ピコフラクショナルとピコトーニングの違いは?効果や費用、副作用について詳しく解説
ピコフラクショナルとピコトーニングはどちらもピコレーザーの一種ですが、効果が期待できる肌の悩みや治療のメカニズムなどに違いがあります。
それぞれの違いを理解し、自分にあった種類を選択することで、より理想の肌質改善を目指せます。
この記事では、さまざまな視点から見たピコフラクショナルとピコトーニングの違いについて紹介します。
ピコレーザーでの肌治療を考えている人や、ピコレーザーの種類ごとの違いを知りたい人はぜひ参考にしてください。
目次
ピコレーザーの治療法ごとの効果の違い
ピコレーザーには、ピコフラクショナル・ピコトーニング・ピコスポットの3種類があります。
それぞれの効果の違いは以下の通りです。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルは、レーザーを点状に照射し、肌に微細な穴をあける治療法です。
レーザーによって肌の内部に微細な空洞を無数に作ることで、線維芽細胞と呼ばれる細胞が活発にコラーゲンを生成し、自己治癒のために働きかけます。
クレーター肌や毛穴の開き、ニキビ跡、小じわなどさまざまな肌質の改善に効果が期待できます。
ピコトーニング
ピコトーニングは、低出力のレーザーを肌全体へムラなく照射することでシミや肝斑の原因となる色素を減少させる治療法です。
短時間のレーザー照射のため肌への負担が少なく、副作用のリスクが低いメリットがあります。
赤ら顔やくすみの改善、肌のトーンアップにも効果的です。
ピコスポット
ピコスポットは、気になるシミやそばかすの原因となるメラニン色素にピンポイントでレーザーを照射する治療法です。
狙ったシミに無駄なく働きかけるため、比較的少ない施術回数と短い期間で治療が完了します。
濃くて目立つシミでも、1回の施術で薄くする効果が期待できます。
ピコフラクショナルとピコトーニングの費用の違い
ピコフラクショナルとピコトーニングのそれぞれの料金相場は以下の通りです。
ピコフラクショナルの料金相場
ピコフラクショナルの料金相場は、全顔への施術1回あたり20,000〜50,000円ほどです。
効果を感じやすい人では、1回の施術で肌がきれいになったと実感できる場合がありますが、より高い効果を求める場合は複数回の施術が必要です。
毛穴やニキビ跡・クレーター肌の改善を目指す場合は、4〜6週間に1度の間隔で約3〜5回の施術を受けると効果を実感できる可能性が高まります。
ダリア銀座スキンクリニックでのピコフラクショナルの料金は、全顔1回で39,800円、鼻と頬の小範囲で34,000円です。
ピコトーニングの料金相場
ピコトーニングの料金相場は、全顔への施術1回あたり15,000〜40,000円ほどです。
ピコフラクショナルと同様、1回の施術で効果を感じられることもありますが、シミやそばかすの改善などの効果をしっかり実感したい場合は、2週間〜1ヶ月に1回のペースで約5〜10回受けるのがおすすめです。
ダリア銀座スキンクリニックでのピコトーニングの料金は1回あたり22,000円ですが、初回のみ16,500円で受けられます。
また5回99,000円、10回187,000円のお得なセットのご利用もおすすめです。
ピコフラクショナルとピコトーニングの副作用の違い
ここからは、ピコフラクショナルとピコトーニングで起こることがある副作用について紹介します。
ピコフラクショナルの副作用
ピコフラクショナルであらわれる可能性がある副作用は以下の通りです。
- 赤み
- 腫れ
- あざ
- 出血
- 熱傷
- 発疹
- 瘢痕
- 点状出血
- 色素脱失
- 色素沈着
ピコフラクショナルでは患部の赤みや腫れなどの副作用が起こる場合がありますが、数時間~数日で治まることが多く、点状出血や毛嚢炎があらわれた場合も1週間ほどで治癒します。
また、ごくまれに照射部位の周辺の色が明るくなったり暗くなったりするケースがありますが、この場合も数日で改善されることがほとんどです。
ピコトーニングの副作用
ピコトーニングであらわれる可能性がある副作用は以下の通りです。
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
- 湿疹
- 肌の乾燥
- 色素脱失
- ニキビや吹き出物の出現
- 赤いブツブツ
- チクチク感
ピコトーニングは患部の赤みや腫れのほか、ニキビや赤いブツブツが出現するケースがありますが、2日ほどで治まることが多いです。
早く治すためには、水でのこまめな洗顔と乾燥対策を心掛けましょう。
また、シミや肝斑の治療で一時的に症状が悪化したように感じる場合がありますが、これは照射部分の色素沈着によって起こる現象であり、次第に薄くなるため心配ありません。
ピコフラクショナルとピコトーニングのどちらを受けた場合でも、副作用が長引く場合や症状が悪化した場合はクリニックに相談しましょう。
ピコトーニングとピコフラクショナルはどっちがいい?
ピコトーニングとピコフラクショナルのどちらがいいかは、個人の症状や肌の悩みによって変わります。自分に合ったものを選択することが大切です。
ここからは、ピコトーニングとピコフラクショナルそれぞれがおすすめな人の特徴について紹介します。
ピコトーニングがおすすめな人
ピコトーニングは、以下のような人におすすめです。
- 肝斑が気になる
- シミやそばかすを目立たなくしたい
- 肌のくすみを改善し、明るくしたい
- 肌へのダメージをケアしながらシミ治療がしたい
ピコトーニングは、ダウンタイムを気にせずに肌をトーンアップしたい人におすすめです。
シミやそばかす、肝斑などの悩みを改善しながらハリのある肌を目指せるほか、ピコトーニング単体でも治療の前後で表情の明るさの違いを実感できます。
ピコフラクショナルと比較して料金が低く設定されているため、継続的な肌のメンテナンスにはピコトーニングが向いています。
ピコフラクショナルがおすすめな人
ピコフラクショナルは、以下のような人におすすめです。
- 毛穴の開きやニキビ跡が気になる
- 小じわを改善・予防したい
- 顔の赤みを抑えたい
- 肌の質感を総合的にアップしたい
- 肌の凹凸を改善したい
ピコフラクショナルは、肌の凹凸や質感を改善することで若々しい肌を手に入れたい人におすすめです。
皮膚本来の再生力を活かすピコフラクショナルは、回数を重ねることでよりなめらかで美しい肌に導きます。
また赤ら顔の改善にも効果が期待できるため、赤みがかった顔が気になる人にも推奨される治療法です。
ピコフラクショナルとピコトーニングに関するよくある質問
ここからは、ピコフラクショナルとピコトーニングに関するよくある質問を紹介します。
Q.ピコトーニングとピコフラクショナルは同時に受けられる?
A.ピコトーニングとピコフラクショナルは、基本的には同日に施術が可能です。
同時に施術を受けることでターンオーバーによるシミの代謝や毛穴の引き締め効果が高まり、総合的な肌質の改善が期待できます。
ただし、肌の状態によっては同時施術を避けた方がいい場合もあります。また、クリニックによって方針は異なるため、同時施術を検討している場合はカウンセリングで相談してみましょう。
ピコトーニングとピコフラクショナルの同時施術については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ピコトーニングとピコフラクショナルは同時に受けられる?併用すると良い治療方法も解説!
Q.ピコフラクショナルやピコトーニングのダウンタイムはどれくらい?
A.ピコフラクショナルのダウンタイムは施術後数時間〜1週間で、ピコトーニングはダウンタイムがほとんどありません。
いずれの場合も紫外線対策や保湿を念入りに行い、照射部分を強くこすったりかいたりしないよう注意しましょう。
ピコフラクショナルやピコトーニングなど、ピコレーザーのダウンタイムについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ピコレーザーのダウンタイムはどのくらい?5つの注意点も紹介
Q.ピコフラクショナルやピコトーニングの施術は、それぞれどれくらいの時間がかかる?
A.ピコフラクショナルとピコトーニングの施術は、どちらも10〜30分程度の短い時間で終了しますが、施術内容や照射範囲によって異なります。
どちらも施術直後からメイクが可能なため、仕事終わりや外出の合間に効率よく治療を受けられます。
Q.ピコフラクショナルやピコトーニングは痛い?
A.ピコフラクショナルはパチパチとした痛みや熱さを伴う場合があり、ピコトーニングではチリチリとした小さな痛みを伴う場合があります。
いずれの痛みも一般的には軽微なもので、麻酔を使用しなくても耐えられる痛みだとされています。
痛みが心配な場合は、麻酔の使用について医師に相談しましょう。
ピコフラクショナルやピコトーニングなど、ピコレーザーの痛みについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
まとめ
今回は、ピコフラクショナルとピコトーニングの違いについて紹介しました。
ピコレーザーにはさまざまな種類があり、悩みの内容や個人の肌質によって向いている機器や出力が異なるため、一度美容クリニックで詳しいカウンセリングを受けることをおすすめします。
ダリア銀座スキンクリニックでは、目的に応じて4つの波長を使い分けられるピコウェイを導入し、患者さま一人ひとりにあった肌悩み治療を提供します。
また、ピコレーザー以外の美容医療メニューも充実しているため、長年肌の悩みを抱えている人や、自分に合った治療法が分からないという人もぜひ一度お気軽にご相談ください。
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