因のひとつです。
たるみによって口角が下がると、不機嫌そう、疲れているといった印象が生まれやすくなります。
このようなたるみへの対策として注目されているのが「口角ボトックス」です。
口角ボトックスは「ボツリヌストキシン製剤」を使用し、口角下制筋の働きを抑えることで、表情の印象を改善しつつ、リフトアップ効果を目指す方法です。
この記事では、たるみに対する口角ボトックスの働き方、効果、施術時の注意点について詳しく解説します。
口元のたるみに口角ボトックスの施術を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
なぜ口元はたるむのか?加齢による変化とその対処法
口元のたるみは、加齢とともに生じる代表的な変化です。なかでも口角の下がりは見た目年齢に直結するため、その原因を知っておくと対策しやすくなります。
ここでは、口元のたるみが生じる原因や対策などについて紹介します。
表情筋の衰えが引き起こす口角のたるみとは
口元のたるみには、表情筋の衰えと筋肉のバランスの崩れが関係しています。
特に、口角を下に引っ張る筋肉(口角下制筋)の動きが強くなり、逆に口角を持ち上げる筋肉の力が弱くなると、口角が常に下がった状態になりやすいです。
口角が下がると、不機嫌そうな印象を与えたり、老けたように見えたりする原因になります。
この筋肉の働きを調整する方法として、過剰に働く筋肉を緩める作用のあるボトックスが使われています。
たるみが与える印象と心理的影響
口元のたるみは、見た目だけでなく、周囲に与える印象にも影響する大切な要素です。
下がった口角は実年齢よりも年上に見られ、老けた印象になってしまいやすいです。
それだけでなく、下がった口角は怒っているような表情に見えることもあり、人間関係にも影響を及ぼす恐れもあります。
「下がった口角が気になって暗い気持ちになる」という方にも、口角ボトックスがおすすめです。
セルフケアでは限界がある?筋肉と皮膚の構造的問題
加齢により皮膚の弾力が失われ、筋肉の衰えと皮下組織の変化が同時に進行した状態は、マッサージや筋トレなどのセルフケアでは適切なアプローチができないことが多いです。
このような構造的な変化に対しては、表面的な対処だけでは効果を感じにくいことも少なくありません。
セルフケアでは改善が難しい悩みには、美容医療の施術がおすすめです。
たるみの進行段階によって異なる治療方法
たるみの状態に応じて治療方法を使い分けることも重要な対策です。
軽度であればボトックスのみで効果が見込めることもありますが、皮膚の緩みが強い場合、ボトックスに加え、ヒアルロン酸や糸リフトなどを併用する方法もおすすめです。
正確な診断とカウンセリングを受け、自分のたるみの状態に合った方法を選びましょう。
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口角ボトックスの仕組みと効果
口角ボトックスは口元のたるみにも効果が期待できる方法として注目されています。
ここでは、口角ボトックスの仕組みや効果、併用可能なほかの施術などについて紹介します。
口角下制筋を抑制したるみにアプローチ
口角ボトックスでは、口角を下方向に引っ張る口角下制筋の過剰な働きを抑制することで、口角が自然に引き上がり、たるみが改善される効果が期待できます。
口角下制筋は無意識のうちに常に働いていますが、加齢や癖によってさらに緊張が強まることで口角が下がり、不機嫌な印象となってしまうことがあります。
ボトックスはこの緊張を和らげ、下方向への引き下げ力を軽減させる効果があります。
そのため、施術後は口角が自然な位置に引き上がり、明るく引き締まった印象になるでしょう。
ただし、口角ボトックスは口元のたるみに直接アプローチする施術ではないため、他の治療が適している可能性もあります。
自分に合った方法かどうか、カウンセリングで医師としっかり相談しましょう。
マリオネットラインやフェイスラインの印象改善にも
マリオネットラインは口角から顎にかけてできる深い溝で、老けた印象や疲れた印象につながりやすい部位です。
このラインの原因は皮膚のたるみだけでなく、口角下制筋の過剰な働きが関係しているため、口角ボトックスで動きを抑制することで、溝を浅く見せる効果が期待できます。
また、口元が上がることでフェイスライン全体が引き締まり、顔の輪郭が整った印象になる点も注目されています。
表情の柔らかさと自然な仕上がり
下がった口角は怒っているような印象や疲労感を与えることが多いです。
口角ボトックスはこの印象を改善し、表情が穏やかに見えるようになり、周囲に対して安心感や好印象を与えやすくなります。
また、自然な仕上がりで周囲に施術を受けたことが気付かれにくいという声も少なくありません。
表情が柔らかくなることで自信が持てるようになる人も多く、美容面だけでなく、気持ちの面でも嬉しい効果が期待できます。
ほかの施術との併用と相乗効果
口角ボトックスは単体でも一定の効果がありますが、たるみの進行度合いや部位の状態によっては、ほかの施術との併用で相乗効果が期待できます。
特に糸リフトやヒアルロン酸注入との組み合わせは相性がよく、以下のような仕組みでより若々しい仕上がりを目指せます。
- ボトックスで筋肉のバランスを整える
- 糸リフトで物理的に引き上げる
- ヒアルロン酸で不足したボリュームを補う
たるみの進行が中等度以上の場合、こうした組み合わせによってより明確な改善を目指すのもおすすめです。
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→ほうれい線にボトックスは効果ある?リスクは?ヒアルロン酸との違いも比較
口角ボトックスで失敗しないための注意点とクリニック選びのポイント
口角ボトックスは注射が用いられるため、手軽な施術と見られることも多いですが、満足のいく仕上がりにするためには注意しておきたい点があります。
ここでは、口角ボトックスの施術を受ける際、失敗しないポイントやクリニック選びなどについて紹介します。
医師の技量も重要な注目点
口角ボトックスは注入の量や位置が仕上がりに関わるデリケートな施術です。
薬剤が多すぎれば表情が不自然になり、笑った際に口元が引きつる場合もあります。
また、左右の筋肉にわずかな差があるだけで、注入後に顔の左右差が目立つ可能性もあります。
このような事態を避けるためには、筋肉の構造を正しく把握し、注入技術に熟練した医師のもとで施術を受けましょう。
当院、ダリア銀座スキンクリニックでは、経験豊富な医師が施術を行います。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
施術後の経過とダウンタイム
ボトックスは切開を伴わない施術であるため、ダウンタイムが短く、日常生活に支障をきたすケースは少ないです。
赤み・腫れ・軽度の内出血などが一時的に生じることがありますが、このような反応は約1〜3日でほとんどが改善します。
また、施術後から数日ほどで効果が現れはじめ、1か月ほどで安定することが多いです。
効果が現れはじめた頃につっぱり感が気になる人もいますが、やがて解消されます。
しかし、つっぱり感が消えない、1か月以上経っても違和感が残るなどの状態であれば、何らかの異常が起きている可能性があるため、念のため受診をおすすめします。
信頼できるクリニックの見極め方とカウンセリングの重要性
信頼できるクリニックを選ぶためには、医師の技術やカウンセリング内容を確認することが不可欠です。
丁寧なカウンセリングを行い、希望や不安をしっかり聞き取ったうえで、施術内容やリスクについて明確に伝えてくれるかどうかが大切な判断材料になります。
また、過去の症例や使用している薬剤の情報をきちんと開示しているかも、クリニックを選択する上での参考になります。
価格や施設の雰囲気も大切ですが、対応や医師の知識、技術などの比較も、口角ボトックスで納得できる仕上がりを得るために欠かせません。
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まとめ
口角ボトックスは、加齢や筋肉の働きによって下がった口元にアプローチし、たるみや不機嫌そうな印象を和らげる施術です。
特定の筋肉に注入することでバランスを整え、自然な表情を保ちながら口角を引き上げる効果が期待できます。
また、糸リフトやヒアルロン酸注射などと併用することにより、相乗効果でさらにたるみ効果を実感できることも少なくありません。
ただし、施術にはリスクもあるため、信頼できる医師による適切な診断や丁寧なカウンセリングが不可欠です。
効果や注意点を正しく理解し、自分に合った方法やクリニックを選びましょう。
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