ピコレーザーはシミ取りにおすすめ?クリニックの選び方と施術の流れも紹介
シミやくすみは、見た目年齢を大きく左右する肌悩みのひとつです。
そんな困った肌トラブルを解決するシミ取りの美容医療は数多く存在しますが、その中でもピコレーザーは「シミ取りの最高峰」ともいわれる施術で、従来のレーザーでは取りきれなかったシミにも効果を発揮します。
本記事では、ピコレーザーがシミ取りにおすすめの理由や、ピコレーザーを受けるクリニックの選び方などをご紹介します。最後に施術の流れやダウンタイムについてもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
目次
シミがあるお肌の印象とは
ドクターシーラボが行った「シミと見た目に関する調査」によると、異性のシミに対して以下のような印象を持つことがわかっています。
- 老けたイメージ
- 暗い印象イメージ
- 不健康なイメージ
- 不潔なイメージ
- だらしないイメージ
- 仕事ができないイメージ
- 気さくなイメージ
- 優しいイメージ
もっとも多かったのは「老けたイメージ」という回答で、全体の84.6%を占めています。続いて暗いイメージ、不健康なイメージと続き、良い印象を持つ方はごくわずかというショッキングな結果に。
さらに衝撃的なのは、シミがあることで見た目年齢が+5歳になると回答した方が全体の56.6%、続いて+10歳が24.6%と、思っているよりもかなり老けた印象を持たれてしまうことです。
日常的にコスメやサプリメントなどでケアしている方も多いかもしれませんが、セルフケアで治せるシミには限界があるため、きれいな肌を取り戻したいのであれば、美容医療の施術を検討してみるのがおすすめです。
ピコレーザーがシミ取りにおすすめの理由
「最近シミが気になる」「ここの目立つシミをどうにかしたい」
そんなときは、ピコレーザーによるシミ取りがおすすめです。ここでは、ピコレーザーがシミ取りにおすすめの理由、施術後に注意すべきことをご紹介します。
ピコレーザーがシミ取りにおすすめの理由
ピコレーザーは、新しいレーザー技術「ピコ秒レーザー」を用いたシミ取り治療です。
ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い照射時間で強いエネルギーのレーザーを照射できるので、従来のレーザーよりもさらにメラニン色素を細かく粉砕できます。
従来のシミ治療では取りきれなかった薄いシミやそばかす、肝斑などの改善が可能となったピコレーザーは、シミにお悩みのすべての方におすすめできる施術なのです。
以下は、ピコレーザーの特徴です。
- シミやくすみ、ニキビ跡、毛穴開き、肌質の改善が可能
- 肌へのダメージが少ない
- ダウンタイムが短い
ピコレーザーには「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」の3種類の照射モードがあり、それぞれに適した症状が異なります。
一般的に、シミ取りで使用されるのはピコスポットとピコトーニングです。濃く目立つシミにはピコスポット、薄くて広範囲にあるシミや肝斑にはピコトーニングで治療を行います。どの照射モードが適しているかわからない方は、まずはカウンセリングで相談してみましょう。
ピコレーザーの照射モードについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→ピコレーザーとピコトーニングの違いは?その他のシミ取り治療との違いも紹介
ピコレーザー施術後に注意すべきこと
ピコレーザーは、シミ取りに最適である一方、施術後の過ごし方やケアの仕方によっては炎症後色素沈着が起きて、新たに別のシミができてしまう恐れもあります。
従来のレーザー治療よりは炎症後色素沈着が生じる可能性は低いと考えられていますが、稀に症状が現れることもあるため、術後の注意点をきちんと守って過ごしましょう。
以下は、ピコレーザーの施術後に注意すべきことです。
- かさぶたを無理に剥がさない
- 患部に刺激を与えない
- 日焼けをしない
- 生活習慣を整える
ピコレーザー照射後は、患部にかさぶたができることもあります。無理に剥がしてしまうと炎症後色素沈着のリスクを高めることになるので、自然と剥がれるまで注意して過ごしましょう。
また、皮膚を強くこすって刺激を与えたり、日焼けをしたりするのも炎症後色素沈着の原因となるためNGです。
施術後は1ヶ月ほどで新しいお肌に生まれ変わりますが、不規則な生活をしているとターンオーバーが乱れて皮膚内にメラニン色素が蓄積する恐れもあります。スムーズにメラニン色素を排出できるよう、生活習慣を整えることが大切です。
色素沈着の予防法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
→【ピコレーザー】ピコスポット後の経過は?色素沈着の予防法も紹介
ピコレーザーを受けるクリニックの選び方
ピコレーザーはシミ取りにおすすめですが、実際に施術を受ける際に重要なのは、どのクリニックを選ぶかです。
多くのクリニックがピコレーザーを取り扱っているので、何を基準に選んだらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ピコレーザーを受けるクリニックの選び方をご紹介します。
カウンセリングが丁寧か
ピコレーザーは、お肌にレーザーを照射することで少なからずお肌に負担がかかるため、施術を受けるにあたって不安や疑問が生じることもあります。
カウンセリングは、患者さんのお肌の状態や適した施術を見極めるとともに、不安や疑問を解消するものです。カウンセリングを丁寧に行ってくれるところであれば、安心してピコレーザーの施術を受けられるでしょう。
目的に応じた施術が受けられるか
シミをきれいに取り去るには、患者さんそれぞれの肌悩みに適した照射モード、出力で施術を行うことが重要です。
自身の肌悩みに適していない施術を受けてしまうと、シミがなくならないどころか悪化してしまう恐れもあるため、幅広い治療が受けられるクリニックを選ぶようにしましょう。
たとえば、米国FDAの承認を受けている「ピコウェイ」は、ピコレーザーで唯一、目的に応じて4つの波長を使い分けられるマシンです。
薄いシミや濃いシミ、肝斑、あざ、小ジワなどさまざまな肌トラブルに対応できるうえ、患者さん一人ひとりのお肌の状態や肌色に合わせてカスタマイズもできます。
どのピコレーザーの施術を受ければよいのかわからない場合は、ピコウェイを取り扱っているクリニックを選んでみるのもひとつの方法でしょう。
アフターフォローが充実しているか
ピコレーザーに限らず、美容医療を受けるクリニックを選ぶ際は、アフターフォローの充実さにも注目すべきです。
アフターフォローがしっかりしていないクリニックで施術を受けてしまうと、術後の炎症が長引いたり状態が悪化したりなどのトラブルが発生したときに対応してもらえません。
とくにはじめて美容医療を受ける方は、カウンセリングでアフターフォローについてもきちんと確認しておくことをおすすめします。
予算内におさまるか
ピコレーザーは、照射モードの選択やシミの状態によっては複数回の施術を行うことがあるため、1回の料金だけでなく複数回の施術を受けることを想定して予算を決めるのがおすすめです。
そのうえでクリニックのカウンセリングを受け、シミがきれいになるまでには何回の施術が必要なのか、治療終了までにかかる料金はいくらになるのか質問し、自身が想定した予算でおさまるクリニックを選びましょう。
ピコレーザーの施術を受ける際の流れとダウンタイムについて
ここからは、ピコレーザーの施術を受ける際の具体的な流れをご紹介します。以下は、一般的な治療の流れです。
- カウンセリング
- クレンジング・洗顔
- ピコレーザーを照射
- アフターケア
カウンセリングでは、シミの種類や適した照射モード、治療終了までの回数や費用など、疑問はすべてしっかりと確認しましょう。
実際に施術を受ける際は、メイクや汚れを落とすためにクレンジングと洗顔を行い、出力を調整しながら慎重にレーザーを照射していきます。基本的に麻酔は必要ありませんが、痛みが不安な方は麻酔クリームなどを使用できるか事前に相談しておきましょう。
アフターケア後は、メイクをして帰宅することもできます。メイクをせずに帰宅する場合は、紫外線対策用の帽子や日傘などを用意しておくと安心です。
照射モードによっても異なりますが、ピコレーザーのダウンタイムは通常1週間ほど、長くても2週間ほどだといわれています。
施術直後は赤みが出るものの、数時間以内に改善することがほとんどです。赤みや腫れが引かないなど、術後に気になることがあれば、すぐに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
まとめ
ピコレーザーがシミ取りにおすすめの理由や、ピコレーザーを受けるクリニックの選び方などをご紹介しました。
ピコレーザーは、従来のレーザーの半分程度の回数でシミを除去できる新しい治療です。周辺組織への熱影響も少なく、効率的にシミを改善できます。
毎朝シミをメイクで隠している方、セルフケアでは効果を得られなかった方、シミのせいで老け顔に見えて悩んでいる方は、ぜひピコレーザーによるシミ取り治療を検討してみてはいかがでしょうか。