エラボトックスは一回だけでも効果がある?長持ちさせるコツを紹介
顔が大きく見えてしまったり、広がって見えてしまったりする理由の一つに、「エラが張っている」ことが挙げられます。
エラが張っていることが原因で顔にコンプレックスを抱いている方は、エラボトックスの施術を受けることで、お悩みを解消できる可能性があります。
しかし、「ボトックスは数回受けないと意味がないのでは……?」との理由から、治療に踏み切れないという方も。
この記事では、エラボトックスについて詳しく説明したあとに、エラボトックスは一回だけでも効果があるのか、ボトックスを長持ちさせる方法などをご紹介していきます。
エラボトックスの施術を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エラボトックスってなに?
小顔効果が期待できる、エラボトックスとは一体どのような施術なのでしょうか?まずは、エラボトックスについて詳しくご紹介します。
ボトックス製剤とは
ボトックスは、ボツリヌス毒素製剤といって、ボツリヌス菌が作るタンパク質であるボツリヌストキシンを薬として加工したものです。
1980年代から医学に応用されていて、特に美容の分野で広く利用されているのが特徴です。
ボトックスを注射すると、筋肉を支配する神経を麻痺させ、注射した箇所の筋肉を萎縮させることができます。
発汗異常や眼瞼痙攣などの治療薬としても用いられる薬で、手足や筋肉がつっぱったりこわばったりする、脳卒中後の後遺症にも効果的です。
エラが張っている原因
エラが張っている原因として多いのは、耳の下から頬にかけて広がっている咬筋と呼ばれる筋肉が発達していることが挙げられます。
咬筋が発達してしまう原因は、歯ぎしりや食いしばりなどで、日常的に食べ物を噛む際に使用する筋肉であることから、一度発達してしまうと衰えにくいという特徴があります。
無意識のうちに鍛えられて発達してしまう筋肉で、日々の何気ない習慣によって咬筋が必要以上に発達してしまうと、エラが張って見える(顔が大きく見える)ようになります。
寝ている間の歯ぎしりなどは、50~100kgほどの力がかかると言われていて、このような癖がある方は無意識に筋肉を鍛えてしまっている可能性があるのです。
エラボトックスの効果
エラが張っている方は、ボトックス注射をすることで咬筋の筋肉を萎縮させると、小顔効果が期待できます。過剰に発達している咬筋を抑制しても、噛むために必要な筋肉は複数あるため、数日違和感が残る程度で食事に大きな影響を及ぼすことはありません。
エラボトックスを注射することで、歯の食いしばりによる緊張が解け、肩凝りや頭痛が改善したというケースもあります。
しかし、筋肉の発達が原因ではなく、エラ張りの原因が骨にある場合はエラボトックスは効果が薄いため、医師の診察によって適正な判断をする必要があります。
エラボトックスは一回だけでも効果がある?
エラボトックスは一回の治療で効果を感じることができますが、その効果は永久的に続くものではありません。では、エラボトックスの効果はどのくらい続くのでしょうか?
ここからは、効果の持続期間と施術間隔についてご紹介します。
エラボトックスの効果はどのくらい続く?
エラボトックスの効果は、個人差がありますが半年~1年程度で消えていきます。最初の注射をしてから効果が出るまで、1ヵ月ほどはかかるので、すぐに効果が現れなくても心配せずに、ボトックス製剤が安定するのを待ちましょう。
また、ボトックスの量を増やすと効果が表れやすいとされているものの、多すぎる量を注入することは、咬筋以外の場所にボトックスが効いてしまう原因にもなるため、注意が必要です。
エラボトックスの失敗などについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→エラボトックスで後悔してしまう理由と失敗しないためのコツを紹介
ボトックス注射は定期的に受けるのがオススメ
ボトックス注射は、定期的に施術を受けることで、効果を長持ちさせることができます。ボトックスの効果が切れるタイミングで、次の注射をすることで、咬筋がシェイプアップされた状態を維持できます。
また、回数を重ねるごとに持続期間が長くなるとも言われているため、エラ張りを解消させたい方は、医師と相談の上定期的に施術を受けることをオススメします。
ボトックスを定期的に打つと、やめられなくなるのではと心配される方もいらっしゃいます。元の状態に戻ってしまうことはありますが、ボックス注射をやめたからといって悪影響が出ることはないため安心しましょう。
ボトックス注射をやめるとどうなるかについては、こちらの記事もご覧ください。
→ボトックスはやめるとどうなる?安全に施術を行うための3つのポイントとは
エラボトックスの効果を長続きさせるには
エラボトックスは、効果を持続させたい場合は定期的に施術を受ける必要があるため、出来る限り長持ちさせたいと考える方も多いです。
ここからは、エラボトックスの効果を長持ちさせるコツについてご紹介します。
術後の生活に気を付ける
エラボトックスの注射後は、日常生活に気を付けて過ごす必要があります。
- 血行がよくなる行為は避ける
- マッサージなどの刺激を与えないようにする
- 他の美容医療は医師の指示に従って受ける
ボトックスは熱に弱い性質をもっているため、施術後は入浴やサウナ、激しい運動、飲酒などは控え、血行を良くする行為を行わないようにしましょう。
注入後すぐにマッサージをしたり、うつ伏せで寝たりすることで、製剤が広がってしまい咬筋以外の部分に効いてしまうこともあるため、24間以内は刺激を与えないようにしましょう。
他の美容医療も受けたいと考えている方は、同時に施術可能であるか、いつ頃から施術可能かなどを医師と相談してから検討する必要があります。
クリニック選びは慎重に行う
ボトックス治療は、医師の腕や製剤の違いによって術後の仕上がりが変わってきてしまう可能性のある治療です。
筋肉の位置、神経の位置などをしっかり把握していて、注射を打つ位置や量、バランスを見極めてエラボトックスの施術を行えるような、経験のある医師がいるクリニックを選ぶ必要があります。
エラボトックスを長持ちさせるコツについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→ボトックスの効果が持続する期間は?長持ちさせる5つのコツを紹介
エラボトックスのメリット・デメリット
エラボトックスは定期的に施術を行うことで長期間効果を持続させられる施術ですが、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
ここからは、エラボトックスのメリット、デメリットをご紹介します。
エラボトックスのメリット
ボトックスは、ダウンタイムがほぼない治療です。そのため、骨を削ったりメスを使用したりする施術と違って、気軽に試しやすいというのがメリットとして挙げられる点です。
施術をしたその日からメイクをすることもできるため、スケジュールの調整が難しいという方も、施術を検討しやすいでしょう。
また、徐々に小顔効果を実感できる治療なので、他人に気付かれにくいという特徴もあります。
他にも、食いしばりや歯ぎしりのクセが解消されることで、頭痛や肩こりを改善させることもでき、小顔効果を得られるという効果以外にもお悩みを改善させられる可能性もあります。
エラボトックスのデメリット
エラボトックスはダウンタイムがほぼなく、副作用のリスクも少ない治療ですが、前述したように医師の経験や知識が浅いと失敗してしまう可能性もあります。
ボトックス治療に失敗してしまうと、他の筋肉が動かしにくくなったり、笑顔が不自然になってしまったりして、ボトックスの効果が切れるのを待つしか手段はありません。
また、効果が永久的ではないことをデメリットと感じる方もいらっしゃいます。骨格を矯正する手術であれば、一度手術を受ければ後戻りしてしまう可能性は低いのですが、ボトックスは永久的に続くわけではないため、定期的に治療を受ける必要があります。
ボトックスは気軽に行える施術ですが、デメリットもあることを理解して納得の上で施術を受けるようにしましょう。
まとめ
エラボトックスは、一回の施術で効果を感じられる治療です。しかし、効果は永久ではないことから、定期的に施術を受ける必要があります。
しかし、エラを発達させてしまっている咬筋を萎縮させることで、小顔効果の他にも頭痛や肩こりの改善など、さまざまな効果を感じられる施術です。
施術時間も短いことから、普段忙しく生活している方も気軽に受けられる治療です。
エラが張っていることに悩んでいて、ボトックス治療を検討している方は、この記事を参考にクリニックに足を運んでみてくださいね。