肩ハイフにはどんな効果がある?効果の持続期間や注意点についても解説
肩ハイフとは、肩に対して行う医療ボディハイフのひとつで、切らずに肩のラインを美しくできる美容医療として人気の施術です。
この記事では、肩ハイフにはどのような効果があるのかを解説します。
効果の即効性や持続期間、施術後の注意点についても紹介しているため、肩ハイフの施術を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
肩ハイフとは
肩ハイフとは、具体的にどのような施術なのでしょうか。詳しくみていきましょう。
肩ハイフは超音波で肌の引き締めや脂肪燃焼効果が期待できる美容医療
肩ハイフは、超音波によって肌を引き締めたり、脂肪を燃焼させたりする効果が期待できる医療ボディハイフのひとつです。
そもそもハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の略称で、特定の部位に強力な超音波の熱エネルギーを与えることにより、皮膚内部の組織に働きかける施術を指します。
以下は、私たちの肌を構成している組織です。
- 表皮…皮膚の一番外側にある薄い膜
- 真皮…表皮の内側にあり皮膚の大部分を占める
- 皮下組織…大部分が皮下脂肪からなる皮膚の一番内側にある組織
- SMAS(筋膜)…皮下組織と筋層の間にある薄い膜
肩ハイフでは、肌の真皮や皮下組織に超音波の熱エネルギーでダメージを与えることで、コラーゲンの生成を促してハリツヤを改善させたり、脂肪を分解・消化したりする効果が期待できます。
肩ハイフに向いている人・向いていない人
ここでは、肩ハイフに向いている人と、向いていない人の特徴を解説します。
肩ハイフに向いている人
肩ハイフに向いている人の特徴は次のとおりです。
- 肩の脂肪を取ってスッキリさせたい
- ダウンタイムの時間が取れない
- メスや注射による手術に抵抗がある
ハイフは、脂肪が気になる部位にピンポイントで超音波を照射できます。そのため肩ハイフは、肩に付いている脂肪を取って美しい肩のラインを手に入れたい方におすすめです。
また、肩ハイフは外科手術と異なりメスや注射を使用しません。
切らずに脂肪燃焼や肌のハリツヤアップ効果が期待できるため、ダウンタイムの時間が取れない方や、メスや注射による手術が怖い方でも気軽に施術を受けられます。
肩ハイフに向いていない人
一方、肩ハイフに向いていない人の特徴は次のとおりです。
- 肩の脂肪が少ない
- 皮膚にトラブルがある
ハイフは、強力な超音波で皮下脂肪に働きかける施術のため、肩の皮下脂肪にはある程度の厚みが必要となります。
肩の脂肪が少なすぎると施術できない可能性があるため、注意が必要です。
また、ハイフを行うと照射した熱エネルギーの影響により、一時的に肌が乾燥状態になります。そのため、皮膚にトラブルがある方はハイフの施術が受けられません。
過度な日焼けで肌に炎症がある方や、アトピー・ヘルペスなどの皮膚疾患がある方は、ハイフによって元々敏感な肌にダメージを与えることになるため、施術は控えましょう。
肩ハイフの効果
肩ハイフによって得られる効果はさまざまです。ここでは、肩ハイフによって得られる3つの効果を紹介します。
肩の部分痩せが叶う
1つ目の効果は、肩の部分痩せが叶う点です。
ハイフは、痩せたい部分や引き締めたい部分にピンポイントで超音波を照射できるため、「肩は引き締めたいけれど、筋トレや運動で胸が小さくなるのは嫌」といった方にもおすすめです。
肩のみを部分的に引き締められるため、胸やおしりといった部位はそのままでメリハリのある魅力的な身体のラインの実現が期待できます。
リバウンドしにくい
2つ目の効果は、通常のダイエットと比べてリバウンドしづらい点です。
ハイフの熱エネルギーによって1度破壊された脂肪細胞は、老廃物として体外に排出され、再度脂肪となることはありません。
そのため、通常のダイエットと比べてリバウンドしづらく、長期間に渡って美しい肩のラインを維持できます。
ただし、破壊された脂肪細胞は復活しませんが、食生活や運動習慣によっては新たな脂肪細胞ができる可能性があるため、注意が必要です。
ハイフの痩身・引き締め効果を長く実感するためにも、施術後は健康的な生活習慣を心がけましょう。
肌にハリや潤いが生まれる
3つ目の効果は、肌にハリや潤いが生まれる点です。
ハイフの超音波で真皮や皮下組織に熱エネルギーが与えられると、ダメージを修復しようとする過程でコラーゲンやエラスチンといった美肌成分が生成されます。
これらの成分は数ヶ月間生成され続けるため、肩ハイフによって肌にハリや潤いが生まれ、キメの整った美しい肩を手に入れられるのです。
そのため、肩ハイフは、ブライダルで肩を出すドレスを着用しようと思っている方などにも最適な施術といえるでしょう。
ハイフの効果については、下記の記事でも詳しく解説しています。
ハイフの効果や持続期間、効果を高める方法を解説!他施術との併用症例も紹介
肩ハイフの即効性と持続期間
肩ハイフは施術後どれくらいで効果が現れ、持続するのでしょうか。ここでは、肩ハイフの即効性と持続期間について解説します。
肩ハイフの効果が出るのは施術後1ヶ月ごろから
肩ハイフの効果が現れ始めるのは、痩身・ハリツヤ共に施術後1ヶ月ごろが目安です。
破壊された脂肪細胞が体外に排出されるのにも、肌のコラーゲンが増加するのにもある程度の時間がかかるため、肩ハイフには即効性はありません。
ただし、超音波によって肩の筋膜が刺激されるため、人によっては施術後すぐに肩の引き締め効果を感じる場合もあります。
痩身に関しては、特に効果の感じ方が人によってさまざまで、1回の施術で効果を感じる方もいれば、数回の施術で効果を感じる方もいます。
基本的には1回の施術ですべての脂肪細胞を破壊できるわけではないため、より痩身の効果を実感するには定期的に施術を繰り返す必要があるといえるでしょう。
肩ハイフの持続期間は数ヶ月から1年程度
個人差はあるものの、肩ハイフの効果が持続するのは、数ヶ月から1年程度です。そのため、肩ハイフを行う間隔は3ヶ月から1年に1回が目安といえるでしょう。
また、肩ハイフは生活習慣の改善や再施術によって効果が長続きするとされています。
長期的に肩ハイフの効果を得たい方は、普段の生活に気を遣ったり、施術を繰り返し受けたりすることが大切です。
ハイフの適切な頻度について詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。
ハイフの適切な頻度はどのくらい?ハイフの効果や併用できる美容メニューも解説!
肩ハイフの施術後に気を付けること
肩ハイフにはダウンタイムがほとんどないため、施術当日からお風呂や洗髪など普段どおりの生活が送れます。
しかし、中には肌トラブルの原因となる行為もあるため注意が必要です。ここでは、肩ハイフの施術後に避けた方が良い4つの行為をご紹介します。
紫外線を浴びない
1つ目は、紫外線を浴びないことです。
肩ハイフは、照射された熱エネルギーによって一時的に肌の水分量が減少し、肌が乾燥状態になります。
肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下するため、紫外線によって炎症や色素沈着などの肌トラブルが起こりやすくなるのです。
気象庁によると、快晴時の紫外線を100%とした場合の各天候の紫外線量は、薄曇りで80%から90%、曇りで60%、雨で30%程度とされています。
天気によって紫外線量に違いはあるものの、曇りや雨の日でも日焼け対策を行っておくのが大切です。そのため、施術後1ヶ月程度は肩付近を露出する洋服を避ける、日焼け止めを塗る、日傘をさすなどして紫外線対策をしておきましょう。
激しい運動や長時間の入浴はしない
2つ目は、激しい運動や長時間の入浴など、血行が良くなる行為を控えることです。
血行が良くなると、肌に赤みや腫れ、内出血など、ダウンタイムの症状が出やすくなったり、症状が長引きやすくなったりします。
そのため、身体への負荷が大きい筋トレやランニング、大量に汗をかくような激しいスポーツなどは、施術後1週間程度を目安に控えましょう。
また、血行が良くなるため長風呂もNGです。そのほか、サウナや岩盤浴、熱すぎる湯船につかることも運動と同様に施術後しばらくは控えてください。
肌を乾燥させない
3つ目は、肌を乾燥させないことです。
肩ハイフ後は、照射した熱エネルギーの影響で肌の水分量が一時的に下がります。
肌が乾燥状態になると、些細なことで肌トラブルが起きやすくなるため、施術後は普段よりしっかりと保湿ケアを行いましょう。
特に気を付けたいのが入浴後です。入浴後は肌が乾燥しやすいため、意識的にクリームを塗ることで、乾燥から肌を守れます。
肩付近を必要以上に触らない
4つ目は、肩付近を触りすぎないことです。
施術後の肌は、普段より敏感になっています。摩擦によるダメージを受けやすい状態になっているため、施術後しばらくは肩付近を強く掻いたり、マッサージをしたりして触りすぎないように気を付けましょう。
また、肩は自分で見えにくい部位のため、日焼け止めや保湿クリームを塗る際にも、強く擦りすぎないように注意してください。
まとめ
肩ハイフは、切らずに痩身効果や、肌の引き締め効果が得られる美容医療です。
ダウンタイムがほとんどない施術ではありますが、施術後の過ごし方によってはダウンタイムの症状が現れる可能性がありますのでご注意ください。
肩ハイフの効果が現れるのは、施術後1ヶ月程度となっているため、予定を控えている方は、予定の1ヶ月前を目安に施術を受けることをおすすめします。