ダーマペンの針は何ミリがおすすめ?深さごとに効果を解説!
ダーマペンは、超極細の針で肌の回復力を高めることで凹凸のないなめらかな肌を目指す治療法です。
ニキビや毛穴の開き、肌のざらつきなどを解消できる美容治療としても注目を集めています。
また、悩みやなりたい肌に合わせて針の深さを調節できるのもダーマペンの特徴です。
しかし、針の深さが調節できるといっても「結局、自分の悩みには何mmの針がいいの?」とお困りの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ダーマペンの針の深さごとに期待できる効果を解説します。
ダーマペンの施術を受ける際の注意点についても解説しているため、ダーマペンの施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
ダーマペンは針の深さを調節できる!
ダーマペンとは、超極細の針で顔や身体に小さな穴を開けることにより、肌の再生能力を高める美容治療です。
一時的に肌に小さな穴を開けると、回復する過程でコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分が生成されます。
これらの成分で肌の再生が活発になることによって、ニキビ跡や小じわ、毛穴の開きなどの肌トラブルの改善が期待できるのです。
次のような悩みをお持ちの方は、ダーマペンの治療をおすすめします。
- ニキビ跡が気になる
- 肌の凹凸が気になる
- 毛穴の開きを改善したい
- ハリや弾力のある肌になりたい
- しわやたるみなど肌の老化が気になってきた
また、ダーマペンは穴を開ける際の深さを0.1mm単位で調節できるのも魅力です。
そのため、症状や悩み、なりたい肌に合わせて適した深さを選択できます。
ダーマペンの効果や適切な回数についてはこちらの記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
→ダーマペンの効果はいつから?何回やれば実感できる?適切な間隔も紹介
ダーマペンでおすすめの針の深さと効果
ダーマペンは針の深さによって効果が異なるため、肌の状態や悩みに合わせて深さを選ばなければなりません。
私たちの皮膚は、外側から以下のように組織が形成されています。
- 表皮(角質層→顆粒層→有棘層→基底層)
- 真皮
- 皮下組織(脂肪)
ダーマペンを効果的に行うには、どの層にトラブルがあるのかを知っておくことが大切です。
ここでは、ダーマペンでおすすめの針の長さを肌トラブルごとに解説します。
0.25mm|ニキビに効果的(角質層)
0.25mmの針は角質層にアプローチできるため、軽度のニキビに効果的です。
ニキビは皮脂の分泌が過剰に行われたり、アクネ菌が増殖したりして発生します。
ダーマペンによって角質層の毛穴に働きかけることで毛穴詰まりを抑制できるため、今あるニキビを改善するだけでなく、新たなニキビをできにくくする効果も期待できるでしょう。
また、0.25mmの針はダーマペンの中で最も浅い針のため、刺激をなるべく抑えたい初心者の方にもおすすめの深さといえます。
0.5mm|小じわや肌のたるみに効果的(表皮)
0.5mmの針は表皮にアプローチできるため、小じわやたるみに効果的です。
小じわやたるみの程度にもよりますが、症状が軽度であればダーマペンで対応できる可能性があります。
ダーマペンによって表皮に小さな穴が開くと、傷を直そうとする過程でコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分が増加するため、肌にハリが出て小じわやたるみが目立ちづらくなるでしょう。
小じわやたるみを放置し続けると、基底層や真皮などの深い層にまで影響するため、早い段階でトラブルを解消しておく必要があります。
1.0mm|エイジングケアに効果的(基底層)
1.0mmの針は基底層にアプローチできるため、エイジングケアに効果的です。
基底層はその名のとおり、表皮と真皮の間で底のような役割を担う層を指します。
基底層は表皮や真皮のダメージを修復する働きがあり、基底層が正常に働かないとシミやしわなどの症状が現れやすくなるため注意が必要です。
ダーマペンによって基底層に働きかけると肌のターンオーバーが促進されるため、老化を予防する効果が期待できるでしょう。
1.5mm|色素沈着やニキビ跡に効果的(基底層)
1.5mmの針は1.0mmの針と同様に基底層へアプローチできる針の深さです。
1.0mmの針より深くまでアプローチできる分、色素沈着やニキビ跡にも効果があります。
ただし、色素沈着やニキビ跡の原因が基底層より深い真皮層にある場合は、1.5mmの針では対応できない可能性もあるため注意しましょう。
2.0mm~3.0mm|クレーターや妊娠線に効果的(基底層・真皮・皮下組織)
2.0mm~3.0mmの針は基底層や真皮、場所によっては皮下組織にまでアプローチできるため、重度のクレーター(肌や毛穴が凸凹になってしまった状態)や妊娠線などに効果的です。
クレーターのような重度のニキビ跡は、症状によってはメイクで隠すのも難しく、男女で共通してお困りの方が多い肌トラブルとなっています。
ダーマペンで基底層や真皮に微細な傷をつけることにより、内側から肌の再生を促進できるでしょう。
また、ダーマペンは身体にも施術できるため、妊娠線や肉割れなどの皮膚トラブルにも対応可能です。
ダーマペンによる施術を繰り返すことにより、基底層や真皮の修復が促進され、妊娠線や肉割れ線を徐々に薄くできるでしょう。
ダーマペンは深ければ深いほど効果がある?
結論から述べると、ダーマペンは針が深くなるほど高い効果が期待できます。
ただし、深ければ深いほど良いかというと、そうでもありません。
顔や身体の厚さは部位によって異なるため、ダーマペンでアプローチできる針の深さにも限度があります。
深さの目安としては、最大でも3.0mmまでと考えておきましょう。
また、効果が高いからといってトラブルがないにも関わらずダーマペンを深くしすぎるのはNG。
針が深くなるほど皮膚の内部まで傷つけることになるため、肌への負担は大きくなります。
無理に治療を行うとかえって肌の状態を悪くしかねないため、肌の状態に合わせて適切に治療する必要があるでしょう。
ダーマペンは針の深さによって痛みやダウンタイムの期間が変わる
ダーマペンは、針の深さによって痛みやダウンタイムの期間に違いが生じます。
ここでは、針の深さによる痛みの強さと、ダウンタイムの長さについて解説しているため、ダーマペンを検討する上での参考にしてください。
針が深くなるほど痛みは強くなる
ダーマペンは、針が深くなるほど感じる痛みが強くなる傾向にあります。
痛みのイメージとしては「チクチクと刺さるような痛み」といえるでしょう。
痛みの感じ方は人によってさまざまですが、不安な方は麻酔もできるため耐えられないほどの痛みを感じることはまずありません。
ただし、施術後に麻酔が切れたタイミングで痛みを感じるケースもありますので注意しましょう。
麻酔が切れた際も、針が深いほど強い痛みを感じやすくなりますので、痛みに関して不安がある方は、カウンセリングのときに医師に相談してみましょう。
ダーマペンの痛みについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
針が深くなるほどダウンタイムは長くなる
ダーマペンの針の深さは、ダウンタイムにも影響します。
- 0.25mm~0.5mm:2~3日程度
- 1.0mm~1.5mm:4~5日程度
- 2.0mm以上:1週間程度
ダウンタイムの日数はあくまで目安ですが、針が深くなるほどダウンタイムも長引く傾向にあるといえるでしょう。
針が深くなるほど肌の内部まで傷つけることになるため、施術後は飲酒や運動などの血行が良くなる行為を控えるなど、アフターケアにも気を付けてください。
ダーマペンを受ける際に気を付けることは?
ダーマペンを受ける際は、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。
ここでは、ダーマペンを受ける際に気を付けたいポイントを2つ紹介します。
症状や肌質に合わせて針の深さが調節できるクリニックを選ぶ
1つ目のポイントは、症状や肌質に合わせて針の深さを調節できるクリニックを選ぶことです。
ダーマペンは、肌の悩みや状態、なりたい肌などさまざまな条件に合わせて針の深さを調節する必要があります。
針の深さが調節できないと希望する効果が得られなかったり、肌トラブルが大きくなったりする可能性があるため、針の深さを細かく調節してくれるクリニックを選びましょう。
ダリア銀座スキンクリニックで導入しているダーマペン4は、0.1mm単位で針の深さを調節できます。
そのため、自分に適した針の深さで治療を行えるでしょう。
肌の悩みに合わせてオプションを選ぶ
2つ目のポイントは、肌の悩みに合わせてオプションを選択することです。
ダーマペンの治療に加えてオプションで薬剤を付けたり、マッサージピールを組み合わせたりすることでより高い効果が期待できるでしょう。
ダリア銀座スキンクリニックでは、肌の状態や悩みに合わせて効果の異なる薬剤のオプションが選択可能です。
保湿効果や美白効果、アンチエイジングなどさまざまなオプションの中から、自分にぴったりの薬剤を選べます。
まとめ
本記事では、ダーマペンの針の深さ別にアプローチできる箇所と、得られる効果について解説しました。
針の深さによるアプローチ箇所と得られる効果は次のとおりです。
- 0.25mm:角質層(軽度のニキビ)
- 0.5mm:表皮(小じわやたるみ)
- 1.0mm:基底層(エイジングケア)
- 1.5mm:基底層(色素沈着)
- 2.0mm~3.0mm:基底層・真皮・皮下組織(重度のニキビ跡や妊娠線)
ダーマペンは針が深くなるほど肌の奥までアプローチできますが、深いほど良いというものでもありません。
現在お困りの肌トラブルやなりたい肌に合わせて、自分に合った針の深さでダーマペンを受けることが大切です。