アートメイクの部位別ダウンタイムの症状とアフターケアについて紹介
アートメイクは眉やリップ、アイライン、ヘアラインに行われる施術で、皮膚の薄い部分に色素を入れることで2~3年ほど効果が続くと人気です。
そんなアートメイクですが、針を使用した施術となるため気になるのは「ダウンタイムでどのような症状が出るの?」「どのくらいの期間ダウンタイムが続くの?」といったことです。
この記事では、アートメイクの部位別ダウンタイムの症状や期間、ダウンタイム中のアフターケアについてご紹介します。
アートメイクを検討していて、ダウンタイムについて知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
アートメイクとは
アートメイクは、皮膚の浅い部分(0.02~0.03mmほど)に針でインクを注入して着色するという医療行為です。
皮膚の深い位置に行うタトゥーと違って、アートメイクは1~3年で消えるため、アートメイクをしたら眉の形を一生変えられないというわけでもありません。
アートメイクができる箇所は以下です。
- 眉(アイブロウ)
- リップ(唇)
- アイライン
- ヘアライン など
とくに人気が高いのが眉(アイブロウ)へのアートメイクで、手でこすったり水に濡れたりしても落ちないことから、眉毛がもともと薄い方や、メイクが面倒だという方が施術を受ける傾向にあります。
アートメイクの部位別持続期間や、長持ちさせるコツについて、こちらの記事も参考にしてみてください。
→アートメイク部位別の持ち&持続期間を長持ちさせる方法!薄くなったらどうする?
アートメイクの部位別ダウンタイムの症状や期間
アートメイクは主に眉毛(アイブロウ)、リップ(唇)、アイライン、ヘアラインに施術を行う方が多いのですが、それぞれどの程度の症状がダウンタイムとして出るのか気になるところです。
まずは、アートメイクの部位別に起こるダウンタイムの症状や期間をご紹介します。
眉アートメイクのダウンタイム
眉にアートメイクを施した直後は、眉の周りが赤く腫れたりヒリヒリしたりする症状が出ることがありますが、数時間経てば落ち着くため様子を見るようにしましょう。
また、施術後2~3日は針を刺した傷口にかさぶたができることで色が濃くなり、「思っていた色と違う……」と感じてしまうこともありますが、1~2週間でかさぶたが取れると色味が落ち着いてきます。
色素が定着するまでの1~2週間は、眉へのメイク、洗顔、クレンジングの使用は禁止されるため、ダウンタイムが終了するまでは眉を濡らす行為に気を付けて生活するようにしましょう。
眉へのアートメイクについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
リップアートメイクのダウンタイム
眉へのアートメイクと同じように、リップへのアートメイクの施術後2~3日はかさぶたができ、皮むけが起こります。皮むけが落ち着くまで見た目が悪いと感じることもありますが、落ち着けばリップやグロスなどを使用できるようになります。
また、アートメイクの刺激を受けることによって、口唇ヘルペスを発症してしまうことがあります。口唇ヘルペスとは唇周辺にできる水ぶくれのことで、感染症の病気です。
もともとヘルペスのウイルスを保持していることを気づかずにいる方は多く、アートメイクの施術を受けた刺激によって症状が現れることがあります。万が一口唇ヘルぺスの症状が現れたら、すぐにクリニックで治療をしてもらうようにしましょう。
アイラインアートメイクのダウンタイム
アイラインへのアートメイクの施術後は、目が腫れたり赤みが出たりします。それに伴って、眼球に摩擦を与えて目の周りがかゆくなることもあります。
目の周りの腫れは2~4日ほどで落ち着いてくるため、その間はまるで泣いたあとのように赤みや腫れが目立つこともありますが、体の水分が顔に溜まらないよう寝るときに枕を高くしたり、濡れたタオルで冷やしたりして過ごしましょう。
傷口に影響を与えるような行為(コンタクトレンズの着用や目元のメイク)は、3~4日間行わないほうがよいため、外出予定などは調整して自宅で過ごせるようにスケジュールを立てて施術を受けることをおすすめします。
ヘアラインアートメイクのダウンタイム
ヘアラインに施術を行った後は、1~2週間ほど施術箇所に赤みや痒みが現れることがあります。ヘアラインは洗髪の際に濡らさなければならない箇所なので、他の部位以上にしっかりカバーして色素を流出させないよう気を付ける必要があります。
クリニックによって数日は洗髪が禁止となっていることから、施術をしたクリニックで医師からの注意点をよく聞いておきましょう。
また、洗髪の際に爪を立ててゴシゴシと洗うと、かさぶたが無理やり剥がされてしまい色素が定着しない原因となります。洗髪を行えるようになってからも、爪を立てずに優しく洗うよう心がけましょう。
ダウンタイム中のアフターケア方法
アートメイクの施術をしたら、その後どのように過ごすかによって色素の定着具合が変わってくるため、ダウンタイム中はケアをしっかり行う必要があります。
ここからは、ダウンタイム中のアフターケア方法についてご紹介します。
保湿をする
前述したように、ダウンタイム中は施術をした箇所が傷となり、傷が治る過程でかさぶたができて乾燥しやすくなります。
肌が乾燥しすぎてしまうことで、皮膚が痒くなったり赤みが出たりと、ダメージにつながりやすいため乾燥しないよう対策を行うことが重要です。
傷口を保湿する際は、刺激を与えないようクリニックで処方されたワセリンを塗るようにしましょう。市販の化粧水や乳液は刺激が強すぎる場合もあるため、使用する際は医師に相談してみるようにしましょう。
清潔に保つ
ダウンタイム中、傷口に雑菌が入り込んでしまうと炎症を起こしてしまう原因となります。そのため常に傷口は清潔な状態を保つことを心がける必要があります。
とくに、かさぶたがとれるまでは海水浴、プール、温泉、サウナなどは避け、メイクをする際の道具もいつも以上に綺麗な状態で使用するようにしましょう。
触らないようにする
ダウンタイム中にできるかさぶたは、気になってしまうこともありますが、触ったり擦ったりして無理に剥がさないようにしましょう。
かさぶたになっている部分が痒いなど違和感があるときは、ワセリンを塗るなどして対応することをおすすめします。
かさぶたを無理に剥がすと、色素が定着する前に一緒にインクが取れてしまうこともあるため、自然に剥がれ落ちるのを待つことが必要です。
紫外線に当たらないようにする
紫外線はアートメイクの色素を変異させてしまう恐れがあるため、日焼け止め、帽子、日傘などを使用して紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
使用できる日焼け止めに不安がある方は、クリニックで確認して安全なものを使用するようにしましょう。
紫外線は晴れの日だけではなく曇りの日も降り注いでいるため、日差しの強い晴れの日だけではなく、曇っている日も紫外線対策は必要だということを覚えておきましょう。
代謝を上げる行為を避ける
激しい運動やサウナといった発汗を伴う行為は、アートメイクの色素を流してしまう可能性があるため、2週間ほどは控えるようにしましょう。
また、代謝を促進するような行為もNGです。お風呂に長時間入る、お酒を飲むなどの行為は控えることをおすすめします。
肌のターンオーバーを早めることでインクの排出も早くなってしまうため、洗顔やピーリングにも注意が必要です。
赤みや腫れが出たら優しく冷やす
赤みや腫れといった症状が気になる方は、保冷剤を巻いたタオルなどで優しく冷やすようにしましょう。冷やしすぎるとかえって肌を刺激してしまう可能性があるため、保冷剤をそのままあてるのは控えましょう。
また、タオルは清潔なものを使用するようにし、雑菌が患部に触れないよう気を付ける必要があります。
まとめ
アートメイクは皮膚の薄い部分に色素を注入することで、メイクをしたときのように眉やアイライン、リップなどを理想の色に維持できる施術です。しかし、ダウンタイム中は気を付けることがいくつかあり、色素を流出させないためにもアフターケアをしっかり行う必要があります。
ダウンタイムの期間は1~2週間ほどなので、その間はメイクができない、シャワーに制限があるなどの注意点もあります。施術を受けたクリニックでしっかり注意事項を確認し、色素が安定するまではスケジュールを調整するようにしましょう。
とくに傷跡にできるかさぶたは、取ったり触ったりしないよう気を付ける必要があるため、注意が必要です。
アートメイクに興味があるけれど、ダウンタイムが気になるという方は、ぜひこの記事を参考に施術を検討してみてくださいね。