ジュベルックはアルコールNG?副作用は?効果や施術後の注意点を紹介

ジュベルックはコラーゲン生成効果が高いため、次世代の肌育注入剤として今注目を集めています。
しかし、副作用や効果の実感はいつ頃なのか、施術後のアルコール摂取やサウナなどは許可されているのかなど、認知がまだ浅いところがあります。
この記事では、ジュベルックの効果や副作用・施術後のNG行為などの注意点を詳しく紹介します。
新しい治療法に期待しているけれど、お酒やお風呂・スポーツが好きな人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ジュベルックとは
ジュベルックは、ポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸製剤を組み合わせた注入剤です。
まずはジュベルックの効果やしくみ・特徴・副作用やダウンタイムなど、美容施術として詳しく知っておきたい詳細を紹介します。
ジュベルックはこんな人におすすめ
ジュベルックは以下のような肌悩みがある人におすすめです。
- ニキビ跡・傷跡・クレーターなどが気になる
- 毛穴の開きを改善したい
- シワやたるみが気になる
- 肌のハリがなくなってきた
- 赤ら顔・クマ・シミ・くすみをなんとかしたい
ジュベルックは肌の気になる凹凸の他に、クマや色ムラなどの幅広い肌悩みに効果が期待できる注入剤です。
ジュベルックの安全性
ジュベルックは、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けているため、安全性は認められています。
非架橋ヒアルロン酸はもともと人間の体内に存在する成分です。
また、ポリ乳酸の主成分はじゃがいもやとうもろこし・さとうきびなどから取れるでんぷんから抽出したエキスから作られており、生体に存在する成分です。
特にポリ乳酸は手術用の縫合糸や血管移植材料としても幅広く使用されている素材でもあります。
ジュベルックが効くしくみ
ジュベルックは非架橋ヒアルロン酸とポリ乳酸の2つの成分が、互いの特徴を引き出し合いながらさまざまな肌悩みに対して効果を発揮します。
非架橋ヒアルロン酸は高い保湿性と非架橋特有の柔らかさがあるため、皮膚の薄いデリケートな部位への注入が可能です。
一方ポリ乳酸は、肌に注入されると異物として認識され、体内でゆっくりと分解される過程で繊維芽細胞を刺激し、新しい肌の土台となるコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
また、非架橋ヒアルロン酸にもコラーゲンやエラスチンの生成を促す働きがあるため、肌質の改善に向いています。
ポリ乳酸がフィラー(皮膚充填剤)の役割として肌にボリュームを与え、非架橋ヒアルロン酸が肌質を改善する、それぞれを高め合う施術が可能となる注入剤がジュベルックです。
ジュベルックの施術頻度の特徴
ジュベルックは施術開始時の回数や頻度に特徴があります。
まずは1ヶ月に1回の頻度で3ヶ月間施術を受け、これを1クールとし、その後は1年に1回(または半年に1回)の頻度で定期的に打つというのが推奨される打ち方です。
また、1年に1回の施術を1クールに置き換えると、さらに良い状態で肌を維持できるためおすすめです。
正しく効果を引き出すために、この特徴のある打ち方を実践することが大切です。
→ジュベルックの施術間隔は?いつ実感する?効果や持続期間を詳しく紹介
ジュベルックの効果持続
ジュベルックの効果の特徴は、1〜2年という長期にわたる効果持続です。
ジュベルックは肌に注入されたあと、1〜2年の月日をかけて水と二酸化炭素に分解され、最終的には体外へ排出されます。
一般的にヒアルロン酸注射での効果持続はおよそ1年程度、非架橋ヒアルロン酸の場合はおよそ4〜6ヶ月程度のため、比べるとジュベルックの効果持続が長いことが分かります。
定期的に施術を考えた場合、効果持続が長いことは選択する上で有利な条件といえるでしょう。
ジュベルックの施術方法
ジュベルックは施術方法(注入方法)にいくつかの種類があり、肌の悩みによって向いている方法を選択できます。
クリニックによって取り扱っている方法には違いがあります。一例を以下に紹介します。
施術方法 | 特徴 | 向いている症状 |
手打ち | ・医師が直接注射 ・悩みに合わせた調節が可能 |
部分的な悩み |
ポテンツァ | ・肌を吸引しながら皮膚に穴を開ける ・針を抜く陰圧で注入 ・1・9・16・21・25・49本から選択できる |
肌悩みが複数の場合 |
ダーマペン4 | ・深さやスピードの調節が可能 ・ダウンタイムが必要 ・極細針が16本 |
ニキビ跡 傷跡 |
水光注射 | ・使用機種はダーマシャイン ・広範囲に均一に注入可能 ・極細針が9本のスタンプ型 |
広範囲の悩み 短時間での治療 |
施術方法によって得られる効果を含めて期待できるため、クリニックを選ぶ際は選択肢にどれがあるかを知っておくとよいでしょう。
ジュベルックのダウンタイム中の副作用
ジュベルックのダウンタイムは上述した施術方法によって違いがあります。
それぞれのダウンタイムと副作用は以下の通りです。
施術方法 | ダウンタイム | 副作用 |
手打ち | 1〜3日程度 | 腫れ・むくみ・赤み・内出血など |
ポテンツァ | 数日〜5日程度 | 腫れ・熱感・赤み・乾燥・かさぶた・肌荒れ・チクチクするなど |
ダーマペン4 | 3日〜1週間程度 | 腫れ・赤み・内出血など |
水光注射 | 1〜3日程度 | 腫れ・熱感・ほてり・赤みなど |
ジュベルックの副作用は少ないといわれているため、個人差がありますが上記のような症状があっても耐えられないほどの痛みではありません。
→ジュベルックのダウンタイムはどれくらい?期間とアフターケア方法を解説
ジュベルックの施術中の痛みについて
ジュベルックは痛みが少ない施術といわれています。
しかしジュベルックは何度も針を刺す施術のため、麻酔を使用できます。
痛みの感じ方には個人差がありますが、麻酔を使用することでさらに痛みの軽減が図れるため、事前に医師に相談しておくとよいでしょう。
→ジュべルックは痛いの?どんな痛み?軽減する方法とその他の副作用リスクを解説
ジュベルックの注意事項
ジュベルックは安全性が高い施術といわれていますが、美容施術ですすめられない行為や注意事項については同様です。
注意事項をしっかり守って、効果を効率よく引き出しましょう。
アルコールは施術前も当日も施術後もNG
ジュベルックに限らず、美容注射にとってアルコールの摂取を避けなければならない理由は、副作用の悪化や長期化の可能性があるためです。
飲酒によって血管が拡張し血流が増加することは内出血や腫れ・むくみを引き起こす原因となります。
また、施術当日というのは施術前の飲酒も含みます。酔った状態では患部を無意識に触ってしまったり、転倒したりする危険性もあります。
効果を実感できなくなる場合もあるため、アルコールの摂取は施術前から控え、施術後は1週間ほど飲酒をせずに様子を見ましょう。
激しい運動・サウナ・入浴を避ける
激しい運動やサウナ・入浴は、アルコールと同様に血行促進の理由の他に、感染症の危険性もあるため避ける必要があります。
入浴については術後12時間程度、サウナや激しいスポーツは術後1週間ほど控えましょう。
施術の効果を得るための注意点として、しっかり守りましょう。
メイクは24時間経ってから
患部に刺激を与えてしまうため、メイクは術後24時間経ってから行うようにしましょう。
また、洗顔は患部に触れることになるため、術後12時間を過ぎてから行います。
できれば敏感肌用のスキンケアを用意し、ピーリングやスクラブ効果がある洗顔料は控えましょう。
注射部分は2〜3日は強くこするようなことはせず、マッサージは1週間後辺りから行うようにしてください。
紫外線対策と保湿が必要
ジュベルックの施術後は肌が乾燥しやすく、敏感な状態です。
スキンケアは普段よりも保湿をしっかりと行い、外出するときは紫外線対策に手を抜かないように気をつけましょう。
そしてせっかくの美容施術後であるため、スキンケアにもコラーゲンの生成をサポートさせましょう。
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ジュベルックを受けられない人
ジュベルックや美容施術には、持病や体質・その時の身体の状態や、効果が得られない可能性があるなどの理由から以下に該当する方は受けられない場合があります。
- 妊娠中・授乳中・妊娠の可能性がある
- 薬剤アレルギーまたはアレルギー疾患を持っている
- 感染症にかかっている
- てんかんを持っている
- がん治療中・がん寛解診断から5年経過していない
- 皮膚悪性腫瘍・自己免疫疾患を持っている
- 埋め込み型医療機器を埋め込んでいる
- 治療部位に金属糸・プレート・プロテーゼなどを入れている
- 未成年者
クリニックによっては持病があるだけで断られることもない話ではありません。
持病を持っている・体質が気になるなどの場合は、まず相談してみましょう。
まとめ
ジュベルックの施術後は、効果が充分に発揮されるよう過ごすことが大切です。
アルコールを摂取することで腫れや痛み・出血を悪化させる原因となるため、ジュベルックの施術の際も施術後も、アルコールを体内に持ち込むことはおすすめしません。
ジュベルックに限らず、美容施術にはアルコールの他にもさまざまなNG行為があり、医師から施術後の注意点として指示があるはずです。
効き目の実感を楽しみに、施術後を正しく過ごしましょう。