ジュベルックの施術間隔は?いつ実感する?効果や持続期間を詳しく紹介

ジュベルックは、韓国で生まれた次世代のスキンブースター(肌育注射)です。
肌にハリやツヤ・弾力を与える、小ジワや毛穴の開き・肌質改善など、効果の範囲の広さが特徴ですが、どのくらいの間隔で何回施術すれば効果があるのかが気になります。
この記事では、ジュベルックの施術間隔や効果を実感する時期、そして効果持続について紹介します。
非架橋ヒアルロン酸とポリ乳酸との結合から生まれた、相互に強みを引き出すジュベルックについて理解を深めましょう。
目次
ジュベルックの施術間隔は?
ジュベルックの施術間隔は、まず最初の3ヶ月は月に1回の頻度で施術します。これを1クールとします。
その後は1年に1回を目安に施術することで、良い効果が実感できる状態での維持が期待できます。
また、1年に1回の施術を1クールに置き換えて行うと、より良い状態を効果的に維持できるためおすすめです。
1ヶ月毎の施術が難しい場合は、2~3ヶ月開くことがあっても一定の効果は得られるため、施術し始めの3回はしっかり続けましょう。
ジュベルックの効果
ジュベルックの効果について、効果のしくみや施術方法での効果の違い、実感する時期や持続期間について紹介します。
ジュベルックの効果のしくみ
ジュベルックは非架橋ヒアルロン酸とポリ乳酸を結合させた注入剤で、肌質を改善するスキンブースターでありながら、フィラー(皮膚充填剤)の役割も果たすことが可能です。
非架橋ヒアルロン酸は高い保水性を得意とし、皮膚に刺激を与え再生を促す効果の他に、瞼や口元・額や顎などの皮膚の薄いところに注入しても目立ちにくい柔らかさがあります。
そのため、非架橋ヒアルロン酸であれば自然な仕上がりを目指すことが可能です。
一方ポリ乳酸は線維芽細胞を刺激し、肌の土台となるコラーゲンやエラスチンを生成されやすくすることで肌にボリュームを出して凹凸を補充し、ハリや弾力性を向上させます。
肌質の改善に効果のある他の肌育注射では難しかった、ニキビ跡に効果を発揮します。
ジュベルックは、お互いの能力を高め合うような成分の組み合わせによって実現した、幅広い肌悩みに対応できる注入治療です。
→『ジュベルックはクレーターにも効く?効果や施術方法について徹底解説』
施術方法には種類がある
ジュベルックには施術方法にいくつかの種類があり、肌悩みに合わせての選択が可能です。
クリニックによってさまざまな方法を取り扱っています。以下は一例です。
施術 方法 |
特徴 | 特に向いている人 |
手打ち | ・医師が気になるポイントに注射で直接注入 ・注入量を適切に調整し、悩みに合わせた対応が可能 |
部分的な悩みを解決したい人 |
水光 注射 |
・使用機種はダーマシャインで、極細針が9本 ・広い範囲に均一に注入 |
広範囲かつ短時間で施術をしたい人 |
ポテンツァ | ・肌を吸引しながらマイクロニードルで穴をあけ、針を抜く際の陰圧で注入 | 肌に複数の悩みがある人 |
ダーマペン4 | ・超極細針が16本 ・深さやスピードなど調節が可能 ・浸透力は高まるがダウンタイムが必要 |
ニキビ跡が気になる人 |
どの施術方法の場合でも、まずは1ヶ月に1回の施術を3ヶ月間を1クールとして行い、その後1年に1回という定期的な間隔で施術します。
どの方法もさまざまな肌悩みに対応できますが、肌悩みによって特に向いている施術もあるため、希望に沿った種類を選択できます。
ジュベルックの効果が実感できるのはいつ?
ジュベルックによる効果を実感できるようになるのは、一般的には1ヶ月に1回のペースで施術を受けた場合の3回目以降です。
早い人では施術から約2週間後あたりで実感できる場合もありますが、効果のピークはここではありません。
ジュベルックの有効成分であるポリ乳酸は皮膚内に注入すると、その中で最終的に水と二酸化炭素にゆっくりと分解されますが、その過程で乳酸が周囲に溶け出します。
すると組織異物反応として炎症を引き起こされ、それが引き金となって創傷治癒(コラーゲンやエラスチンの生成)ニキビ跡の修復や毛穴の縮小などの肌改善につながります。
この分解が始まる過程に時間がかかるため、ジュベルックの効果のピークが見られるのは施術の後3〜6ヶ月ほど時間が経ってからです。
ジュベルックの効果はいつまで?
ジュベルックの効果は他のヒアルロン酸注入と比べると、比較的長期に渡って効果が持続するといえるでしょう。
上述した通り、ジュベルックは体内に吸収される過程で水と二酸化炭素に分解されますが、それにかかる時間は1~2年のため、その間は効果が持続します。
一般的なヒアルロン酸注射による施術の場合、持続するのはほとんどが1年程度で、非架橋ヒアルロン酸に至っては4〜6ヶ月ほどです。
個人差はあるとはいえ、約2倍の効果持続の違いの分だけ、時間と心の余裕になるでしょう。
ジュベルックを定期的に施術する際のポイント
ジュベルックは比較的長い効果が得られる施術ですが、定期的な間隔での施術になる際に知っておきたいポイントがあります。
ジュベルックを定期的に施術する際のポイントを紹介します。
ジュベルックの費用相場
ジュベルックは比較的効果持続が長い注入剤ということで費用相場は少し高めですが、その後の定期的な施術回数を総合的に見るとコストパフォーマンスに優れています。
→『ジュベルックは何ccで効果が出るの?目安と費用の平均相場』
毎月1回の間隔で施術をうける最初の3ヶ月分にまず費用がかかりますが、効果持続のための定期的な施術は1年に1回の費用負担で済みます。
ジュベルックは美容施術のため自由診療であり、クリニックによって費用設定に違いがあるため、注入する部位や施術方法の違いによる費用相場を明確に提示することは困難です。
一例として、当院であるダリア銀座クリニックで行われている2種類の施術方法と麻酔オプションの費用について紹介します。参考にしてください。
施術 方法 |
料金 |
手打ち | ・2cc……66,000円 ・3cc……88,000円 ・オプション、リジュラン使用……110,000円 |
水光 注射 |
・全顔……66,000円 ・全顔、首……98,000円 ・手の甲……44,000円 |
オプション | ・部分麻酔(クリーム)……1,100円 ・麻酔代……3,300円 ・麻酔クリーム+局所麻酔……5,500円 |
ジュベルックの最初の3ヶ月は月1回の施術で効果を引き出します。
痛みが強い施術ではありませんが、感じ方には個人差があるため、痛みに対する不安から途中でやめることがないよう、麻酔の検討は気持ちに対する保険として外せないでしょう。
→『ジュべルックは痛いの?どんな痛み?軽減する方法とその他の副作用リスクを解説』
しかしジュベルックは他のヒアルロン酸注入に比べると回数が少なく済むため、コストパフォーマンスが良い施術といえるでしょう。
ダウンタイム中の副作用
ジュベルックにはダウンタイムがあり、内出血や赤み・むくみ・腫れなどの症状も見られますが、大体3日~1週間程度でおさまります。
ダウンタイム中は症状を悪化させて長引かせないため、以下のことに気をつけましょう。
- 施術当日の洗顔・メイクなど、刺激を与えるようなことは控える
- 入浴やサウナ・大量の飲酒など、血行がよくなる行為はしない
- 保湿・紫外線対策をしっかり行う
- 生活習慣を見直す
ジュベルックは日本の厚生労働省にあたる、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けている安全性の高い注入剤ですが、日本では承認されていないため、副作用についての注意は必要です。
しかしジュベルックは周辺の細胞に過度な刺激を与えないよう、粒子が丸く作られているため、副作用は一般的に少ないとされていますが、個人差があります。
3回が1クールのジュベルックを、受ける度に副作用の心配をしたりダウンタイムを長引かせたりせずに済むよう、施術後は正しいアフターケアを心がけましょう。
→『ジュベルックのダウンタイムはどれくらい?期間とアフターケア方法を解説』
施術後の肌には保湿と紫外線対策を
ジュベルックの施術後の肌はバリア機能が低下しているため、乾燥しやすかったり紫外線ダメージを受けやすかったりする状態です。
特に機械打ちの後は小さな穴を多数開けた状態のため、普段よりずっと乾燥しやすくなっています。
特にジュベルックの施術を始めたばかりの最初の3ヶ月間は間隔が狭いため、スキンケアと紫外線対策が重要になるでしょう。
ジュベルックの施術をする場合、日焼け止めや保水力の高いスキンケアアイテムなどを前もって用意しておいた方がいいかもしれません。
まとめ
ジュベルックは効果持続が長いため、年に1回という長い間隔での定期的な施術によって、ハリのある滑らかな肌を維持することが可能です。
しかし施術の受け始めは結果への足掛かりを手に入れるため、1ヶ月に1回という間隔で3ヶ月間、続ける必要があります。
それでもスキンブースターとフィラーという2つの役割がこなせるジュベルックは、幅広い肌悩みに対応できるため、コストパフォーマンス的にもこれからの活躍が期待されます。
- ニキビ跡
- 毛穴の開き
- 小じわ
- クマ
- ハリやツヤ
- ほうれい線
- 頬のこけ
- マリオネットライン
以上のような、肌の凹凸にお悩みの人は、まずは3ヶ月、ジュベルックを試してみてはいかがでしょうか?