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糸リフトの効果はいつから?持続期間や持ちをよくする方法などを解説

糸リフト効果

「切らないフェイスリフト」と呼ばれる糸リフトは、切開なしでたるみを解消する効果があるとして人気の施術です。

腫れや内出血なども少なく、施術直後から効果を実感できることも大きな魅力ですが、「せっかく施術を受けたのだからできるだけ持ちをよくしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、糸リフトの一般的な効果持続期間や持ちが悪くなるケース、長持ちさせる方法を紹介します。

これから施術を受けようと思っている方はもちろん、糸リフトを受けたものの思ったよりも効果が持続しなかったという方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

糸リフト(スレッドリフト)の効果はいつから?持続期間は?

糸リフト効果

糸リフトの施術を検討する際、糸リフトの効果はいつから現れるのか、また、いつまで持続するのか気になるという方も多いことでしょう。

ここではまず、糸リフトの効果が現れる時期や持続期間などについて解説していきます。

糸リフトの効果とは?

糸リフトはリフトアップやたるみ予防・改善、肌のハリ・ツヤ改善、美肌効果、ほうれい線やマリオネットラインの改善、たるみ毛穴や小ジワの改善などさまざまな効果があるとされる施術です。

コグと呼ばれる棘のある糸を側頭部から挿入し、皮下組織に引っ掛けて皮膚を持ち上げることで、顔のたるみを物理的に持ち上げます。

また、糸リフトは皮膚のたるみだけでなく、美肌効果も期待できるのが特徴です。

糸リフトの施術後は、糸で引っ張ってリフトアップする効果が失われてもコラーゲンの増生による引き締め・美肌効果が残り、肌にハリや弾力が生まれて肌質も改善されるといわれています。

なお、糸リフトは片頬に1本ずつ入れても期待するような効果は得られません。

むしろ1本で吊り上げることで、糸に負荷がかかって引きつったような印象となってしまうため、少なくとも片頬3〜5本以上ずつ入れることをおすすめします。

糸リフトの効果が現れるのはいつから?

糸リフトは皮膚の下に糸を挿入し、ピンと張った状態で施術を終えるため、施術直後からリフトアップ効果を実感できます。

ただし、施術終了と同時に腫れやむくみなどのダウンタイムの症状が現れるため、若干顔が大きくなったように見えることもあるでしょう。

糸リフトのダウンタイムについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

糸リフトのダウンタイムは?施術後に現れる症状や過ごし方のポイントを解説

糸リフトのたるみ予防効果はいつまで?

個人差はありますが、糸で引っ張ることによるリフトアップ効果の持続期間は、一般的に「半年〜2年程度」だとされています。

しかし、糸が溶けて消えた後も体が傷を修復しようとして作った皮膚繊維の柱が皮膚内に残り、皮下組織を固定し続けるため、糸リフトのたるみ予防効果は半永久的だともいわれているのです。

この効果により、糸リフトをするのとしないのでは、10年後の肌のたるみ方に大きな差が出るといわれています。

ただし、皮膚繊維の柱が完全に糸の代わりとなるわけではありません。たるみを引き上げる効果は、糸が張った状態には劣ることを理解しておきましょう。

糸リフトの持ちが悪くなるケースとは?

糸リフト効果

上述の通り、糸リフトのリフトアップ効果は永久に続くものではなく、半年〜2年程度でなくなってきます。

しかし患者さんの肌の状態や糸の種類によっては、持ちが悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。

では、糸リフトの持ちが悪くなってしまうのは、どのような場合なのでしょうか。

糸の種類や本数が合っていない

糸リフトの効果持続期間は、使用する糸の種類や本数によっても異なります。

そのため、患者さんの希望が医師にしっかり伝わっていないと、適切な種類の糸や本数が使用されず、持ちが悪いと感じる可能性があります。

以下は、一般的に糸リフトで使用されている糸の種類別のリフトアップ効果持続期間です。

  • ポリジオキサノン(PDO):1年程度
  • ポリ乳酸(PLLA):2年程度
  • ポリカプロラクトン(PCL):2〜3年程度

クリニックによっては、医師がカウンセリングや診察時に患者さんの希望に沿うよう、おすすめの糸を提案してくれる場合もあります。

糸の種類や本数を間違えてしまうと引き上げる力が弱く、思ったよりも効果が持続しない可能性もあるため、医師とよく相談してから施術を受けましょう。

技術力の低い医師の施術を受けた

糸リフトは切開を必要としないため、それほど技術力が求められる施術ではないと思われるかもしれません。

しかし実は簡単な施術ではないため、知識や経験の乏しい医師による施術を受けてしまうと、効果を感じられないばかりか、以下のようなリスクも高まってしまいます。

  • 皮膚が引っ張られて引きつってしまう
  • 肌がデコボコしてしまう
  • 糸が透けて見えてしまう
  • 仕上がりに左右差が生じてしまう

糸リフトの失敗例については、こちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

糸リフトの失敗例とは?後悔しないための注意点や失敗したときの対処法を解説

糸リフトの持ちをよくする方法

糸リフト効果

糸リフトの持ちをできるだけよくするには、糸リフトを定期的に受けること、顔に負担をかけないこと、技術力の高い医師の施術を受けることが大切です。

ここでは、これらの方法についてさらに詳しく解説していきます。

糸リフトを定期的に受ける

上述の通り、糸リフトには皮膚内に残った皮膚繊維の柱が皮下組織を固定し続けることによる、たるみ予防効果があります。

この効果は回数を重ねるごとに強くなるため、定期的に施術を受けることで土台からたるみにくくすることができます。

ただし、十分に固定されたあとは回数を重ねてもそれ以上の変化は期待できません。大体、皮下脂肪が厚めの方で3〜5回、皮下脂肪が薄い方で1〜3回が目安です。

また、糸リフトのリフトアップ効果自体は半年〜2年程度で切れてしまうため、リフトアップした状態をキープするためにも、定期的に施術を受けることをおすすめします。

定期的に通うことを考えると、自宅や職場などから通いやすいクリニックを選ぶとよいでしょう。

糸の本数を増やす

糸リフトの持ちをよくするためには、糸の本数を増やすのもひとつの方法だといえます。

糸リフトは、4〜12本の糸を皮膚内に挿入するのが一般的です。挿入する糸が少ないと、たるみを「線」で持ち上げているような状態になりますが、本数を増やすことで「面」で支えられるようになるため、安定した状態でたるみを引き上げることができるようになります。

ただし、適切な糸の本数は患者さんの肌の状態や、仕上がりのイメージなどによっても異なります。意図の本数を増やせるだけ増やせばよいというわけではないため、医師とよく相談して適切な本数を入れるようにしましょう。

顔に負担をかけない

糸リフトの効果を長持ちさせるには、強めのフェイスマッサージや口を大きくあける、固いものを食べる、歯科治療を受けるなど、顔に負担のかかるような行為は控える必要があります。

顔に負担がかかると、皮膚の内側に張られた糸がずれたり外れたりして持ちが悪くなってしまうだけでなく、頬の形が崩れる恐れもあります。

施術後1〜2ヶ月程度は糸が皮膚の内側に定着していないため、少なくとも施術後1ヶ月程度は顔に負担をかけないよう特に注意しましょう。

技術力の高い医師の施術を受ける

糸リフトの効果を長持ちさせたい場合は、技術力の高い医師の施術を受けることが重要です。

近年、美容医療が一般にも浸透したことで美容クリニックの数も急増しているため、その中から技術力の高い医師が在籍するところを見極める必要があります。

技術力の高い医師を探したいときは、実際に糸リフトの施術を受けた方に紹介してもらうのがもっとも確実ですが、難しい場合はインターネット上の口コミを参考にするのがよいでしょう。

また、糸の種類や本数なども仕上がりや持ちに影響します。そのため、患者さんの話をじっくりと聞き、不安や疑問にも寄り添ってくれるようなクリニックを探すことが大切です。

カウンセリングが丁寧な医師は、患者さんの希望を叶えようと思っている場合が多く、技術力も高いと考えられます。

反対にカウンセリングでこちらの話を聞いてくれない、勧誘ばかりするような医師は、売上のことばかりを考えているため、技術力が低い恐れがあるといえるでしょう。

まとめ

糸リフトの一般的な効果持続期間や持ちが悪くなるケース、長持ちさせる方法を紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。

糸リフトのリフトアップ効果は、一般的に半年〜2年程度だといわれていますが、患者さんの肌の状態や糸の種類によっては、持ちが悪くなってしまうこともあります。

効果を長持ちさせるためには、技術力の高い医師の施術を定期的に受け、糸が安定するまでの間は顔に負担をかけないことが大切です。挿入する糸の本数も医師とよく相談し、自分に最適な施術を受けるようにしましょう。

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